2009年10月02日

eden*PLUS MOSAIC

 なんだかんだでminoriの作品には手が伸びてしまう。。。まあ体験版での演出なかなか良かったし、シオンとラヴィが可愛かったからね〜。

シナリオ(24/30)

 幸せの在り処。

 百年前―――。
 突然空に不吉な光を放つ紅い星が現れたのと時を同じくして、とある科学者からこの星の終わりが宣言されました。その研究成果は疑いようもないほどのもので、およそ百年後にはこの星が滅ぶと知った人類は発狂、無意味な責任の押し付け合いから果てしない内戦へと突入し、危うく星の終わりの前に自らの手でその種の存続を絶ってしまいかねないところまでその内戦は続きました。
 やがて正気に戻った人類は、来るべき滅びに対して人類が生き残るすべを模索し、そのために遺伝子操作によって今の人類よりもはるかに知能指数が高く不老長寿な擬似人類、フェリクスを製作することに成功します。類稀なるフェリクスの知能によって、科学の発展を何段階にも飛び越えた人類は、ついにこの星から脱出し、外宇宙を半永続飛行して、人類が生存可能な体系を持つ別の星への移住を可能なものとしました。
 その計画の核心部分、外宇宙航行を可能にする移民船のエンジン開発は、ほとんどたった一人の少女の手によって成し遂げられました。フェリクスの中でも更に飛びぬけた知能を持つ少女、シオン。彼女の存在によって人類は種の存続をほぼ確実な形で達成することが出来、一般の社会にはほとんど姿を現さないその神秘性とともに、シオンは人類の救世主と呼ばれました。 
 
 七年前―――。
 終わる世界からの脱出計画も佳境に入り、しかし統一政府による全人類の強制移住政策は世界の至るところで反発を生み、いまだテロや内戦の火種が燻っている時代。そうした半移住政策派のゲリラを両親に持つ主人公は、ある日目覚めてみるとそれはもう両親を失った後でした。
 一人で生きるすべは叩き込まれているものの、山奥の寂しい世界での一人の生活は決して好ましいものではありません。しかし両親と生き別れるのと入れ違いに、姉を自称する儚い外見の女性が主人公の元に現れ、ともに暮らし始めます。
 家事も何も出来ない彼女との生活は、それでも幼い主人公にとって楽しいものでしたが、そんな生活も束の間、彼女は軍の人間によって連れ戻されてしまい、その軍を指揮していた稲葉中尉に、彼女を救う力が欲しければ、軍に入って自分の能力を磨き、這い上がってこいと発破をかけられます。
 姉を奪った人物の言いなりになるのは癪でも、他に生きる目的を持たない主人公は軍に身を投じ、各地の激戦を潜り抜けてどこでも手柄を立て、やがて軍の特殊部隊にスカウトされて、それこそ冷徹なマシーンのように任務をこなす一線級の兵士として鍛えられていきます。

 そして現在―――。
 移住計画もいよいよ大詰め、各地のゲリラもほぼ殲滅され、束の間の安息が訪れた時代、特殊部隊が解散され行き場を失っていた主人公は、かつて姉を奪っていった人物である稲葉少佐に招かれて、とある孤島の研究所の警備任務に配属されます。
 その研究所は一見平和で、ここまで案内してくれた同じ少尉のラヴィや、館の中で出会ったメイドのエリカなど、どうみても安穏とした日々を過ごしているようでもあり、何故自分のような人間をこんな場所に配置するのか、主人公は稲葉少佐に尋ねます。

 ―――ここには“彼女”がいる。

 それが、少佐の答え、でした。

 
 とまあ、多少話は前後しましたし、ネタバレもたっぷりなんですけど序盤のあらすじはこんなところでしょうか。
 というか、この作品もまた、ネタバレせずに何を感想に書けってんだ、って感じなんで頭痛いんですけどね〜。まあ真面目にネタバレ全開で書き始めるとちょっと収拾がつかない部分もあるので、適当に印象的な部分を抜粋していくにとどめようかなと。それでもネタバレは多分に含んでくるとは思いますので、事前のプレイは推奨ですがね。

 七年前、姉を失ってから、その姉を取り戻すことだけを生きがいにしてきた主人公ですが、心のどこかではもう姉と会えることはないのではないかと感じており、姉を守るという題目の元で自分のしてきた行為を正当化しているのではないかという疑念はずっと付きまとっていました。
 奇しくもこの研究所の主要な人物は、直接的であれ間接的であれ、どこかで主人公と繋がっている人々であり、それぞれが押し付けない程度には主人公に何かを期待している節が見られます。そんな環境の中、普段は滅多に部屋から出てこないシオンとの邂逅。そしてエリカの計らいもあり、百年という長い時間を全て人類のために差し出してきたシオンという人物の想いを知るにつけ、長い戦場暮らしで凍り付いていた想いが少しずつ顔を出し、やがてそれは全てを成し遂げたけれど何も持っていない、シオンという少女(と呼ぶのは不適切ではあるんですが)のささやかな願いを叶えてあげられたら、という願望に繋がっていきます。

 シオンの願い―――、それは自らは宇宙に旅立たず、この星に残って自分の死の瞬間までの短い間だけでも自由に生きてみたいというものでした。
 フェリクスの平均寿命を超え、能力も衰え、もういつ死んでもおかしくないと自覚もしているし、同じフェリクスであるエリカにもそう伝えられているシオンは、百年を人類に捧げた結果として、その間ずっとこの孤島の研究所に閉じ込められ、一切外の世界を知らずに過ごしてきました。そして移住計画ももうシオンがいなくても問題なく成功すると確認できたこの段階で、責任感の強い彼女はようやく、ほんの少しの我が儘、を叶えてみたくなったのです。
 それをもっともよく知るエリカは、彼女の願いを叶えてあげようと努力しますが、軍の監視下にあるこの研究所から脱出するというのはやはり難事で、エリカは志半ばで倒れてしまいます。ちょうどその場に居合わせた主人公は、エリカの遺志を継いでシオンを脱出させる手助けをし、これまた贖罪の機会を窺っていた稲葉少佐の後押しも受けて、二人だけの世界に飛び立つことに来航するのでした。
 こうして、主人公は助けられなかった姉の代わりに、シオンは共に歩むはずだったエリカの代わりに、互いに代償的な存在からスタートした二人の関係は、数ヶ月の潜伏を経てかつて主人公が暮らしていた家に辿り着いてからも取り立てて表面的には大きな変化もなく進んでいました。全く家事の出来ないシオンの面倒をみながら、日々変化する自然の素晴らしさに一喜一憂するシオンと共に歩む日々。それは終わりの日まで決して変わらないように見えました。

 と、このへんで少し話を変えてみたいのですが、結局のところ幸せ、とはなんなんでしょうね?

 ―――人は誰であれ、幸せになれる権利があると思うんです。

 とは作中のエリカの台詞ですが、それは結局、人がその人の本質に対して素直であり続けられる環境を手に入れることをさしているように感じます。人は誰しも、本質的な自分とは違ういくつもの対外的な仮面を持っているし、環境や回りの状況にも左右されたり流されたりして、自分にとって本当に大切なものはなんなのか、というのを見失いがちな生き物である以上、そうしたしがらみを取っ払って、欲求の赴くままに生きていくことこそが、本質的な意味での幸せ、なんだと、少なくともこの作品はそう伝えようとしていると感じます。
 もちろん人類の大多数の普遍的論理として、好きな人と添い遂げることは幸せの形に最も近い環境でしょうけど、決してそれだけではないというのも事実であり、個々人のマイノリティ的な幸せというものを、マジョリティから反するというだけで裁くことは少なくとも本来ならば同じ人間にやっていいことではないのでしょう。
 また、当然ながら幸せの形が相反する二つの事象に引き裂かれる場合や、本質的に人の身では為し得ない次元の幸せの形に取り付かれてしまうということもありうるでしょうし、人の幸せの形が変化しないってことも当然ながらありえません。そういう点も踏まえて、結局のところそれが周りから見てどうでも、自分の心に嘘さえついていなければ幸せの形なのではないか、というのが見えてきますね。

 結局のところ、満足と幸福は似ているようで全然違うんですよね。
 人類を救うという、自分に課せられた仕事を完璧に成し遂げたシオンは、おそらくそのまま死んでも満足は出来たでしょうが、決してそれを幸せと思うことはなかったでしょう。本来はそうなるところを主人公に救い出されることで、エリカのいうところの幸せになれる権利を手にしたシオンは、少なくとも主人公の家での暮らしで、ひとつの幸せの形を手にしたと言えるでしょう。
 一方、主人公にとってシオンの側にいるということは、まず自らがこれから生きていけるはずの未来を放棄するという痛みと裏表になっている権利でした。それでも主人公がシオンのそばにいるのは、シオンを守りきることでかつて姉を救えなかった後悔を打ち消し、自分の人生に意味を見出すことに繋がっているからで、そこに主人公の満足があるといえますし、かつこの家での穏やかな暮らしは、幼い頃から心のどこかで望んでいた風景でもあり、つまりはシオンと暮らすことに満足と幸せの両方が存在していることになります。
 生かされる、ということを嫌い、たとえ終わりまでが短くとも今を諦めずに生きる選択をした二人。それを得るために犠牲にしたものも少なくないものの、そうした人たちの想いを超えてここに二人があるのであれば、二人には必ず幸せになる義務があると言えるのでしょう。

 さてここまでの余談を踏まえて話を元に戻しますと、そのまま二人だけの世界で何も変わらずに終わりの日まで過ごしていたとしても、それなりに二人は幸せを享受できたのかもしれません。しかし、二人のもとにジャーナリストである真夜という少女が現れることで、少しずつ二人の世界は軋みだします。
 真夜がこの場所に辿り着くことが出来たのは、ラヴィや稲葉少佐、そしてエリカの力添えがあったからでした。公式的には軍は二人の捜索から撤退し、シオンは死んだものとして扱われていると真夜の話から知り、居場所の見当をつけながらも二人のことを見逃してくれ、それでも気がかりであるからと真夜というジャーナリストを経て二人の暮らしを確認するように仕向けてくれた厚情に、主人公は今の自分たちがあるのは多くの人のおかげであることを改めて認識します。
 そして真夜の持ってきた情報はそれだけでなく、もう間もなく最後の移民船がこの星から飛び立ち、それを最後にこの星に人類はいなくなるというものでした。そしてその最後の移民船に乗る前に、真夜は人類の英雄であるシオンの言行録を後世に残そうと、単独インタビューに現れたのです。

 もうすぐ最後の移民船が出るという事実、そして真夜という第三者の介入によって微妙に揺らぎだした互いへの感情、その二つは、シオンの中に決して相容れることのない二つの矛盾した思いを生み出すことになります。それは、主人公に移民船に乗って生き続けて欲しいと思う感情と、ずっと自分が死ぬまで側にいて欲しいという感情でした。
 それはシオンの中ではどちらも本質的には純粋な欲求から発しているものではありましたが、まずどちらを選んでも少なからず自分の心に嘘を吐かねばならないということになりますし、第三者を介したことによってどこか建前を用意する必要があったのもひとつの真実です。そしてそういう、自分のために選択するという行為に全く慣れていないシオンは、一度慣れ親しんだ仮面の上の気持ちを優先してしまいます。
 しかし、シオンにそういう態度を取られ、一度はそれに従おうかと考えたところを真夜に怒られ、夢の中でエリカに窘められ、主人公はようやく自分の中に芽生えている気持ちに気付き、そしてそれをありのままにシオンに伝えることで互いに自覚を促し、恋という新しい繋がりの中で最期までこの星で束の間の幸せを甘受すると決めたのでした。
 
 なんだかんだ言っても、恋する気持ちが幸せの形の中で最上級のひとつであることは疑いの余地はありませんし(マイナス要素を鑑みなければ、ですが。。。)、ましてここまでの人間関係や展開を踏まえて、どこかひとつでも歯車が狂えば決して為し得なかったであろう二人のこの新たな関係は、正にこの星の最後に相応しい奇跡の恋物語と言えるでしょう。シオンは、本当に愛する人たちだけは救うことが出来なかったという悔恨を胸に残しながらも、それでも今ここにあることを満足し、そして最大級の幸せを味わっているわけで、それこそ頑張った人は報われなければいけないというのならば、この世界で一番頑張ったシオンに相応しい結末であると間違いなく断言できます。
 最後の船を満足そうに見送り、そして二人きりになったこの世界を楽園と呼んだシオン。その在り方は決して凡人には出来ないし理解できない境地にあると感じますが、それでもその美しさを否定することは誰にも出来ません。幸せの形は人それぞれ、なんて凡人に当てはめれば陳腐な言葉なんですけど、それを芸術にまで昇華してしまったシオンの生き様は素晴らしいものですね。

 あ、やっぱりかなり長くなった・・・。これでもだいぶ書きたいこと削ったつもりなんですけどね〜。
 しかし、感想は長いんですがシナリオそのものは短いんですよね。。。確かにシオンの物語である以上、それ以外の部分は蛇足ではありますし、物語として素晴らしく高級に完結しているんですけど、まあ若干の物寂しさは拭えないかなと。それに、最初から結末は見えているようなものだから、その重苦しさに耐え難いって言う部分もありますかね。少なくとも気分がネガってるときに読み進めて面白いものではないかもしれません。
 そのあたりを差し置いても、個人的にはこの作品はとても気に入りましたね。

キャラ(19/20)

 まあ満点つけてもいいかな〜と思わなくもないんですが、全体的に短い分、想いの深さを探りえないまま報われない終わり方をしてしまったヒロインが多いですからね〜。もちろんこの作品で、他ヒロインへの分岐ルートなんか作ったら著しく完成度が損なわれるのは目に見えてますからそれはいいんですけど、まあこのへんも構成上決して相容れない要素として見逃せない部分ですからね、一応引かせてもらいました。

 まあ当然ながら、一番のお気に入りはシオン。いやあ、メインヒロインがロリでよかった(黙れ)。朝色みたいな仕打ちは色んな意味で凹みますからね〜。
 まあ年相応、ってあたりが上手く表現できているのかはいまだ若輩の私には判断しづらい部分ではありますが、少なくとも無邪気さと威厳という、普通は相容れないはずの要素をきっちり両立させているあたりにシオンの最大の魅力がありますね。頭脳明晰ゆえの切り替えの早さ、という設定を実に上手く使いこなしていると感じます。
 正直ヒロインというより、特に第二部に入ってからは娘みたいな印象ではあるんですが、ある程度敢えてそう振舞いたがっているというのもしっかり感じ取れるので、そういう表面的な無邪気さに流されることのない魅力がしっかりと奥底に根付いている感じですね〜。

 ラヴィはかわいそうではあるけど、でもある意味では一番近いところにいたんだから、結局は自分の問題だったのかなあとは思ってしまいますね。最初から見た目の明るさがどこかしら影があるというか嘘くさい印象があったので、さてどうなるかと楽しみにしていたキャラの一人だったんですけどね。ただ、確かに真夜から伝えられた言葉の重さは感じられましたね。

 エリカも最後までほとんど本心を見せなかったのでわかりづらいですが、彼女の場合はシオンの幸せが自分の幸せ、と本気で思えるだけの特別な心性をシオンに注いでいたんでしょうね。勿論それだって幸せの形のひとつですし、ある意味ではシナリオの都合上で途中退場させられてしまいましたけど、その想いだけはきちんと報われているからまだいいのかな〜と。

 真夜はいい意味で狂言回しですよね。そして地味にキーパーソン。さりげに公式のキャラ紹介に載っていないあたり、してやったりの印象はあります。
 ま、ジャーナリストとしては情に流されまくりでまだまだこれからなんだろうけど、その報道のスタイル、事実を裁かない、ただ発信するだけ、というのには感心しますし、そういう彼女だからこそシオンの本質に気付いて、二人の後押しなんて損な役回りを演じて見せられたのでしょう。

CG(18/20)

 多少演出効果で軽減したとはいえ、相変わらずすごいCG量。。。似たような構図も多いとはいえ、プラモザまで入れれば260枚以上、圧倒的ですね。まあ多少男キャラの出来が適当な感じはあるんですけど、ヒロインはとても可愛く描き上げられてますし、まず文句のないところ。
 そして相変わらずどこまでが立ち絵か区別しづらいんですが、シオンの後ろに手を組んでの上目遣いとか、横向きでのジト目とか、エリカの膨れ顔とか、真夜のビックリポーズとかが好き。
 一枚絵ではまず景色の美しさは相変わらず尋常じゃないですね。キャラだとパジャマでお食事シオンとか、耳打ちラヴィとか、水浴び真夜なんかはかなり印象に残ってます。まあ全体的に美麗で隙がない分、際立ってこれって言うのがあまりないともいえますが、それだけ自然に動いているということでしょうかね。

BGM(18/20)

 相変わらず荘厳。
 ボーカル曲は1曲、OPの『little exproler』は如何にもminoriっぽい曲ですね。出だしの盛り上がり方がちょっと滑ってる印象は歩けど、ちゃんとA、Bメロ経由していくと印象が違って聞こえるから不思議。Aメロの水が滴るような密やかさが好きですね。

 BGMはシナリオの長さの割には量がありますね。まあその分、OPや『Android』の派生がかなりあるんですけど、それを差し引いてもなかなかの布陣。
 そして『Android』は派生曲いっぱいあるだけあって相当の名曲。文字通りの機械人形、すなわち枷によって素直に生きられず、生かされている人間の悲哀と絶望を絶え間なく表現した、とてもとても切ない曲で、作品の主題にも直接繋がってくる部分があるのですごく印象が強いです。
 その他では『Bird cage』『Lavinia』『To the new world』『Sion』『Other side of sadness』『Can’t leave you alone』あたりが好きですね。

システム(9/10)

 演出に関してはもう言うことなし。意図的なシームレスの有効性はこれでもかってほどだし、それでいてゲームらしい動き方もきちんと意識しているあたりのバランス感覚は抜群ですし、声の聞こえる方向や光の当たる角度、主人公視点での遠近感まで再現されちゃもう誉めるしかないでしょ。強いて言うなら、それを実現させるためには容量が重すぎで、大作にするにはefみたいに分割するか、あるいはこの作品みたいにみじかくするかしないとならないってあたりでしょうかねぇ。
 OPムービーも相変わらず素晴らしい。今回は新海さん関わっているのがクレジットだけでは微妙だったけど、少なくとも光の使い方とかすごく意識して作ってあるし、継続性という意味では充分成功していると思います。

 システムはそろそろもう一つレベルアップが欲しいですかね〜。
 駄目ってことはないんだけど、決して使いやすいとはいえないですね。雰囲気重視のためかインジゲータが小さかったりとか。バックログ回想で全て切り替わるのはいつも通り、この演出の割にはスキップも速いですけど、2クリックいるから安易に使えないというか何というか。

総合(88/100)

 プレイ時間は、プラモザ入れて10時間・・・はないかな、8〜9時間だと思います。
 シナリオは完全に一本道なので、特に短いとも長いとも感じません。雰囲気重視である以上、のめりこめるかどうかはかなり評価の分かれ目なので、体験版はやってみるべきかと。
 まあ結局のところ、この作品は全年齢で完結はしているんですよね。プラモザって結局単なる表現の問題と、あとは一応エロゲメーカーであることの建前とでもいいますか。。。でも果たして別売りにして、じゃあ全年齢だけでいいや、と思ったり、あるいはプレイ後に別段全年齢だけでよかったかも、と思わせることで、今後の商業戦略やメーカーの向かう方向にどういう影響を与えるのか、またそれは業界全体の規制問題とも絡んで、いち早く生き残りの手を打ったともいえます。そのへん、伊達にマイノリティを自称するわけではないな、と個人的には好ましく思うところで、なんだかんだでこのメーカーはまだまだ追いかけてしまいそうです。

 ともあれ、この作品単体に関していえば、プラモザまで合わせて買えばほぼフルプライスですし、コストパフォーマンスとしては物足りないですが、シナリオの完成度は高く、好きな人には癖になる内容だと思います。別にHシーンに興味なければ、充分本体だけでも問題ないですしね。まあプラモザに関しては、蛇足ではあるんですが、なきゃないで寂しい部分でもあるから微妙なところですね〜。
posted by クローバー at 09:49| Comment(0) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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