アインシュタインは唯々菜をクリアしました。
いやー、このルート、最っ高でしたねぇぇぇ……!
昨日までに考えた通り、この子は他のルートには出てこない、出られないヒロインで。
そういう特殊な立場だからこそのドラマ性と情念が、この自分のルートに全て強烈に煮詰まって集約されていますね。
ここまでの2ルートも悪くなかったし、面白かったけど、肉付けの深み含めて、一段情緒的な面の強度が増した感じ。
メインディッシュを頂く前に、その味を最大限に生かすための準メイン、というイメージですかねぇ。
そもそも設定的にどこかしらナツユメっぽさはあるのですけど。
このルートは特に、羊と歩を足して2で割った様な切なさに満ち満ちていて、本当にそれが美しいです。
ヒロインとしても、一番普通な感性、という所から、きちんとまともに、あぁ、これは好きになるよなぁ、ってのがはっきりわかる構図と肉付けになっていて。
そう考えると、とりわけ忍さん雑だったなぁ、と苦笑いも出てくるのですが(笑)、いやホント唯々菜ちゃん普通可愛かったーーー!!
主人公の思考回路が基本変だから、その意味で会話がピタッと噛み合うような痛快さはないんだけど。
けどその奇妙なズレがきちんとおかしみに繋がってるし、そういう部分も含めて、二人でいるのが楽、って雰囲気に至っていくのが本当に好き。
それに唯々菜ってば、立ち絵も一枚絵も滅茶苦茶可愛いしね。
特に初めての自宅訪問の時の絶対領域と照れ顔は最高だったなぁと。むしろあれを見てあんな勘違いしてる主人公の朴念仁ぶりがすげぇわ。。。
シナリオとしても、一応最低限、互いの事を想い合って、世界の壁に立ち向かう、という構図で、共に在る約束「だけ」は果たせているのかな、とは。
ただ勿論ここまでの2ルート同様に色々削られた上で、ではあるし、でもこの子の場合は端的に、グランド的な舞台でジョーカー的な活躍はしてくれそうで超楽しみ。
そして扉は開いた、ときましたよ。。。
まあ最初からロミが最後のつもりだったけど、実質ロックがあったのかもね。
あと、ここまでそれぞれ個別のヒロインに深く関わって、それだと一面的にしか事態を打開する鍵が得られない、という構図なのは確かで。
その意味では、ロミだけでもそれは一緒で、ロミが一番の鍵なのは確かだけど、最終的には全てを糾合するグランドまで期待していいのかな?というところ。
実際問題、ここまでの流れを鑑みても、何もないところから、ロミルートでみんなで海ー!とか、みんなでお祭りー!とかしなそうじゃん(笑)。
どうあれ、個人的にはこの唯々菜ルートの出来の良さだけで、もう買って悔いはないと言えるレベルでした。
あの「伝われぇぇぇ……!!」は最強過ぎたよねー。
強いて言えば音質の問題か中の人の問題か、高音域の音割れが少し気になったけど、まあその程度で本当に面白かったです。