2020年03月05日

モア日常plz

 ハーレムキングダムはソフィーヤとキキまでクリアしました。
 まあこの作品の場合、個別と言っても若干該当ヒロインにスポットが多く当たる程度で、ヒロイン全員満遍なく出てきてイチャイチャエロエロするわけなのですが、基本的に共通時点で単体エロスは終わって、各属性ルートになると複数プレイしか出てこない、ってのはちょっと勿体なく感じる点ではあるかなーって。
 特にそれぞれのルートのエピローグは、スポットヒロインがいの一番に妊娠して、のハッピーエンドなわけだし、そこへの連関性としても、シナリオ終盤でよりそのヒロインとの結びつきが強くなった、それを確かめる上でも今日だけは二人きりでイチャエロさせて、ってのがあっても良かったとは思いますかね。

 というより、この作品地味にハーレムものだからHシーンそこそこ多いのだけど、そこまで3Pを平等にバランス良くやらなくても良くない?全員プレイも各ルートに完備しなくても、って感覚は個人的にはなくはなく。
 そもそもこの世界観でのドタバタ、日常が面白い作品ではあるので、エロスでその尺が削がれるのは実は逆に勿体ない気もしちゃうし、まあハーレムというコンセプトの王道として外せない部分はあるにしても、もう少し工夫をつけても良かった気がします。なんならもうひとつ属性増やして、そっちはエロス三昧とかね。
 まあそういう些細な不満はあれど、ソフィーヤもキキも大層可愛かったので満足です。このキキの歩サラさん抜群にいいね。
 最後はシャルですね。これしか新作ないので、基本じっくり、一日一人ずつ大切に進めてきましたし、トリには相応しいかなーと思います。

 無垢百合の少女を更新しました。
 かなり時間空けちゃったとはいえ、大枠のコンセプトと方向性自体はメモってあるから、そのガイダンスに従って、という形で、でもそれに付随させる細かい部分の設定や展開はやや忘れ気味なので、その点は難しいところだなーと。
 今日の部分は、ピオニールの鍵の生成過程の、禁忌の雫⇒聖なる雫の流れから発想を得ている形で、こじつけではあるのだけど、なし崩しにその先を求めるより、ワンクッション置く方が、と設定時点では考えてたはず。。。
 次からはまた基本エロエロですが頑張るデス。
posted by クローバー at 17:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

無垢百合の少女 第8話 更なる絆を求めて

ロミィ
「うぃーーっす、お邪魔するぜぃ!」

ジーナ
「お、お邪魔、します……。わわっ、話には聞いてましたけど、立派なお屋敷ですね……」

クラウディア
「ふふっ、二人ともいらっしゃい。借り物ではあるけれど、この家での滞在も結構長くなったし、愛着も出てきたから、そんな風に褒められると嬉しいものね」

ジーナ
「そ、それは良かったです!でもここ、しばらく空き家だったって聞いてますし、それなりの不便とかもあるんじゃありません?なにか私に、お手伝いできること、あったりしませんか?」

ライザ
「うっわ、ジーナっては相変わらず天然でいい子ちゃん過ぎる!あたしなんて、こんなとこ住めて羨ましい!としか思わなかったのに」

ロミィ
「ま〜、ライザに細やかな気配りとか期待してもだよねぇ」

ライザ
「むむっ、そういうロミィさんこそ、いつも通りに傍若無人じゃないですかっ!なんですかうぃーーっす!って!どこの国の挨拶ですかっ!」

ロミィ
「おーおー噛みつくねぇ。大事な大事なクラウディアお嬢様が蔑ろに扱われるのは我慢ならないって?」

ライザ
「うぐっ、い、いや別にそんなつもりはないん、ですけどぉ……」

ジーナ
「……うーん、でも確かにライザさん、普段よりちょっとイライラ、してます?なにか悩み事でもあるんですか?」

ロミィ
「あの日じゃね?」

ライザ
「ち・が・い・ま・す・っ!ジーナも心配してくれてありがとね、ちょっと今、色々と行き詰ってるから……」

クラウディア
「えぇ、煮詰まっちゃってどうしようもないから、今日は強引に息抜きに引っ張り出してきたのよ。この子ってば、壁にぶち当たっても迂回する術を探したり、一旦離れて俯瞰したりしないで、ほっとくと壁が壊れるまで体当たりし続けちゃうんだもの」

ロミィ
「あー、猪娘だもんねぇ」

ライザ
「余計なお世話ですっ!そ、それに実際、悠長にしていられる状況でもないんだし……」

クラウディア
「だからこそ、よ。少しでも視座や気分を変えないと、このままじゃズルズル、形にならない悩みを抱えて悶絶しちゃうでしょう?私だってライザの心と身体が心配なの、それはわかってくれてると思ったんだけどなぁ?」

ライザ
「うぅっ、そ、それは勿論、クラウディアの思いやりと心遣いにはいっつも感謝してる、けどぉ……」

ジーナ
「ふふっ、いいなぁ。愛ですね、愛♪」

ロミィ
「全く、今日は二人の愛の巣でのイチャイチャを見せつける為に呼ばれたのかねぇ?」

ライザ
「イ、イチャイチャなんてしてないしっ!!」

クラウディア
「んふふ、確かに見せつけるのも悪くはないけど……でも今日は女子会がメインよ。ほら、ライザって色々と特殊な生き方をしてきて、普通の女子的な感性がまだまだ足りないから、その辺りお喋りの中で開発……もとい掘り下げていけたら、って思うの」

ロミィ
「お嬢様お嬢様、本音が駄々洩れてますぜ」

ジーナ
「か、開発……?お二人の関係って、そんな、そこまで進んで……っ?」

ライザ
「うぅっ、ジーナまでそんな目で見ないでよっ!!わかった、わかりましたっ、今日くらい、開き直って楽しめばいいんでしょっ!!」

クラウディア
「えぇ、存分に羽を伸ばして頂戴♪それじゃ二人とも、私の部屋まで案内するわね」

ロミィ
「あいよー。んじゃこれ、手土産。おやつにでもしてちょーだい」

ジーナ
「そ、その、私もささやかですが、焼き菓子を作ってきましたので……」

ライザ
「んぇっ!?ジ、ジーナはともかく、ロミィさんまでがそんな気遣いをっ!?」

ロミィ
「までとはなんだい。ロミィさんはいつでも信用第一、気配りを忘れない出来る女なんだぜ。どーせライザは、いつも気儘に立ち寄るだけで、こういう女の子らしい事、やりやしないんだろう?んん?」

ライザ
「ぐ、ぐぬぬぬ……、い、言い返せない……っっ!」

クラウディア
「いいのよ、ライザはもう我が家の家族同然だもの。ねぇライザ、二人のお土産、お皿に並べて、一緒にお茶も淹れてきてくれる?」

ライザ
「あっ、うんうんっ、任せてっ!んじゃ二人とも、また後で〜っ!」

ロミィ
「にゃはは、現金なもんだねぇ」

クラウディア
「ふふっ、そこがライザの可愛い所ですから」

ジーナ
「で、でも失礼ですけど、クラウディアさんがそんな風に自然に指図してると、ライザさんが召使さんみたいに見えちゃいます」

ロミィ
「おー確かに。にひひ、しっかりがっちり尻に敷いてるみたいだねぇ♪」

ジーナ
「お、お尻に……!お、お二人の関係性、すっごくすっごく気になりますっ!」

クラウディア
「えぇ、その辺の話も後でゆっくり、ね。……少しでも、ライザの気分転換と、新たな発見に繋がれば、いいのだけど」


………………

…………

……


ライザ
「お待たせ〜、準備できたよ〜……って、あれ?みんなして隅っこに集まってどうしたの?」

クラウディア
「ありがとう、ライザ。一先ずそれはテーブルの上に置いておいて、ライザもこっち、いらっしゃい」

ライザ
「う、うん……ってうわっ、床一面に本がっ!?えっ、クラウディアってこんなに本、持ってたのっ!?」

クラウディア
「えぇ、普段は梱包したまま収納してあるのを紐解いたの。ジーナに色々、見せてあげたくってね」

ロミィ
「いやぁ、お嬢様も物好きというか、旅から旅の生活なのに、一々持ち歩かなきゃ気が済まないんだ?」

クラウディア
「そうなの。勿論運搬はしてもらってるのだけど、やっぱり自分が好きな本は、常に近くに置いておかないと落ち着かないのよね」

ライザ
「はえ〜、そういうものなんだ。あたしなんか、こんな数の本に囲まれてたら、それだけで頭が痛くなっちゃいそうだけどなぁ」

クラウディア
「もぅ、ライザったら。それにここにあるのは、大半が大衆向けの娯楽本よ。むしろ最近ライザが積極的に取り組んでいる、錬金術に関する本の方がよっぽど高尚だわ」

ライザ
「そ、そうかな?えへへ……」

ロミィ
「まー、いくら高尚な本を棚に並べておいても、ちゃんと読んで理解で来てなきゃ意味ないけどねぇ。よくいるよねぇ、買っただけで満足しちゃうタイプ」

ライザ
「む〜、失礼な〜。あたしはちゃんと、手に入れた本はきちんと理解できるまで読み込んでます〜。……いやまぁ、未だに理解できない所は虫食いみたいに残ってるけどぉ……」

クラウディア
「仕方ないわよ、そもそもライザの読んでる本は、内容に通暁している人そのものが少ないんだから。それにわからなくなれば、アンペルさんに頼めばちゃんと教えてくれるんでしょう?」

ライザ
「で、でも師匠ってば厳しいからなぁ……。疑問点をしっかり言葉にしたり、具体的にしないままに聞きに行ってもけんもほろろ、って感じだし……」

クラウディア
「ふふっ、それだけライザを買ってる、という事よ。それに、あの義手を作ってから、また一段とライザの才能を認めてくれるようになって、雰囲気も少し柔らかくなったと思うんだけどなぁ」

ライザ
「そ、そうかなぁ?そう、だったら嬉しい、けど……」

<ライザ>
(……でもやっぱり、それだってみんなの手助けや示唆があってこそ、だもんなぁ。今みたいに一人で煮詰まってると、鍵ひとつきちんと生成する事が出来ないわけだし……ってダメダメ!ネガティブな事考えるのは今日は止めようっ!!)

ロミィ
「それで、もう完全にジーナが読書に夢中なわけだけど」

クラウディア
「ふふっ、本当に本が好きなのね。ジーナ、ねぇジーナ」

ジーナ
「…………ふぇっ!?あ……っ、ごっ、ごめんなさいっ、お話、聞いてませんでしたっ!」

クラウディア
「ううん、別にいいのよ。それだけ楽しそうにしてくれてるなら招待した甲斐もあったし。でも折角だから先にお茶にしましょう?読み耽るのは今でなくても出来るでしょ?」

ジーナ
「そ、そう、ですね、ごめんなさい……」

ライザ
「あははっ、めっちゃ後ろ髪引かれる、って顔してる。そんなにクラウディアの蔵書コレクション、ジーナのツボにストライクなんだ」

ジーナ
「は、はいっ、それはもうっ!古今東西の素敵な冒険譚とか、青春小説とか……そ、それにちょっと耽美的なものもバッチリ揃っていて、出来るなら日参したいくらいですっ!!」

ロミィ
「にゃはは、お嬢様は貸本屋を開いても成功しそうだねぇ」

クラウディア
「流石にこの偏ったラインナップじゃ無理ですよ。でもジーナが喜んでくれるなら良かった。私が滞在している間なら、好きなだけ借りにきていいからね」

ライザ
「…………っ」

ジーナ
「本当ですかっ!えへへっ、ありがとうございますっ!!……わわ、このソファもふっかふかだぁ……っ!」

ロミィ
「さすがお嬢様、調度にも食器にも妥協、してないねぇ。……くくっ」

ライザ
「な、なんですか、人の顔を見て、意味ありげにイヤ〜な感じの笑い方を……」

ロミィ
「いやなに、ライザはこのティーカップ一式で、どのくらいのお値段がするのか知ってるのかな〜、と思ってね」

ライザ
「むぅ、知りませんよぉ。どーせあたしは無知な猪娘ですから〜」

ロミィ
「ならば教えて進ぜよう……ごにょごにょ……」

ライザ
「…………ひぃぃっ!?えっ、ええっ、ウソ、ですよね?ク、クラウディア、さん……?」

クラウディア
「…………うふふ♪」

ライザ
「ぎゃーーーっ!!!マジですかぁっ!?!?そっ、そんな値段のカップ、あたしに気安く準備させないでよっ!!」

クラウディア
「あら、だって所詮は食器よ。使ってあげなきゃ意味のないものだし、実際にお値段相応の味の深みも出るの。それで一々緊張してたら身が持たないわ」

ライザ
「それは金持ちの理屈じゃんっ!!あたしみたいな小市民に無茶振りしないでよっ!!ねぇジーナっ!」

ジーナ
「あ、あはは……それは一理、ありますけど……。で、でもライザさんは、これから末永くクラウディアさんと一緒にいたいんですよね?でしたら少しずつでも、そういう感覚に慣れていかないといけないんじゃありませんか?」

ライザ
「あ、ぅ…………そ、それは、そう、かも、だけ、ど…………」

ロミィ
「なんだいなんだい歯切れが悪いねぇ。今更に身分の違いに気づいて慄いてるのかい?」

ライザ
「そ、そーゆーわけでもないような、あるような……むがーっ!う、上手く言葉にならないけどっ、もーっ、クラウディアぁっ!!」

クラウディア
「あらジーナ、このクッキー、とっても美味しいわ」

ライザ
「超絶スルー!?」

ジーナ
「え、えへへ、そう、ですか?こんな素敵なお茶会には、質素すぎるかな、って思ったんですけど……」

クラウディア
「ううん、そんな事ない。私はこういう素朴な味、大好きよ。確かに調和や釣り合いが大切になる場面もあるけれど、それでも色んなものにそれぞれの良さがあって、それは決して打ち消し合うものではないって私は思うわ。それになにより、一番大切なのは思いやりの心だから」

ライザ
「…………っっ」

ロミィ
「なはは、なんだかんだお嬢様も過保護だねぇ。いや、ライザが感性だけで生き過ぎてるのがアレなんだろうけど」

ライザ
「アレ、って酷いですよぉ……。た、確かにあたしは、こういうモヤモヤッとした気持ちを、きちんと言語化するのがすんごく苦手、ですけど……」

クラウディア
「そうね。いったん自分の中で納得できる具体的な言葉に落としこめれば、それをガソリンにして物事を動かしていく積極性と牽引力は本当に素晴らしいものがあるのだけど、そこに辿り着くまでが遅いのよねぇ。だからお仕事でも恋でも、不思議なところで立ち止まってグルグル堂々巡りしちゃうのよ」

ライザ
「うぐぐ、返す言葉もございません……」

ロミィ
「おっおっ、恋バナ?恋バナだね?くくく、折角だからこの際、ライザの恋愛感とやらをじっくりねっとり掘り下げてあげようじゃないか」

ライザ
「なっ、なんでそうなるんですかぁっ!?」

ジーナ
「……っっ!!(キラキラ)」

ライザ
「ジッ、ジーナもそんな興味津々ってキラキラした瞳を向けないでっ!!あっ、あたしの話なんかきっと面白くないし……」

ロミィ
「面白いかどうかは本人が決める事ではないさね。そ・れ・でぇ〜、結局のところ、二人の関係はどこまで進んでるのかなぁ?」

ライザ
「ど、どこまで、って言われても……っ(///)」

ロミィ
「おぉっ、いきなりライザのほっぺが林檎のように真っ赤に!いや〜、これは語るまでもない、って感じだねぇ♪」

ジーナ
「す、すごい……。ライザさん、大人ですぅ……(ワクワクドキドキ♪)」

ライザ
「えぇぇっ、おっ、大人、って、言われても……。うぅぅ、その、あーゆーことすればそれって大人、なの?あたしには正直、よくわかんなくって……」

ロミィ
「ふむふむ、あーゆーこととは、具体的には?」

ライザ
「い、言わせるんですかぁっ!?……そ、その、ちゅー、とか?」

ジーナ
「きゃあきゃあっ♪」

ロミィ
「うーん生温い。もう一声っ!」

ライザ
「セリじゃないんですからっ!う、ぅぅうっ、そ、その……っ、は、肌と肌の触れ、合い、といいますか、睦み合い、と言いますかぁ……」

ジーナ
「わ、ぁぁっ、まさかリアルで、そういう女性同士の背徳的な関係の進展が聞けるなんて……っ。おっ、お二人ともすごいですっ!」

ライザ
「え、えぇー、そんなに感心される事でもない、よねぇ?あ、あたしはそういうなんてーの?性的な機微にずっと疎かったから、よくわかんないけど……っていうかっ!クラウディアもただニヤニヤ笑ってみてないでちょっとは助けてよぉっ!!」

クラウディア
「あら、バレてしまったわ。だって一生懸命に恥じらいながら、自分の気持ちを言葉にするライザ、とってもとっても愛おしくて最高なんだもの」

ジーナ
「わかりますわかりますっ!失礼ですけど私、ライザさんにこんな女の子っぽい可愛らしさがあるなんて、ってすっごくビックリしてますもんっ!」

ライザ
「悪かったね、今までちぃっ、とも女の子らしさと無縁でっ!」

ロミィ
「にゅふふ、だからこそギャップ萌えで、今周りのみんなを夢中にさせてるんじゃないか。まさかライザの口から性的な機微、なんて言葉が出るなんて、一生有り得ないんじゃないか、って思ってたくらいなのに」

クラウディア
「ですよねぇ。手前味噌ですけど、もしも私とこういう関係にならなかったら、あまりに性的に無垢過ぎて、いつか悪い男にコロッと騙されて酷い目に遭ってたんじゃないか、なんて思っちゃいますもん」

ライザ
「そ、そこまで言われるほど……?」

ロミィ
「言われるほど、だねぇ。しょーじきお姉さんは結構本気で心配してたのだよ」

ジーナ
「で、ですね。……その、特にここ1〜2年はライザさん、身体の成長が目覚ましかったのに、精神的にも衣装的にも変わり映えなくて、でもそのせいでこう、色々ぱっつんぱっつんでとっても扇情的なのに無防備、でしたから……」

クラウディア
「えぇ、自分が異性から、時には同性からですら、性的な視線を浴びせられる目立つ存在だ、って事に全く無頓着だったものね。私はむしろ、今までいつも傍にいたレント君やタオ君がどう感じていたか気になるわ」

ジーナ
「で、でもまぁそこは幼馴染、でもありますから……。そ、それにこう言っちゃなんですけど、あの二人も今は興味のベクトルがそっちにない、と言いますか……」

ロミィ
「ははっ、だからこそ、ボースの坊ちゃん辺りは、あんたらがあまりに子供過ぎてイライラしてた、ってのもあるんじゃない?」

ライザ
「う、ぐぐ、そう、なのかなぁ……。あたしらとしては、いっつも理由なく突っかかってくるあいつらの方が子供っぽく見えてたのに……」

クラウディア
「持ちうる知識や立場の差で、世界の色が違って見えるのは誰しもにある事よ。その意味では貴方達の長い喧嘩はどちらにも原因があったと思うし、だからこそ、きちんと仲直り出来て良かった、って思うわ」

ライザ
「うーっ、そ、それはあたしもそうだけど……んむむぅ、でもなんか釈然としないっ!」

ロミィ
「そりゃまぁ、幼馴染で同郷の、家族みたいな存在への意識を変えるのは難しいのかもしれないけどねぇ。ただそれでも突き詰めれば男と女でる事には違いないんだから。……そもそもライザ、どうやって男女が愛し合うとか、子供を作るかとか、その辺ちゃんとわかってるのかい?」

ライザ
「ばっ、馬鹿にしないで下さいよっ!それくらいちゃんと……その……あっ、あれですよねっ、男の人と女の人がチュッチュ仲良くしてると、コウノトリさんがキャベツ畑からえっちらおっちらと赤ちゃんを運んできてくれてっ!!」

ロミィ
「………………」

クラウディア
「………………」

ジーナ
「………………ぇぇぇ」

ライザ
「痛いっ、その無言が痛いからっ!っていうか、ジーナまでそんな白い目で見るの止めてぇっ!!じょ、じょーだんだからじょーだんっ!!」

ロミィ
「それで、正直なところは?」

ライザ
「…………はいすみません、よくわかってませんっ!!」

ロミィ
「うっわ、開き直ったし」

ジーナ
「で、でもその、本来は月のものが始まった時に、お母さんや周りの親しい女性から、そういう話はしっかり言い含められるはずでは……?」

クラウディア
「へぇ、こっちだとそういう仕組みなのね。大きな街だと初等教育の学校があって、女子はそこで最低限の基礎的な性知識も教えられるものなのだけど。……つまりライザ、面倒なのと恥ずかしいので、逃げ回ってきたわね?」

ライザ
「うぐ、仰る通りでございます……。だ、だってなんか不公平でむかつくじゃんアレっ!それに幸いっていうか、あ、あたしすんごく軽い方らしいから、そこまでケアも必要なかったし……」

ロミィ
「けっ、羨ましい話だねぇ」

クラウディア
「あぁ〜、なんかイメージ的に、ロミィさんってそういうの大変そうですけど、やっぱりなんですか?」

ロミィ
「ま、仕方ない事だと諦めちゃいるけども」

ジーナ
「わ、私もちょっと辛い、です……。そこまで無頓着でいられるライザさんが正直ちょっと妬ましいくらいですっ!」

ライザ
「ご、ごめんね、その、色んな意味で……。え、えぇっと、察するに、女子のアレって、つまり、その、あ、赤ちゃんを作るのに必要なもの、って事でいいん、だよね?」

クラウディア
「ふぅ、そういう勘というか、察しはいいんだから、本当に今までそういう知識に触れる機会を持たなかっただけ、なのね……。まぁ薄々そうだろうとは思ってたけど。女の子の大切な処女膜の話をした時も、きょとん?って感じだったし」

ジーナ
「っっ!?!?」

ライザ
「…………え?したっけ、そんな話?」

クラウディア
「お互いに触り合いっこした時に、ちゃんと見たでしょう?それより先は、指で傷つけちゃダメよ、って」

ライザ
「あ、あーあーしたかもっ!で、でもあの時はその……気持ちよさで脳みそ蕩けてて、正直ぼんやりとしか覚えてないや……」

ジーナ
「〜〜〜っっ(///)」

ロミィ
「うわぉ、生々しいねえお二人さん♪くくっ、でも確かに、純真無垢なライザを淫靡に染めていくのは楽しそうだねぇ〜」

クラウディア
「えぇ、最高に楽しいし、幸せな気分になれるわ♪」

ライザ
「そ、そうだよぉ……。あ、あたし、クラウディアにすっかり染められちゃったんだから……。あたしだって、この関係が本当は歪なものだ
、ってなんとなくはわかってたけど、それでももう、絶対に引き返せないくらいに、色々、刻み込まれて……」

ジーナ
「はぅぅ、し、刺激が強すぎますぅ……。ほ、本当に、女の子同士でもそういう事、きちんと出来るもの、なんですね……。勉強になります」

ライザ
「うぅぅっ、ジーナに言われると無性に恥ずかしいんだけどっ!!でっ、でもっ、そっ、そういう事、なんて言うからには、ジーナは本来の形の性愛?っての、わかってるんだよねぇ……」

ジーナ
「あぅ、そ、それはぁ……」

ライザ
「もうこの際だから、イロハのイからあたしに教えてよっ!正直ロミィさんやクラウディアだと、無駄にからかいを入れたり、余計な知識を塗したりしてきそうだしっ!」

ジーナ
「えっ、えぇぇっ!?う、うーーーっ、そっ、そんなの……っ」

ロミィ
「はいはい、意趣返しにジーナを虐めてやらない。しれっとロミィさんたちの事もディスってくれてるしさぁ、んん?それが教えを乞う立場の物言いなのかなぁ?」

ライザ
「そういう風に一々煽り立てられるから嫌なんですよっ!!知識は知識なんだから、サラッとわかりやすく、原点的な事だけ教えてくれればそれでいいんですっ!!」

クラウディア
「ふふっ、そういう直観的なライザは、やっぱり先人の知恵の集積に頼るべきよ」

ライザ
「先人の知恵……ってもしや?」

クラウディア
「えぇ、私の書庫の更に奥深くに秘蔵された、禁断のコレクションを開陳する時が来たようね、うふふふっ♪」


………………

…………

……


ライザ
「は、はらほろひれはれ〜…………」

ジーナ
「(ドキドキドキドキ)……っはぁっ、心臓の音、凄いです……。こ、こんな、生々しい……」

ロミィ
「ん〜お嬢様、中々えぐいコレクションだねぇ。随分とませた子供時代を過ごしていたようで」

クラウディア
「ふふっ、誉め言葉として受け取っておきます。ほら、私ってずっと旅烏で、一つ所に落ち着く事もなく、ここに来るまで中々友達も作れなかったでしょう。当然異性の親しい相手なんて以ての外だったし……だからこそ、余計に妄想が募って、というのはあったわね」

ライザ
「い、いやあの……。その境遇はわかるけど、これだけのもの見せといて堂々としすぎぃ!!そ、そりゃ最初は一般的だったかもだけど、どんどんエスカレートしていくしっ!!」

クラウディア
「あら、でも勧められるままに黙々と読み耽っていたのは誰かしら?なんだかんだですごく楽しかったし、昂奮、したんでしょう?」

ライザ
「うぐ、し、したけどぉっ!そ、それにジーナまでこんな道に引き込んじゃって……っ」

クラウディア
「ふふっ、だってジーナは元々私寄りの素養を持っているもの。それに将来の夢は作家さん、なんでしょう?だったら今の内から、人間性の欲深さや浅ましさ、男女の機微の難しさ、引いては人間の汚さだって、きちんと学んでおくのは無駄にはならないはずよ」

ジーナ
「は、はい……。その、頭くらくら、しますけど……でもでも、同時に色々とアイデアも湧いてきて……。その、しばらくは色々と捗りそう、ですぅ……」

ロミィ
「けっけっけ、一体全体、なにが捗るんだろうねぇ?ねぇライザ?」

ライザ
「あっ、あたしに聞かないで下さいよっっ!!うーーーっ、で、でもそっか、こういうのが、普通の男女の性、行為……」

ロミィ
「そうそう。ライザだってジーナだって、両親が夜な夜なああいう行為に精を出したからこそ、この世に生まれてきたんだってことさね」

ライザ
「ぎゃーーーっ!!やめてやめてぇっ、それを今想像させないでぇっ!!」

ジーナ
「は、はい……。それ、正直微妙な気持ちになりますよね……。その、或いは今でも、って考えちゃうと……」

クラウディア
「でもそれは、人間の本能に根ざした大切な想い、なの。目を背けてしまったら、人間社会の本質の理解をいつまでも欠いている、そういう事になるのよ」

ライザ
「う、それは確かに……。で、でもなんかこのタイミングだと、クラウディアが自分の趣味を正当化しようと論陣を張ってるようにも聞こえるんだけど?」

ロミィ
「なはは、汚いものを綺麗に見せるってのも、人間社会を潤滑に回していく上での叡智だかんねぇ♪」

ジーナ
「はい、私も出来ればそういう事は……その、綺麗な形で自分の中に仕舞い込んでおきたいです。理想が過ぎる、って言われても、やっぱり一生でたった一人に、自分の大切なものを全て捧げたい、愛し愛されて契りたい、って……」

ライザ
「っっ、そっか、大切なものを捧げたい、或いは奪いたい、そういう痛みや荒々しさを伴うのも、誰かに恋して、愛するって事の一部、なんだよね……」

クラウディア
「うんうん、どうしたって人と人が結ばれる事は、綺麗な想いだけでは成り立たないの。でもそういう、自分の汚い部分に蓋をして、本質を理解しないままじゃ、きっと本当の意味での愛は紡げない、私はそう思ってるわ」

ジーナ
「自分の醜さ、汚さもしっかり把握して、理解して受け止めて。けれどそれを知ればこそ、綺麗な気持ちもまた磨かれて、より煌びやかに浮かび上がってくる、そんなイメージ、でしょうか」

ロミィ
「だねぇ。想いってのは、その切っ掛け自体も美しくある事に越したことはないけど、それ以上に、抱いた想いを如何に美しいものに磨き上げていくか、どこまで昇華出来るか、そっちの方がより大切なんだってロミィさんは思うな」

ライザ
「…………いい、のかな?なんとなくぼんやりしたはじまりでも。その想いが募るほどに、利己的な欲が浮かび上がって、どうしようもなくなるのも、許される事、なの……?」

クラウディア
「いいのよ。誰だって利己的な部分はあるもの。けれどそれを独り善がりで発散しようとしないで、互いに支え合い、許し合う、そういうのが何より必要な事じゃないかしら」

<ライザ>
(……っっ、だったら、だったらあたしは……。うん、あたし、きっともっと深くクラウディアと繋がりたい。他の誰もが奪えないものも、奪って、しまいたいし、捧げてもあげたい……。そっか、あの時感じた言葉にならないモヤモヤはこれだったんだ……)

ロミィ
「んぅ〜、くくっ、ライザぁ、な〜んかエロい事考えてるでしょ〜♪」

ライザ
「んぇぇっ!?いっ、いやいやいやっ、かかかっ、考えてなんていません、よっ!?」

ジーナ
「ラ、ライザさんてば、わかりやすすぎます……」

クラウディア
「ふふっ、でもいい傾向ね。この子は、どうしたいか、って具体的な目標さえ見出せれば、そこに食らいついて、目的を果たすまで決して諦めるって事を知らないのだもの。うふふ、私もしっかり心の準備、しておかなくっちゃ♪」

ライザ
「こっ、心の準備、ってぇ……っ!!なっ、なんかホントにあたしの考えてる事筒抜けっ!?」

ロミィ
「目は口程に物を言う、ってね。ライザがなにか熱中する対象を見つけた時の瞳の輝きって、否応なく人を惹きつけて離さない引力がある、って、そういうのも自分じゃわかってなかったんだろうねぇ」

ジーナ
「はいっ、私もライザさんがそんな風にキラキラしてるのは大好きですっ!……で、でもその、淫らな方向にまで同じように発揮されるのは複雑な気分です……」

ライザ
「みっ、淫ら言うなぁ〜〜〜っっっ!!」

<ライザ>
(うぅぅ、ジーナにまでエッチな子扱いされてるぅぅぅ……。い、いや確かにね、アンペルさんの義手を作った時の技術、あれを色々援用して工夫すれば、もしかしたらその、だっ、男子のアレ、に類似したものも作れるんじゃないかな〜、なんて考えちゃってたけどさぁっ!!)

クラウディア
「んふふ、そうなのジーナ、ライザの柔軟な発想と独創性は、この方面でも凄いものがあるのよ♪例えば、自分で自分を慰めるための、手持ちサイズのマッサージマシンを作っちゃったり」

ロミィ
「ほほぅ、それはまた随分とニッチな……」

ジーナ
「ごく……っ、じ、自分で慰め……っ」

ライザ
「ちっ、違っ、それそもそもクラウディアのアイデアじゃんっ!!しかも元々はお父さんお母さんの疲労軽減の為に、って作ったのを、最初に変態的な使い方してきたのもクラウディアだしっ!!」

クラウディア
「他にも、私を縛り上げて弄ぶための、自力で動く縄も開発しちゃったり」

ロミィ
「ふぅぅーーーん、あれっててっきりロミィさんの要望を叶える為に頑張ってくれたのかと、地味に感激してたのに、まっさかそんな鬼畜な目的のため、だったなんてねぇ?」

ジーナ
「はぅぅっ、ク、クラウディアさんを縛って、身動きできなくして、あ、あんな事やこんな事を…………!?ラッ、ラララッ、ライザさんエッチですぅっっ!!」

ライザ
「違うんだってばぁっ!!お願いだからあたしの言い分も聞いてよぉっっ!!」

クラウディア
「もぅ、そんな半泣きになるほど必死に弁明しなくても、みんなちょっとだけ冗談だ、ってわかってるわよ」

ライザ
「そ、そう、だよね?ちょっとした冗談……あれ?ちょっとし、た?ちょっと、だけ……?……ってそれじゃ、大半本心って事じゃんっ!!」

ロミィ
「でもさぁ、経緯はどうあれ、そういう行為をしちゃったのは事実なんでしょー?だとすればそれが、周りに歪曲して伝わって、悪意的に解釈される事だってある、ってことさね」

クラウディア
「ロミィさんの言う通りよ。だからねライザ、そういう時に自信を持って弁明できるように、先回りして自分の悪心もしっかり底の部分まで見つめておくの。そうすれば、その悪意が謂れないものかそうでないか、きちんと判断できるでしょう?」

ライザ
「…………そう、なのかな?あ、あたしにそんなの、出来る、かなぁ……?」

ジーナ
「…………言うは易し、ですよね。私達はみんな、出来る限り自分の弱いところや醜いところは見ないようにして生きてますから。だけど、ライザさんくらい表裏がなくて、純粋で善良な人なら……」

クラウディア
「うん、私は出来るって信じてる。これまでもそうだったし、今度の事だってきっと、自分なりの答えを見つけてくれるって。私は、そんなライザの純粋な想いなら、何処まででも受け容れられるし、なんだってしてあげられるから…………だから、あまり待たせないでね?」

ライザ
「ク、クラウディア…………っ」

クラウディア
「……勿論今がそれどころじゃないのはわかってる。それでも、今私達が向き合っている問題と、私達二人の抱える問題は、根っこのところで繋がってるって私は感じるの。だから、未知の悪意を怖がらないで。ライザらしく全てに全力でぶつかって、道を切り拓いて、そうすれば、きっと……」

ライザ
「…………うん。今までもこんな風に、クラウディアが示唆してくれた事は、あたしの大切な糧になってる。だから今回も、って信じて、突き進んでみるよ」

<ライザ>
(自分の悪心を、底まで見つめる……。難しいけど、でもそれは確かに、あたしが今まで無意識に避けてた事。中途半端にモヤモヤしてるより、ダメな自分をはっきり認めて、そこからの方が本当に綺麗な気持ちを拾い上げやすい……って、あれ?これ、って、ひょっとして……?)

ロミィ
「およ、今度は思案モードに入っちゃったねぇ。……ははっ、こういう凛々しい顔してる時は、本当に素敵な子なんだけどねぇ」

ジーナ
「…………はい。やっぱりライザさんには、この島は狭すぎるのかもしれません。この島は、変化が乏し過ぎますから。外側から刺激を得て、何かを変える為に邁進する、そういう時のライザさんが、私も一番カッコいい、って思いますけど、今まではずっと宝の持ち腐れ、でしたものね」

クラウディア
「…………ふふっ、だとしたら、今まで燻っていた分まで燦然と輝きを放っているライザを目の当たりにして、私が好きにならない訳がなかったのかもしれないわね」

ロミィ
「おやおや、ここぞとばかりに惚気てくれちゃってさぁ」

ジーナ
「私、二人の事全力で応援しますっ!確かに世間的に褒められた関係ではない、かもしれませんけど、こんな風にお互いを高め合って、愛情を深めていく関係が、間違いであってたまるものか、って思いますもんっ!!」

クラウディア
「…………うん、ありがとう。これからもよろしくね」

<ライザ>
(……そう、中途半端にどう傷んだかわからないものを律義に細々と修復するより、一度より強い毒に染めてしまって、全部一緒くたに漂白してしまうような……。うん、いける、これ、いけそうな気がするっ!!)

クラウディア
「あら、ライザ、なにか思いついたみたいね?」

ライザ
「うんっ!!あ、その、クラウディア、悪いんだけど……」

クラウディア
「はいはい、二人のお相手は私が勤めておきますから、ライザはやりたい事、やってきていいわよ」

ライザ
「あは、ありがとっ!!二人ともゴメンっ、また今度ね〜〜〜っっ!!」

ロミィ
「おやおや、まるで鉄砲玉だねぇ。或いはマグロ」

ジーナ
「ふふっ、ライザさんらしいです」

クラウディア
「んふふ、でもこないだまで、ベッドの上では違う意味でマグロだったけど♪」

ロミィ
「おっ、いなくなってからも暴露大会続いちゃう?いいねぇ、ロミィさんそういうの大好物だぜぃ♪」

ジーナ
「…………っっ(ドキドキドキドキ)。そ、その、出来たら馴れ初めあたりから……」

クラウディア
「うふふ、ライザにはフラれちゃったし、今日はとことん、二人にお付き合いしてもらっちゃおうかしらね♪」

posted by クローバー at 07:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クラウディアの秘め事日記 9ページ目

 誰だって、醜い自分を知りたくなんてない。
 出来れば上澄みの綺麗なところだけが、自分だと思っていたい。

 そういう浅ましさもまた人の業ではあるけれど。
 ライザって子は、元よりそういう業と縁が薄かったのは間違いないって思う。

 どこまでも純粋で、明け透けで、真っ直ぐで。
 些細な不満はあっても、それでも自分の生きる世界の美しさを疑ってなかったと思う。

 でも、そんなわけはなかった。
 異界から奪った水で、今のこの島の生活が成り立っている事。
 そもそもこの島が作られた理由。
 
 それは否応なく人の悪意や欲望と結びついていて。
 きっとその事実は、誰よりも大きく、ライザの心を傷つけたんじゃない、かな。

 だけど、傷ついてはじめて見える世界もあるから。
 傷つけなければ手に入らないものも、この世界にはあるから。

 好き。
 ライザが、大好き。
 ライザの事を、愛してる。

 この気持ちには確信があるけれど、でもそれを一方的に押し付けてしまいたくない。
 ライザにも、同じだけの覚悟と勇気をもって、向き合って欲しい。
 あはは、贅沢で我が儘だね、私……。

 私でも、脚元が崩れるような不安と恐怖があるのだ。
 きっとずっとこの島で生きてきたみんなの、ライザのそれは、私の比ではないはず。
 でもだからこそ、この危機を乗り越えれば、私達はとても成長できる、はず。

 世界の、過去の悪意と向き合って、乗り越えて。
 きっとそのプロセスは、私達の関係を進める為にも、奇貨となってくれるはず。
 だからどうか、ライザ、頑張って。

 無力な私は、今は祈ることしかできないけれど。
 愛が世界を救うと言うのであれば、私はありったけを捧げよう。
 この愛が、どうかライザの戦う力になりますように――――。

posted by クローバー at 06:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする