2020年09月11日

比べりゃ雑だが

 かけぬけ!は凪子と栞里をクリアしました。
 しかしこの二人に関しては、元々共通の時点である程度の積極性と立場があって、主人公の事好きなんだろうなー、ってわかりやすい響&理々と違って、共通でもそこまで能動的に絡んでくるわけでなし、なにか印象に残る事をするでなしと、過去の蓄積があるだろうとはいえ、読み手の印象として、恋愛に繋がるフックがあるのかい?ってレベルからスタートなのはどうかなー、とは。

 勿論この作品は、主人公の意識がまず青春ニアリーイコール恋愛に向かないと始まらない、ってのはあるのだろうけど、それはあくまで作中の都合であり、読み手の感情移入度を軽視したつくりには感じますかね。特に栞里とか、○○先輩がそう言うなら、以外のイメージが一ミリもないわけでさぁ。。。
 個別でその辺りのフォローが丹念にされるか、と言えばやっぱりそうでもなく、むしろ理々以上に明快な契機なく、最初からなんとなく気になってるー、ってなるから、その辺はやっぱり置いてけぼりな感はあります。

 そういう前提は置いたうえで、ルートそのものはまあどちらも無難なレベルとつくりだとは思います。
 ただ凪子の場合は、唯一の先輩で進路をしっかり考える時期にある中で、そういう趣味に耽溺したり、揺らぎを見せるというのもタイムリーではあるけれど、いかんせん天秤の片軸を蔑ろにし過ぎでは?というきらいはある。
 勿論内心でサーフィンが大好きで、その未知を目指す事に憧れがあるのはいいとして、実家との関係を全てサラッとスルーして決めていいものなのか、そこまで軽いものなのか、って感じはしますよねぇ。
 そもそも主人公とて、昔通っていたというなら父親とも知己なんだろうし、恋人関係になっての改めての挨拶とか、凪子の迷いに対しての助言を貰ったりとか、そういう正道的なアプローチのスタンスはあって然るべきだろうと。
 特にプレッシャーからイップスになりかけて、ってところで、原点回帰の心得を見出すのに武道なんてうってつけなのに、そういうのはサラッとスルーして、ああいう開き直りでしかないやり方だけでどうにかしてしまうのは、素材を上手く使い切れていない片手落ち感は強かったなぁと思います。

 そういう部分はともかく、恋愛としてのやきもき感や、凪子の可愛らしさはまずまずで、そこは良かったですけどね。
 ただシナリオとしては普通に色々工夫が足りないし、周りの力を介さない強引な展開が多かったな、という所ですね。

 栞里ルートにしても、やっぱり取っ掛かりが弱いなぁ、というのはあって。
 この子の場合、一応共通から橘花絡みでヨーチューバ―仕込みの伏線はあったにせよ、そこに話の流れを自然に繋げていくだけの推進剤が足りないまま、あくまでも主人公の意識が向いているから、というだけで繋げてしまっているのは雑に感じます。
 まあただ、彼女の悩みやトラウマに対する共感、境遇がもたらす感性の相似などは、後付けではあってもそれなりの牽引力はあったと思いますし、秘密を暴いて協力者になって、互いに知らない一面を知って……というのは、いかにもクールな野良猫を懐かせる常とう手段、って感じではありましたよね。

 素の色合いが出ていくにつれて栞里が可愛くなっていったのは確かですし、そういう拠り所が出来た事で、改めて自分の目指す道がどこなのかという迷いが生まれるという循環も悪くはないでしょう。
 ただこのルート、比較的彼女の問題の解決に外側の力を引っ張り込み過ぎと言うか、それなりに頼りになる部活組が揃っている割に、そっちでなく完全にゼロからの関係を求めて、というのはちょっと勿体ない気もしましたかね。
 あとこれはあくまで個人的な所感ではあるけれど、長く毎日配信を続ける、というのが相当に大変で、けれど矜持にも繋がっており、同時にそれはそのチャンネルの強みにもなっていた、というところから、あの程度の適当な挨拶でしばらく休止、ってのは重みが足りないとは思う。
 実際にそれで離れていくファンもそれなり以上に出てくるだろうし、それでも、と踏み切った勇気と覚悟に対してのアプローチと心情の汲み取りはもっとあって良かったし、ある意味その辺ライターさんの方も甘く考えてない?ってのは感じたかな、と。
 ま、細かい粗はあれど、デレてからの栞里はとってもエロ可愛かったと思いますし、その辺は悪くなかったです。ただ個人的に、アイキャッチ絵のぎゃおー!ポーズは何か違うと思う。。。普通ににゃんこでいいやん。

 次は律ですね。妹ちゃん可愛いし楽しみー。

posted by クローバー at 18:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする