2020年11月04日

魂の不滅、想いの不変

 アインシュタインはロミ・グランドとクリアしてコンプリートしました。
 いやー、もう最後まで盛り上がりっぱなしでしたねー。唯々菜ルートからはずっと高いレベルで面白さが安定していて、そこから時折突き抜けたものも見せてくれて素晴らしかったです。

 ロミは、扉が開いたところで選択すると、すぐに個別に入ってしまう感じでしたね。
 正直その前のイベントどんなだったの?と今更ながら見ておきたかった気持ちはあるけれど、まあその辺は仕方ない。普通ロミを選ぶ流れでもないしね。。。

 その上で、やはり序盤はかなりきちんと唯々菜ルートの内容を踏襲し、圧縮して救いをもたらす方向性でしたね。
 そりゃ猫との関係を考えれば、それが最終的に鍵になる、ってのは目に見えていたし、その分最初は、あれ?このルートのヒロイン誰?ってくらいだけど、私としては焼き直しだろうと唯々菜ちゃん超好きだから万々歳。

 更には他のルートの問題にも少しずつ触れて、まあ忍にはほとんどなにもしてないけど(どのルートでも扱いが雑な人だ。。。)、結果的に科学特捜部、としての活動も増えていって。
 人との繋がりで魂が強化されるというロミ理論が正鵠を射ているのであれば、やはりそれは複層的に、連環的に絡み合っている方がより強い、となるだろうし、ラストルートらしい仕様です。

 ロミと主人公は、なんというか、互いが互いに救われた、という想いが強すぎて、男女と言うより恩人枠の度合いは強くて。
 だから共にあっても中々懇ろな空気にはならないし、けどそれで気まずい事もなくて、本当に自然に互いを受け入れている感じが凄く好き。

 唯々菜の場合は色々とテンポや思考がズレているのが面白いのだけど、この二人の場合はどちらも少しずつズレていて、けどそれが逆に上手く噛み合ってポンポンと意思が疎通していくのがいいよね、と。
 どちらも根本的には頭脳明晰で、けどそれでいて真っ直ぐな正しさを持っているから、問題解決に向けての相棒感も強く、本当にいいコンビだと思います。



 だから正直、ボーイミーツガールと言うか、イチャラブ的な面ではほぼおまけ程度の扱いで、それはそれでエロゲとしては寂しさはあるのだけど(贅沢)。
 でもそういう部分も含めて、グランドまで一気に想いのままに走り切って、その最果てに見えた魂の永劫性と、決して揺るがない想いの在り方は、悲しいほどに美しいものだな、と思いました。

 基本的にこの人の作風は、極力余計な事は書かない、に尽きるとも思います。
 その意味で、あのシーンでラストぶった切るのはすごく冒険的だけど、でも確かに情緒的な面で筋は通っているから凄いなぁ、という感じ。

 当然ロミにも、更に言えば唯々菜にも、めっちゃメインヒロインらしい活躍の場は与えているのだけど(他二人は流石に落ちる)、最後の最後に一番おいしいとこ持ってくのは、ってあたりが実にらしいですしね。
 まあ正直設定の時点で、そういう要素はいずれ出してくると思ってたし、実はなんなら鯨の起動者まであるかと思ってたんですが、そのあたりは最終的に、本当の意味で安易な弱さに転げ落ちた人はいない、という色付けになっているのも流石。

 強いて言えばあの先生は、ってなるけど、でもそれも、心のどこかで疑問を抱き続けていたからこその迷いではあって。
 最後のシーンで、あの雄叫びが勝負を決めたと見切れるのも、黒幕含めての揺らぎ、弱さをしっかりと投影していたから、とは言えますし、その辺りはもう少し考察しないとだけど、綺麗にまとまっていたと思います。



 総合的に見て、もう少しエロスしてもいいのよ?って不満はあるはある。。。CGも質はともかく量は、だしね。
 ただシナリオは素晴らしいし、音楽も素晴らしい。全体としては満足度の高い作品でした。
 感想もなるはやで書きます。やりたい事沢山あるし、やるべき事はサクサク進めていかねば。


posted by クローバー at 17:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする