2016年06月30日

粛々と……なんだが

 珊海王はソーニャのロウとカオスをクリアですね。
 ロウは一応これでもダモンに信頼を寄せていた、という中で、操り人形からの脱却を果たすという構図でいいのかなぁ。まあその黒幕がそこまで全く沙汰なし、ってとこでどうも気持ちが乗らない、ってのはあるけれど、ソーニャはとても可愛かったしHシーンも悪くなかったのでまあいいかなと。
 逆にカオスは選択としてアリツほどプラスアルファもなく、単純に信頼が築けなかったからそのまま、ってだけで、カオスサイドのHシーンこそあったけどそれだけだなあ。まあ二周目自体は一時間くらいで終わるからいいんですけどもね……。

 次はボルハにしようかな、と思ってるけど、しかし粛々とこれだけ進めてるのは微妙に苦行感が。。。
 最悪途中からルートレターと並行プレイに切り替えるかもしれませんな。ボルハの船足遅いから面倒そうだしなぁ……。
posted by クローバー at 18:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月29日

無力の中に

 オトメ*ドメインの感想をアップしました。
 非常に総合力が高い作品であり、その上で女装主人公とポンコツお嬢様というありそうであんまり見ない組み合わせ、かつそこにしっかりそれぞれの立場におけるダメさ、生々しさを浮き彫りにする設定を付与したことで、中々斬新な味わいに仕上がっていると思うし、決して重厚感はないけれどちゃんと感情面でも理屈の上でも筋道を簡潔に拾っていける丁寧なつくりは好感が持てましたね。
 残念さが一朝一夕に改善するわけもないし、無力に歯噛みする現実も多々あるけれど、それでも少しずつ支え合って成長を促し合って進んでいくのを、絵の力がかなり偉大とはいえコミカルさと柔らかさを強く出しつつしっとり展開してくれていたし、期待以上にいい作品だったと思います。

 ゴアは闇子、ユカとクリアして、あと拾えてなかったED回収してコンプリートですね。
 終盤に入っての真相解明編、という位置づけになってくるところで、全体の不気味さや不条理さこそ薄れるものの、その分だけ想いの尖り方、純粋さは際立ってきて、そこにゴアという触媒の特殊な力が噛み合うことで現実にもたらされた事象を、感情と寄り添いながら詳らかにしていく流れは見事だし、概ね謎も残らず、道中を考えると本当に奇跡的なくらいのスッキリしたラストだなあと。
 主人公の立場としてどうしようもない部分は多々あって、そこを決して無理に埋めたりはしないという構図も地に足がついているし、それでも、と繋げる想いが未来にどういう光をもたらすのか、それを彷彿とさせたところで綺麗に終わるわけで、実際ユカが作中だけでも指示してやらかした猟奇的行為は多々あれ、そうなるに仕方ない、と思わせる背景と心情のねじれの組み立ては本当にしっかりしている話ですよね。
 これもちゃんと感想は書きますが、流石に旧作なので新作ほどには力を入れずに、どこかの朝の時間で上手く折り合いをつけてサクッと書いてしまいたい感じですね。

 んで今度こそ珊海王を再開して、ソーニャでロウ狙いで進め、ある程度他勢力を撃滅してもちょっとで指輪が揃うくらいですね。
 話としては一応ソーニャの背景部分がチラッとは語られるにせよさほど重厚感はないし、シーンもダモンの好き勝手、という中でどうにもチーム感は薄いなあ、って感はあります。ターニャの背後にいる存在がどういう思惑なのか、結果的にそれを阻止するのか受け入れるのか、その辺も含めて気になるはなりますが、やはりシナリオとしてはそこまで深みがなく、といってゲーム的にも勢力毎に特別な工夫がいる、ってほどでもないしなぁ。
 まあ基本ターニャだと魔法が使えるのでそんなに戦闘には苦労しないし、足の速いコウモリ部隊で資源確保しつつ丁寧に進めれば難しくはないですかね。むしろ慣れの問題以上にアリツの最初の方が確実に苦労した。。。
 しかしソーニャの水にぷかぷか浮いてるCG可愛いね!
posted by クローバー at 18:37| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オトメ*ドメイン

 初見時から圧倒的な絵とキャラの可愛さに超惹かれたし、なんだかんだNYAONさんシナリオめっちゃ久しぶりってのもあったので、体験版も面白かったしとっても楽しみにしてました。


シナリオ(23/30)

 残念なればこそ育めた絆。

 主人公は幼い頃に両親を亡くし、それからは祖母に育てられていましたが、その祖母が鬼籍に入り、天涯孤独の身の上になります。
 これからどうするか、と途方に暮れていた時、かつて祖母がメイドを勤めていた屋敷のお嬢様である風莉がやってきて、生活の面倒を見るから自分が差配する学園に来ないか、と誘われ、祖母の遺言にもそれを示唆するものがあったことで、主人公はその好意に甘えることにします。

 しかし、いざやってきた学園、通称鈴女は、その名の通り女子学園で。
 元より童顔で華奢な主人公は女装して全く違和感がなかったものの、気持ち的に抵抗感は強く、しかし風莉にその事を抗議したところで、どうしても彼女がかつて世話してくれたばあやへの恩返しとして、自分の力でどうにかできる範囲で助けたい、と思ってくれていたことを知り、これも祖母が導いてくれた運命かと納得して受け入れることにして。

 かくして始まった女学園での生活、主人公は風莉と同じ第二寮の同室が宛がわれ、監視するという意味でも妥当か、などと納得していたのですが、しかし実態はそうではなくて。
 いきなり目の前でペットボトルにおしっこをし出す奇癖の持ち主の風莉、家事全般が壊滅的な似非大和撫子の柚子、中二病に全力で罹患しているひなたと、なんとこの寮に住む面々は誰もが極端に残念な気質を持ち、そのせいでわざわざ隔離された別寮住まいを余儀なくされているわけなのです。

 性別、という観点では最大級の問題児である主人公ですが、基本的には家事万能で気働きが良く、誰かの為に尽くすことを自分の喜びに出来る献身的な性格故、その辣腕をふるって全員の面倒を見ながらの生活は、毎日がドタバタと騒がしいながらも明るく楽しく、ともすればこみ上げてくる悲しみを遠ざけてくれる温かさに満ちていて。
 そんな生活の中で、それぞれのヒロインが抱える残念さの裏側にある想いなどにも折々触れる機会が増え、そのことは主人公を益々放っておけない、と、より深く傾倒させていく契機になって。
 これはそんなどこか欠けたものを持つ者同士の触れ合いの中で、緩やかながらも前に進んでいく絆の形成を丹念に描いたハートフルストーリーです。


 あらすじはざっくりこんな感じで。
 基本的にはヒロイン各々が主に主人公との触れ合いを発端として、これまでの自分を省み、これからどう自身の残念さを払拭して前向きに健全に生きていくか、そういう内的動因を原動力に、残念なりに少しずつでも進歩していく様を、周辺環境との軋轢などとも絡めて描いていく、という流れになります。

 テキスト的には概ねこなれていてノリとテンポが良く、特に今回はミドルプライスという中で主人公も概ね中性的で、総合的に女の子空間の華やかさが目立っていて読んでいてすごくにこやかになれますね。。。
 無論残念ヒロインを綴る中でマイナスイメージとなる部分もそれなりにはあるのですが、未成熟故の感情制御の拙さ、という心情的な連関性を丹念に仕込み、そこにみっともなさや弱さ、醜さなどの生々しい感情を省察的な意識とセットで組み込むことで、そのダメなところも可愛げ、その子らしさとして上手く調理しているあたりらしいな、って思ったし、やはり独特の味付けの良さがあるなあと思います。
 この人の場合アレですね、ヘンにテーマありき、構成の仕掛けありきで書くより、純粋に個性そのものをフックにしてそれがもたらす内的動因の循環を拾っていくほうがほのぼのしているし読み口そのものとしては一番面白い、って気はします。シナリオ、としての評価は別だけど、テキストとしてはもしらばやお天気雨よりはさくらッセのほうが好きな私としては、そういう懐古的な部分も含めて楽しめました。

 ルート構成はちょっとだけ工夫がなされています。
 ひなたと柚子に関しては道中で概ね二択でどちらに寄り添うか、って選択肢がいくつか出てきて、選んだ方のルートに入るわけですけど、そういうつくりだから最初風莉はロックなのかな?と思いきやさにあらず、そこまでの選択を一発で凌駕する選択肢が共通後半に出てくる、という形で、その後の個別で明らかになる部分も含めて、ヒロイン個々の特性を反映した選択肢構造にはなっていると。
 まあ多少簡易過ぎるというきらいはあるけれど、そこにも微妙に残念さが反映しているのはこの作品らしくはあって面白く、全体ボリュームや高尚なテーマ性に結びついていない、という部分から勘案してもまあ充分なのかなと思います。

 シナリオとしては、基本的に残念な登場人物の残念さ、未熟さゆえに巻き起こすドタバタや軋轢、その中で垣間見える可愛げを全力で愛でる、雰囲気で楽しむタイプの作品と見做すべきでしょうか。基本的に作品を通貫するテーマ性は、なくはないにしてもそこを重点に掘り下げる、という見せ方はしていないと感じます。
 敢えて言えばそれは、残念故に美点が欠点にもなってしまっているのを、横の繋がりや触れ合いの中で是正していく、そうやって社会的な空間の中で人間性というのは磨かれていくんだよ、ってくらいで、それを実際に具体的な感情反応や状況展開で赤裸々に抉り出している、という意味で独特の味わいがある作品なのは確かですね。

 例えば善良さ、従順さ、朗らかさ、一途さ、ひたむきさなどの特性は、物語の舞台においてはその美点を思いっきり誇張するように見せていくのが汎用的なハートフルストーリーのありようだと思います。
 ですが人間として成熟しておらず、特に才能にも恵まれていない中では、そういう美質も状況次第では欠点にすり替わるというのはままあることで、善良さは自罰的に、従順さは思考停止に、朗らかさは自己愛過剰に、一途さは視野狭窄に、ひたむきさは愚直さに簡単に置き換えられてしまって。

 そういう表裏一体な部分を巧みに掬い上げ、ヒロインの現状に付与して、欠点と化している美質を少しずつでも本当の意味での美質に変貌させていく変遷の紡ぎ方がこの作品の一番の見所ではないかなと個人的には思っています。
 またそういう各々の気質の源泉的な部分も概ね推測しやすいように整理されているし、それが欠点として露呈することの必然性も最低限は担保しているので、感情面が主軸の話ではありつつきちんと理路としても読み解くことが出来て、派手さはないし、感情優位の構成ゆえに状況展開がやや粗いという面もあるはあるにせよ、私としてはやっぱり好きだなあ、と安心して楽しめるタイプの作品でしたね。

 こういうタイプの作品である以上、具体的な解釈をシナリオ内容のネタバレなしに書くのはすごく難しいので、この後の個別評価に関しては全部白抜きにしておきます。

 とりあえずシナリオ評価としては、風莉=共通>ひなた>柚子くらいかなと思います。
 共通を含めているのは、この共通が結構な比重で主人公の湊の残念さを乗り越えていく個別、的な色味があるためで、そこでの克服があればこそ、その後に他のヒロインと結ばれる最低限の精神性を築けているという意味で連関性も強いからですね。
 全体的に大きなダイナミズムはなく、基本的には内的動因によって物語が適切に変転していく、という地に足のついた構図で、故に極端な善し悪しはないけれど、どれも平均点はしっかりクリアしている優等生的な出来かなと。

 で、細かく見ていく前に前提として、作中でもほんのりとでも示されているのは、親との関係性によってそれぞれのキャラの精神性が応分に確立しており、結果的にそれが残念な部分を育んでしまっていて、またその残念さ故の余裕のなさが本来生まなくてもいい勘違いや遠慮に繋がっているのかな、という点。

 上で触れた欠点に転化した美質、というのは、一応それぞれのキャラをイメージしてチョイスしています。
 まず湊だと、自分が男である故にどうしても生じてしまう生理的欲求に対する自罰的な感情や、価値観に縛られての思考停止などが顕著で、これはやはり親を早くに亡くしたという喪失体験が、祖母の死という繰り返しで更に強化され、必要とされたいが故に相手を不快にさせるような行為や、自分から出しゃばって極端に関係性を深めていくような事が出来ない、心理学的に見れば不安型の性質を示していて。
 そもそも女装主人公の生々しい生理的欲求を露骨に押し出してくる物語は珍しいけど、でもそれが自然と言えば自然だし、まして残念なヒロイン達との様々な思惑や勘違いが紡ぐラッキースケベ的な事態が頻発する中では余計にそうで、そこで葛藤しながら自罰的観念に陥っていく、という構図は非常に説得的であり、その前提あればこそあの誕生日イベントが威力を発揮するわけですね。
 それは男として、ではないから十全ではないにせよ、湊という人間がここにいてもいい、という決定的な免罪符ではあって、それが今後の自己肯定感の萌芽として機能しているのは間違いないところです。

 次に柚子の場合、一人っ子でもありおそらくあの両親の元で溺愛されて大らかに育ったんだろうなぁ、というのは顕著で、他のキャラが不安型、回避型の傾向を備えているのに対して愛着は比較的安定しているのだけど、そのせいで逆に自己愛が肥大していて自己本位な部分は色濃いと。
 そしていい加減両親もこれではまずいと思っての鈴女への送り出しとか、後は見合いの話とかが、それまで否定されることのなかった自己愛に僅かな傷をつけていて、その上で第二寮の面々と主観的にでなく本気で相手を理解しようと触れ合っていく中で、その差異に気付いて自罰的な観念に陥る、というのが特色的です。

 いわば柚子は今まで自分の目に映る世界でしか生きてこなくて、周りもそれを許していたけど、遅まきながら社会には様々な人間がいて、お互いの気持ちを忖度し、慮り、思いやりながら生きていく必要があるんだ、それが本当の友情や誰かと結ばれることの喜びに繋がっていくんだと体得するわけです。
 それは本来もっと幼い頃に為されるべきものなのだろうけど、その特異な出自と、一見社交的で特定の環境下で触れ合う限りその欠点が露呈しない残念さだというのが、その改善を妨げ、一層拗らせていったんだろうなあと想像するのは容易くて。
 実際主人公の柚子評も、学園での第一印象は素晴らしく良かったのに、いざ生活空間で実態に触れると真逆の評価になっていったわけで、けど仮にもお嬢様だと、風莉もそうだけどそこで誰かが黙って欠点を補ってくれるから、自分でやらなきゃ、という切実さがついてこないのは仕方ないんだろうなあって思います。だからこそあれこれ親身に容喙してくる主人公の存在で盲を拓かれる、という構図は納得のいくものだと。

 ひなたは他ルートに比べて両親との実質的な関係性がそこまで深く示されないので推測で補っている部分もありますが、基本的には大切に育てられたけど、それが応答的ではなく支配的な育てられ方で、無論それはこの子にとって良かれ、という善意ではあるにしても、結果的にその過保護な育て方が、ひなたの自我を抑圧し、人形めいた個性を紡ぐのに一役買っている、ということなのでしょう。
 だからひなたはわかりやすく対人スキルが低いし、嫌われるのが怖いけど愛されたい、という両価的な観念を宿していて、そのバランスを上手く取れないから結果的にああいう奇矯な振る舞いが板についてしまった、と見做せるわけで、対外関係での思考停止や視野狭窄は強く表に出ているかなと感じます。

 実際自身の狭い興味の範疇で理解を示してくれる主人公に対しての懐き方は相当だし、対してクラスメイトへの人見知り、距離の置き方なんかはどこか諦観が前提にあって、自我形成の未熟さ、稚さが一面的には強烈な可愛げ、庇護欲をそそる魅力にもなってはいるけれど、やはりどこか健全ではない不自然さを伴うもので。 
 そういう子だとわかり過ぎる故にこそ、主人公も悪戯に傷つけなくないという想いがより強くなって結果的に泥沼に嵌り込んでいくところとかいかにもこの二人だな、って感じですよね。

 そして風莉は、いちおうメインヒロインだけありその精神性もより複雑さを孕んでいて。
 基本的に親との関係、として見た時、根底的には両親が忙しくてばあやに育てられた、というところに愛着の欠損は見出せて、やはりそれは結果として応答的でなく支配的な関係の中での従順さ、愛されていないのかも、という些末な不安が呼び起こす、嫌われたくないから親のいう事には無条件で従うという思考停止的なありように導かれるだろうと。
 加えて風莉は、主人公との過去との関係で一目惚れした、という背景を持っていて、主人公の祖母の死を聞いていてもたってもいられず、彼の為なら出来る限りのことを!という健気な一途さを発揮しているわけですが、けど残念なことに風莉の能力ではそれを支えるだけで精一杯になってしまって視野狭窄を引き起こし、それとは別個に背負っている、学園を楽しくしたいという観念においても、その余裕のなさが影響してひたむきさが愚直さに転化してしまっている、と考えられます。

 ここまで見た中でわかるのは、特に風莉と柚子のシナリオでははっきり示されるように、基本的にヒロインは全員親との関係は良好、少なくともきちんと愛されてはいるはずなのに、ヒロイン側の主観ではそこにすれ違いや軋轢が生じていて、それは畢竟ヒロイン達の残念さがもたらす視野の狭さ、未熟さに起因している、という特色がある点です。
 語られないひなたにしても、今時の子としてはありがちな気質形成であり、そこに親の恣意は感じない、少なくともより悪質に支配的な両親なら、そもそもこんな中二ごっこを容認するわけがないでしょ、ってのがあるわけで。
 いきなり極端な自我の噴出にひた走ってしまった娘の対処に困って、礼儀作法などがしっかりしている学園に送り込めば改善されるかも、と他力的な期待を込めているだけで、それは無責任、と糾弾できなくもないけど、その背景が明示されていない中では深く言及すべき部分ではないかなと。
 少なくとも全体の枠組みから見て、基本善性を基底に置いての作風である以上、そういう解釈をしておくのが妥当だろう、というのが私の意見です。

 ともあれ、上の観点からも見えてくるように、この作品は決して鮮やかにその欠点を美点に変えたり、なんてことはなく、残念なのはそのまま残念だけど、それを個性として認めつつ社会と折り合っていく為に足りない部分を補い合って、支え合って頑張っていきましょう、という意識の変化を示すことで、人の繋がりの尊さを高潔さや崇高さとは結びつけず、もっと身近な生々しい感情の中でも息づくものなんだよ、と示していると思えます。
 だからこそシナリオ構成も基本的には内的動因、主人公との関係が深まる中で芽吹いていく感情や思惑によってのみ動いていくってのが、特にひなたと柚子は顕著であり、未熟さゆえにその変転が矯激すぎるという、柚子だったら湊を振るシーンとか、ひなたがお人形に戻るシーンとかの欠点も隠さず露呈されているわけですね。
 結果的にそれはヒロインの独り相撲である要素が強いために、そのみっともなさがいい意味で痛々しさを緩和しているし、口当たりをどこか温かくも涼しげなものにしていると思います。

 ただ風莉だけはその文脈でのみ解釈は出来なくて、でも多少の外的要因や半外的な誘発要因を組み込んでくることで、その残念さの現実を暗々裏にでも示している、ってのが中々技巧的であり、かつそれでもギリギリ作品の雰囲気を壊さないように配慮はされているのかなと感じます。
 そもそもの風莉との恋愛面での発端が、主人公の発情を収めるための献身にある、ってあたりも風莉の愚直さ、視野の狭さを示していて、その後ろめたさがあるというのもあって、他ヒロインよりも確実に恋愛に至るためのステップが重いし、その分だけ互いのマイナス面も露呈しているなぁ、ってのが率直に感じるところで。
 
 ただ実際に二人が結ばれるのは、表面的な条件だけ見たら簡単そうでも、克服すべき心理的抑圧が相当に多いのは間違いなく、裏を返せばそれだけ風莉は主人公を守りつつ自分に振り向かせるために全てを注ぎこんでいる、と言えて、それ自体が関係性の進展の障害になっているというのもまた皮肉な構図です。
 その上でわかるのは、風莉にとって学園を楽しい場所にしたい、という願いは第二義的なものであり、あくまでも主人公の幸せが最優先課題であって、自分と結ばれる、という結果が訪れ、湊が風莉のその意思を肯定し支えてくれる、という構図が確立しない限りは、その思惑は画餅でしかあれない、という点です。

 その辺を体系的に見る前に風莉ルートの進展を見ていくと、湊がより献身的、肯定的に風莉に寄り添うことで、それまでとは違う学園運営、より学生が楽しめるイベントを組み込んでいくという変化が生まれています。
 ただそれは、学園運営を大過なく行い、その上で自身の成績や素行もしっかりして欲しい、と考えている父親にとっては、不必要に運営に享楽的に踏み込むことで、本義的な部分を蔑ろにしている、と見做す要因にもなるという事で。
 このルートで顕在化する、学園の成績低迷の責任を取っての理事長解任騒動ってのは、常に爆発する可能性を秘めた爆弾であり、半分は外的要因でもあると言えます。けど他ルートでそうならないのは、風莉があくまで港を守ることに全力を使い果たし、結果として学園運営そのものは前例を踏襲した大過ないものになっているからであり、いわば風莉の風莉なりの頑張りが、藪をつついて蛇を出す結果に繋がっていると考えればそれは内的動因で。

 そこを補助線として見たときに興味深いのは、解任騒動の直接的な引き金を引いたと思われる美術部部長退学の事案のありようなんですよね。
 理事長としての本分も、学生としての本分も脇に置いて、一人の学生を救うためになりふり構わないという在り方はやはり従来の運営方針からは逸脱していて、その助けを安易に父親に求めて説教された、というのが解任の判断材料になっていることは間違いなく、けどこの退学の件だけはこの物語でほぼ唯一完全な外的要因、主人公達が何をどうしようと必然的に発生しなければならない事案であって、でも他ルートではその件には全く触れられていないのはなぜか?

 例えば学生理事長奮闘記として同類項として見做せるかにしののみやびルートでも、途中で実家の経営破綻で学園に通えなくなった鏡花を救うためにどうすればいいか、という話がありましたが、この作品だと少なくとも本校ルートにおいては、他ヒロインに進んだとしてもその破綻は起こり、そしてみやびによる救済も為されていると紡がれます。
 それは主人公がより深くみやびに傾倒する以前の段階で、きちんと段取りを踏めば才能を発揮できる子であるみやびが、そういう判断を為せるだけの精神的な余裕と矜持を取り戻す経緯がきちんと紡がれているからで、主人公が介在することでより劇的になる部分こそあれ、最終的にはみやびと鏡花の関係性としては同じ決着を迎えられることを明示しているわけですね。

 けど残念なことに、風莉は残念な子、なんですね。
 基本的に特別な才能はないし、そして数少ない奮える権力も湊を守ることに傾注してしまっていて、そこから更に冒険的に前に進んでみよう、という意思は、少なくとも湊に肯定されるという前提がない限り起こらないのです。実際父親に助けを求めるのも、最終的には湊が背を押しているわけで。

 つまり他ルートでは、あくまで湊の安全が第一義である故に、美術部部長の苦境は発生した、けどそれを救うだけの介入をしなかった、出来なかった、だからこそわざわざ物語の上では触れられていない、と私は考えます。
 実際そこまでするのは本来理事長の領分ではないし、それを見過ごしたといって非難される謂れはないんだけども、個別ではそうしてるのに他では、というのはやっぱり印象は悪くなってしまうわけで、それに基本的には湊主観の物語なんだから、湊の気付かないところで内々に処理された案件であるならばそれが露呈しなくとも不自然ではないと。

 柚子ルートの終盤で見せられるように、本当に風莉は湊の幸せを一番に考えて頑張っていて、だからこそ取り落とすものも多く、自分の不甲斐なさに歯噛みし、傷つくことも沢山ある、それでも今の立場を捨てるわけにはいかないという悲壮さを孕んだ使命感がそこにはうねっていて。
 未熟故にどうにもできない、という現実の厳しさを、敢えてこんな形で表面をなぞっただけでは気付けない部分に埋め込んでいるのが中々に巧みだと感心したところで、それに気づけばこそより一層風莉の想いの重さも汲み取ることが出来る、目に見えにくい部分できちんと優遇されてるのがメインヒロインの面目躍如なのかなと個人的には思っています。

 とにかく、これは決して完全無欠に綺麗な話ではない、だけどそういう切なさや痛々しさも含めてトータルで見たときに心温まる流れに仕立てているバランス感覚は見事だと思うし、高く評価すべきポイントだと感じます。
 女装主人公とポンコツヒロイン、という組み合わせの妙が生んだ独特の味わいですし、そのポンコツな部分にもきちんと根源的な理由づけが為されているから親しみを持ちやすい、というのもあり、雰囲気としてもシナリオとしてもかなり好みですね。



キャラ(20/20)

 基本的にダメな部分の多いヒロインばかりだし、その成長も緩やかで目立つものではないけれど、その等身大の飾らない魅力と、残念だからこその可愛さはかなりの密度でしっかり引き出せていて、加えて主人公が素晴らしく可愛いもので特にマイナスすることはないかな、って感じです。

 一番好きなのは迷うけどひなたかな。多分年末採点だとシナリオ点込々で風莉の方が上になるかもだけど、今現在の純粋な好き、って気持ちだとこの子になる。
 とにかく人付き合いに不器用で、だからこそわかってくれる相手、そこまででなくとも自分をありのまま許容してくれる相手にはベタベタに懐くし、真っ直ぐに我が儘も言うしでまあ素晴らしく可愛いのです。恋人モードも本当にひたむきにラブラブイチャイチャしてくるし、色々と性格の変転が忙しい子ではあるけれどそれも含めてそっと後ろから抱きしめてあげたい子だなあと思うのです。

 風莉も当然大好きです。
 ただ主人公のみならず、本当にその感情のわかりにくい子だなあというか、親愛表現が斜め上に行き過ぎていて困ったちゃんだなあと苦笑いは出てしまいますな。。。その意味では風莉ルートを一番最初にやってしまった方が作品全体の風通しはいいのかもしれません。
 でも基本的には素直だし発露に乏しさはあれ乙女らしい恥じらいやときめき、歓びは折々に見せてくれて実に可愛く、他ルートでの健気な献身ぶりも含めていい子だなあとしみじみ思う次第ですね。

 柚子に関しては他ヒロインと性格的な立ち位置が違う、という見立てもありそこまで好みにはならなかったけど、いい意味で物語を楽しくしてくれるムードメーカーではあったしこれはこれで、って感じ。
 美結や先生もいい味出していたし、その上でやはり湊が抜群に可愛くて、しかし普段は女の子然とした思考回路なのに性的な部分では結構露骨にむっつり欲情キャラだったりで、その辺のギャップも含めて中々新しい造形だったなと思いますね。意外とツッコミが鋭く黒い部分も含めて可愛いし、やっぱりお嫁さんに貰うなら湊でいいや、と思わせる破壊力はあったと思います。


CG(20/20)

 なにこの圧倒的な可愛さ。。。
 ミドルプライスとは言え量的な面ではちと物足りないか?ってのはあるし、質としても時折高いレベルで、ではあれおや?と思うのがないわけじゃない。んだけど、クオリティとシナリオ補正が完璧に嵌った時の絶大な破壊力はちょっと異常なくらい素晴らしくて、その突き抜けた部分にひれ伏す形で満点でいっか、となっちゃいましたね。。。

 立ち絵に関しては一人一人の量は充分だけどキャラ少ないから総合的にはミドルプライスなり、ってところで、ただ質に関してはやはり素晴らしい、としか言いようがない素敵さでした。
 ポーズはヒロインで3種類にサブが1〜2種類、恒例の後ろ向きも含めてなのでそこまで多くはないけどとても躍動的ではあり、腕差分も一応あるしでそれぞれにらしさはしっかり色濃く出ていて良かったですね。
 特にお気に入りはひなたの右向き、正面より髪の流れ方が綺麗で好きなんですよねー。
 その他お気に入りはひなた正面、風莉正面、やや左、柚子正面、湊正面、やや右、美結あたりですね。

 服飾はヒロインで4種類にサブが1〜2種類、服そのもののデザインもかなりいいけど、加えての小物差分とか髪型差分がまた可愛いんですよね。風莉の寝癖とかはこういうテーマの作品ならではの可愛さですし、ひなたも髪下ろしてるのは本当に可愛くて好き。
 お気に入りはひなた制服、私服、寝間着、体操着、風莉制服、私服、寝間着、体操着、柚子私服、寝間着、七海私服、湊制服、私服あたりです。

 表情差分は鑑賞で見ると中々膨大だけど、基本的にはパーツ組み合わせの差分が多いって感じでメインになるのはそこまで多くはないのかな、と。それでもそれぞれに独特の表情や遊びが混じっていて生き生きしてるし本当に可愛いなと溜息が出るレベルですな。
 特にお気に入りはひなたの右向き苦笑、というか半分唇が釣りあがったパーツがめっちゃ可愛いなって思うし、地味に素のひなたが一番感じられる顔かなってのでも愛着があります。
 その他お気に入りはひなた笑顔、不敵、焦り、半泣き、ギャグ泣き、ジト目、拗ね、照れ笑い、風莉笑顔、困惑、照れ目逸らし、照れ微笑、真剣、どんより、膨れ、柚子笑顔、膨れ、照れ上目、見つめ、焦り、湊笑顔、呆れ、膨れ、ギャグ怒り、照れ困りあたりですねる


 1枚絵は通常50枚のSD20枚で計70枚。6800円と考えるとギリギリ水準かなぁ、とも思えなくはないけど、ちょっとSD比率が高くてそっちに頼ってる感じもなくはないし、もう少しあればなお嬉しかったなあ、というのは率直なところ。
 ただし出来に関しては本当に素晴らしいのは突き抜けてヤバい。美し過ぎて可愛過ぎて延々眺めていても全然飽きないレベルで素敵なので大満足です。

 特にお気に入りは9枚。。。いやこれでもいくつか泣く泣く削ったんだよ?
 1枚目は寂しくて、添い寝、この時点では明らかにならない風莉の想いを知りつつ見ると一層この稚さと安らぎ感が素敵過ぎ。
 2枚目はお嬢様との出会い、いやちょっとこの喪服風莉の儚げな美しさは凄まじいなと。
 3枚目は湊のひざまくら、告白シーンでもあるしこの温かい雰囲気と柔らかい風莉の笑顔が超好き。
 4枚目はひとつになりたい、このはじめての歓び、感動と瑞々しいボディラインの美しさは素晴らしいなと。
 5枚目はあなたの居場所、柚子らしい包容力と、ほどけていく湊の表情が本当に綺麗で好き。
 6枚目はこれなら平気!、いやぁやっぱり黒ストビリビリHは素敵ですよねぇ(笑)。
 7枚目はお風呂上がりの甘えん坊、全部の中で実はこれが一番好きかな、この膝の上で安心し切ってコロコロ表情を変える構図が可愛過ぎるのです。
 8枚目は中二病よ永遠に、ムリなく今の自分を肯定できている柔らかい雰囲気が素敵です。
 9枚目は男女の証明、このむっちりした胸の柔らかさと、ひなたの興味と恐れが入り混じった顔つき、汁気も含めてすごく繊細で素敵かと。

 その他お気に入りは、というかもうこれ基本全部好き。多少崩れててもそれが味になってたり、残念さの引き出しになってたりでどうあれ可愛いんだもんよ。。。
 SDもやはり可愛いですしねー、手芸部の技あり、柚子いちご、お姉さま大好き!あたりが特に好きです。


BGM(18/20)

 実にらしい透明感と柔らかみが入り混じったBGMと、ノリのいいボーカルの組み合わせで実に耳に楽しい仕上がりだったと思います。

 ボーカル曲は2曲。
 OPの『LOVING TRIP』はコミカルさと疾走感が絶妙にマッチしていて耳障り良く、楽しく聴ける曲ですね。ただA〜Bメロまではメロディが結構好きなんだけど、サビがちと弱い&歌詞がストレート過ぎて情緒が乏しい感じがあって、総体的にはもう一歩かなと。
 EDの『ミライメロディ』も透明感とウキウキするようなリズム感で綺麗な曲だなとは思うけど、取り立ててキャッチーに響いてくるところはなかったのがちと物足りないところ。

 BGMは全部で20曲、ミドルプライスなのでまず水準は足りてると思えますし、質は流石と言うべきか素晴らしく私好みのピアノ曲が沢山あってとてもとても満足ですね。
 特にお気に入りは3曲。
 『Cold rain』は切々と降り積もるような悲しみがメロディに綺麗に連なっていて、繰り返しの中に表情の変わる部分が混じっているのがまた味わい深くていいですね。
 『Rain stops and…』は雨上がりに雲間から切れ込むレンプランド光線のような神々しい輝き、美しさを、特に後半からの旋律で切なさも交えつつ表現していてこれが一番好きな曲ですかねー。
 『Gentle heart』は絆の育む温もりをストレートに紡ぎつつ、その支えをもって前向きに進む意思の輝きを静かにイメージさせてくるところが素敵ですね。

 その他お気に入りは、『Graceful lady』『Spring bird』『Innocent smile』『Breakfast is ham and eggs』『Lunch is minestrone』『Secret time』『Box of the memory』『Dance of the castle』『Happy story』あたりですね。


システム(9/10)

 演出は非常に可愛らしくてセンスある構成だなと。
 日常でもキャラは目パチ含めてかなり動くし、感情アイコン多用してすごくコミカルな躍動感があり、背景との組み合わせなどの昔ながらのお家芸とも合わせて非常に印象的だったなと思います。無論シナリオ面での情感演出もしっかり組み込んでいたし、手抜きのない素敵なつくりだろうと。タイトル画面でのインストに合わせて画面が組み上がっていく演出も可愛くていいですよねー。
 OPムービーもコミカルさと美麗さを等分に醸しつつの素敵な仕上がりでかなり好きです。

 システムも必要なものは揃ってるし動かしやすいので全く問題はないですね。
 逆に目新しいものがあるわけではないから特に触れることもないんですけど。。。


総合(90/100)

 総プレイ時間14時間くらい。共通4時間、風莉4時間、他2人が3時間くらいの勘定ですね。
 ミドルプライスとしては問題ない尺だし、その中で残念さがもたらすもどかしさもあるにせよ、総合的に流れの中で必要な変遷をしっかり汲み取ってみせてくれているし、全てが綺麗事で片付かない現実の中でも、仕方ないなぁ、的な感じで柔らかく噛み砕けるような素敵な雰囲気をバランスよく紡いでいるので、個人的にはかなりいいシナリオだなと。
 この人のラインナップとしてはやっぱりさくらッセが一番近いかなと思うし、しかしよくよく考えるとさくらッセってもう8年以上前とか……。

 ともあれ、シナリオに爆発力こそないものの、噛めば噛むほど愛おしい、という入れ子構造も内包していて楽しかったですし、それ以外の項目の総合力の高さも流石、そして目玉であろう絵の破壊力は期待以上のものがあり、ちょっと甘いかな、とは思いつつSまで引き上げてしまった感じですねー。
posted by クローバー at 06:36| Comment(2) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月28日

一途は美徳?それとも……

 オトメ*ドメインは風莉をクリアして無事にコンプリートです。
 流石にメインヒロインだけあって他の二人よりも尺は長めに取られていて、その中でしっかり風莉の想いの本質と、それを中々真っ直ぐに受け止めきれない湊の本質を丁寧に掘り下げていて、その上でずっと風莉が望んでいたけれど、能力面で追いつかなくて可能にならなかった、学園を楽しくする、という切望に対し真摯に取り組んでいく、結果的にその努力が二人の道行きを切り開いていく、という構図はとても綺麗ではあると思います。
 
 しかし例えばかにしののみやびルートなんかと比較してみて面白いのは、ちゃんと所与の条件を与えてあげれば出来る、という隠れた才能の持ち主とかそういう方向での見せ方でなく、あくまで風莉、というかヒロイン全員ポンコツというか、残念なところは多少でも克服はされるけど概ね残念なままなんですよね。
 そしてその残念さ、ってのは、言い換えれば才の不足ではあり、その分だけ現実に向き合うのにいっぱいいっぱいで、すなわちそれは様々なことに目配りが効かず、自分にとっての一番に縋りつくような視野の狭さをもたらしてしまう、という部分をとても説得的に実例込々で示してくれているのが特色だなあと。

 どうしてそう極端な考え方を?ってところを未熟故に、って形で上手く処理しているし、だからか大よそヒロイン達が潜在的に抱えている(と本人達は思い込んでいる)親との軋轢に関しても、実際はヒロイン側の一方的な主観であって、という部分にオチをしっかり持ってきていて、そのあたりで読後感を涼しげなものにしています。
 そういう気質を前面に出していくとき、どうしてもヒロインとしての魅力が減衰するところはあるにせよ、主人公との絡みや主人公視点での赦しを強く押し出すことで、その残念さをしっかり可愛げに思わせるだけの配慮は出来ているし、実際可愛かったと思います、まあ個人的に若干柚子はギリギリだったけど。。。

 ともあれ、全体的に非常にハートフルで、驚きはないけど素朴な納得と清々しさがあって、イメージとしてはさくらッセに多少近しいものはあるかな。あー久しぶりにルゥリィルートやりたいなぁ……。
 感想はまた慌ただしくてアレですが明日書いちゃうつもりです。まあミドルプライスでもあるしあまり重々しく書くほどのものでもないですしね、頑張りましょう。

 んでこの後は、とりあえずゴアは全部終わらせてしまおうと思っていて、その次こそ流石に珊海王、んで出来ればルートレター、マインの順でやるのがプレイスタイルや作風込々で一番いいかなと。その箸休め的に一人二人くらいでも殿堂ヒロイン巡礼が出来ればなおベターで、7/13の空の軌跡3rdまでにしっかり目途をつけられれば文句なし……なんですが、結局余裕が出来そうで出来ない、お仕事みっちりのカレンダー見ちゃうと溜め息が出るのねん。。。
 まあそれでも五月六月前半より多少はマシなのは事実だし、色々粛々と進めていきませんとねー。

 そしてフィリスのアトリエ9/29、うむぅ、これは結構シビアな日程だなあ。。。まあ九月のエロゲがどのくらいになるか、にもよるし、私はもうFFは買わないと心に誓った人なのでその分マシだけど、基本的には千桃クリアしてシームレスにアトリエ、ってスケジュール濃厚かなあ。次の新作前にうたわれまで片付けばいいんですが。。。

 小糸アナザー更新。
 くっ、もちょっとCOGの罵りを組み込みたかったぜ(笑)。
posted by クローバー at 19:21| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月27日

きゃーめんどくさーい

 オトメ*ドメインは柚子をクリアです。
 色々と癖があって残念ヒロインが闊歩するこの作品の中でも、一見まともに見えて実は一番ダメな子だろうってのが柚子なわけで(笑)、そのくせああいう場面でだけ察しがいい、ってのも、他との整合性を踏まえて考えるとちょっと突飛な印象はあるなぁ、という切り口でのスタート。
 誰しもが自分を全面的に好きになれるわけはないにせよ、面と向かって否定されたり叱られたり、その繰り返しの中でようやく自覚する、ってのは、やっぱり他のヒロインに比べると温かく大らかに育てられてきた証左なのかな、とは思って、それは決して人格としてマイナスではない、むしろ心に屈託のある相手を引き上げる力になる輝きではあるけれど、ことこの寮の面々のパワーバランスで、と見たときに、苦労を前向きさに変えていくいじらしいタイプに対して劣等感を抱く、ってのはなるほど、という心理的な要因だなあと。
  
 まあだからといって柚子の奔放さと無鉄砲さ、思い立ったら、って部分が容易く解消されるわけもなくてのグダグダした流れから、いざ恋愛を成就させてもドタバタは続いて、その中で益々自己嫌悪を増幅させる気付きにも出会ってしまって。
 この辺はこの後の風莉シナリオの内容次第で説得力が変わってくるところではあるけれど、しかしこの風莉の健気な可愛さはグッときますなぁ。
 そこからの展開は流石に柚子傲慢だぜ……!と言わざるを得ないし、それが優しさから発露しているとわかっても傷つけるのは違いないからねぇ、あんまり擁護できないものの、その後の展開のほのぼの感を含めて考えると程よいスパイスではあるのかな。どっちにせよ柚子のアホたれ〜!って感じだけど。
 そしてエピローグでのひなたの反応が可愛い!やっぱり基本安定して一番可愛いのはひなたのような気はしてきた。。。

 さて掉尾は風莉に飾ってもらいましょう。ポンコツ理事長奮闘記みたいなノリを期待ですな。
posted by クローバー at 19:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする