虚の少女REは、第六冠まで進行。
今回もとことんまで、人の業の浅ましさ、おぞましさを堪能させてくれる。
そもそも冠のタイトル名が七つの大罪、という時点でえげつない。
裏を返すと最後の色欲編で一応メインルートもクリアにはなるだろう。実際謎としてはかなり解明されてきた感はある。
殻の時もそうだが、流石に時間がないので、攻略サイトのお世話になっている。
なので地雷は踏まず、最初はまともなEDから、という進め方になる。
勿論最終的には全部見るが、敢えて全体像もわからない段階で心を抉られに行きたくない。。。
それにしても、雛神の血はいい感じに狂っている。
そうならざるを得ないような禁忌に手を染めて、ではあるのだし、文字通り花恋の在り方など、血は争えない、の象徴だろう。
花恋に突き付けられた絶望も、ある意味では袋小路の成れの果てではある。
いずれ顕在化する必然ではあったろうし、その意味では被害者だ。
まあ個人的にはこの流れ、由加が不憫でならないが。
犯人自体は、ヒンナサマの秘密の在り方を考えれば、なんとなく絞られる、とはなるし、その点での難しさ、わかりにくさはなかった。
ただ様々な視点が錯綜し、絡まってくるので、その流れの中でどこに帰着しようとしているのか、その見極めが難しい。
果たしてこの大きな流れの中に、新たな出版と、その先にある存在は関係してくるのだろうか?
無論全く無関係という事はないだろう。
下手をすると、冬子と雪子は……というイメージも湧く。
その上での、幕間での出産シーン。特定キャラへの懐き。御子の血。その辺りは鍵になりそうだ。
ただ、血縁的な謎は解明されるかもだが、おそらく今回で全てが丸く収まる形にはならないのだろう。
殻同様、雪子周りでの関係性の一応の大団円、ルートはあるだろうが、次に続くのはまた新たな捜索の旅、という事にはなりそうだ。
ともかく、物語として非常に面白く、プレイする手が止まらない。
出来れば金曜までにはクリアしたかったので、その点は有難い。なんとか終わらせてしまおう。