2020年06月22日

繋がる世界は美しく

 ATRIは無事にコンプリートしました。
 最初から予感させられた通りに、どうしようもない現実に立ち向かうにあたって、今ではなく未来を担保に、ささやかな繋がりと関係性を強く強く広げていって、という、ほんのりビターテイストも混じる味わい深い作品でしたね。
 海面上昇による緩やかな衰退を受け入れるのか、停滞と自然回帰の生き方が人の本質として正しいのか?というのは、簡単に答えの出るものではないでしょうが、実際にそういう進歩が地球環境を悪化させている面はあるのと同時に、その進化する意志と、人の繋がりによる可能性の創生が、人という種をここまで繁栄させてきた原動力であり、それを捨てることは文字通り生きる事になるのか?という問いを爽やかに突き付けてくるのは、いい意味で凄味があったなと思います。
 
 まあこの尺の中でまとめるにあたって、多少なり強引だったり、展開的にシビアに過ぎたりする部分はなくはないんだけど、トータルで見ると本当に綺麗にまとまっていて、それでいて読後感も悪くない、シンプルに綺麗な作品だったな、という感覚です。
 どうしても一般レート故の物足りなさがないとは言わないけど、アトリ可愛いしイチャエロしてもいいじゃないと思わなくもないけれど(笑)、いい意味でプラトニックを貫いて、現実の中で生き切りつつも、その想いを確かな糧として内包していた、という塩梅の中では、このくらいのもどかしさが丁度いいのかもしれませんな。
posted by クローバー at 17:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする