2020年05月20日

隠しのくせに濃いわー

 好き「好き」はリンカをクリアして一先ず満足です。
 まあ基本的に見のルートは隠し扱いと言うか、本来はQPがこの未来を辿らせないためにあれこれ手を変え品を変え、それ以前に主人公を恋愛に目覚めさせよう、って構図なので、そういう土台がある分だけ、二人が感性のままに惹かれ合う過程があっさりでも不思議と納得できてしまう、という構造上の妙があります。
 その意味で最低でも二週目以降限定というロックがとても巧妙に機能している珍しい作品、ルートと言えますし、その上で夢と恋愛の両立という、あらゆる方向性で難易度の高い形を、しかも頓挫がありつつものにする、という強さを、そこまでの時間の積み重ねによって説得性を補完出来ているのも見事なのですよね。

 多分このルートは、いきなりなにも予備知識なくポンっと見せられたら、簡素でダイジェスト的に見えてしまうのかもですけれど、その隙間の部分を、他のルートの主人公をきちんと見ておくことで具象的に補完・想起しやすいのが強みであって、これも一つのパッケージで複数ヒロインを攻略するという構成を上手く効果的に用いたいい例ではあります。
 私の場合はその辺の外郭の部分も含めてこのルートが大好きだし、だからこそ木漏れ日のバラードに込められた想いの深さ・広がりにもより強く感じ入るところがあるわけで。
 そりゃ勿論、互いがあの最後の決意から、目的地にたどり着くまでの踏ん張り頑張り支え合いを、もっと具体的に見せてくれていたらそれはそれでサイコー!となったでしょうけど、敢えて見せないからこそ美しい、という面も確かに持ち合わせていて、それは僅かなりファンタジーの力を借り受けている故にこそ映えるバランスの取り方でもあったと思えますね。
posted by クローバー at 17:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする