2009年06月19日

遥かに仰ぎ、麗しの

 以前思い通りの感想が書けなかったのでリベンジ。。。
 購入動機は結構なんとなく。体験版の時点ではそこまで魅力を感じなかったのですが、正に奇跡の大化け。

シナリオ(30/30)

 超名作。

 その日、僕は世界の果てにいた―――。
 主人公は幼い頃に両親に捨てられるという悲惨な経験をし、それがトラウマとなっています。それでも、親切で立派な養父母のおかげでなんとか立ち直り、就職浪人寸前のところで凰華女学院分校の教師の職を手に入れ、赴任するところから物語がスタートします。
 有名なお嬢様学院とのことで期待を胸に降り立った主人公、しかし彼が最初に目にしたのは、一面灰色の空と、黒く鬱蒼と生い茂る森。まるで自分が捨てられた日を思い起こさせる光景に、しばし立ちすくんでしまう主人公、そしてそれは、これから彼が赴任する学院の陰を象徴している色でした。それでも、その場にいた少女の言葉に励まされ、主人公は一歩を踏み出します。

 『汝ここより入りたるもの、一切の希望を捨てよ』

 ようやく辿り着いた凰華女学院分校の正門には、ダンテの神曲の有名な台詞が掲げられていました。正門まで迎えに来てくれていた理事長お付きのメイド、リーダに、ではこの門の中は地獄なのかい?と尋ねる主人公ですが、彼女は曖昧に微笑むばかりで答えをくれません。
 そんな風にして迎えた赴任初日、主人公は様々に印象的な少女達と出会います。
 桜の樹の下でたそがれていた、規律にうるさい几帳面な少女、仁礼栖香。
 学院を経営する一族で、理事長と学院生の二束の草鞋を履く少女、風祭みやび。
 中庭で子犬に餌を与えていた、対人恐怖症の少女、八乙女梓乃。
 迷子の主人公を助けてくれた、放浪癖のある少女、鷹月殿子。
 一手に温室の管理を担っている、落ち着いた雰囲気の少女、榛葉邑那。
 最初に主人公を励ましてくれた、学園パパラッチの少女、相沢美崎。
 広大な敷地の中に、たった53人の学院生しかいない凰華女学院分校。そんな特殊な環境の中出会った主人公と彼女達は、果たしてどんな運命を辿るのか・・・。

 導入としてはこんな感じですね。
 全体の構成としては、プロローグの部分で、少ない学院生の中にも本校系と分校系という色分けがあることを説明され、まずどちら側に積極的に関わっていくかが提示されます。ここでの選択によって、本校系シナリオと分校系シナリオに分岐し、その中で更に個別のヒロインに分岐していくシステムになっています。

 最初に触れておきたいのは、本校系シナリオと分校系シナリオでの主人公の差異について、ですね。
 世間一般的な解釈では、本校系と分校系では全然主人公の性格が違うように言われており、私も実はそう思っていた時期はありましたが、今回のリプレイで少し考えを改めました。
 結局この作品、一応形としては学院ものでありながら、本質的にはその部分は大して問題にされていないんですよね。本来なら教師が生徒に手を出すという行為は当然タブー視されるのですが、この作品に関しては、ヒロイン達の境遇が特殊なせいもあって、覚悟を持って踏み込むのであれば問題としない風潮があるように思えます。
 その点を踏まえて、教師として、というファクターを外して見ると、本質的にはどちらの主人公にも変わりがないことが見えてきます。過去のトラウマの反動で、他人に対して誠実であろうとする姿勢は共通していますし、困っている相手を決して見捨てようとしない不断の姿勢も遜色はありません。
 只一つ違いがあるとすれば、ヒロインに対する踏み込み方、ということになります。本校系の主人公は最初からヒロイン達の問題に踏み込むことに躊躇しませんが、分校系の主人公はどこまで踏み込んでいいのか、実に慎重です。故に、本校系のシナリオは主人公が主体のシナリオなのに対して、分校系のシナリオはヒロインが主体のシナリオになっている、二つの違いはそれだけではないかと私は結論付けています。
 そして、その主人公のフォームの違いが、シナリオの特色を決定付けている部分があり、特に本校系のシナリオにはそれが顕著に出ています。本校系シナリオでは、主人公の干渉によってどんどん変化していくヒロイン側の心情が綴られる部分が多いのもその現れですし、分校系のシナリオはヒロインそのものの特質にシナリオの流れが左右されている印象が強いです。
 そして、途中のスタンスはどうあれ、最終的にはヒロインの存在によって主人公の傷が癒されるという形になるので、大局的に見れば差異を論じるのはナンセンスではないかな、と今回のリプレイで改めて感じましたね。

 とまあ、そういう視点を基盤として個々のシナリオ評価に移りますが、上で書いた要素を加味しても、やはり総合的に本校系シナリオのほうが面白いのは間違いありません。内容が実にロジカルに構成されていて、まず絶妙なタイミングで問題が発生し、それに解決に当たる主人公は常に誠実で前向き、そしてその過程における主人公とヒロインの些細な心情の変化までも繊細に組み上げていて、全くもって隙がありません。
 作風としては、問題の解決そのものよりも、それに当たる当事者達の心情の変化と覚悟に重点を置いた形で、特にみやびシナリオと殿子シナリオはその印象が強いです。序盤から中盤にかけての盛り上がり方と、終盤の転落→復活の流れが実にメリハリよく盛り込まれていて、そのメリハリの部分に一々感動エピソードと名言が盛り込まれてくるので破壊力抜群です。
 梓乃シナリオも基本的には同じなのですが、少し違いがあるのは、ヒロインの心情的に山場が二回あるあたりでしょうか。序盤から心のつながりが深まっていく殿子やみやびシナリオと違って、少なくとも中盤までは、主人公視点と梓乃視点では意識がだいぶすれ違っており、その分盛り上がりに欠けるところはあるのですが、その心情が反転してからの盛り上がり方は素晴らしいです。特に12章の梓乃の語りと、梓乃の選んだ解決法を目の当たりにするともう涙が止まらないですね。個人的にはこのシナリオが一番好きです。
 とにかく主人公というフィルターを通して、人の強さと弱さが浮き彫りになる名シナリオ揃いですし、キャラメイクも抜群の一言に尽きるので、とてもお勧めです。

 分校系シナリオは本校系とは違って、まずバックボーンとしてひとつの大きなシナリオがあり、それぞれのヒロインが多かれ少なかれその問題に巻き込まれていき、それを主人公が助けようとする形式になっています。本校系がどちらかというと個人的な問題に偏っていたのとは対照的ですね。実際、分校系ヒロインの抱えている問題は個人的にどうこうできる範疇の話でない部分も多く、その分余計に主人公の受身体質が目立ってしまうのかもしれません。
 最初に書いておきたいのは、攻略順は栖香→美崎→邑那で固定すべきだと言う事ですね。栖香より先に美崎をクリアしてしまうと、美崎シナリオで栖香シナリオの根幹になる部分があっさり解決してしまっていたりするので、楽しみが半減してしまいますし、邑那シナリオは全体に関わる総決算的なシナリオになっているので最後にすべきだと思います。
 最初のほうに書いたとおり、分校系のシナリオはヒロインの特性に引きずられる部分が大きいので、それぞれの性格が如実に反映されています。個別にやるとイマイチ感じ取れない栖香と美崎の関係も、大きくシナリオごとの流れで見るとああなるほど、と感じてしまう部分があったりで、こちらも構成としては見事だなあと感じます。
 ただ、どうしても栖香と美崎のシナリオは、中盤のHシーン連発が蛇足に感じてしまいますよね。不安を素直に口に出来ない代わりに体の関係に逃げるなんて、そんな変なところで似なくてもと苦笑いしてしまいますが、どうしてもシナリオのテンポとして個々で間延びしているように感じてしまうのは否めませんね。特に美崎シナリオに関しては、後半の盛り上がる部分を結構カットしてしまっているんだから、そっちにもう少しフォーカスをあてて欲しかったなあとちと残念に思うところです。
 ですが、邑那シナリオは最高の出来。
 もう共通ルートからシナリオの特異性はビンビン感じられるのですが、個別に入ってからも畳み込むような展開と少しずつ剥がされていく真実、そして何より、あまりにも本心を抱えて見せてくれない邑那に対して、少しずつ少しずつ主人公が踏み込む強さを備えていく流れが実に秀逸です。
 それだけでも名作判定出せるのですが、このシナリオの何よりすごいのはその終盤部分で、序盤から積み重ねられた伏線と、意味深な台詞回しが全てミスリードであったことに気付かされる13章の破壊力は尋常ではありません。そしてそこからの怒涛の展開、最後の最後の主人公の啖呵に至るまで計算され尽くした構成で、もう感嘆の溜息しか出ないくらいです。
 個人的にキャラとしては邑那は全然好きじゃないんですが、それでもリプレイするたびに手をつけずにはいられないシナリオの圧倒的な存在感は、まさしく分校系シナリオの集大成というに相応しいと思います。

 正直、この作品を学院ものとして括るのはどうかな〜、という印象さえあり、それくらいシナリオの個性が卓越している作品なんですが、先入観を持たずにプレイできればきっと感動出来るはずです。私がここで下手な言葉を万言尽くすより、プレイしてもらったほうが100倍有意義なので、ぜひ手にとって見てください。

キャラ(20/20)

 この作品のキャラメイクのよさは異常です。
 シナリオの良さにキャラの良さが引き出されている部分も大きいんですが、本質的にすごく魅力あるヒロインが揃っているし、サブキャラもこれまた滅茶苦茶魅力的なので、もう誰が出てきても可愛いという一種のトランス状態(笑)。
 そして更にすごいのは、一人でも可愛いのに、ペアとして絡むとより一層魅力的になる、そんな関係が乱立しているところでしょうか。殿梓乃コンビを筆頭にして、みやびとリーダ、美崎と奏、地味なところでは鏡花とちとせ、更には邑那と燕玲に至るまで、互いの魅力を引き出しあう関係というのが随所に描かれていて、どんどん愛着が出来てしまうという蟻地獄スパイラル。個人的に、キャラゲーとしてもこの作品は最高峰ですね。個人的評価分類だと、SSクラスが二人、Sクラスが三人、A+クラスが一人ですから、普通の作品でA+が一人いれば当たりだというレベルからすれば空前の内容です。

 その魅力的過ぎるヒロイン群の中でも一番なのは、僅差ですが殿子ですね。
 いわゆる一般的なイメージの萌え、とはちょっと一線を画していて、どちらかというと父性を刺激されるというべきなんでしょう。とにかく懐いてからの一挙手一投足があまりに可愛いんですよ。素直で純真で、だけど無邪気という印象ではなく本気で信頼の上にその感情を乗せているのが伝わってきて、それだけで感無量になってしまいます。
 そういう魅力に加えて、他のヒロインと絡んでも素晴らしい魅力を発揮するのが殿子最大の長所。梓乃との関係は言うまでもないですが、存外みやびとの絡みが好きだったりしますね。人を思いやる、という行為を、これだけ自然に出来るというのはすごいことですし、それを嫌味に思わせないキャラメイクが抜群ですね。

 僅差の2位は当然ながら梓乃。私をふーりん萌えに目覚めさせてくれた最高のキャラです。。。
 彼女の魅力はなんといってもその成長にあります。最初の独りよがりだったところから、最後には他人を真剣に思いやれる強さを手に入れる、その過程全部が彼女の魅力ですね。もちろん基本的な性格は穏やかで優しく、そして世間知らずな梓乃ですから、悪意を持とうとしてもどこか可愛げがあるのがまたにくいところ。あうぅ〜、とか言って慌てている姿はもう可愛すぎて魂が宇宙に飛びます。。。
 殿子と違って今はまだ狭い世界に生きているから、一点突破で自分の大事な人を救いたいという想いが爆発したときの破壊力はすごいですね。12章の梓乃は抜群に好きですが、何気に殿子シナリオで殿子の告解を受け止めるときの梓乃もすごく好きです。まあ癖はありますが、すごくいいキャラだと思いますよ。

 続いてはリーダとちとせと奏。ヒロインすっ飛ばしてサブキャラ、しかも一人は立ち絵なしという暴挙(笑)。
 まあリーダは少なくともみやびシナリオではヒロイン級ですからいいんですけど。みやびの結婚話が持ち上がったときに、リーダと結婚してついていけばいいじゃんと思ったのは私だけではないはず。。。
 とにかく、あのみやびに対する一心の愛と、誠実な人柄は抜群に好みですし、仕事を離れたときの異性に慣れていない雰囲気がまた可愛いんですよね〜。
 ちとせはなんで立ち絵がないのにあんなに可愛いのか、もう自分でもよくわからなくなってしまっていますが、純粋に性格的に可愛いな〜という意味では作品内でもトップクラスだと思います。素直に甘えてくるし、友達をすごく大切にしているし、あのとぼけた喋り方がめっさ可愛いし、むしろ立ち絵がないことで想像力がかきたてられて困るくらいです。。。
 奏は一番女の子らしいキャラですよね。いつも美崎に振り回されているけど、それでも美崎をすごく大切に思っているし、暁先生への想いもすごく一途で、例え攻略できる余地がなくてもその恋をすごく応援してあげたくなるキャラです。特徴ある喋り方も愛嬌ですけど、でもお持ちお持ちはないと思う(笑)。

 続いてみやび、ちょっと離れて美崎、栖香、鏡花といったところですが、いい加減長くなるので割愛。とにかく、魅力的なキャラばかりで困るという話ですね。
 
CG(18/20)

 全体的にふんわりとしたやわらかい絵柄で、それでいながらどことなく影があったり、儚いイメージのあるヒロインを描くと抜群に嵌っていますね。

 立ち絵に関してはバリエーション豊富で表情豊かでとても楽しいですが、多少デフォルメ的な表情に崩れがあるのと、立ち絵のないキャラが多すぎるというのが不満ですね。特にちとせ。もうちとせだけでいいから今からでも立ち絵が入るパッチ作ってください。。。まあそろそろ、脳内補完だけでニヤニヤ出来るという変態スキルが身についてしまいましたけど(笑)。
 そんな中でも最高に可愛いのは、正面向きの殿子の信頼の笑顔。正に純真な想い、という言葉がぴったり来る、絶対の信頼を感じる表情。ついでに書いておくと、殿子は正面向きの瞳の描き方が抜群ですね。もう可愛いとかいう次元を通り越して、見ていてこっちまで幸せを感じる表情です。
 その他でも長々語りたい表情は一杯あるんですが、紙幅の都合で抜粋だけ。
 殿子は滅多に見せない拗ね顔、みやびは万遍の笑顔に悪巧み顔、梓乃は赤面顔に怖いもの見たさで半眼の顔、栖香は標準の笑顔に衝撃で震えている顔、美崎はおねだり顔にちょっと諦め気味の苦笑、リーダは頬に手を当てたポーズ全般にドレスのときの髪形と照れた表情、奏は凹んだ顔と怒った顔にオロオロしてるときの顔、このあたりは抜群に好きです。

 一枚絵は、質は高いですがシナリオ量に比べるとちょっと量が少ないかなと感じます。Hシーンも使い回しが多かったりしますし、日常イベントシーンももう少し欲しかったところ。あと、ヒロイン単体での絵がほとんどで(少しだけ上で書いたペアでのイベント絵もあるけど)、全員集合的な絵が一つもなかったのが実に残念。ああちとせ・・・、ああ・・・(しつこい)。
 一番好きなのは、いろいろあって絞りづらいですが、敢えていうなら崖から落ちた梓乃を支えるシーンですかね。絵そのものの迫力も素晴らしいんですが、何よりあのシーンでの梓乃の表情の移り変わりが、これまでの道のりの全てを表していて、その上にあの名台詞が乗ってくるわけですから、印象に残らないはずがありません。
 あと梓乃では、恐怖を我慢して手を握るシーンも白眉ですね。とにかく梓乃のイベント絵は表情の微妙な色合いが抜群だと思います。あとハイタッチのシーンに部屋でのHシーンのも好きです。
 殿子の出来もまた素晴らしく、特に夕日が沈む丘で後ろから抱きしめるシーン、あれは格別ですね。あのシーンの殿子の涙はすごく印象的です。あと花畑で梓乃と絵を描いているシーンも好きですし、着飾っての告白のシーンも好きです。
 その他では、みやびがチョコを持ってくるシーン、リーダの平手打ち、栖香の海岸でのキスと処女を捧げるシーン、美術庭園での邑那とイェンあたりが好きですね。SD絵も全体的にすごく可愛らしくて好きです。

BGM(20/20)

 盛り上がる場面での楽曲が抜群の出来。
 ボーカル曲は3曲、OPの『風のRhythm』はすごくスローテンポで神秘的な印象がある曲です。切り取られた箱庭という、学院のイメージを物悲しく映し出していて、またサビの部分の盛り上がり方がすごく切なくて、あまりバラード好みではないワタシには珍しくとても好きな曲です。
 EDの『with a smile』もやはり穏やかな曲ですが、ここまでの波乱に満ちた主人公たちの道のりを見た後だと、実に心に染み入るほっとする曲ですね。
 ある意味主題歌、ともなるのでしょうか、斉唱『遥かに仰ぎ、麗しの』はまあ、校歌という設定ですので楽曲的には堅苦しい印象は否めないですが、流れるのが一番最後のエピローグというのが象徴するように、みやびが改革を果たしたあとの自由なイメージの校風が見え隠れしていて、とても感じ入るところのある曲ですね。

 BGMは何はなくても『ゆりかご』と『ともしびのうた』が超のつく神曲。
 『ゆりかご』は題名が示すとおり、包まれている無限の優しさというイメージで、これは主人公の境遇のアンチテーゼ的なイメージにも繋がっており、だからこそどんな形であれ、愛情がなければ出来ない行動が形になった場面で流れるとベストマッチにも程があります。
 『ともしびのうた』もタイトルでイメージできるように、それまでの暗い暗い境遇に、ついに光が差し込んできて、希望への道が開けていくイメージが集約されている神曲です。序盤のささやかな希望から、中盤以降の一気に音が開けていくイメージが素晴らしく、使われている場面は少ないですがそのどれもが強く印象に残っていますね。
 この2曲が個人的には図抜けていると思いますが、その他もかなりいい曲が揃っています。『一人振り向いて』『あの日の夕暮れ』『窓を打つ雨』『届かないもの』『夜明けを運ぶ風』『季節の影』など、全て普通のレベルならトップクラスにあげてもいいくらいの質で、BGMに関しては今までプレイしたエロゲーの中で三指に入る出来ですね。

システム(8/10)

 演出はそれなりでしょうか。
 なかなかキャラのコミカルな動きが印象的で、SEや画面効果も独特のものを使っており、楽しく見ていられます。特にみやびの挙動は面白いですね。その他にも、一枚絵の見せ方もなかなか綿密で、それでいて全体的にはお嬢様学院らしい品の良さを残しているという、センスのよさが光る内容だったと思います。OPムービーも動きはともかくイメージはいいですしね。

 システムもまあ普通。
 昨日は最小限、ではありますけど使いにくいというイメージはないですね。ボイスカットなしがちょっと勿体無いのと、システム画面から出ないとゲーム終了できないのがちょっと面倒なくらいです。

総合(96/100)

 総プレイ時間35時間くらい。とにかく長いですし、その割には共通が少ないのでじっくり楽しめます。栖香と美崎の中盤を除いては、シナリオの密度も濃いですからね〜。
 まあ個人的には、これがSSクラスじゃないのは納得いかない部分もあったし、シナリオの感想がまともに書けてなかったのでいつかリベンジ、と思っていました。あらためて超のつく名作だと思いますし、今回はそれなりにシナリオ感想もきちんとまとめられたので満足です。
 限定版の中古は高いですけど、サントラがついてくるのでそっちをお勧めしますよ。とにかく、シナリオ、キャラ、音楽に関しては最高の出来だと断言しておきます。
posted by クローバー at 09:52| Comment(0) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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