2019年12月31日

良い時代になった……のか?

 喫茶ステラと死神の蝶の感想をアップしました。
 久しぶりにそこそこ気合入れてシナリオ感想書きましたけど、昔はこれくらいの分量をアベレージで書いていた、というのが改めて我ながら頑張ってたなぁ、としみじみ思ってしまう。。。本当に年は取りたくないものです。
 今回そうしようと思ったのは、偏にこの作品、ぱっと見だとかなりご都合主義だと判断されるだろうなぁ、って気がしてて、そこを少しでもフォローしたいなと思った面はある。

 実際書いてからサラッと感想に目を通しても、そういうニュアンスは多かったし、事実そういう面もあるのは否めないのですよねぇ。
 ただ感想で書いたように、神様が規定した人間世界の仕組みと、それに対する関与の仕方、という外側のフレームを意識的に組み立ててみると、それ自体はそこそこ一貫性があるので、それを補助線としてシナリオ理解に繋げていくと、それなりに納得して楽しめますよ、って感覚を提供したかった次第です。
 まあ私みたいな場末ブログの戯言にどれだけ影響力があるものか、って話ではありますし、そんなわかりにくいところで秩序があっても仕方ないだろ、って突っ込まれればそれまでなんですが、個人的には設定もキャラも舞台もなにもかもめっちゃ好みの作品だったので、そこは全力でフォローしないと!という使命感を久々に喚起されたのは間違いないですね。
 やーほんと、ナツメ死ぬほど大好きだし、涼音もすごくツボで素晴らしかった。CVも新旧入り混じって、という中でみんないい味出してたし、やっぱしなんだかんだで上原あおいさん好きだなぁ私。喜怒哀楽含めて、喋りそのものを聴いてて一番楽しかったのは希なんですよねー、時々ぶっ壊れるナツメも良かったけど。

 とりあえず、ここ1〜2年でようやくまともに正月休みが定着してきたところ、今年からは大晦日もお休みできて有難い限り。
 やっぱりサービス業もいい加減年末年始くらい休むべきだし、むしろステラくらいの期間休みにして欲しいぞ。。。まあそれは贅沢かもだし、休みが長くあっても基本引き籠ってるだけだから、不健康極まりないのはあるのだけどね。

 とはいえ今日は、朝に感想書いてから半日くらい大掃除に費やしてたので、あんまりゲームはプレイしておりません。
 まあ一応アイコトバはクリアして、選択肢が結構多い中でシーン回収がちょっとめんどくさかったけど、最初のエンド以外はどちらも普通に主人公が卯月の側に寄り添って、的なエンドだったので、やっぱり成長や真剣味、という意味では最初のエンドの方が正統的だったかもしれませんね。
 でもどちらにせよ卯月の妹力は素晴らしいものがあり、献身的で甘え上手でとっても魅力的で良かったと思います。惜しむらくは結構ボイン設定なのと、基本黒スト装備なのに、それを活かしたHシーンがあんまりなかったことくらいですかね〜。
 感想は出来れば頑張って明日の朝書きます。元日の感想アップはある程度恒例行事と言うか、去年まではそこしか休みがなかったから選択の余地がなかったんだけどさ。。。

 明日からはあにまるぱにっくやるつもりですけど、でも多分新年一発目の起動は、ステラのナツメルートになってそうな予感しかしないな。。。少し余暇が多いからと、そこまで余裕こいてるわけにも本当はいかないのだが、心を裏切るのも良くないしねうんうん。。。
posted by クローバー at 17:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

喫茶ステラと死神の蝶

 みんな大好きゆずの新作ですし、今回もヒロインが別嬪さん揃い、特に体験版プレイ時からナツメが可愛くて可愛くて仕方なかったので、いつも以上に一日千秋の思いで発売日を焦がれていましたね〜。


シナリオ(24/30)

 王道の勝利。


★あらすじ

 主人公は幼い頃に母を亡くし、仕事で海外を飛び回る父親とは上手く距離感を掴めないまま育ったことで、諸事にやや消極的かつ回避的な生き方が身についてしまいました。
 大学に通うようになり、ある程度独りで生きていけるようになってもそれは変わらず、むしろ拍車がかかって、口では悪友と恋人が欲しい、と語りつつも、それ以上に今の生温い日常が壊れる方が恐い、という想いが強くて。

 しかしそんな主人公の人生は、ある日、突然の交通事故に巻き込まれた事で一変します。
 その刹那、明確に自身の死を意識した事で、やはりまだ死にたくない、やり残したことが沢山ある、という想いが生じ、特殊な魂の力を持つ主人公はなんと、その事故が起こった一日を丸々なかった事に改変する、という、凄まじい荒業を披露する事になったのです。

 改めて目覚めると、記憶の中と全く同じ一日が繰り返されて。
 幼馴染の希に胡乱な目で見られつつもなんとかやり過ごし、大学に行っても同じ時間の繰り返し、ならばあの事故は……?と、恐怖心を抑えて現場を確かめに行くものの、遠巻きに眺めていても同じような事故は起きません。
 やはり今までの事は単なる白昼夢だったのか――――そう思った刹那、しかし自分をじっと見つめる不思議な猫の存在に気付き、その後をつけていくと、突如猫が喋り出し、挙句にいきなり現れた死神に釜でなにかを刈り取られてしまいます。

 そして再び目覚めると、主人公は見知らぬ場所にいて、そこでは同じ大学で美人と名高いナツメが丁度着替えをしている所で。
 危うく変質者として警察に突き出される寸前で、先程チラッと見た死神の少女・栞那が現れ、この場所に彼を連れてきた理由を説明してくれて、当面の危機は回避しますが、しかし彼がそういう処遇をされた理由はまだ解決していませんでした。
 栞那と、その眷属のケットシー曰く、主人公の魂は力が強すぎて、強く願った通りに世界を変えてしまう程の特異な力を秘めているため、世界を司る神様に目をつけられていて、このまま退嬰的な生き方を続けるようなら世界から存在そのものを抹消されてしまう、というのです。

 それを回避するためには、まず主人公が前向きな生き方を、幸せな生活を手にする事と、その幸せを他者にも分け与えるような贖罪行為が必要と言われ、その為に、今栞那とナツメがオープンさせようと奮闘している喫茶ステラの手伝いをしてくれないか?と頼まれます。
 色々悩んだものの、元々バイトを探していたこともあり、主人公は一念発起、その喫茶店の立ち上げに関わる事になって。
 新たにアルバイトを募集する中で、主人公は希をスカウトし、またその希の前の学校の友人だった愛衣も応募してきて、更にすったもんだありつつ、有能なキッチンスタッフである涼音を引き入れることにも成功して。

 様々な想いを経てようやく開店にこぎつけた喫茶ステラ。果たして彼らは、この喫茶店との関わりの中でどんな生き方を見出し、どんな幸せを掴んでいくのでしょうか?
 これは、魂の残滓である蝶を刈り取る死神、という存在を象徴とした世界のシステムがもたらす、ちょっと不思議で、心温まる、幸せを求めてひた走る物語です。


★テキスト

 非常にバランスの取れた読み口ですね。
 ゆずのスタイルと言うか、ある程度常に世界観はファンタジーでありつつ、現実とリンクした切り口も丁寧に組み込んで、しかもそれを常に最新にアップデートする努力は怠らない、というあたりが、ゆずらしいユーザビリティの在り方としてしっかり浮き彫りになっています。
 テキストそのものとしても、基本的にはバラエティに富んだキャラ同士の掛け合いを中心に、ギャグとシリアスのバランスを丁寧に整えつつ、しっかりシナリオの伏線も細やかに埋め込んでいく形で好感が持てます。
 読み物として歯応えがある、なんて方向性ではないですけど、現代エロゲのテキストで求められる高いレベルでの平均値をしっかりキープしている感じで、総じてゆずらしい王道的な仕上がり、と言っていいと思います。


★ルート構成

 基本的には好きなヒロインを追いかけていけばいいスタイルですね。
 シナリオ設定的に栞那あたりはルートロックなのかな?と思いきやそうでもなく、サブの涼音だけは2周目以降限定ですが、基本的にどのルートから進めても問題ない作りになっています。
 他のルートでそれ以外のヒロインの致命的なネタバレとかそういうのもないですが、世界構造そのものを理解する上ではやはり栞那ルートは重要にはなってくるという感じで、個人的なイメージとしては栞那を先にプレイしておいた方が理解度が高まるかな?という印象は持ちました。

 選択肢自体もそれなりに数はあり、単純な横並びのヒロイン選択、というだけでもないので、そのあたりのゲーム性に配慮したバランスも含めて、まずまず丁寧に仕上がっていると思います。
 一応バッドエンドもありますけど、まあこれ普通に考えて、敢えて選ばない限りは踏まないですしね。。。


★シナリオ(大枠)

 王者に奇策はいらない、という感じの、王道ど真ん中のゆずらしいつくりですね。
 キャラゲーとしての魅力は、いつものように素晴らしい絵を下敷きに目一杯引き出しつつ、そこに平均点をしっかりクリアしたシナリオ性とエロスが丁寧に積み上げられていて、イチゴ増し増しパンケーキ的な贅沢な美味しさを味わえる作品に仕上がっていると思います。

 個人的には主な舞台が喫茶店、というのも色々と擽られるところではあり、勿論シビアに見た時に、この喫茶店本当にこれだけ繁盛しててこの人数で回るのかよ?とか、客商売的な部分での都合の良さはあれこれ感じてしまうのが厄介でもあるのですけど(笑)、まあそこは物語ですし、シンプルにこういう喫茶店で働きたいなぁ、と思わせてくれるのは良かったと思います。
 総合的なテーマとしてはシンプルに、自分が幸せになれば誰かも幸せに出来る、逆に誰かを幸せにすれば自分にも幸せが返ってくる、という所に尽きると思いますし、それがある程度世界のシステムとして補助されている、という所に魅力があると感じます。

 特にこういう、主人公がどこか退嬰的で、回避的な生き方を選択している場合、その気持ちを変転させるまでのプロセスがめんどくさい、というのはあるのですけど、今作の場合それを一番最初に力技で捻じ伏せて、変わらざるを得ない情況に追い込んでいるのが上手い設定だなと思いました。
 またそれぞれのルートでも、要所でしっかりその世界システム、魂の在り処としての蝶の存在が効いていて、ファンタジーである、という土台が逆に、外的要因のファジーさをある程度フォローしてくれるという面もあり、それをどこまで意図していたのかはともかく、個人的には自分の中でスッキリと補助線が引けたので、それぞれのルートの独自性に対しての解釈もすんなり出来て良かったな、というのはあります。

 無論粗を探せばツッコミどころは多々ある、とは言えますが、なんというか、それを敢えて突っ込むほどではないかな、と読み手に思わせるラインで済ませているバランスの取り方が今回はとても良くて、個々のシナリオもそれぞれに出来が良く見所があって、いつも以上に総合力の高いシナリオに仕上がっていたと感じますね。
 流石にそれでも、名作ラインに乗せる程突き抜けてはいないのですけど、舞台設定やヒロインの好み度に引っ張られた面はあるとはいえ、私の中ではゆず史上で一番気に入っているシナリオにはなりました。


★シナリオ(ネタバレ)

 というわけで、たまにはちゃんと感想書きましょう、という所での個別評価ですが、大体ナツメ>愛衣=栞那>涼音=希くらいでしょうかね。
 基本的にかなり高いレベルでまとまっていて、希あたりでも平均点は普通にクリアしていると思いますし、後はキャラ性やテキストの雰囲気、シナリオの方向性の好みで多少上下している感じです。ぶっちゃけた話、ナツメというヒロインの個性がめっちゃツボなので、その点でシナリオも引っ張られて、というのはありますね。

 個々の内容にうつる前に、補助線として、神様から見たこの人間世界のありようと、世界のシステムの仕組みについて軽く考えておきましょう。

 個人的な印象として、この世界の神様ってとっても優しいな、とは思うのですよね。
 出だしのアレコレと主人公の立場、最初の選択肢からのバッドエンドだけ切り取ると苛烈な印象があるかもですけど、ただ本質的に神様って、本来人間個々の事情にそこまで関心があるシステムじゃないし、零れ落ちる魂、という問題があるとはいえ、それに対する人間世界の中での救済を複層的に設けている、というだけでもレアケースには感じます。

 勿論そのシステムとは、ひとつは死神で、もうひとつは愛衣シナリオで出てくる虫籠になり、どちらも自浄的に人間世界で零れ落ちる魂の発生を食い止めるための能力として機能しています。
 もっとも虫籠の方は、人間の浅ましさが故に有益な使い方に至れず、その機能そのものが退嬰化していた、という設定で使われていますけど、どちらにせよこの世界の神様は、個々人の細かな事情に介入するほど暇じゃないけど、総体として出来る限り幸せに生きる魂が増えて欲しい、という意思はあると私は解釈しています。

 ただ当然ながら、世界の支配者として、その秩序を壊す存在を看過できないのも道理ではあり、主人公のような存在はそこに適合してしまう、と言えます。
 なので個人的な解釈からすると、愛衣シナリオで虫籠が魂のバグ、なんて説明がありましたけど、むしろそっちは元々有益な機能を人間が使いこなせずに、そういうレアな能力にさせてしまったイメージで、よりレアな世界の改変能力のほうがバグと捉えるべきかな、って感じています。

 でも、だったら何故最初に世界を巻き戻した時点で主人公は抹消されなかったのか?その猶予と慈悲が何故与えられたのか?
 ここも個人的な解釈ですが、それは希ルートでの、かつての希の魂の母親の在り方が補助線になると思っています。
 要するに、はじめてそういう、世界の秩序を揺るがす力を持った相手が出てきた時には、問答無用で消し去る判断をしたのだけれど、しかし結果的にそういう強引なやり方では、魂の全てを消し去れず、延々と世界に禍根の種を残す形になってしまったわけで。
 それを教訓として、そういう力の持ち主であれど、本来の目的である幸せな生き方に魂の循環を引き戻せば、それが発露する潜在的な危機は薄まる、という判断をして、あんな風に死神にアプローチさせる迂回的な方法を選択した、と考えられます。

 ともあれ、こういう所から見えてくる神様像は、ある程度慈悲深く、そして人の営みを総体的に見つめ続け、きちんと成長していく存在と定義することが可能です。
 そして、個々人の事情に介入するほど暇ではなくても、特別な力を持った主人公に対しては別で、共通の途中で主人公がまたマイナス思考に陥りそうになった時に警告を発したりなど、ある程度意図的に幸せな方向に導く意図はあるのだろうと感じています。

 そこで思い至るのは、今回の個別ルートで、主人公達の行動に関係ない所から自体が動いていく、いわゆる外的要因要素は、大抵神社絡みなんだよなぁ、という所です。
 基本的に私は、そういうシナリオの都合での恣意的な外的要因の濫用を評価しないスタンスなのですけど、今回の場合、ある程度自分の影響力を発揮しやすい条件下で、神様がそれぞれのヒロインとの関係の中で、それをより良い方向に進ませるための後押しをしているイメージが持てて、それ自体が都合のいい解釈かもですけれど、そこを補助線にしておくとどのルートも結構スッキリ納得に至れるのですよね。
 というわけで、私は世界構造をこんな風に捉えている、という前提の上での個別評価になります。

 まず希ですけど、基本的に幼馴染ヒロインとしての意識の変化の難しさ、という部分を、世界構造の介入である程度埋められている、というのは大きいですよね。
 希側としては別に元々そういう感情が皆無、というわけでもなく、ただ主人公があんな風なだけに無理に踏み込むことはなかったわけで、主人公がその辺り変化してくれば、引っ張られて希の想いも揺れ動くというのはわかりやすいところです。
 上で書いたように、神社の事情でより二人の距離が縮まる状況が出来ていく、というのも、何某かの見えざる力が、という所で、いやまぁ個人的には巫女姫様出てきてくれても良かったんですけどね(笑)。

 赤い蝶の問題に関しても、一応枠組みとして、主人公と希の距離がより縮まった事で、希の魂が強化されて、それに触発されたという内在性が規定されていて、その単体でもそれなりに説得力はあるのですが、より大枠で見た時に、神様の贖罪と一石二鳥狙い、という見立ても出来るのかなと思います。
 敢えてその問題を顕在化する事と、自分が悪役を引き受けることで、それぞれの絆と心残りを昇華し、その世界を揺るがす力が悪い方向に影響を及ぼさないように制御する、と考えれば綺麗な手管ではあり、その手のひらの上で危機感をあおられて、という部分では少し悩ましさはあるものの、その方が最終的な収まりも含めて納得はいきますね。
 大体、いきなり最後の最後であんな都合よく古文書とかコロッと出てくるかい、ってのもありますし。。。希自体の母親に対する思い入れの突飛さまで含めて、潜在的な介入があればこその読み解きは出来るかなと思います。
 ヒロインとしての希も大変に可愛かったですし、女子同士の横の繋がりも深い作品なので、あれこれみんなに囲まれて、ってのもやっぱりすごく良かったですしねー。

 涼音に関しては、流石にサブだけあってそこまで長くはなく、本筋の蝶ともほほ絡んでこないのですけど、逆にその分大人の恋愛のシナリオとしていい味を出しているかなと思います。
 まずこの人の場合、職人としてのスタンスや想いの在り方がかなり好きで、それは共通からずっと言えるのですけれど、そういうひたむきで一心な在り方に主人公が共鳴し、尊敬して、その背中を追いかけてくる、そのくすぐったさがやがて思慕へと変遷していくという、仕事がメインの契機になっての結ばれってのは、すごくらしいところで満足度高いですね。

 シナリオとしても、そもそも涼音を取り巻く環境が、実はそれなりに優しい世界に、ステキな人たちに見守られていたんだ、という味つけになっていますし、それを理解し、反省からより自分を高めていくエネルギーを捻出する構造は健全で、それにしっかり恋愛も寄与しているというバランス感覚がとてもいいです。
 なんというかQOLがめっちゃ充実している感じで、私も涼音さんと一緒に働きたい!と思ってしまえるくらいには思い入れが強いヒロインですねー。それに合法ロリだし。。。

 栞那も悪くないんですけど、メインヒロイン、として考えた時に、どうしても流石に恣意的過ぎる部分が気になったのはあります。
 勿論彼女の存在自体、というか死神システムそのものが神様の意図的なもので、それをどう転生させるか、という部分にも介入が出来るのは確かでしょうけど、他のルートではこう、いい意味でもっと存在を隠して密やかに影響力を駆使しているのに対し、ここだけはあからさまに奇跡、って感じなので。。。
 それならばせめて、もう少し二人の想いや足掻きを蓄積する過程があって、その重みが動かした、という方向性が欲しいですし、死神自体サンプルが栞那しかいない、という特異性があるので、そこをもう少しシナリオ全体で補完出来ていればなお良かった、と感じますかね。

 栞那も長生きキャラの割に純情可憐な乙女感をしっかり維持していたり、そのあたりベースとなった人格はどんな風に形成されたのか?なんてのも疑問にはなります。
 総じて栞那の場合、世界のシステムそのものに近すぎるので、その恣意性に依拠し過ぎているきらいはあり、そもそも死神になる前に、栞那という人格のベースになるなにかはあったのか、その辺りも軽くでも触れて欲しかったなとは感じますね。

 それはそれとして、シンプルに栞那との関係性の進み具合や触れ合いのこそばゆさ、そして栞那が持つ前向きさに触発され、牽引されて、という点での、テーマ的な色合いはしっかり強く出ていたのは良かったと思います。
 主人公の魂の過去にも触れることで、より潜在的な部分で、主人公がそういう苦難の生き方を強いられる運命にある事と、それでも根底のところでは諦めない前向きさを保持している事が規定されますので、それは他のルートでも敷衍的に影響していて、なるほど、と思わせるところでした。

 まあ主人公にばかりフォーカスしていたのはどうなのか?栞那自身ももっと掘り下げてというのは上でも書きましたけど、ただ総体として見た時に、死神ってシステムは、零れ落ちた魂を前向きな強い魂に再生産するためのシステム、ではあるのですよね。
 主人公の様な回避的な生き方に対しての補助として、栞那とナツメは対になっていて、栞那の場合はより健全な愛着(この場合そういう風に規定され直した、とは言えますけれど)によって引っ張っていく形、逆にナツメは同族意識の中から少しずつ手を取り合って進んでいく形であり、ただそれは、普通に考えてどちらが難しいか?と言えば圧倒的に後者だと私は考えます。
 だからこそ、負のスパイラルに陥らないような魂の在り方を再生産する点からも、この世界のシステムそのものが基本的には優しい、というのは感じられるでしょう。そしてその総体である、という定義だからこそ、栞那自身の明快な過去は必要としていないとは解釈できますね。

 基本的にこの作品、ナツメ以外のヒロインは概ね正しい前向きさを保持していて、実際後輩二人なんかは実質的にヒロイン側から強くアプローチしている面もあるわけで、ただ栞那の場合、幸せになって欲しいからこそ自分じゃダメ、という制約があるのですよね。
 その点で、どうしたって主人公が前向きにならないとどうしようもない、ってのも上手く出来ていますし、相互補完的に幸せの循環経路を携えていく、そのパイプを太くしていく、という意味では、野中くん絡みでのイベントでもしっかり見せられていて、この辺はナツメルートの補完にもなっていますし丁寧なつくりです。

 その結果として奇跡を引き寄せて(主人公側の解釈としては、ですが)、そうなれば主人公がより前向きに生きられるように、その憂いに恐れず踏み込んでいける、というのは、前向きヒロインの専売特許的な部分ではあります。
 実際にまともに父親との関係性が改善する、というところまで踏み込めているのはこのルートだけで、その点ホワルバ2の雪菜とか、ハルキスの伊月を思い出すなー、ってところですけれど、ともあれそんな風にひとつずつ、真っ直ぐ幸せのための努力を積み重ねていったからこその、ラストシーンの家族の肖像が綺麗に映るのは間違いないシナリオでしょう。

 愛衣の場合は、あぁこれ、いかにもかずきふみさんっぽいなぁ、っていう、やや伝奇色が強めの、けれどアットホームで優しいシナリオになっていたと思います。
 虫籠の設定はここでしか出てこないので、実のところそれが露見しない他のルートで、ちゃんと愛衣はいつか立ち直れるのかな?関係改善出来るのかな?という不安はなくもないんですけど、まぁ元々芯が強く明るい子だけに、その辺は主人公やナツメよりは余程信頼が置けますからね。。。

 恋愛模様としては全ルートの中でも断然こそばゆく甘酸っぱい、愛衣の若々しさと純情ぶりが遺憾なく発揮された素晴らしいものに仕上がっていて、そりゃ涼音さんが事あるごとに甘酸っぺー!って管を巻いておっさん化するのも仕方ない(笑)。ただこのルートの涼音とナツメは少し物見高すぎるきらいはあるね。。。
 でも他のルートに比べても女子会の頻度がやたら多いのはすごく良かったですし、みんなにあれやこれや言われて段々その気になっていく愛衣のチョロ可愛さも最高でした。

 シナリオとしても、その甘々な恋人生活と並行しての、愛衣のかつての部活での関係性と、虫籠の力がもたらした負の遺産の清算、という流れの中ですごく深みと示唆に富んだものが紡がれているなぁと思います。
 魂の揺れが人の想いにどれだけ影響を及ぼすか、という部分でも、なまじ力があるだけそれが鮮烈に露呈するシーンもあり、そういう世界観的な設定の補完としても有効に作用しつつ、それを愛の力で乗り越えていく過程、そして虫籠に込められた本義的な用い方に辿り着く流れはとても丁寧で、綺麗にまとまっており、凄く心に響くものがありましたね。

 ただやっぱりこのルート、癖は比較的強めというか、まだ日常的なシーンでは全体の雰囲気に馴染ませているところはあるけど、えっちぃシーンでの主人公の人格豹変と、それに合わせてのツッコミマシーンな愛衣は、そりゃ面白いけどそれでいいのかい?ってのはありますけどね。。。
 いやまぁ、メインライターの人のルートはそっちはそっちでHシーンになるとさいろー色が強すぎてアレなんですけど(笑)、ほなにーでエロゲ筆おろしした人種としては、それはそれで特別な立ち位置だし、最近のゆずは基本このパターンだから慣れたというかね。。。

 ナツメに関しては、まあ控えめに言って最高と言うか、私のツボに刺さり過ぎるシナリオだったのはありますねー。
 ナツメもまた回避的な生き方を余儀なくされた過去があり、おまけに魂の問題もあって、そりゃ基本的に他者に対して自分から踏み込むようなことはしないよなぁ、ってのはつくづくわかります。
 よくエロゲだとこういう、超モテモテなのに誰にも靡かなかったのが、主人公にだけぞっこん、ってパターンは見受けますけど、でもそれ自体はやっぱり本質的には不自然と言うか、ある程度アプローチを受けて、全く心が動かないっていうのも特殊なんですよね。
 その意味で、その特殊性を設定がきっちり補完している点はすごくいいと思いますし、同時に主人公もまた回避的な生き方をしてきて、そこで琴線が触れ合う所があったからこそ、少しずつでもその懐に入っていけた、というのは間違いなくあるわけで。

 まあ回避的な生き方同士だと、ある程度同族嫌悪的な部分も出てくる場合もある、というかその方が多いかもなんですが、土台は同じでも他者からの評価が違う、という点、単純にナツメの美貌がもたらす影響が、単純に自分から他人に触れなければそれで楽に生きられる主人公とは違うメンタリティを形成していたのは確かで。
 だからナツメにとっては、ある意味主人公の対人スキルのなさは、遠い昔の自分を見ているような面も無きにしも非ずのはずで、その辺が最初から、嫌いじゃない、と思わせる土壌になっているのかなとは思います。

 この作品のヒロインとの恋愛難易度を考えるなら、大体愛衣>>栞那=希>>ナツメくらいのはずで、とりわけナツメの場合は、主人公が回避的、かつ対人忌避的で周りからも心配されないほどには自立している、という奇跡的なバランスがあって初めて成り立っている感はありますね。
 実際に、他のヒロインでは、それこそ希でも明快には感じ取れない機微を、ナツメだけは観取して、それを放っておけない感覚に至るというシーンはちょくちょくあって、なんだかんだで色々アプローチしているのは実はナツメのほう、というのも特色だと思います。
 まあ基本的に、実際は感謝されていたりするのに、相手の反応を悲観的に捉えて、自分が何かやらかしたか?と必要以上にビクビクするなんてのは、ネアカな人種では中々想定できない情けない心理活動ではありますからね(笑)。

 ただ、根底的な生き方はなかなか変えられないにせよ、二人ともそれぞれ死神の干渉を受けて、生き方を変えていかなければいずれ死んでしまう、というシビアな状況にあるのは確かで、その中でより退廃的なのはナツメの方ではあると言えます。
 そこは、家族の死がそういう生き方の根底である主人公と、自身の病がそれであるナツメの差異とも言えますし、死に対する覚悟の差とも言えて、ただ同時にナツメの場合は、敢えてそうやって心を殺すことで、感情の波をフラットに制御しているのは確かです。
 立ち絵や台詞のチョイスなどからもそのあたりは明確に感じ取れますし、少し先走った話をすれば、他のルートで無事に生きている事自体が(特に栞那ルートでは明快に定義されているのも、対のシナリオとしての相互補完的な意味があるのかな、とは)、波の少ない、一定の充足感の中で満足して生きていっている構図を浮き彫りにしていていると言えるでしょう。

 けれど実際のところ、見た目と内面の振れ幅のギャップが一番大きいのも間違いなくナツメで、本質的には乙女そのものであり、ちゃんと深いところではあたりまえの幸せを希求しているのも間違いなくて。
 その天秤がゆらゆら揺れつつ、というのが個別のスタート付近と言えますし、そこからある程度ナツメとの関係性が深まっていく展開も外側から都合よくやってくる、なんてのも、神様的事情の影響とは言えそうですが、この二人にとってはそれは結構危険な劇薬でもあるのですよね。

 特にナツメは、より深いところで誰かと親密な関係になることへの忌避感が強いですし、諦めなきゃいけない、と強く想うことがかえって負の感情に強く結びついてしまうのは他のルートでもちょくちょく見えていて、ナツメの病の再発に関しては上からの干渉というよりは、純粋にそういうシステムそのものがもたらす必然だったとは言えます。
 逆に言えば、そこまでして明確に喪失の危機を目の前に持ってこないと、最後の一歩が踏み込めないくらいに臆病ではあって、そこらも含めて本当に個性と設定が抜群に噛み合ったシナリオになっているなとは思っています。

 恋人になってからの不器用な甘え方も本当に愛らしいですし、そういうナツメと共に生きる中で、主人公が一段と成長し、前向きな生き方を強く持ってナツメを心理的に支えていこう、とする形も、どちらかと言うとヒロイン主体の恋愛になりがちな他ルートとは一線を画していて中々いいなと思います。
 その上で、ナツメ自身が諦めていたものを取り戻す手伝いをする中で、その根本にある純粋な想い、誰もを笑顔にする手伝いが出来たら、というところもしっかり叶えていっているのが、物語としてはすごく綺麗にまとめているな、と感じました。

 まあ正直、志津華ちゃん普通に可愛いから勿体ないなぁ、と思う気持ちも無きにしも非ずだけど(笑)、基本的にこういう、恋人が欲しいぜ〜、って呻く悪友ポジションのキャラに本当に恋人ができる流れはエロゲでは超レア、と言っても過言ではなく。
 それは結果的に、主人公とナツメが、今まで閉じこもっていた殻から抜け出し、少しずつでも世界を広げて、自分達の幸せを世界に還元・循環させていくという想いの反映としては中々に明快、かつ鮮烈な構図とも言えますので、この点毀誉褒貶は出るのかもですけど、個人的には英断だと思いますね。
 ナツメが好き過ぎる、という主観を除いて、出来る限り客観的に考えても、私としてはこのシナリオは、多分一番派手さはないんですけど、一番心理的な面での組み立てが丁寧かつ緻密で素晴らしいな、と思うし、キャラ補正込みでいいならかなりの名シナリオと言いたいところですね。。。

 ともあれ、全体として特別大きな粗もなく、テーマにもすごく忠実に綺麗な物語が紡がれていて、満足度は高いです。
 個人的にサノバと千恋はかなり好きだったけど、リドルがもうひとつだったので、ここできちんと挽回してくれたのは嬉しいですし、今回は舞台設定など含めて本当に私好みの素敵な作品だったなぁと思います。



キャラ(20/20)


★全体評価など

 もうキャラとしては申し分なしというか、満点を突き抜けていく素晴らしさでしたねー。
 ヒロインも全員抜群に可愛い上に、周りのサブキャラの味付けもいい感じで、そして横の繋がりも多彩で色々な表情や想いが垣間見えるのも素晴らしく、脇に回ってもヒロインがみんな抜群に可愛いって中々凄い事だと思います。

 その中でも断じて断然に好きなのはやはりナツメでしたね。
 もうなんなんですかこの子、可愛過ぎて可愛過ぎて一々感情の裏側を読み取っていくと本当に愛らし過ぎて死ぬし、立ち絵も仕草も全てが抜群で、普段は素っ気なくクールにふるまっているのに、とことん不器用に、けれどちゃんと愛情を示してくるいじらしさまで、全てにおいて破壊力の権化、もはや最終兵器と呼んで差し支えない威力でしたよ。
 ここまで見た目もスタイルも性格もシナリオもCVマッチ度も抜群に好み、ってのが出揃うのは奇跡的なマリアージュですし、久し振りに個別プレイしていて、まだこの子との時間を終わらせたくない、ってなって、また個別最初に巻き戻って……なんて躊躇いプレイしちゃいましたし、クリアしてからもこの感想書くため、とか言い訳して毎日起動してはニヤニヤ萌え転がっている始末ですからねぇ。
 当然今年の中ではトップクラス、どころか歴代でも十指には入ってきそうな勢いで好きです。

 ただそれ以外のヒロインも当然かなり好きで、ここからは甲乙つけがたいのですけど、敢えて言うと涼音さんがかなり好きなんですよねぇ。
 見た目はロリだけど心はしっかりした大人で、かつ情熱と信念をもって仕事に立ち向かう在り様が凄く琴線に響きましたし、こういう人と一緒に仕事してみたいなぁと素直に思います。
 希も愛衣も年下ヒロインとしてそれぞれに違う味わいがありつつも、やっぱりすごく愛らしくて最高でしたし、栞那にしてもこの中で比較するといちばん下になっちゃうけれど、普通の作品レベルなら1〜2を争うくらいには好きですからねぇ、恐ろしい限りです。

 あとミカドがいい味出し過ぎでしたね。というか、この猫と神様パワーで喫茶店がまともに回っているとしか思えない特別っぷりでズルい。でも可愛い。ナツメにカリカリじゃないメニューを目で催促してウキウキしてるシーンとか超好き。


CG(20/20)


★全体評価など

 まあ基本いつも満点付けちゃうのですけど、ゆずの横比較としても今回は相当に好きですねー。
 特に立ち絵の可愛さがいつも以上に抜群というか、ナツメの立ち絵がもはや神の領域か!?ってくらい奇跡的なデキの良さで、勿論ぞっこんラブ故の盲目はあるかもですけど、でも本当に全ての立ち絵が死ぬほど可愛いってもはや反則レベルでしょ、と思います。
 いつもながらに私服デザインなども洗練されていて、細かい部分まで気配りも丁寧で最高でしたし、1枚絵もヒロインは20枚横並び、全部で92枚にSDも29枚と豪華なラインナップで、文字通り非の打ちどころのない出来でした。

 あ、敢えて言えば日記でも書いたけど、ナツメの私服はパンツルックかフレアスカートでも良かったのでは?ってくらい。だってウェイトレス服の生足をあれだけ恥じらっていたのに、私服でも普通に生足じゃん!とはなるしね。。。


BGM(18/20)


★全体評価など

 ここも高いレベルで丁寧にまとまっていて、派手さはないですけど良かったと思います。
 ボーカル曲はOPに各EDで6曲かな、スタイリッシュでクールなOPもいいですし、EDではナツメと愛衣の曲が好きです。
 BGMもインスト多めとは言え50曲近くあって量的には充分過ぎますし、明るくやわらかで素敵な曲が多くて好み度は高かったですね。


システム(10/10)


★全体評価など

 演出はいつも通り申し分なしの丁寧かつコミカルな出来で、非常にバランスに優れており、細やかなところにも繊細な演出が施されていて、丁寧にプレイすればほどその拘りに触れる事が出来て楽しい限りでした。
 相変わらず立ち絵の使い方も上手ですし、情感の引き出し方も多彩でふくよかで、OPムービーも独特の味わいがあって、らしさ満点に仕上がっていると思います。

 システムも当然ながら最高の使い勝手とユーザビリティに満ちていて申し分なしですね。
 パッチの自動更新とか、細かい部分でもちょっとずつ進化させてるのがにくいところでもあり、その姿勢がある限りは覇権は安泰だなーと改めて思わせるところではあります。


総合(92/100)

 総プレイ時間22時間くらいですね。
 大体共通が6時間、個別が3〜3,5時間くらいで、涼音は2時間ちょっと、という感じでしょうか。
 ボリュームとしても申し分ないラインですし、シナリオも王道的で尖り過ぎず守りに入り過ぎず、程よいバランスの中で整っていて、ゲーム全体としての総合力は言うまでもなく万全、流石、の一言で済ませていいレベルです。

 まあ実際買いに行って、後ろの棚のストックの量だけでも全く他の作品とは売り上げの桁が違うのが見て取れますし、それでも驕らずにしっかり時代性やユーザーの求めるものをしっかり抽出して、かつメーカーとしてやりたい事もしっかり組み込んでくる、そういう正の循環が成り立っているのは素直に凄いなと思います。
 個人的にも今回は色々噛み合った点はあるとはいえ、ゆず史上でもトップクラスに好きと言えるだけの作品になりましたし、ナツメと言うヒロインに出会えただけでも大満足と言えます。
 また一年半、次の新作が出るのを心待ちにしております。

posted by クローバー at 06:45| Comment(0) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月30日

葛藤の中で

 アイコトバは、とりあえず同棲エンドをクリアしました。
 というかこれ、意外とかなりきちんと二人の引かれあう気持と、現実との折り合いの葛藤が強く出ていて、選択肢的にもそこが色濃く反映されてるのは面白いですね。
 最初だから敢えて無闇に手を出さない方向で進めてたらこうなったけど、どちらかと言うとこれがトゥルーエンドっぽいのかも。まだ主人公側の過程の問題とか置き去りであるとはいえ、きちんと理解も貰えた上で、想いの真剣さを時間と言う錘に差し出した上での結ばれなので、いい意味で悩んだ分だけ禁忌感が薄くなっている気はしますね。

 まあそれにしても卯月の可愛い事可愛い事。
 妹的な愛らしさや背伸びと、大人に差し掛かった少女の艶と機微、その両面がコロコロ入れ替わって、自分でもそれを『夜空』という疑似人格に投影して踏み込んでる感があるから、その危うさといじらしさにドキドキさせられますねー。
 CV的にはアオナツ以来?ではあると思うけど、こういう純真無垢、って感じのヒロインにはマッチしてますよね。今のところそういうタイプしか耳にしてないから、それ以上の幅があるのか、性質そのものが独特だけにそこはどうかなぁ?とは思うけど、この卯月というヒロインにはとても噛み合ってます。えっちなシーンでの、嗜虐性をそそる感じもいいよね。。。

 あと地味にあざらしのCVが飴川さんではあるまいか?ほんのちょい役で、クレジットも出てないけど、ちょっと得した気分だぜ。
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2019年12月29日

あぁぁぁ終わってしまったぁぁぁ……

 喫茶ステラはナツメをクリアしてコンプリートしました。
 いやぁほんっと、ナツメさんベストオブベストで最っ高だったんですけど、あまりに好き過ぎてクリアしたくない、もっとナツメと延々イチャイチャしてたかった……!という切なさで一杯です。。。
 関係性のスタンスとしてはほぼ想定通りのところで、それに蝶関連のあれこれも絡まって、だからこその厭世観、という部分の味付けは綺麗に嵌っていたと思いますし、どうしてもその分だけめんどくささは出るけれど、でも本人が気にするほどでもなく最低限のラインで、個人的には本当にむしろそういう所が抜群に可愛い!とときめきポイントマックスではありました。
 シナリオは全般的に見ても、ある程度総合的な補助線を引かないととりとめなく感じるところもあるけれど、結構その点でスッキリまとまるイメージは持てるし、その辺りを意識しつつのラストのまとめ方はやはりとても綺麗だったなと思います。

 そして本当に骨抜きすけべモードのナツメさんの愛らしい事ったらないよね!最高だね!
 元々の有り様からすごく大きく変わる感はないのに、要所要所での仕草や反応が本当にときめいて素敵だったし、メリハリをつけつつ徐々に素直に甘えられるようになっていく感じ、それでも元々の距離感と言うか、やり取りの独特な空気感は残しつつのバランスもとても良く、本当にそのままナツメとの日常をダラダラ垂れ流してくれるだけでいいからー!と、思ってしまうくらいに超絶大好きでしたねー。
 今年トップクラスなのはもちろん、歴代でも結構いいとこ行くんじゃない?ってくらい、キャラデザとスタイル、性格付けとシナリオに至るまで、非の打ちどころなくすべて私好みだったので本当に大満足です。最敬礼。

 ただ今更だけどアレだよね、喫茶店の新しい制服で、短いスカートになって生足恥ずかしい、って話題はちょいちょい出ていて、確かにそれ自体はナツメの気質にもフィットした感性なんだけど、でもあなた、普通の私服も結構生足バーンじゃない?って。。。
 まああのサスペンダー?でいいのか?つきの私服デザインもめっちゃ似合ってて好きだけど、あくまでコンセプトに合わせて徹底するなら、フレアスカートとかパンツルックでも良かったのでは?ってのだけ思いましたとさ。
 ともあれ感想は早めに頑張って書きます。久し振りにこれは、かなりちゃんと書きたい意欲が滾々と湧いてくるぜよ。

 次は予定通りアイコトバやります。こっちも黒髪ロングの美少女妹、しかも黒ストでサイコーだぜ!ってところで楽しみ満載であります。。。
posted by クローバー at 18:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月28日

かわゆすぐる

 喫茶ステラは共通リプレイが終わってナツメルート、でもまだチャプター6−3までです。
 というかね、共通でも可愛いんだけど、個別に入ってからの細やかな機微の中に揺らめくナツメのありようがまた異常に可愛くてですね、ヤバいのです。ホントに初見から超好きだったけど、プレイすればするほどどんどん好きになってしまって、実はこっそりチャプター5も、先に進むの勿体なくて2周しているというオチが。。。
 とりあえず奇跡的に立ち絵が可愛いし、基本的に表面化する感情の波は小さいのに、時折ぐぬぬって照れ睨みが出てくるのがまた鬼のように愛らしくて、それだけでご飯3倍楽勝で行けます!って感じになるのですよ。
 それにこういう、素っ気ない中に微かな諦念と言うか、儚さを感じさせるヒロインに、このCV抜群に噛み合ってると改めて感じるのですよねぇ。今年は初っ端のクロも良かったし、夏和小さん大当たりです。

 シナリオ的にはやっぱり、蝶絡みも含めてナツメの過去が、積極的に未来を希求する弊害になっているイメージだし、そこをどんな形で打破してくるのかなー、というのはとても楽しみ。
 色々総合的に見て、どう解釈すべきか悩ましいところもあるのだけど、とりあえずは時間の許す限り頑張って進めていきます。まあ明日は日曜でちょっと時間ないのですけどね。
posted by クローバー at 18:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする