2017年11月17日

ある意味潔い

 ノラと皇女と野良猫ハート2の感想をアップしました。
 今回も内容としては非常にメッセージ性が強く青臭い面もありながら、それをしっかり地に足つけた主人公と仲間たちの生き様、それとは裏腹な荒唐無稽な展開で上手く飾り付け、ギリギリのところでバランスを保っている意欲作だなぁと感じました。
 正直色々難しい面もあるので、一度読了しただけでは表面的な構造しか見切れない憾みもありつつ、シナリオ深読み派にも、表面的な情動を求める派にも一定の満足をもたらす、かつ1の弱点をしっかり上書きして丁寧に組み立てたいい作品だったと思います。 

 ファルネーゼはジャクリーンをクリアです。
 こちらはこちらで色々と歯に物が挟まったような感じのこれまでの展開が、綺麗に一本の線で繋がる設定を開陳して、その俎上にジャクリーンを置き、それを救う主人公というわかりやすい構図に仕立てていましたね。
 実のところ、先にアフターストーリー覗いちゃって、そしたら全員の後日談、という側面もある内容だったので、これはもうルート毎の整合性ではなく、どれもが順番に起き得る事件で、その中で恋人になるかならないかは神のサイコロのままに、って割り切ったつくりなんだろうなあと納得。それの善し悪しはあれ、ここまでスッキリ言い訳なくそう形作っているなら、それに見合うだけの重みがファルネーゼにはある、とも期待は出来なくはないですしね。

 まあトリックや犯人などの諸々に関しては相変わらず杜撰なつくりなのは否めないですけれど、ここからは超好みのオリヒメと、もう少しこの世界観の本丸に肉薄するファルネーゼなのでより楽しめる筈、と思っております。
 中々週末で時間も作れないですが、今週は比較的余裕がある方でもあるのでなんとか日曜くらいまでには片づけてしまいたいですね。
posted by クローバー at 18:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ノラと皇女と野良猫ハート2

 ノラとと1も面白かったですし、新規ヒロインもロリっ子多めだったし、なによりまたパトに会えるなら、というところで迷わず購入。

シナリオ(24/30)

 歴史があればこその、家族。

★概要

 この作品は、2016年2月発売のノラと皇女と野良猫ハートの続編になります。
 扱いとしてはどこから、と決めつけるのが難しい構成ではあるのですが、基本的には1の共通からヒロインルートに分岐するあたりで、誰も選ばずに進んだ未来、という感じで、そこで改めてパトリシアと対立するアンクライの皇女・アイリスが地上にやってきて、という共通譚が紡がれ、そこから新規ヒロインルートに派生する形ですね。
 既存ヒロインのアフター的なものは、誰かクリアするとそれに付随して、という形で、分量的にいってもほぼおまけ、という位置づけです。

★テキスト

 1の時と同様に、いやむしろそれ以上に、詩性とリズム感を非常に重視した独特な読み口になっているなと思います。
 改めて思うのは、色々思想的に小難しいあれこれを組み込んでいる割に、それを出来る限り簡潔明瞭、かつ斬新な語彙で表現するのがとても上手いなぁ、って所で、短く刻むべきところは刻む、その分延々繰り返して強調すべきところはとことんまでやる、そういうメリハリがはっきり紡げていますし、物語の構造含めて取捨選択、削ることがしっかり出来ているテキストだろうと感じます。

 それ故に敢えて語られない部分も多く、思想的には繋がっていても物語り的な場面としては唐突な語りが混ざり合ったり、二局面が並行して語られていったり、それでも全体的に放縦感を持たせずに、しっかりひとつの物語としてまとめ上げているところは評価すべきですが、わかりやすいか、と言われると多少難解なところもあるのでそのあたりは評価が割れるかも、というところでしょうか。
 個人的には今回も綺麗な言葉の羅列やリズム感、感情面でのセンシティブな叫びの納得感など含めてかなり楽しめたと思っています。

★ルート構成

 上でも触れた通り、アイリスがやってきての共通ルートがあってそこから新規4人のヒロインに分岐、というシンプル極まりないつくりです。
 1同様にこの作品、というかこのライターさんは、あくまでも物語の思想的統一性、詩情感を一番に置いてくるので、その意味では個別に入ってから好感度蓄積、という形でも違和感を持たずにいられるし、ゲーム性という意味では杜撰ですけれど続編でもあると思えばまぁ、ってところでしょうか。

 既存ヒロインの解放順は正確には調べてないですけれど、とりあえずアイリス以外3人クリアした時点で全員見られるようにはなっていたと思います。
 こちらは本当に短いおまけ扱いですので、そちらに期待すると肩透かしですし、箸休め程度に楽しんで基本的には本編ヒロインを後ろに回すべきですかね。

★シナリオ(大枠)

 基本的には仲間の絆と、それぞれが抱える家族の絆をクローズアップした作風であると言えますが、1の時はどちらかというと仲間の絆の方に比重が寄っていて、ルートによっては少し家族との関係の中での足枷を上手く解消できずに終わっているものもあったりで、そういう方面での重さが残る作品でした。
 今回は前作の評判・批判などもある程度汲み取った上で構成しているのか、特に物語の尺的にメインとなるルーシア・ノブチナ・アイリスの三人には、改めてノラ達の仲間となっていく過程や、それぞれが抱える家族との葛藤、過去の軋轢としっかり対峙して、綺麗に大団円を迎えるという、あまり取りこぼすもののない贅沢なつくりになっているなと感じます。

 その上でどのルートでも、読み聞かせの語り手としてのパトがいい存在感を醸しており、彼女が語る昔話=伝説が比喩、或いは暗喩としてしっかり物語に芯と筋道を紡ぎつつ、それぞれのヒロインらしい在り方で少しずつでも現実に、真実にアプローチしていく構成はとてもリリカルで挑戦的でもあったなと感じます。
 概ねそれは破綻することなく丁寧にまとめあげられている、とは思いますが、ただその分、1の時より多少ルートによってはイデオロギー色が強く出過ぎてしまう部分もなくはなくて、それをしゃらくさい、と感じる向きもないではないかもしれません。
 無論そうならないように、しっかりそれぞれのヒロインに感情を移入できるだけの下地を精緻に築いているとは思いますし、その分尺的に中々タフなものになった、という側面もありそうです。

★シナリオ(個別・ネタバレ)

 最初に私の大枠的なテーマ性の解釈をまとめておきましょう。
 
 今回アイリスというヒロインの登場をベースに提示されるのは、死者が本当に死ぬとき=忘れ去られた時、という思想です。
 それは1の時も裏返しにすればそうだった、という面はあって、忘れられたら冥界の存在は立ち行かないから、だから定期的に地上に死の恐怖を振り撒く必要がある、というのがエンド家母親の論理ではあるわけで、それに対しパトが、死の意味をより明確に定義するには、生を正しく定義しなくてはならないと感じて留保していく中での物語、という面がありました。

 そして、生もまた、忘却されれば実質的に死んでいるのと同じ事ではあります。
 無論今の社会の中で全く誰とも繋がらず、誰の記憶にも残らずに生きていく事はほぼ有り得ないことですから、例え微かでもその生は他者の存在によって繋ぎ止められている、と言えますし、これも裏を返せば、他者との繋がりが深いだけ人は生の濃度を増していく、そういう面があるでしょう。
 同時に、死を忘却した生者は、今生きていることに対しての感謝や懸命さを損なう、という視座も含めて、生死が表裏一体であり、共に忘却という概念にその質を左右されるものである、と言えるのではないでしょうか。

 その上でこの作品は、大きく括れば家族との絆の欠落を埋めていく物語、だと私は思っています。
 特にルーシア、ノブチナ、アイリスの3人は、それぞれの過去や境遇の中で、どうしても本来あるべき家族との絆を欠落=忘却している部分があり、それがそれぞれの人格面においても歪みというかめんどくささというか、そういうのを紡いでいます。

 それと対比的というか、主人公のノラもまた早い段階で家族を亡くしていて、本来はそこに欠落を抱えていないとならないのですが、それを母親が生前紡いだ絆の強固さによって糊塗されている、という面があります。
 基本的にあらゆる場面で、死者であるにもかかわらずノラの母はすごく存在感を醸していますし、またナレーションという立ち位置でその見守り感を情緒的に担保しているのもあり、ともあれ母の存在が忘却されない事でより強固に成り立っている仲間との絆あればこそ、正しく真っ直ぐ生きることが出来ている存在、と言えるのでしょう。
 更に、そういう土壌がありつつ、それでも実際にこれ以上母親との、家族の歴史を新たに作ることは絶対に出来ないという寂寥が、それが出来るのにやれない不器用なヒロインに対する、怒りを内包した放っておけない感情の契機として決定的に機能しているのが見事なところです。

 これらを極論的に集約すれば、絆とは紡いできた歴史の重みそのものであり、そこで取り落としたもの、忘却をいかに少なくしていくかによってどこまでも強固に、かけがえのない大切なものに築き上げていける、という事になると思います。
 だからこそ、家族だからと、なんとなくわかっているつもりですれ違っている事や、どうしても埋められない欠落の重さに変わるものを探り、真実と向き合ってそれを踏み越えていく、そういう強さが大切ですし、それを成し遂げた物語だけが伝説として語り継がれる資格を持つ、その繰り返しで生と死の概念は忘却を免れていく――――だいたいこんなところになるのかなと思っています。

 それを踏まえた上での個別評価は、ノブチナ>アイリス>ルーシア>>ユウラシアくらいですね。
 前作ヒロインのエクストラはそれぞれ20分ちょいのおまけ程度ですし、1の時は今回ほど土台のテーマ性が煮詰まり切っていなかった感もあるので、その辺肌合いとしてはちょっと違う感じもあるし、取り立てて評価に差し込むほどの存在感はなかったように思います。いや、確かにパトめっちゃ可愛かったけどね、2本編ではどうしても立ち位置的に不憫さは醸すキャラだし。

 ユウラシアは上で触れた部分の欠落が一番少ない、元々しっかり家族に愛されて天真爛漫に育ってきたヒロインではあるので、結構すんなりと気持ちのままに結ばれるし、自分のやりたい事を少しずつでも形にしていく素直な前向きさもあるしで、母親の容喙、という側面もあるにせよそれは物語のスパイス的な面が強く、全体としては軽めのお話だったと思います。
 その分屈託ない愛情の示しと触れ合いは楽しめた、とも言えますし、総合的に見てその愛に偏重がない、という意味でも稀有なヒロインではあったのかなとは感じます。

 つかね、基本的にこの作品のヒロインって、どこかその生育環境的に無意識の中では愛に飢えている、ってところが強いから、いざ恋人になった時の愛の重さがヤバいんですよね(笑)。
 ただ色々拗らせてるから、そうなるまでのめんどくささも一方ならず、って感じはあるし、それをほぐすためにすんごく尺が必要にもなって、なのにライターさんは好き好んでこういうタイプのヒロインばっかり書くんだよなぁ、とその辺は個人的にあまり肌合いが良くなかった部分ではあります。

 このノラととシリーズって、概ねアレですよ、尺の長さ=ヒロインのめんどくささ、胸のサイズ=愛の重さと考えておけば意外と間違ってない気がするんですけどね。。。
 その意味で、他が重すぎるから相対的に、ってのもあるけれど、フランクで濃ゆい執着を感じさせないユウラシアの在り方は清涼感があったとは見ていますが、その分尺的には短くて済むってのがロリっ子スキーとしてはジレンマ的ではあります。

 ルーシアは過去の事件によって本来の力を失った、という過去から、特に母親やパトと確執、というほどではないにせよ、互いに口に出来ないよそよそしさを抱えてしまっていて、それを糊塗するために思考停止して、自分を妹達を守る剣、としてだけ定義していた部分が強いので、それを解きほぐすのがいやぁ本当にめんっっどくさいわけですよ(笑)。
 いきなりこのルートだと犬の国の王なんか出てきて、そことの抗争になったりと展開的にぶっ飛んでるのはもう気にしない事としても、その過程の中、特に犬恐怖症の克服面でノラに対する依拠を少しずつ少しずつ強めていって、それが同時に、家族の真実と向き合う強さも涵養していく、というつくりはとても丁寧で、個人的にもパトの活躍度が一際高くて楽しいルートでした。

 最終的には全てをさらけ出して尚前を向き、自分、というものを確立していく大団円的な流れにはなっていますし、それを助けるノラと愉快な仲間たち、という構図も燃えるところで、面白いシナリオだったなと思います。
 けどこの人、そうして自己の確立形成において、それまで空っぽだったところにノラ、という存在との恋人関係をボン、と放り込んだところはあるから、その占有率が高すぎて物凄い偏重してるというか、束縛強すぎぃ、愛が重い重い重いっ!って所は誰よりも明確で、ヒロインとして好きか、と言われると正直うーん、とはなりますけれどもね。

 アイリスは流石に2のメインヒロインだけあって、思想性をそのまま体現したような立ち位置の中で、それでも前向きに、ひたむきに新たな絆を、自分にとっての家族の意味を見出していく過程が心打つものがあったとは思います。
 そもそもアイリスの国が忘却を司って、生と死を切り離そうとしていた、その有り様が正しくはない、というのは、それが不即不離・表裏一体の関係だと定義した最初の解釈からも言えるのですけれど、その報復として存在が忘却の上に置かれたアイリスという個人の悲哀は確かなものです。
 まぁどういう経緯であの国にノエルとアイリスだけが残ったのか、ってのも恣意的な部分なのでなんともなんですけれど、どうあれその忘却の鎖から大切な存在を救い出すために、敢えてアンクライの禁忌を束ねて冥界の掟に反逆して見せたノエルのありようはなるほど、とは思わせるところがありました。

 ただ結果的に、それが過ちを積み重ねた歴史だったとしても、それでもアイリスという存在を産み落とした歴史でもある以上、それを知る権利はあるし、立場的にもそこに向き合ってそれをどう総括し、自分の糧にしていくか、という面での必要性は明確にあった、と言えます。
 でもそこを小難しくし過ぎず、パトと対峙する上での、「バカはイヤ!」という喝破ひとつで筋道をつけているのは実にこのライターさんらしい軽妙さだなぁ、って思うし、自分も通った道だからこそ、そのパトの感情的な観念にも説得力がある、というのも凄みを感じさせます。

 その上で、どうしてもアイリスというヒロインには忘却、という根源的な恐怖と諦観が付きまとっていて、表面的には強気でも本質的に憶病で、人との関係に踏み込めないところがはっきりとあります。
 だから少しでもそれが報われると依存を強めるところはあって、いわばチョロイン気質、ではあるのですが、恋愛面においてはその、押せば落ちるんじゃない?って脆さを利用し、かつノラの獣化進行という体質とそれに対する対策として、より深い関係になっていこう!という、やや打算もあるけれど、率直な好意をぶつける構図が紡がれるのも面白いところですね。

 つーか、恋愛面での情緒的な機微が味わいであるエロゲにおいて、ヒロインにド直球でやらせてください!ってお願いする作風は冒険的だし、けどそれを違和感に感じさせない手腕・構成は本当に大胆不敵かつ繊細な手つきだなあと思いますよ。
 普通この手の作品だと、告白を失敗しても幾度もアタックするとかそういう人臭いリアリティは敬遠される傾向にあるけれど、アイリスというヒロインを転ばせるのにはそういう率直な熱情が一番効果的だろうとは素直に思えますし、やっぱりはっきり好意を示されて、自分も一定それを持ち合わせている限りはそれを悪く思えるはずもなく、徐々に転ばされていく流れは面白かったです。

 かつそれが自分に対する自信に直結して、少しずつでもそれまでの常識とかけ離れた自分の国の歴史と対峙し、その責任を背負う覚悟に繋げていく面を並行的に見せているのも効果的だったと思いますね。
 まあそんなこんなですったもんだを経ての大団円、とはなるけれど、この子にしてもそういう成り行きもあるからやっぱりやっぱり愛がひっじょーーーに重いのはあるんだなぁと。
 個人的にはまだアイリスの方がネアカで愛らしく、戦略的幼児退行なんて必殺技もあるから(笑)可愛げを感じるところは多かったけど、胸のサイズ的にも一番愛が重い、ってのはあるんじゃないかなぁと思うしその辺は好みに合うかどうか、ってなっちゃいますけどね。

 ノブチナは珍しく非常にストレートに泣かせに来てるというか、より仲間の絆、家族の絆にスポットを当てた王道的な物語になっているのかなと思います。
 展開的にも、ノブチナの実家がヤクザ抗争に巻き込まれて苦慮しているのと同時に、学園祭の演劇で命の物語を披瀝していくという、より思想性に直結しやすい展開が並列的に用意されていて、それをパトの語り聞かせのシーンが上手く統括していく、という構造面の秀逸さ含めて凄く真っ直ぐだなぁと。
 このルートも含めて、ノラが猫である事を上手く利用した展開が多い作品ですが、特にこのノブチナルートのそれは情緒的でもあり、全体的にはやはり一番出来がいいなぁと思わせますね。

 一方で恋愛面での軽さはあり、それは元々幼馴染としての絆の深さと信頼があればこその拘泥の薄さと、父親との和解に至る前までは、心のどこかで家族の価値を信じ切れていなかったノブチナの、その価値観の変容を具象的に、かつ象徴的に示すための装置としての側面が強いからかなとは思います。
 元々一連の展開で、幼馴染としての信頼とは別個に、こいつちょっといいな、と感じる向きはあって、それがあの猫に変身させて追わせない、というシーンにも鮮明に映し出されていると言えますし、そして家族への葛藤が解された事で、そのちょっといいな、という気持ちを特に力みなく、ぶっちゃけなんとなくでポロッと吐露してしまったのがあのノブチナの告白とは思うので、その点で言えば幼馴染特性を生かした独特な構造、という部分での面白さは多分にあるかなと。

 ただそれは結局、燃え上がるような恋とはまた違う、親友としての信頼の延長線にある気持ちに近いですし、またそれがあって、人柄を存分に知り尽くしているからこそ、いざ恋人になっても許すべきところは許すし、無茶に拘泥することもないという独特なスタンスが確立されていて、その愛のありようは本当に軽やかだとは思うんですよね。その点でも私としては食傷しなくて済む有難い存在です。
 んだけど、その分明確なイチャイチャシーンが多くなくてもその関係性は定義できちゃうから、ってんで、ぶっちゃけHなシーンが少ないのはいただけないなぁと。それ以外が長すぎて力尽きてる感も、実際テーマを補完する、シナリオの流れの中での必要性は確保されている感はあるけれど、純粋にノブチナのHシーンすんごい可愛いからもっと見たかったのは正直なところ。
 この人は本当に、どんなヒロインらしくないヒロインでも、ちゃんと個性に合わせた可愛げを引き出してくるところも大したものだって思いますし、だけどその愛がボインに偏重してるのはロリスキーとしてはぐぬるところであるのですハイ(笑)。

 ともあれ、総合的な水準も高く、前作プレイして今回に期待した部分はかなり綿密にクリアされていて、かつより先鋭的、実験的な恋人の在り方と、家族の絆の普遍的な温かみ、かけがえのなさを両立させてきたのは中々の力技で、大したものだなぁって素直に思います。
 そういう思想面が常に前にある分、物語の構成としてはそちらに寄り添わせて、結果的にその経緯に無頓着だったり、荒唐無稽だったりと、理路の面で納得しにくいところが常に付きまとうのは確かですが、今回も前作同様に、その不備を圧倒的な情緒面の説得性で補えている、稀有な作品の続編として相応しい内容に仕上がっていたと思いますね。



キャラ(20/20)

★全体評価

 非常にめんどかったり、癖のあるキャラが多い、というかそれしかいないといっても過言ではない(田中ちゃんレベルでもちょっと変なとこはあるもんね)作品ですが、その強烈過ぎる個性のぶつかり合いの中でも、しっかりバランスが取れていて誰しもが存在感を失わないのが凄みだなぁと思います。
 純粋に生々しい精神性をかなりえげつなく繰り出してくる分、重かったり苦しかったりもするけれど、その反面としてのヒロインの輝き、魅力を引き出すのも上手ですし、今回は欠落(忘却)からの脱却、という中での成長譚としてもより明確に色づけられており、キャラの印象度では文句なく素晴らしかったと言えそうです。

★NO,1!イチオシ!

 本当はここは新規ヒロインを挙げるべきシーンですけど、でも、でもね、私は敢えて言おう、やはりノラとと全体のメインヒロインはパトリシアなんだと!今回も絶妙にパト可愛いよパトで台満足でした。

 丁度1もサラッとやり直したのでその辺も踏まえて考えた時に、元々パトが地上に、生に対する興味を顕現させる最大のきっかけになったのがノラの眷属化と、その時に心中に芽生えた自覚のない小さな恋の花、という面は揺るがないので、その意味でこの作品は立ち位置的にパトには哀愁が付きまとう、というのはあります。
 けれどあくまでも恬淡と、自分の歩むべき道を邁進した上で、仲間の気持ちを純粋に受け止め、それが満たされるように物語ることでそっと後押しする健気ポジションでもあり、どのルートでもはっきりと存在感を示して、自分がノラに対する責任を放擲して、託すに足る相手かを見極めている面もあり、そのひねたところのない志操、誠実清廉な人柄とへこたれない強さも含め、実にパトらしくて大満足でしたね。

★NO,2〜

 新規ヒロインではやっぱりシナリオ補正もあってノブチナの株が一番上がったかなぁと。
 それまでは軽妙でどこか超然としていたノブチナが、このルートでは生々しい家族との関係に向き合って、その心底に押し込めた心情を赤裸々に吐露していく様が本当に魅力的でしたし、そういう変転を経た上での、元々気を許した仲ならではの恋愛模様の味わい深さ、愛らしさも含めて満足しました。

 当然ユウラシアも可愛かったですが、この子の場合はシナリオ面でそこまで1の時から膨らむ部分も少なかったですし、存分にらしさを振り撒いて愛嬌たっぷりで可愛い、という率直な想い以上に思い入れるなにか、まではなかったかなと。

 アイリスも非常に豪快でありつつも、その奥には繊細な心象を隠し持って、そのアンバランスさがほっとけない可愛さ、というのを明確に打ち出せていましたし、基本的に前向きでノリが良く、熱演も含めて非常に印象的な子ではありましたね。ノエルとのコンビも面白かったですし。
 ルーシアはヒロインとしてはめんどくさ&重すぎでアレですけれど、その生き様含めて共感できるところは多いし印象には残りますよね。

 そしてヤンキーと田中ちゃんはこのまま幸せになれるのだろうかっ?
 あと1の時のめんどくさ筆頭の未知が露骨に遠ざけられてて笑った。。。


CG(17/20)

★全体評価

 ボリュームとしては文句ないところですが、元々そこまで好みの絵柄ではないのと、基本的にボインが乱居する世界ですからね、その辺の好き好きは明確に出る部分じゃないかと思います。
 今回はシナリオ面での補助的な意味でもより効果的に一枚絵を投入している部分もあり、力は入っていると思いますけれど、純粋な好みを超越してまで加点するほどの威力はなかったのでここで、ですかね。

★立ち絵

 新規はアイリスとノエルくらいですし、服飾などもその二人を除けば1のものを踏襲しているので、評価としては控えめにはなりますかね。
 アイリスの正面向きは可愛いですし、私服と水着も素敵です。ノエルのスーツも好き。

★1枚絵

 通常CGとSD、アイキャッチや小物系などごった煮で登録されているのでわかりにくいですが、全体での登録数は150枚超え、通常だけでも100枚は超えているので、値段を踏まえても水準は楽にクリアしてきているのかなと思います。
 ただ絵そのものの安定感はそこまででもないというか、むしろこういう危うさも含めてこの作品らしさって気もするし、悲壮や号泣など、感情を揺さぶる絵もかなり多かったとは思いますけど、それでも特に、とピックアップするほど心に刺さったのはなかったですかね。


BGM(19/20)

★全体評価

 情緒面を下支えする音楽面は続編でありつつほぼ一新、1の時もすごくポリューミーでしたが今回も同様に素晴らしい分量、かつカテゴリ的に非常に多彩な音楽性を組み込む挑戦的な部分も色濃く、仕上がりも安定て高いので中々の見事さでしたね。
 あと日記で挿入歌聴けないじゃん、とかくさしてたけどあれ勘違いでしたごめんなさい。主題歌以外はちゃんと収録されてますね。

★ボーカル曲

 全部で6曲と実に豪華。ただ挿入歌はそれぞれ1回しか出てこないし、どこで流れたかはっきりしないけど。。。

 さしあたりOPの『クライングハート』は名曲。1のOPとイメージを似せて紡ぎつつ、あれ以上にしっかりテーマ性と奥行きを明確にした感じで、かつポップでスピーディーで活き活きとしているのが、このシリーズ作品のOPとして相応しい出来になっていると思います。
 特にサビの後半が好みですね。

 挿入歌では、『Sky Baby』『桜色に染まる坂道』『笹鳴雨』が好みですね。特に笹鳴雨、まさかエロゲでここまでドストレートな演歌を突っ込んでくるとは、って驚きと、でもその浪花節的世界観がちゃんとシナリオにマッチしているところがやっぱり卓越してるなぁと思わせるところです。

★BGM

 新規だけで54曲と素晴らしいボリュームであり、遊び心も含めて非常に多彩なつくりになっていて、かつ1の曲も要所ではしっかり使って物語を引き締めており、全体像としてはほぼ文句ないつくりですね。
 ただひとつひとつの出来としては、完成度高いけど突き抜けて素晴らしい、とまで言えるのはそこまでなくて、強いて言えば『囃子』『蛍雪』あたりがいいなって思いますけど、このシリーズで一番好きなのはやっぱり『月のワルツ』絡みかなぁと思います。


システム(9/10)

★演出

 ここは前作よりレベルアップしている感じで、要所での動きやアニメーションの投入、キャラの動かし方の自由度の拡げ方なども含めて、やはりここは少しずつでも進化を組み込んでいく気概を持ったメーカーなんだよなぁ、と思わせるに足るだけの変化はあったと思います。
 まあそれでも全体的に抜群、とまで言えるかは微妙な線ですけれど、見た目から楽しい、ってのとシナリオのコミカルさがしっかり連動しているのは流石でしたね。
 ムービーは1の方がイメージ的には好きですけど、曲や季節感のイメージ共々綺麗にまとまっていて悪くないと思います。

★システム

 こちらも必要なものはほぼ揃っていますし、特別ななにか、ってのはないですけれど無難に使いやすいですし特に文句はないですかね。


総合(89/100)
 
 総プレイ時間23時間。共通が4時間、個別はユウラシアだけ3時間くらいで後の3人は5時間弱、エクストラ回収で1,5〜2時間くらいの勘定になりますね。
 続編であるだけにしっかり尺も通常の新作レベルか、それ以上のものがありますし、質的にも安定して高く、1の時ほど胸糞悪い展開は控えめに、かつ取り捨てたものを改めて拾い上げるような繊細で贅沢なつくりになっていて、正統進化、という言葉を率直に当て嵌めていい出来だったと思います。

 まあこれはこれで相変わらず独特の癖や思想性の偏りはありますし、ヒロインの贔屓度とか力の入れようなども含めて好き嫌いが出やすい要素は多く、また構成面にもサラッと流すと気付かない程度にさりげなくながら、結構朝鮮的な味付けがされていると思うので、読み手のスタンス、解釈によって大分反響の違う作品にはなってるんじゃないかなって感じます。
 個人的には読み解き甲斐もあり、非常に楽しい作品でしたし、特にパトが期待以上に出ずっぱりで活躍してくれた感があるのでかなり満足していますし、1が好きならより楽しめる作品には仕上がっていると思います。
posted by クローバー at 04:46| Comment(0) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月16日

力及ばず

 ノラとと2の感想は書くつもりはあったんだけれど、体調と時間の兼ね合いなどで無理でした。なるたけ頑張って明日の朝書きます。

 ファルネーゼはイヴをクリアして、後は脇キャラの星狩りとかシーンイベントの回収をして、ジャクリーンルートにも入れるように調整したところくらいまで。
 話としては相変わらず恣意的な展開ではあるし、一応最序盤からの伏線である切り裂き魔との対峙、という意味で筋は通ってるけど、これって他のルートでも起こり得ることなのにサラッとここで出しちゃっていいものなのかしら?というのはまずあるし、罠に嵌めるにしても色々無茶苦茶なのはある。
 結構あれこれと反証されたり、明確過ぎる相手の罠にコロッと掛かったりと、むしろあいつらあんな頭良かったっけ?ってのはあるし歯痒い展開で、そこからの逆転劇もなんつーか、水も漏らさぬ、というのには大分杜撰なのは変わりないのでその辺での説得性に欠けるのは確か。

 ただ全体像として色々繋がってくるものがある話ではあるし、イブというヒロインとの信頼を醸成する上での意味は強い内容で、そんなに悪くはなかったのかな、と。
 ヒロインイベントとしての短さや薄さは当然否めないけど作風上仕方ないとは思うし、素直になったイブさんは非常に綺麗で可愛いのでそのあたりでは満足ですかね。

 後は今日は昨日触れた通りに、閃の軌跡Vマガジン2などを熟読していたので時間がいくらあっても、という状況。
 でもこれすっごく面白いね、きちんと系統立てて色々な秘密や事実に肉薄してってて、改めて自分の頭の仲もスッキリ整理できたし、それを踏まえてもう一周するのが今から楽しみで仕方ない。
 人気投票の結果もなるほど、って感じで、私が好きな子は大概人気あるので嬉しいところ。ティオもあの出番の量でその位置ってすごいなぁってね。

 恋愛事情更新。
 実のところこちらに時間がかかり過ぎたのも誤算のひとつではあったり。うーん、いつももうちょっと短くまとめるつもりなのに、なぜか終わってみると1,5万字とかになってるのが不思議だ。。。
 でも今回は結構双子らしさとエロスの噛み合わせは上手くいったんじゃない?とか思ってたりね。
 次は多分クレアにすると思います。
posted by クローバー at 18:37| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

閃の軌跡V外伝 戦う乙女の恋愛事情 リンデ・ヴィヴィ#U

リンデ
「…………37,9℃。少し熱も出ていますね。他に、眩暈以外の自覚症状はありますか?」

 ――――いいや、特には。なぁ、やっぱりこんなわざわざ診察してもらうほどじゃ…………。

リンデ
「何を言ってるんですか!貴方ほどの人が生徒の前でふらつくなんて醜態を見せてしまったんでしょう、あの子達にこれ以上不要な心配をかけないためにも甘んじて受け入れてください!」

 ピシャリと要望を跳ね付けると、貴方はまるで医者嫌いの子供のように視線を逸らしながら不服気な表情を浮かべる。
 私は本職の医者ではないけれど、看護活動の中でどれだけ患者が甘い自己診断をしがちなのか見知っていたし、それにこういう時くらいは貴方の役に立ちたいという想いも募って、つい語気が強くなってしまった。

 思えばこういうしなやかな強さも、貴方達が旗振り役として道を紡いでくれたからこそ育めたもので、だからこそこういう時に厳しく当たるのも、恩返しの一環と思えば気後れするところもない。
 そう、全ては貴方に報いる為。だったら、私は――――。

リンデ
「どうあれ、基本的には蓄積疲労の影響が強そうですね。それと心的ストレスでしょうか。貴方は普段から色々と気負い過ぎですし、ちゃんと気を抜く時間を作らないと、いつか押し潰されてしまいますよ?」

 ――――面目ない。自分なりにコントロール出来ているつもり、だったんだが…………。

リンデ
「ふふっ、でもそれも仕方ないですよね。貴方は生徒想いの教官ですし、宿舎も一緒なんですから、全く仕事を離れてリラックスするのが難しいのも理解は出来ます。じゃあ少し、触診させてもらいますね。はい、上を脱いでください」

 促すと、ベッドの縁に腰かけていた貴方は未だ困った顔のまま、それでもボタンを外して前をはだけてくれる。

リンデ
「…………っっ、これ、が…………」

 ――――済まない。目にして気持ちいいもんじゃ、ないだろ?

 話で聞いたことはあったけれど、目の当たりにするとその胸の傷跡は本当に痛々しく、まるで貴方が背負ってきた試練の運命の象徴のようにも思える。
 でも、だからこそ――――。

リンデ
「…………貴方こそ、そんな風に引け目に思うべきではありませんよ。この傷だって貴方が懸命に生きてきた証のひとつでしょう?ほら、肩の力を抜いてください」

 手のひらでそっとその傷跡に触れれば、力強い拍動が伝わってきて。
 この命のきらめきをどうか大切にして欲しい――――その想いを籠めて耳を欹て、首筋から肩口、胸のあたりを丁寧に診察していく。

 ――――っっ、お、いっ、その、それは…………っ。

リンデ
「静かに、大丈夫これも診察の一環です。貴方にはもっと、心から寛いで欲しい、気を張らずにいられる場所を、宿り木を持っていて欲しい。だから、ね…………っ」

 私で良ければ、その役割を果たしてあげたい――――そんな職分を超えた感情に突き動かされるように、顔を首筋の、ほとんど唇が触れそうな距離まで寄せていくと、その立派な喉仏が上下に蠢くのが目に入って。
 あぁ、こんな私でも少しは意識、してくれてるのかなと、満腔に溢れる貴方の香りに酔い痴れていると、丁度鎖骨のあたりに小さな切り傷を見つけて。

リンデ
「…………ん、れろ…………っ」

 ――――う、ぁ…………っ、な、なん、でそんな…………。

リンデ
「これも治療、ですよ。ふふっ、どうしたんですか、さっきより身体が火照って、汗ばんできていますよ?」

 ――――そ、それは…………。

リンデ
「やっぱり、体内に色々と、いけない毒が溜まっているんじゃないですか?いくら個室があるとはいえ、ひとつ屋根の下に教え子の女の子達や、私達みたいな同僚が住んでいると思えば、中々男性的な欲求を発散する機会にも、恵まれないでしょう?」

 下から精一杯に蠱惑的に見えるように笑みと品を作れば、貴方は軽く頬を染めて目を逸らし、けれど確かに小さく、微かに頷いたように見えて。

リンデ
「いいんですよ、ここでなら。しばらくは静養させるから、誰にも近付かないようにって釘は刺してあります。ここで起きる事は、私と貴方、二人きりの秘密…………だから、遠慮なんて要りません。貴方の欲望を、私に思うがまま傾けてくれて、いいんですよ…………っ」

 ――――そ、そんな不道徳な…………っ。

リンデ
「いいん、です。私だってちゃんと、貴方の事を慕っています。だから気に病む必要なんてない、今だけ、夢だとでも思って、身を任せて…………。うふっ、それにほら、心よりも体の方が正直、みたいですよ?」

 ――――く、ぁ…………っ。

 ズボンの上から股間をなぞれば、そこは既に隆々といきり立っていて。
 その未知なる感触に私の興奮も募り、たとたどしい手つきでチャックを下ろして、そのご本尊を白日の下にさらしていく――――。

リンデ
「ふ、わぁ…………っ、こ、これで貴方の…………っ、すごく、逞しいんですね…………。でもこうして、ツンツン、ってすればピクピク、って…………ふふっ、なんだかちょっと、可愛いかもしれません。…………それでは、失礼しますね。貴方の精毒、私が搾り取って差し上げます♥」

 断続的なもどかしい快感に貴方が打ち震えている隙に、膝立ちで股間ににじり寄り、赤黒く筋張った逸物を眼前に迎える。
 むわっとしたなんとも言えない性臭が、私の性感をも鋭敏に刺激して、熱に浮かされるように私は、その根元を左の手で軽く握りしめ、レバーを引くように手前に倒して、大きく膨れ上がった先端を咥え込む。

 ――――く、うぁぁっ、そ、それ…………っ!?

リンデ
「れるっ、ぴちゅっ、ちゅうぅっ、はふ、ひもひいー、れふか?んむっ、れろぉっ、じゅぷっ、ちゅぷぅっ、んは…………っ、ふふっ、こんな事するのはじめて、ですから…………、ですから、拙いところや、ご注文があったら遠慮なく仰ってくださいね」

 ――――い、いや、リンデに、任せるよ。…………その、君がその格好で懸命に奉仕してくれる姿が、たまらない…………っ!

リンデ
「あら、ふふっ、こういうコスチュームプレイがお好みでしたか?だったらもっと気を緩めて、存分に奉仕に浸ってくださいな…………んっ、じゅるぅっ、れるっ、ちゅじゅっ、ちゅーーーっ、ほぉら、これは治療なんですから、我慢せずにこのまま、出してしまっていいんですよぉ…………っ!」

 根元を軽く扱きながら、舌を伸ばして尿道口をつつき、唇をすぼめてカリ首の部分を丹念に擦り上げれば、貴方は腰を浮かせて快美の呻きを上げてくれて。
 あぁ、悦んでもらえている――――それは私にもかつてない陶酔をもたらし、じゅん、とお腹の奥が痺れて、ゾクゾクとした震えが駆け上がってくる。

リンデ
「んっ、ちゅぷぅっ、れるれるぅーっ、じゅちゅーーーーっ、れるれろっ、ちゅぱぁっ、はふ、またほっきく、はってきて…………っ、んふっ、いいですよ、出るんですねっ、貴方のお薬、私の口に思う存分、ぶちまけてください…………っ、んちゅっ、じゅじゅじゅーーーっっ、れるっ、じゅぷぅぅっ、んむぅっ、ちゅうぅぅぅーーーっっ!!」

 ――――うぁっ、あぁぁっ、で、るぅ…………っ!!

 少しでもその精の滾りを逃すまい――――そんな本能的な所作で、喉奥まで貴方の逸物を頬張り、吸い上げると、遂に貴方から降参の声が上がって。
 ほぼ同時に、ドクン、ドクンと脈動した陽根から熱い白濁が吐き出され、直接食道に注ぎ込まれるような勢いで私の口腔を満たしていく。

リンデ
「んむぅっ!?んっ、んぐ…………っ、んっ、コク、コク…………っ、は、ぁっ、んっ、んぐぅっ、んく…………っ、す、ごぃ、こんな、何度も何度も震えて…………っ、喉の奥、ねばついて…………、あぁ、でもこの味、癖になりそう、かも…………」

 ――――す、すまん、余りにも気持ち、良過ぎて…………っ!

リンデ
「いいん、ですよぉ、だってこれは私が望んだ治療、ですもの…………。ふふ、偉いですねぇ、しっかり体の中の毒、吐き出してスッキリ、出来ましたねぇ」

 勢い溢れる吐精を終え、僅かに力を失ったペニスの汚れを、舌で丁寧に舐め取っていく。
 そして唇の端から零れた白濁を指で拭い、これみよがしに口に含んで上目遣いを向ければ、貴方はこの光景に釘付けになってくれて、未だその眼元には興奮が立ち昇り、見る見るうちに逸物も力を取り戻していって――――。

リンデ
「あらあら、どうやらまだ出し足りないみたいですね。…………でしたら、今度は私の身体にお注射、してくださいませんか?」

 ――――っっ、そ、れはっ、だけど、そこまでしてしまったら…………っ!

リンデ
「気にしないで構わない、と言ったでしょう?今この保健室は私と貴方だけの世界、誰も割り込むことが出来ない夢幻の空間――――」

 ギィッ、パタンッ!!

リンデ
「…………え…………っ!?」
ヴィヴィ
「やっほーお姉ちゃん、遊びに来た…………よ…………?」

 その筈だったのに、突然の闖入者が現れる。
 そうだ、確かに学院関係者には出入り禁止を伝えていたけれど、部外者はその限りではなくて、しかもこの子はいつもこんな風に、私を驚かすために唐突にやってくるんだ――――。

ヴィヴィ
「…………えっ?…………うぇぇ…………っ!?なっ、なんで…………っ!?」
 
 ――――ヴィ、ヴィヴィっ、こ、これはだな、その…………っ!

リンデ
「そ、そうよっ、これ、これは…………っ!」

 二人してあわあわと言い訳を口にしようとして、尻切れとなる。
 だって仕方ない、この情景、傍から見たら情事の真っ最中の何物でもなく、言い逃れが出来ようはずもない。

 あぁ、せめてなんとか、この子を傷つけないように穏便に切り抜ける手立ては――――。

ヴィヴィ
「…………んもーっ!お姉ちゃん、狡いっ!!」
リンデ
「…………はい?」
ヴィヴィ
「だってそうじゃんっ、自分一人でそんな抜け駆けみたいにっ!そういう事するなら最初からあたしも呼んでよっ!」
リンデ
「え、えぇっ、そんな意味で怒ってるのっ!?そ、そのっ、驚いたり、軽蔑したり、しないの…………?」
ヴィヴィ
「いんや、べっつに〜。だってお姉ちゃんむっつりスケベだし、それに普段からそんなエロい格好でうろうろしてるんだもん、そりゃー辛抱たまらんっ!ってなっても不思議ないよねー、って」
リンデ
「エ、エロいってなによ…………って、ひゃんっ!?」

 反駁しようとする私に、問答無用とばかりにヴィヴィがつかつかと近寄ってきて、その勢いのままベッドに押し倒される。

ヴィヴィ
「ほらやっぱりぃ。お姉ちゃんてば、彼のをしゃぶってる内に我慢できなくてぐっしょぐしょにしてるじゃん!ストッキングの上からでもわかるくらい濡れてるのに、スケベじゃなくてなんなのさっ!」
リンデ
「そ、それはぁ…………っ、あっやだっ、こ、こんな恥ずかしい格好っ!?んぁっ、ちょっ、やっあぁっ、そんないきなりっ、触られたらぁっ!!」

 圧し掛かってきたヴィヴィに押さえつけられ、大きく脚を広げたままの格好にさせられて、カァッと羞恥が押し寄せる。
 けどヴィヴィはそんな私の心情を微塵も忖度しない、とばかりに、器用な手つきでナース服の上をはだけ、ブラを押し上げて、ツン、と浅ましく尖った乳首を片手でつねり上げ、もう一方の手でクレヴァスをストッキングの上からなぞってくる。

ヴィヴィ
「ほらぁ、君もボケッと見てないで、一緒にお姉ちゃんを気持ちよくさせちゃお?どうせさっきまで一方的に搾り取られてたんでしょ、仕返し仕返し(^^♪」

 ――――う…………っ、あ、あぁ…………っ!

リンデ
「やっ、やぁぁっ!?そんなに顔、近づけられたら、恥ずかしい…………っ!んんんっ!!あっ、ふぁっ、んぁうっ!?ダメ、触っちゃ、やぁっ、んんっ、あはぁっ、くぅぅんっ!!」
ヴィヴィ
「あっははー、相変わらずお姉ちゃん敏感だねぇ。じゃああたしはこっちを重点的に弄ったげるっ♪」
リンデ
「んぁぁっ、あっ、きゃうぅっ!!ダ、メぇっ、胸の先っぽ、弱いのぉっ、んぁうっ、あぁっ、両方いっぺんに、なんてぇ…………っ、あぁっ、イヤイヤダメぇっ、ウソっ、こんなすぐ、すぐにきちゃ…………っ、あくっ、うぁっ、あ、あ、ん、んぁぁぁぁっっっ!!!」

 あまりに突発的な展開で、心の準備も疎かなままに一気呵成に二人の手で敏感な場所を責められて、既に火照り切っていた私の身体は全く堪えることが出来ずに、あっという間に軽い絶頂に押し上げられてしまう。

ヴィヴィ
「あはっ、うそぉ〜、もうイッちゃったのぉ?どれだけエッチな身体してんだかねぇ〜♪」
リンデ
「…………う、うぅ…………っ、ひ、酷いわ、二人してあんないきなり…………っ、し、仕方ないじゃないっ、ずっと、ずっと憧れてた相手とこうして触れ合えるチャンスに、高ぶらないわけがないでしょお…………っ!!」

 ――――そんなに、想ってくれていたのか。ありがとう、すごく嬉しいよ。

リンデ
「あ、う、うん…………そ、その、ごめんなさい、はしたないとこ、見せて…………」

 さっきまで主導権を握っていたのが嘘のように、その慈しみに溢れた笑みに胸が高鳴り、タジタジにされてしまう。
 あぁもぅっ、あれここれも全部ヴィヴィのせい――――。

ヴィヴィ
「ふっふっふ、だったらお姉ちゃんのエロいとこ、もっともっと見せてあげないとねっ!じゃーんっ!!」

 そんな私の煩悶を置き去りに、嬉々としてヴィヴィが鞄の中から楕円形の物体を二つ取り出す。
 その内のひとつを貴方に手渡し、そしてニヤリと邪悪な笑みを浮かべて、くいっとその球体の上半分を捻ると――――。

リンデ
「…………えっ、そ、それなにっ!?なっ、なんでそんな、ひとりでにブルブル震えて…………っ!」
ヴィヴィ
「にっひひー、これはねぇ、最近開発された性具なんだなぁ。内部導力で振動を起こして、それをこうして押し当てて――――」
リンデ
「ひゃうぅっ!?えっちょっ、やっ、なにこれぇっ!?」
ヴィヴィ
「女の子の敏感なとこをイジメるのに使うんだってさ。丁度この器具のモニターをして、記事を書かなきゃいけなくってねー、一人遊びにも使えるから折角ならお姉ちゃんにも、って思ったんだけど…………。ふふふ、この感じならもっともっと生々しい、いいデータが取れそう♪」
リンデ
「ウ、ウソでしょっ、待って待ってっ、今はまださっきのが残っててただでさえ敏感なのにっ、そんなのっ、そんなのされたらぁっ!?」
ヴィヴィ
「もんどーむよーっ♪さっ、君も思う存分お姉ちゃんをよがらせて、何度も何度も気持ちよくさせてあげるといいよっ!」

 ――――あぁ、心得た。

リンデ
「心得た、じゃないでしょっ、ずっ、ズルいよそんな二人掛かりでっ、あっやめっ、それ怖いっ、んっ、やっ、あっ、あぁぁぁぁっっっ!!!」

 手足をばたつかせて逃げ出そうとするものの、抵抗虚しく直ぐに四肢を押さえつけられ、乳首と秘孔にその怪しげな器具が容赦なく押し当てられる。
 その瞬間、電撃が走ったような鋭い快感が全身を支配し、その人の手では有り得ない無機質な、けれど休むことを知らない圧倒的な刺激を浴び続けて――――。

リンデ
「ああああっ、んぁぁぁーーーーっっっ!!!なっなにっ、なにこれぇっ、ダメダメっ、これすごいっ、気持ち、良過ぎるぅっ!!!んくぁっ、あはぁっ、いやっ、いやいやいやぁっ!!!止めて、とめてぇっ、こんなのっ、こんなのすぐおかしく、おかしくなるぅぅぅっっっ!!!」

 頤を反らし、歔欷の声を振り撒くようになるのは直ぐだった。
 未知の感覚に全身が痺れ切ったように強張り、意識のほぼ全てが快楽に支配されて、チカチカと七色の光が明滅する。

ヴィヴィ
「うわぁぁ、すんごい乱れよう…………よっぽど気持ちいいんだねぇ、お姉ちゃん。こうしてもちょっとグリッてしてあげれば――――」
リンデ
「あぁぁっ!!!ダメぇっ、それダメぇっっっ!!!もうムリぃっ、あぁいやぁっ、ダメダメイクイク、イッちゃ――――あぁぁーーーーっっっ!!!」

 それまで乳首を掠めるような動きをしていたのを、突如ギュッと押し付けられて、それだけで私はまたまたあっさりと昇りつめ――――。

 ――――なら、こっちはどうなるだろうな?

リンデ
「あひゃぁぁぁっっっ!?クリ、ダメぇーーーっっっ!!!ひぁっ、あひっ、んんんっ、そこなんかぜったい、耐えられっ、んっ、くぁっ、あっ、うぁぁイクぅぅーーーっっっ!!!」

 ストッキングの上から探り当てられた、はしたなく膨れ上がった秘芯に押し付けられて、一気に高みに押し上げられ――――。

ヴィヴィ
「ふふっ、そろそろ下の方、布越しじゃ物足りないんじゃないかな?ストッキング引き千切って、直接してあげなよ♪」
リンデ
「やぁっ、やめてぇっっっ!!!今でさえ、もうっ、あぁっ、やだぁっ、直になんてっ、死ぬ、しんぢゃっ、あはぁっ、くぁっ、あぁぁぁぁーーーーーっっっ!!!」

 引き裂かれ、ショーツをずらされ、秘芯の皮まで捲られて、より敏感に疼く剥き出しのクリを責められれば、刹那たりとも耐えられる道理なんてなくて――――。

リンデ
「………………………………ぅ……………………ぁぁ……………………っ、……………………ぁ……………………」

 一体それから、何回くらい無理矢理イカされただろう?
 その極楽と地獄が綯い交ぜになったような責め苦がようやく終わった時、もはや私の理性は粉々に打ち砕かれ、指の一本すら動かせない倦怠感の中で、それでも辛うじて繋ぎ止めた意識で愉悦の余韻を彷徨っていた。

ヴィヴィ
「あちゃー、ちょっと興に乗り過ぎたかなぁ?あはは、お姉ちゃんてばまだピュッピュッて、断続的に潮吹いてる♪」

 ――――だ、大丈夫なのか、これは…………つい興奮して乗せられてしまったけれど…………。

ヴィヴィ
「ヘーキヘーキ、こう見えてお姉ちゃんはタフだし、直ぐに正気を取り戻すって。おかげさまでこれ以上ないデータも取れたし…………ふふっ、それじゃそろそろ、あたしの番かなぁ?」

 言うなりヴィヴィが豪快に上下を脱ぎ散らし、全裸になって私の上に跨ってくる。
 目が合うと、いとおしげに微笑んで軽い口づけをされ、それだけでもピリッと性感が呼び起こされてクラクラする。

ヴィヴィ
「えへへ、まぁお姉ちゃんには悪いけど、先に彼のモノ、味見させてもらおっかなって。ほらほら、あたしのココも、もうビショビショでしょ?だ・か・ら・ぁ、その猛り切った素敵なペニス、あたしの膣中に頂戴っ♪」

 ――――本当に、いいんだな?一度始めたら、絶対止められない自信があるぞ?

ヴィヴィ
「望むところだよっ!それとも〜、そんな言い訳から入るなんて、自分のモノで女の子を気持ちよくさせる自信がないのかなぁ〜?ふふっ、せめてお姉ちゃんのお口の中よりは長持ち、してよねぇ〜♪」

 挑発的な口調で、誘うようにお尻を高く上げる様に雄の本能を刺激されたのか、貴方は躊躇いなく、その潤み切った密壺に一気に逸物を挿し込んで――――。

ヴィヴィ
「んぁぁぁぁっっっ!!!あっ、あああっ!!!き、たぁっ、一気に、奥までぇっ!!!す、ごっ、太く、てっ、堅く、ってぇっ、お腹の奥、ミチミチ言ってるぅっ!!」

 ――――ヴィヴィの膣中も、すごい、なっ!ウネウネ絡みついて、まるでイソギンチャクみたい、だっ!

ヴィヴィ
「ふ、ふふんっ、だ、から言った、でしょおっ、あたしの名器に耐えられる、か、ってっ!ほら動いてよぉっ、もっともっと、あたしを気持ちよくしてっ!お姉ちゃんみたいに、忘我の境地まで連れてってぇっ!!」

 その要請に応えるように、最初から激しい挿抜が繰り出される。
 パンパンパン、と絶え間なくヴィヴィの尻肉が叩かれる卑猥な音が響き渡り、結合部からはぐじゅぐじゅと淫猥な汁が溢れ、ポタポタと私のお腹の上に降り掛かってくる。

 その様子を茫洋と見つめている内に、心の芯に熱が灯りはじめて――――。

ヴィヴィ
「うぁっ、はぁっ、んぁぁぁっっっ!!!いいっ、いいよっ、すごぃっ、君のそれっ、逞し…………っ、んくぁぁっ、奥ゴンゴンされるの好きぃっ!!!お腹側の天井、ぐりぃって擦られるのも、すごいぃっ!!!あぁぁっ、もっとしてぇっ、突いて、いっぱい突いてぇっ!もっともっと、滅茶苦茶にしてぇっ!!!」

 ――――く、うぁっ、なんて、締め付けと吸い付き…………っ、く、そぉっ、こんなの、もぅ…………っ!!

 強烈なピストンに喘ぎながらも、まだ僅かにヴィヴィの方には余裕がありそうで、どこまでも貪欲に快楽を求めていく。
 けれど貴方は、散々待たされたせいもあるのかもうギリギリのところまできているようで、だったら、私は――――。

ヴィヴィ
「ふ、ふふっ、も、もう限界、なんだぁ…………っ!!だらしない、けどいいよっ、あたしの膣中に出しちゃっていいよっ、ほらっ、こうやってっ、入り口をっ、締め、付ければぁ…………っ!?んきゃぁぁぁっっっ!?!?」
リンデ
「…………は、ぁっ、油断、大敵、だよっ!!」

 重い重い身体をなんとか動かし、ヴィヴィが取り落とした例の性具に手を伸ばして、眼前にある綺麗な釣り鐘型の乳房の先端に思いっきり押し付ければ、ビクンっ、と背筋を反らしてヴィヴィが随喜の悲鳴を上げる。

ヴィヴィ
「う、あぁっ、おねぇ、ちゃんてば…………っ、も、もう復活、したんだぁ…………っ、んっ、くぁっ、ひぃぃっ、あああダメダメっ、それビリビリするぅっ、気持ち、良過ぎぃっっ!!!」
リンデ
「ふ、ふっ、弱いとこ、いっしょ、だもんね…………っ、ほら、貴方も頑張って、この子にも極楽、見せてあげ、て…………っ!」

 ――――く、あぁっ、その手が、あったな…………っ!

ヴィヴィ
「んひぃぃぃっっっ!!!あぁっ、ちょっ、やっ、やめっ、そっ、そっち、そっちまでブルブル、ってぇぇっ!!!んぁっ、あああっ、なにこれヤバい、ヤバいぃっ!!!ジンジンするっ、すごいの、ぐわぁって、くる、ああっ、ダメダメこんなのっ、イクっ、イカされちゃうぅっ!!!」

 さしものヴィヴィも、この性具の威力の前には余裕を保っていられずに、あっという間にその全身がブルブルと痙攣していく。
 それに合わせて、貴方は今までの愚直な突き込みを止め、腰をグリグリと押し付け、膣の奥で円を描く、女の方がより気持ちよくなれる動きで、なんとか先にヴィヴィを昇りつめさせようと懸命に歯を食いしばっている。

ヴィヴィ
「あぁぁっ奥もすごぃぃっっっ!!!これヤバっ、もっムリぃっ、こんなのっ、ガマンできるわけっ、んっ、あっ、くっ、うぅっ、あ、あ、あ、んぁぁぁぁーーーーっっっ!!!」

 遂にヴィヴィが堪え切れずに絶頂し、ガクガクと大きく全身を揺らしてから、力尽きたように私の上に凭れかかってくる。
 その表情は私でも見た事がない、陶酔し切った艶っぽいもので、けれどその程度じゃ、私の報復にはならない。

ヴィヴィ
「…………ん…………ぁ…………っ、はぁ…………っ、んんっ、んぁっ、やっ、まっ、てぇっ、いやぁっ、まだそんなっ、ブルブル、つよ、すぎぃ…………っ!ダメ、ダメぇっ、今は止めて、止めてぇぇっ!!!」
リンデ
「だぁめ♪さっき散々私が同じ事言っても、聞いてくれなかったよね?」
ヴィヴィ
「だっ、だってこんなっ、こんなヤバいなんて知らな…………っ、あぁっ、ああああっ、ダメダメ突いちゃダメぇっ!!!もうどこされても、バカみたいに気持ち、気持ちいぃのっ、良過ぎるからぁっ!!!あぁぁウソぉっ、もうくるっ、次のくる、ぅっ!!!」
リンデ
「いいよ。私みたいに、馬鹿になるまで、イッちゃえ♪」
ヴィヴィ
「きち、くぅっ!!あぁっもうムリだよぅっ、イクっ、イクイクイクイクっ、イックッぅぅぅーーーーーっっっ!!!!!」

 惚けたようにイクを連呼して、あっという間に二度目の頂点に登り詰める。

 ――――く、うぅぅっ、もう、俺も…………っ!

リンデ
「うん、よく頑張りました。最後にもう一度、貴方の熱いモノで盛大にイカせてあげよ♪」
ヴィヴィ
「あぐぅっ、んひぃっ!!ダメぇっ、もうイケないっ、これ以上は意識、飛ぶっ、飛んじゃうっ、おかしくなるからぁぁっっっ!!!」
リンデ
「あれぇ、まだ二回しかイッてないのにギブアップなんだぁ?だらしないねぇ〜」
ヴィヴィ
「おねぇ、ちゃんはっ、この、ペニスの獰猛さを、知らない、から…………っ、んくっ、あああっ、いやぁそれダメぇぇぇっっっ!!!クリブルブルされながら、クリの裏ゴシゴシするの、はん、そくぅっ!!!こんなのっ、こんなの知らないっ、虜に、されちゃうっ、これなしじゃ、生きていけなくなるよぉっ!!!」

 ――――また、いつでもしてやるよっ!だからほら、イケっ、イッちまえっ!くそっ、もう出る、出す、ぞおっ!!! 

ヴィヴィ
「あっあっあああっ!!!はげしっ、はげしすぎぃっ、キミのそれ、逞し過ぎぃっ!!!あぁイク、イクイクっ、んむっ、むっ、むぅぅーーーーーーっっっ!!!!!」

 その途方もない快感に打ちのめされる様が愛おしく、そしてちょっと羨ましくて、最後の瞬間強引に唇を奪う。
 くぐもった絶頂の喘ぎが私の体内にも響き渡り、その余波で私もまた軽い絶頂に至ってしまう。

 そして、随喜の震えが収まったタイミングを見澄まして唇を離せば――――。

ヴィヴィ
「……………………ぁ……………………ぅ……………………ぅっ」

 絶頂の激しさと、口づけによる酸欠で、ヴィヴィはフラフラと頭を揺らし、ドサッとうつ伏せに私の隣に倒れ伏して失神してしまった。
 それと同時に、長い射精を終えた貴方もヴィヴィの膣中からペニスを抜き、腰がバタッと横倒しになって、パクパクと余韻に浸る膣口からどろぉ…………っ、と白濁が太腿を伝ってシーツを穢していく。

 そのあまりに淫靡な光景から目を離せないでいると――――。

 ――――じゃあ、最後はリンデの番だな。

リンデ
「えっ、えぇっ!?そ、その、まだできる、の…………?」

 ――――二人が卑猥すぎるのが悪い。ここまで自制を効かなくさせた責任、取ってくれるだろう?

リンデ
「そ、それは…………。わ、わぁ、本当に、まだ逞しいまま…………んっ」

 情事の名残の湯気を逸物から朦々と立ち昇らせながら、貴方は力強く寝そべったままの私の股を割り、熟れ切った密壺に先端を押し当てる。

リンデ
「…………えっと、このままの格好で、いいの?」

 ――――あぁ、脱ぎ掛けの方が征服感があっていい。

リンデ
「…………ヘンタイ。でもその、折角なら…………」

 ――――優しく、するよ。最後くらい俺に主導権を委ねて、真っ直ぐに愛させてくれ。

 わかっている、とばかりに貴方は上体を傾けてきて、そのままはじめてのキスを交わす。
 軽く触れるだけのそれは、けれど今までにないときめきを胸の内に呼び覚まし、快楽に翻弄されていた時のものとは別種の幸福感で全身が痺れていく。

リンデ
「…………ありがとう。じゃあ、我が儘だけどお願い。今は、今だけは、私を恋人だと思って愛して。その愛の証を、ヴィヴィと同じように、私の深いところに、注いで…………」

 ――――あぁ、愛しているよ、リンデ。

リンデ
「んっ、くぅ…………っ、入って、くるぅ…………っ、ほんとに、おっき、ぃ…………っ!奥まで、いっぱいにされて…………あぁうん、確かにこれ、全然違うのね…………。身体の芯からくる気持ち良さが、すごぃ…………」

 ヴィヴィの負け惜しみもあながち嘘ではなかったようで、こんな存在感で奥の奥を小突かれながら、外側からも永続的に刺激されたら、私もひとたまりもなく達してしまう事だろう。
 それでなくても、まだまだ芯に残る性感の燻りは、あっという間にその触れ合いで火がついていくのだ、せめて最後くらいは、追い詰められるような交わりではなく――――。

リンデ
「んっ、んんっ、あっ、はぁ…………っ、その、動き、やさし…………っ、貴方のがゆっくり、出たり、入ったり…………でもこれ、貴方の形がはっきりわかって、あぁっ、んぅっ、ゾクってするのぉ…………っ」

 ――――リンデの膣中も、すごくいい。じわじわと優しく締め付けて、奥に至れば吸い付くようで…………。

リンデ
「…………っ、んっ、だったら嬉しい、な…………っ、ゆっくり、ゆっくり気持ちよく、なっていこ…………っ」

 一瞬、ヴィヴィの膣中とどっちが気持ちいいか、なんて詮無い事を尋ねそうになって。
 必死にそれを飲み込み、ただ純粋に目の前の貴方を愛する気持ちで、繰り返される挿抜を緩やかに腰を蠢かして迎え入れる。

 時折上体を倒してキスを交えたり、やわやわと胸を揉んだり、或いは本当の恋人のように指を絡ませて、貴方がくれる様々な触れ合いを楽しみながらも、私達は徐々に愉悦の境地へと昇りつめていく――――。

リンデ
「んっ、んぅっ、あはぁ…………っ、すご、いねぇっ、それ、気持ちいいの…………っ、一番奥、ゆっくり掻き回されるの、最高に気持ち、いい…………っ!」

 ――――俺も、だよ。さっきから子宮の入り口がキュウって吸い付いて、離してくれないのが最高だ。

リンデ
「そこに、欲しいって事だよ…………っ、貴方の熱い子種、注いで欲しいって準備して、必死に誘ってるのっ、あぁっ、じわってぇっ、ちっちゃい波、きてる、きてるの…………っ、こんなゆったりなのに、どうしようっ、もうガマン、できない、かも…………っ!!」

 ――――こっちも、気持ち良過ぎてギリギリだ。その、最後は…………。

リンデ
「…………んっ、いいよ、好きなだけ突いて、いいよ。私の身体はもう、貴方のモノだもの、いっぱい強くして、この溜めに溜め込んだ気持ち良さ、いっしょに爆発させよう?」

 そう促すと、貴方は一度陰茎が抜ける寸前まで大きく腰を引き、そして勢いよく突き上げてきて――――。

リンデ
「んぁぁぁぁっっっ!!!うぁっ、はぁっ、あああぁっ!!!すっ、ごぉ…………っ、はげしっ、くっ、される、とぉっ、こんなに違う、のっ!?うぁっ、ダメぇっ、これ壊れるっ、壊れちゃうっ、わたしの奥、ズンズンってされてぇっ、押し拡げられるっ、貴方の形、完全に覚えちゃうぅっ!!!」

 ――――それでいいっ、忘れられなくしてやるっ!くっ、あぁっ、締め付けが、すごい…………っ!

リンデ
「んぁっ、はぁんっ!!だっ、てぇっ、勝手にそうなっちゃ、うっ、もっと、もっと欲しいって本能が疼いてぇっ、あぁぁすごいっ、ばくはつっ、ばくはつするぅっ、気持ちいいのがっ、もぅダメっ、ダメぇっ、さっきよりずっとおっきいの、くるっ、途方もない、イキ方、しちゃいそう…………っ!!」

 ――――俺も、イクぞ…………っ!受け止めてくれっ、そして最高に気持ちよく、なってくれっ!!

リンデ
「うん、うんっっ、きてっ、そのままきてぇっ!!!あぁぁぁぁきてるぅっ、すごいのっ、ムリぃっ、ぜったい、こわれっ、んぁっ、あっ、くぁぁっ、あっ、あ、あ、あぁぁイクっ、イクイクイクぅっ、最後はおくっ、おくでぇっ、あぁそこそこぉっ、ダメくるっ、ああぁぁぁイクぅぅぅーーーーっっっっっ!!!!!」

 もはや暴威、と呼んでいいほどの強烈な快感が全身を突き抜け、深い、深いところから押し寄せる絶頂の波に飲み込まれ、私は高らかに絶叫しながら、果てた。
 それと同時に、ドクン、ドクンと胎内に熱い精子が迸り、それは今までの絶頂にない、圧倒的な幸福感を連れてきてくれて、それを貪るのにまさしく最後の力を使い果たした私は、忘我の境地の中ですうっと意識を失っていく――――。

………………………………


……………………


…………


 ――――プルルルル、プルルルル。

リンデ
「…………うぅん…………なに、よぉ…………っ」

 突然意識に飛び込んできた電子音が、幸せの余韻を掻き消していく。
 その意味に朦朧とした頭では気付けないままに、無意識にアークスに手を伸ばして繋げると――――。

ヴィヴィ
『やっほー、お姉ちゃん。…………あれ、もしかしてまだ寝てた?』
リンデ
「寝てた、ってなによぉ…………ヴィヴィだってさっきまで私の隣で…………ぇ?」

 そう、隣で寝ていたはずなのに、今は画面の向こう側で、怪訝そうな顔をしている。
 二度三度目を瞬かせて、ようやくここが自分の部屋、という事に思い至り、それと同時に一気にさっきまで見ていた光景が脳裏に雪崩れ込んできて――――。

ヴィヴィ
『珍しいね、お姉ちゃんがそんな風に寝惚けてるのって。もしかして昨日、色々はしゃぎ過ぎた?』
リンデ
「〜〜〜っっっ!?はっ、はしゃぐって、なっ、なにを…………っ!?」
ヴィヴィ
『え?だから昨夜は久々の同窓会だったんでしょ?その様子じゃ夜遅くまで盛り上がったみたいだし、あーあいいなぁ〜、あたしだけ除け者にされたみたいでつまんないなぁ〜』
リンデ
「どっ、同窓会っ!?…………あ、あはははっ、そう、そうねっ、ちょっと長居し過ぎて、疲れて寝過ごしちっゃたみたい、あは、あははははっ!」
ヴィヴィ
『…………ふぅ〜ん』

 咄嗟の誤魔化しが通用したかはわからないが、ヴィヴィは思わせぶりな相槌を打ったきり、特に追及してこない。
 よ、良かった、今あれこれ尋ねられたらきっとボロが出まくっちゃいそう――――。

ヴィヴィ
『ところでさお姉ちゃん、今日ちょっと時間ある?』
リンデ
「え?う、うん、少しくらいなら…………」
ヴィヴィ
『だったら少し付き合ってくれない?ちょっとした製品を記事にするのに、自前で使用感とかチェックしたいんだけど、あたし一人じゃ信憑性も薄いかなって思うからさぁ』
リンデ
「ちょっ、ちょっとしたっ!?え、えぇっ、ダ、ダメよっ、そんなの困るわっ!?」
ヴィヴィ
『どして?単なる生活雑貨だよ、一人暮らしでも快適に家事をこなせるように、って触れ込みの。ほら、あたしはまともに家事なんかやってこなかったし、お姉ちゃんならその善し悪しもちゃんと見極めてくれるかなって』
リンデ
「せ、生活雑貨…………そ、そうなのね、わ、わかったわ、待ってる」
ヴィヴィ
『うんうん宜しく〜♪その際には、い・ろ・い・ろ・と、訊かせてもらおっかな〜♪』
リンデ
「っっっ!?!?」

 最後の最後にいかにもあの子らしい悪魔の笑みを浮かべて、通話が遮断される。
 だよねぇ、やっぱり双子だもん、バレるよねぇ…………と、未だ沸騰する頭を抱えながら、しばらくは自己嫌悪と罪の意識に苛まれる事を覚悟するのだった――――。
posted by クローバー at 06:53| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月15日

やりたい放題だなー

 ファルネーゼは4章が終わって、多分ヒロイン選択だろうとこで予定通りイヴを選んでみたくらいまで。
 3章は素敵な水着回で、実にオリヒメのスク水が麗しいのですが、事件としてはまた色々と荒いなぁと言うか、後々の伏線的な部分を糊塗してる面はあるのかもだけど難しいところ。
 というより、ああやって告発して被告をすっぽんぽんにさせて、実は間違いでしたーと判明しても別に何の糾弾も責任も負わない占星弁護士ってのも随分な商売だし、そこで間違いだったという事実から即座に真犯人を見出す推理力はともかく、その場で改めて告発し直すってのも厚顔無恥じゃね?とは思うんですけれどもね。

 4章もその流れで言えばかなり悩ましいところはあるし、まあファルネーゼ含めてより大枠的な仕掛けというか悪辣な何かがあるのだろうけど、それにしても普通にヒロインっぽさを持ってるキャラがバタバタいなくなる構図ってのは結構胃が痛いですしねぇ。
 んで現状ジャクリーンだけロック掛かってたけど、でもあのヒント的にはシナリオ面云々じゃなくて、どこかで浮気して来いってことっぽいからなぁ。さしあたりイヴが終わったら、その辺抑えつつ進めてみようかしら。

 今日は後は閃の軌跡Vのサントラをゲットしてきたので、コツコツ聴き込みしてます。うーん、本当に素敵な曲ばかりで、あ、これあの場面だー、とか思うだけで心が弾むのですハイ。
 明日は軌跡マガジン2と完全攻略本も出るから、これも是非に買い占めて熟読せねばなりませぬ。楽しみ楽しみ。
posted by クローバー at 19:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする