まいてつLRは、ハチロクルートとグランドルートまでクリアしました。
うーん、これ普通にめっちゃ面白いけどなぁ。
ハチロクルートは概ね、レイルロオドとは?という部分からの未来像を追いかけていく中で、非常に面白い考え方を盛り込んでいるな、とは。
オリヴィ、という存在を通じて見えてきた、レイルロオド同士の関係性が、ある意味人と同じ、痛みを分かち合ってもらえるくらい信じられる相手を紡げるか、という部分に鍵を秘めていて。
勿論その背景設定そのものは、元々レイルロオド自体がオーバーテクノロジー気味だし、ある程度恣意的になってしまうのは仕方ないとしても、その秘密が隠され続けてきた真の理由と悲しみを思えば、感情的に納得できるものは大きいですよね。
特にここは、オリヴィの在り方に加えて、ニイロクも深く関わってくるし、あくまでも「モノ」ではないレイルロオドだから、繋がりを、絆を残すのに為すべき事は、という観点でのアプローチ、すごく気に入りました。
オリヴィもハチロクもとっても可愛かったし、最後の二極性においても、それがどちらも譲れない大切な想いなればこそ、と感じるので、ご都合主義かもしれないけど、これだけの積み重ねあっての作品ですからいいと思います。
グランドも、無印の時は完全にダイジェストと言うか、経緯をすっ飛ばして最良の結果だけ、でしたが、きちんとブラッシュアップされてましたね。
勿論着地点は一緒なんですけど、やはりその過程で、それぞれのヒロインルートで見えたプラス要素を、無理なく順序良く足し合わせて、またその為の補足として今回新規追加されたルートの解釈も盛り込んで、非常に丁寧なつくりになっていたと思います。
ある意味では主人公が、何物も混じらず真っ直ぐに、けれど数多の支えを受けて、しっかり自分の傷と向き合い克服していったルートでもありますしね。
そのあたりの全体の中でのバランスも良く取れているし、当然個々のイベント、可能性の芽生えは既知のものが多いから、驚き、という点では少ないけど、グランドに相応しいレベルに引き上げられていると感じました。
後は仲国ルートですね。
ここからの発展形の話なのか、それとも、という部分で一抹の怖さはあるし、若干蛇足感があるのでは?というくらいグランドで綺麗にまとまっているわけで、その印象を覆すほどのものを見せてくれるかは大注目です。
うーん、なんとか今日中に終わる、かなぁ……。