2011年08月08日

いろとりどりのセカイ

 設定的に不安な部分はあったけど、全体的な雰囲気がいかにも、って感じですごく気に入ったし、何より真紅が可愛すぎたのでとっても楽しみにしてました。


シナリオ(25/30)

 たったひとつのたいせつなもの。


 主人公には幼い頃の記憶がありません。
 原初の記憶は、二階堂真紅という、半透明の魔法使いとの、“恋”をするという願いを叶えるという契約でした。それ以来、真紅の魔法、体と心の両方に作用する完全治癒能力――しかしそれは主人公の記憶力や思い出を代償とする――を含め、影に日向に主人公は真紅に支えられて生きてきました。
 当初はその記憶を一日以上留めていられない体質でしたが、後に様々な部分で人生の師となる鈴との邂逅によって、日記を書くという手段で忘却の頻度を落ち着かせることに成功してからは、手探りながらも人間らしい生活を積み重ねてきました。

 このセカイには一つの誓約がありました。
 それは、最果ての古書店と呼ばれる神の居場所に、定期的に呼ばれる人間が必要だということです。様々な異世界が混同する中でも、それを果たすことでセカイを守ることが出来るという考え方は根強く、古来より遵守されてきました。
 主人公と鈴は逃がし屋という一風変わった商売をしており、それは現世では人間相手の、そして異世界では神を相手の仕事でした。鈴が住む寮の地下室にある異世界との繋がりのある扉、それを利用し、様々な世界で今にも古書店に連れ去られようとしている人々を安全な場所まで逃がすこと、それが目的でしたが、残念ながら異世界での仕事の成功率はいまだ0%、神の意志に屈する結果となっていたのです。
 しかも、その神の場所はいつしか暴走を始めており、かつては定期的かつ少数だった召し上げも最近では頻繁かつ乱暴になり、主人公たちは一層その暴挙を止めるべく奔走しているのです。

 損な日々を過ごしていた主人公はある日、ふと出歩いた夜の街で、今にも灯台から飛び降りようとしている女の子を目撃します。咄嗟の判断で体を投げ出して救い、そして真紅の力で治療を施し、ひとまず自分の家に連れ帰ったその女の子は、目が覚めても浮世離れした様子でしたが、ひょんなことから主人公がその少女・加奈の捜し求めていた人物であると発覚します。
 かつて交わしたという“約束”、しかし特に幼い頃の記憶には難がある主人公はそのことを思い出せません。けれど、自身と係りのあるかもしれない相手を放っておくわけにもいかず、鈴の住む寮に連れ帰って面倒を見ることになります。

 そして、加奈を保護した頃から立て続けに、主人公の周辺が賑やかになっていきます。
 同じく寮住まいで下級生のつかさと知己を得、唯一の幼い頃からの知り合いである澪は加奈の存在に触発されて寮に引っ越してきます。更には転校生のあゆむ、元々寮に住んでいた引き篭もり少女の鏡などとも仲良くなり、また寮の管理人に一時的に管理人の代理を依頼されたこともあって、自身も寮に住み込むことになることで、これまでは見えてこなかった寮の仲間たちが抱える様々な問題と直面することになります。
 様々な形でセカイがもたらす脅威と、それに伴う仲間たちの慟哭を前にして、果たして主人公と真紅は如何にして立ち向かっていくのか、そしてその過程で、2人の悲願である“恋”をするという願いは叶うのか。このいろとりどりのセカイの中で、たったひとつのたいせつなものを求めての2人の旅はここから始まるのでした。


 と、あらすじはこんなもんでしょうか。
 この作品は世界観設定がかなり錯綜している上に、常識的な文言で説明しづらい部分も多いので、色々と抜けがあるかもしれませんが、大体の雰囲気は掴めるかなと思います。

 大まかな内容としてはあらすじでも見えてくるように、セカイにもたらされる様々な不条理や不幸、そうした想いに立ち向かってきた主人公が、特に身近になった存在が抱えるそれに対して本腰を入れていくことで、そのヒロインとの物語が進展するという形です。
 テキスト的には、主人公が生真面目タイプだというのもあって全体的に淡々と、そして重い話が多い中でも明るさや真っ直ぐさは見失わないように、ヒロインや周りのキャラを上手く配置していて、設定が小難しい割には比較的スラスラと読んでいけると思いますね。
 
 特色としては、まずその不幸の在り方を挙げておくべきでしょう。
 この作品のようにファンタジックな設定を多分に含んでいる場合、その中で語られる不幸のリアリティという部分はかなりハードルが上がるのですが、そこを事前に伏線として方向性を固めておき、その制約の中で発現させることで上手く補っています。
 その上でもう一つ大切な要素であるレアリティ、これをきちんと、少なくともメイン3人に関しては充足されている上、根底的にはごく単純な想いを核にしているので、個人的には中々に共感できましたし、それを乗り越えてもたらされた結末にすっきりと傾斜することが出来た、というのがまず一つ評価の高い部分です。

 もう一つプラスのポイントとしては、まあある意味では当たり前のことですが、きちんと物語全体を通して辻褄が損なわれていない、という部分ですね。
 当たり前のこととはいえ、こういうファンタジックな設定だと、後出しやご都合主義的な展開はどうしても散見してしまうし、それはこの作品であっても例外ではないんですが、少なくとも根幹の部分、すなわち真紅シナリオで明らかになる世界の真実の部分に関してと、それがもたらした結果に対しては、一点だけ偶発的要素を持ち込んでしまっているものの、それ以外は心理的な動きまで含めてきちんと計算されており、何故その時にそういう行動、言動になったのかがわかりやすいのが素晴らしいなと。
 特に真紅と結ばれる過程においては、運命とかそういう魔法の呪言的な要素でなく、あくまでも結果論的にそれを選択し得た、という部分に拘りを感じましたし、そこに至るまでに真紅が背負った、あまりにも重過ぎる様々な種類の悲哀を思えば、それは真紅が、そんな絶望的な状況であってもしっかりと自分を失わずに闘い続けた故の結末、という捉え方がすっきり嵌って、真紅に感情移入バリバリの私としては満足せざるを得ないわけです。。。

 ちょっと話が先走ってしまいましたが、真紅シナリオに至るには、他のヒロイン4人のシナリオをクリアする必要があり、その物語は直接的には真紅の物語には繋がらないものの、その根源的な在り方の部分で大きな要素になっています。
 そうした側面も含めつつ、しかし加奈と澪の2人のシナリオに関しては、ただそこに留まらない魅力がありました。上で書いたように、不幸の特異性と、世界観全てを十全に生かした展開、そして心理的歩み寄りに至るまで、すごく繊細に物語が構築されており、とても読み応えのある内容になっています。
 他2人はサブ扱いゆえにそこまでの盛り上がりは見せませんが、それでも標準レベルはキープしており、全体的に外れのない、質の高いシナリオ群であることは疑いの余地はありません。無論、このメーカーらしさというか、全体的に幻想的かつ情緒的な部分は各所に見られるので、感性的に合う合わないの問題はあるでしょうけどね。

 マイナス点を挙げるとしたら、しかしやはりその世界観の外殻の部分、そこがいささか力技に過ぎる部分は触れないとなりません。この在り方だと、ある意味では本来どうとでも出来る部分を、あくまでも主人公や真紅が抱える心理的願望や制約を踏まえる形で、ということだし、そこに目を潰れない不器用な二人だからこそ、という視点での盛り上がりには上手く絡めているものの、それでも都合が良すぎるイメージは先に立ってしまいます。
 あともう一つは、真紅シナリオの部分で触れた、唯一の意志が介在しない選択の部分ですかね。結果論的にそれは正解だった、という結末を色濃く引き出した要素の一つなんですが、それ以外が結構きちんとそこまでに至る構成要素でロジカルに説明がつくのに、そこだけ偶然に立脚しているのが個人的にはちょっと残念だったりします。
 まあもっとも、そのスタンスを意識的に選べるほど恋に精通できる立ち位置でない以上仕方ないですが、そこは万能お姉ちゃん大好きっ子の助言とかでも良かったんではないかなとか思ってみたり。藍の在り方もぶっちゃけそこそこ反則気味ではあるけれど、心理的部分の洞察という視点でならば無理なく差し込めたと思うんですけどね〜。

 以上、総合してこんな感じの点数ですかね。
 メインとなる3人のシナリオはどれもいい出来でしたが、惜しむらくは素晴らしいと絶賛できるまで今一歩足りていないんですよね〜。真紅シナリオは設定的要素だけならほぼそれを満たしてはいるけれども、個人的にその説明的要素が多すぎて真紅そのものの心情が前面に出て来にくかった部分は物足りないと思ったし、それは加奈や澪のエピローグにしても同様だったので。作風としてはああいう風に余韻を流すのは正解かなとは思うけど、それはそれって奴です。。。


キャラ(20/20)

 設定的にどうしてもヒロインはみんな重い部分を抱えているわけですが、そういう心底で抱え持っているものと、対する普段の前向きな振る舞いとが上手く区分けされていて、しっかりとそれぞれの魅力を引き出せているのではないかと思います。

 まあとはいえ、やはりこの物語は真紅を抜きにしては語れません。ぶっちゃけ、どれくらい真紅が好きかで相当作品に対する印象が変わってしまうくらいではあったと思います。
 
 そして私は最初から真紅一筋、真紅しか目に入らない勝ち組なのです(笑)。
 彼女の最大の魅力はその強さと弱さの二面性にあると思います。基本的には頼りになるお姉さん然としていて、ぶっきらぼうで不器用ではあるけれど、すごく心優しく、真っ直ぐで、清冽で、めげない強さを持っていて、ああいう絶望的な状況の中で折れずに生きていけるだけの輝きを持っています。
 けれども、その強さと裏腹に、最初は血を分けた双子の妹との別れ、そしてシナリオを介在しての主人公との別れを経ることで、初めて実感的に人としての弱さを知り、それまでの強さが誰かに常に支えられたものであったことを知り、それを理解して尚自分らしく生きて意向と足掻く姿はもう感涙の一言でした。
 
 それにしたって、真紅の場合元の世界での不幸、虚構の世界での不遇、元の世界に戻っての悲嘆と、状況に振り回された結果の三重苦と言える痛みを抱えさせられているわけで、けれども最後の最後に至るまでほとんど涙を見せなかった、そこまで蓄積された全ての想いが再会シーンでの号泣に繋がっていると考えると、本当に、本当に心から愛おしく感じるのを私は止められませんね。
 それに勿論ビジュアル的にも絶好球だったし、基本的な性格も相当に好きだし、本当に私にとって隙のないヒロインであったと言えますね。とりあえず現時点で今年の三強、文句なしに殿堂クラスの3人の一角には入りました。

 まあ真紅のインパクトが強すぎて他のヒロインにまで手が回っていない部分はあるのですが(笑)、他の4人の中では澪が一番好きですかね。お節介な幼馴染、というスタンスはよくいるけれど、どこか心理的には距離を置いている感が序盤からあって、それがきちんとシナリオで反映されていたって言うのがまず評価を挙げる一因ですし、そこを乗り越えての気持ちを真っ直ぐ出すようになった姿がまた超可愛い、ってのはありました。
 加奈も本当の意味で恋を知ってからはすごく魅力的でしたし、つかさも鏡もそれぞれ可愛く、そして互いの友情譚的な部分で評価を上げてはいましたが、まあどうしたって真紅に食われてしまっているのは仕方ないですよね。。。


CG(19/20)

 原画三人ですがほぼ違和感なく、高い水準でまとまっています。その中でもメイン3人の出来はやはり突出していますし(元々の好みも多分にあるけれど)、相変わらず塗りと背景の美しさの健在ですし、質・量ともにほぼ文句なしの内容だったと思います。

 立ち絵に関してはまずまずですかね。
 ポーズに関しては、メインの3人だけ3ポーズ、他2人のヒロインは2ポーズ、サブキャラは1つだけとやや寂しい内容。腕差分とかもないですしね。それぞれにらしさは出てはいますが、どこか画一的な印象もあったり。真紅の横向きと正面向きは個人的に神の出来。
 服飾は加奈だけやたら優遇されていて、真紅は逆に立ち位置的に不遇で、他は平均的、まあ大体3種類くらいなので昨今では豊富とは言えませんが。澪の性格的に、私服は露出高すぎじゃね?とは思いましたが、それ以外は特に違和感なく可愛かったと思います。ちなみに私は加奈はおさげよりストレート派。。。

 立ち絵に関しては、まあ差分はかなり豊富ですし、細かい感情の機微まで上手く拾い上げて書き分けられていると思います。
 特にお気に入りは、真紅の正面向き困り笑顔と、やや横向きのジト目。前者はとにかく真紅らしさというか、大切な家族を見守る表情、というのがとってもしっくりくる優しい雰囲気が最高ですし、後者もまた、どこかそのとがめるような雰囲気の中にも愛情が塗されている感じですごく好きです。
 その他お気に入りは、正面向き真紅の笑顔、気まずげな顔、怒り顔、横向き愁い顔、半泣き顔、加奈の正面向き笑顔、呆れ顔、やや横向きジト目、デフォルメ泣き顔、澪の正面向き冷たい視線、困り笑顔、視線逸らし、したり笑顔、照れ笑顔、横向きがっかり顔、つかさの笑顔、驚き顔、キラキラ顔、鏡のしたり顔、ホクホク顔、視線逸らし照れ顔、ニコニコ顔、蓮の半泣き顔、笑顔あたりですかね〜。

 一枚絵は、通常絵が104枚にSDが15枚と量的には必要充分、質も全体的に良く、メイン3人はより素晴らしく仕上がっています。
 特筆すべきはバランスで、まずメイン3人は大きく優遇されており、更に、最近だと大体五分五分、下手するとHCGのほうが量が多い作品が多い中で、圧倒的に一般シーンのCGが多いというのがあります。シナリオのボリュームもかなりありますが、でも頻繁にイベントCGが出てくるので満足度は高いですね。
 その分Hシーンが手抜きなのでは、と懸念されるかもですが、そりゃ確かに充実はしてないんですが、少なくともシナリオ上必要な部分ではきちんとHシーンが織り込まれてますので、この作品の充足度を損なう欠点ではないと私は考えます。

 特にお気に入りは3枚。
 まず管理人室での真紅との日記。膝上で日記のCGは二枚ありますが、こちらのほうが密着感と雰囲気が好きですね。この時間しか真っ直ぐに甘えることが出来ない真紅の素直な心情が、すごく距離感や表情に上手く切り取れている一枚だと思います。
 次いで再会シーンの真紅の号泣。これは場面補正も入ってますが、ああいう風に手放しに感情を曝け出して誰かに寄りかかる、というのをこれまで出来なかった辛さがこれ以上ないほど滲み出ていて、その後の安堵の表情とのコントラストでものすごく破壊力があります。
 最後に澪のドア越しの熱情。隠し続けた想いがばれてしまった恥ずかしさと、それでも離れがたい感情の揺れがすごくシンプルに切り取れている一枚で、澪の切なそうな、でもどこかすっきりしたような顔付きが物凄く気に入ってます。

 その他お気に入りはページ順に、見下ろす真紅、私室での日記、涙する真紅の手を引いて、一緒にホットケーキ、寝起き、膝枕、着替え、二人乗り、おんぶ、安らかなうたた寝、初H愛撫、屋上での加奈の詰問、砂のお城、添い寝、給仕、夏祭りで蓮と、初H愛撫、正常位、制服フェラ、澪のお昼、水着で手を引いて、着替え乱入、ゲームに夢中、澪とお昼、夕日の海岸、ぬいぐるみに独白、水着で膝枕、運命の再会、初H正常位、水着フェラ、バック、鏡とゲーム、制服お披露目、膝の上でゲーム、つかさの部屋訪問、水泳特訓、一緒の帰り、お姫様抱っこ、添い寝、制服Hフェラ、対面座位、食事風景、母子の眠り、見返り藍、あたりですね。
 SDはまあ嫌いではないけど特段可愛いとは思わなかったかな。


BGM(19/20)

 実に幻想的かつ情緒に溢れた、このメーカーらしい澄み切った雰囲気の素晴らしい楽曲でした。
 
 ボーカル曲は3曲。
 OPの『アレセイア』は神曲ですね〜。とにかく全体的に荘厳さがあり、どことなく孤高をイメージさせる切なさが随所に塗され、すごく綺麗な曲だと思います。まあ楽曲としての安定感はやや微妙ですが、それを補ってあまりあるサビの迫力、そして単調にならない音の繋ぎがすごく気に入ってます。
 通常EDの『君に逢えたから』は、これまたすごく真っ直ぐですみやかな、非常にEDらしい綺麗な曲ですね。しっとりした雰囲気の中に、世界が内包する残酷さを密かに映しつつ、それでも2人で生きていくという真っ直ぐな想いをシンプルに表現できていると思います。
 真紅EDの『サンクチュアリ』も名曲。ある意味世界を裏切った結末でもあるシナリオから引き継いで、そこまでしてでも二人で生きていきたいという強い強い想いが、特にサビの力強さから伝わってきます。惜しむらくは歌い方が単調で、情感がもう一つってくらいでしょうか。

 BGMも全体的に質が高く、いくつかは陶然とする出来でした。
 特にお気に入りは2曲。
 まず一つ目、『寂しく暗い森で』はすごく透明感のある中に、切なさや寂しさや諦観、様々な負の感情を閉じ込めてなだらかに引き伸ばした、世界の不条理の中で翻弄される人たちの慟哭を綺麗につかみあげた名曲だと思います。
 そしてもう一つ、『紅い瞳に映るセカイ』、これは出だしの旋律の雰囲気が、とてもとても真紅らしさを感じさせ、後に続く笛の音がその彼女の抱える様々な想いを代弁しているようで、ものすごく個人的に質感を感じる曲なんですよね。実に気高く、孤高でありながら真っ直ぐで、そしてどこか優しい、そんなイメージで大好きです。

 その他お気に入りは、『目覚めのメロディ』『夏色時間』『鏡の国のアリス?』『格闘ゲームレディゴウッ!』『静かな海と楽しい航海』『月花愁色』『Judgement Attack』『今、開かれるトビラ』『未来への祈り』『紅い瞳に映るセカイ(アレンジ)』あたりですね。


システム(9/10)

 演出は基本的に高水準。
 ここは立ち絵同期を搭載していないので、日常シーンはやや淡々としているものの、作風からは違和感を感じさせないし、細かい台詞の切り替えである程度代用できているかなと。出入りや動きはそれなりにありますしね。
 背景演出は抜群の出来ですね。とにかく美しいの一言。特に光彩においては素晴らしい出来で、すごく情感を彩るのに役立っていると思います。
 そしてムービーの出来が出色。滅茶苦茶洗練されてて、すごく印象に残る美しさでした。

 システムはまず文句なしですかね。
 いつも通り基本設定は揃っているし、細かい部分まで色々と切り替えられるので使い勝手はいいです。ただ面倒なのは、オプション画面にワンクッションあることで、見栄えとしてはいいんですが、手間隙でややマイナスかなと。スキップは高速、選択肢ジャンプは後ろ向きだけだけどまあ問題なし。
 いつもながらパッチ適応後のセーブデータ流用不可が致命的で、その点だけで一点引こうか迷ったんですが、全クリ後に各章へのショートカットが出来て、どうやらそれは残るデータっぽいのでまあ許せるかなと思った次第です。。。


総合(92/100)

 総プレイ時間24時間くらいですかね。共通6時間、澪と加奈が4時間ずつ、つかさと鏡は2,5時間くらい、真紅が5時間という感じです。
 感想としてはシナリオ部分がかなり曖昧になってしまいましたが、ネタバレ全開で書くと分量が倍くらいになりそうだったので精神的に断念。。。まあ個人的にどこに引っかかって、どこを楽しめたかくらいはわかるでしょう(笑)。基本はあくまで備忘録ですしね。

 シナリオやテキスト、設定など、色々な部分で好き嫌いは出やすい作品だと思いますが、その揺れ幅を踏まえても、全体的にすごく質の高い作品だと思います。方向性は違えど、雰囲気は前作の星メモにもどこか通じるものがあり、このメーカーが好きだ、って人ならば概ね好感を持って受け入れられるのではないかと。
 個人的には星メモと同様、噛めば噛むほど好きになる感じで、結果的にかなりの高得点になってしまいましたが、特に真紅が気に入った人ならばきっと満足できるでしょうし、プレイする価値は多分にある作品だと思いますね。
posted by クローバー at 06:10| Comment(0) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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