2013年05月23日

魔導巧殻〜闇の月女神は導国で詠う〜

 毎年恒例になりつつある4月のエウですね。今回は戦闘とか難しそうだったけど、全体的にキャラがすごく好みに思えたし、例年以上に楽しみに待っていました。


シナリオ(26/30)

 未来を切り開く、人の力。


 ラウルバーシュ大陸中原東部、この地は長く戦乱が続いていました。
 中でも、魔導の力を主にして発展してきたメルキア帝国と、それに隣接するユン・ガソル国の対立は深刻であり、一進一退を続けてきましたが、この度ユン・ガソル側が新兵器を大量に投入することで、メルキアの東の守り、センタクス領が落とされてしまいます。

 南のディナスティ領の将軍だった主人公は、その報を受け、副官のリセルとその他少数精鋭での電撃的な奪回作戦に従事することになります。首尾よく任務を果たしたものの、まだそこは敵陣のど真ん中、帝国軍本体が来るまで何とか守り続けていましたが、そこに打ち込まれたのは、非情にも味方全てを犠牲にしても構わないとばかりの帝国軍の魔導新兵器、ファラ・カーラの魔弾でした。
 その威力は凄まじく、圧倒的優位だったユン・ガソル軍を壊滅寸前にまで追い込み、今回の戦闘を終結させます。

 何とかその暴力的な破壊から生き延びた主人公たちは、その暴虐に対して非難が漏れるのをグッと堪え、代わりに、本来東西南北に1人ずつ配置されている帝国元帥、今回の戦乱で東の元帥は他界しており、今回の戦功として自身をその後釜に据えて貰えるよう進言します。
 結果として更なる戦果と、元帥の象徴である魔導巧殻の保護を果たせば認めるとの言質を得、それを首尾よく成し遂げることで、主人公は新たに元帥として国の未来に大きく関わる立場に立つことになります。

 しかしそんな折、帝都において謎の結晶化現象が発生し、皇帝を含めた帝都民20万人が閉じ込められるという未曾有の危機が帝国を襲います。
 皇帝という抑えを失ったことで、それぞれの元帥はそれぞれの思惑と理念で持って帝国の未来を見据えるようになり、更に帝国の弱体化は周辺諸国の介入も招くことになり、全く先の読めない情勢に突入していきます。
 そんな中提示された帝国の未来、それは、帝国の発展を魔導に委ねるか、魔法に委ねるか、という選択でした。

 これは、野心と信念と情を持って中原を束ねるべく奔走する主人公とその仲間たちの織り成す、数多の絆が紡ぐ人の可能性の物語です。


 あらすじはざっとこんな感じでしょうか。今回ヒロイン紹介は組み込みにくかったので省略しています。
 大枠としては、かなりの序盤において未来の先行きが大きく2つに分岐し、その後はその意に沿った国と技術の発展を為していく、またその過程で他国を併呑し、けれども情を持ってそれぞれの国の主要人物を取り込んでいくことで、人材という視点での国力を増していく、その度合いによって最後に成し遂げられる結果もまた変わってくる、という感じですね。
 また、表向きの野望とは別に、底流での大きな陰謀も着々と進行していて、それの端緒を掴めるか、さらには解決にまで持っていけるか、というところもその行動の結果に依存します。まあ大抵1周目は打ち切りエンドになると思われます。。。
 
 テキストは全体的に、戦乱の世という中で精一杯前向きに明るく楽しく生きようとする意欲を感じさせる書き方であり、シリアスとの切り分けがきっちり出来ている感じですね。語句の選択もシンプルかつ理知に添っている感じで、技巧は感じないまでも安定感はありました。
 まあ主人公の性格が色んな意味で美味しすぎるのはありますが、読み口としては重すぎず軽すぎず、また世界観的にはシリーズ的に共有している部分もあるからか説明も最小限で、詳しく知りたければ用語集を見ろ、という振り分け方も良かったと思います。
 ただこう、ルート構成の上での主人公の二面性が、プレイ中に混在してしまうと人格像がちょっとぼやけるかな、というきらいはあったやもしれません。方向性を貫徹させてのプレイなら平気なんですけど、特に1周目とかはそうなりがちですね。

 ルート構成はやや複雑ですね。
 最終的に行けるルートは7つかな、あるんですが、序盤の選択によってざっくり分けられ、共通しているエンドもあるけれど、いくつかは片方でしかクリアできない仕様。
 更に、トゥルーになる正史エンドはどうやら1周目クリア不可っぽいです。引継ぎ2周目で正当なる歴史書を読むことで可能になるのではないかと。もっとも、1周目であの要素全てクリアできるとは到底思えないので、そのあたりはもう最初から周回前提、ということですね。

 シナリオについて、個別エンドはほぼおまけに近いので割愛して、本筋である魔導ルートと魔法ルートについてのみ触れておきます。
 前提としてまず言えるのは、主人公以外の元帥は皆最初から、今回の事件の在り方などに一定以上の不信を抱えており、それを解決するのと同時に、メルキアという国の先行きを自分の信奉する理念に添って進めていきたいという意欲があり、本質的に自己本位な部分は薄い、という点ですね。これが最終的に、正史ラストとの対比になっていきます。

 まず先に、正史ではない魔法ルートについてですが、こちらはオルファンの強固な信念と不器用さ、そしてやむをえない事情での性急さがシナリオの空気に滲む中で、リセルとの確執とその変化を通じて、その、方向を間違えた思いやりを透かしていくところが面白いですね。
 その上で、こっちは四元帥ルートと読んでもいいくらい、最終的にはそれぞれの想いが1つにまとまっていく過程が、すごくそれぞれのらしさを反映しつつで楽しめます。特にエイダの清々しい振る舞いと深謀遠慮、それがもたらす結末の変化は個人的にすごくツボでした。ここだけ切り取ってしまうと正史よりも好きなくらいです。

 無論全体的には、正史には進めないという確定事項の中で、仲間に出来ないキャラとかもいるのでそこは痛し痒しなんですけどね。。。
 そしてこっちのルートだと、もうラストはどう考えてもリセルルートにいくしかないよね、という雰囲気で、あのエンドは慎ましやかでベタではありますが、それまでの献身と苦労を思うに、すごく心が暖かくなる終わり方だと思いました。
 強いて言うと、こっちのルートではリセルの完全記憶能力を、過去のしがらみのみならず、未来を切り開く可能性としての要素に用いる展開があれば、より一層思い入れが強くなったのに惜しいな、と感じますね。

 魔導ルートに関しては、こちらは魔導巧殻の在り方がシナリオに大きく関わってきて、最終的には過去からの因縁、底流に潜む野望なども噴出してきてきます。
 元々魔法という概念と、この作品での魔法ルートは、あくまで既存の概念を組み合わせて進化させたものであるという、保守とまでは言わないものの、現状の社会が想定できる受け入れやすい概念なのに対し、魔導ルートでのそれは、全く新しい革新をもたらすものであると言えます。それこそ、航空機の導入で戦争の形態がガラッと変わるような、世界にもまた変革を強要するものであるといえましょう。

 そういう革新的な事業に対して、過去の因縁、様々な思惑が絡みついてその足取りを歪め、更にはその新たな未来を構築する為のどうしようもない犠牲を許容しつつも進まなくてはならない、という残酷さを孕んでいるルートになっていて、色々切ないところもありますが、その分だけ信念の重み、未来を切り開く覚悟と絆の力がクローズアップされる形です。
 どうしても、敵役の野望の陰に潜む人格形成の過程とか、そこまでが一方的な断罪には決してならない流れだっただけに、ぞんざいにしていいものかと思うところではありますが、人の業と、それでも踏み越えてはならない一線の在り処を示したという意味では如実ですし、最後の解決への鍵の部分もベタとはいえ、最序盤から積み上げてきたものではあるのでそれなりに納得は出来る、という感じですね。
 
 テーマに関しては、もうほぼシナリオで触れた部分で終始すると思うので、ちょっと別の切り口で、男の甲斐性と愛の密度について触れておこうかなと。結局人1人が持ちうる愛というのは、総合して100なのか、多数を愛した場合にその密度は薄まってしまうのか、という問題ですね。

 特にこういう、ハーレムを許容される世界観において、多数の女を愛するという行為は作品的にも必然になりますが、今回の主人公の場合、私の感じる限りだと、そういう風にみんなに愛されるだけの資質と器量は示しているように思えます。
 本当の意味での盲目的な愛に至るのはエンドを待たねばならないのでしょうが、それ以前でも、そりゃゲーム的に都合の良さはあるにせよ、1人1人の想いを大切にした、時には優しい、時には強引な振る舞いで、結果的にきちんと心を掴むことに成功しているからですね。

 私は基本的に、愛とはその対象にどれだけ自分の時間を捧げられるか、だと思っていますが、けれど時間が一番大切にしても、その限られた時間の中での密度も当然大切だと思っています。
 こういうハーレム展開で1人あたりに掛けられる時間は少なくとも、その中で当人たちの充足をきちんと得られるのであれば、それは充分に深い愛情を注いだ、といえるのかなと。

 要するに、無粋にも愛を数値化してみた場合に、時間(定量)×密度(変数)が1人の人格が持ちうるものであり、その密度の部分に特に器量が試される要素が孕んでいる、と見ているのですね。
 ただし、普通の世界観だとハーレムは許容されないから、如何にその密度が濃くて、可能性として多数の女の子を幸せに出来る能力を秘めていたとしても、常識が、倫理がそれを認めてくれないわけで。ホワルバ2の感想で触れた話ですが、あの主人公は能力と情熱的にはそれを確立できる器量なのに、同時にどうしようもなく常識人だというところに最大の不幸があったよなあって(笑)。
 
 ともあれ、ハーレムを書くならば、それに見合う人格と器量を用意しないと説得性はないよ、というところで、この作品は合格点を取れる素敵な主人公だったなと思うところです。
 それはこの作品においては、覇王ルートに象徴される残虐性も一端として孕んでいること、彼の生まれがもたらす、英雄か暴君か紙一重の性質故の自由さ、思考の柔軟性があってこそ、でもあり、少なくともエウ作品これまでの主人公よりしっくり来たのは間違いないですね。

 
 以下ゲームシステムについて。

 まあとにかく複雑ながらやり応えのあるつくりだったと思います。
 政治・軍事・討伐・魔導&魔法研究・街づくりなどなど、1ターンに出来ることのあまりの多さと、その効果がすぐには目に見えないものもあるが故に、最初のころは何をしていいものかと躊躇して遅々として進まないところもありましたが、軌道に乗ってくると、丁寧にやった分だけ結果としてもたらされる(まあどうしようもないランダム要素はあるけれど)ので、凝り性の私にはとても楽しめました。

 戦闘システムについては、リアルタイムストラテジーという売りでしたが、結果的に見るとほとんどリアルタイムプレイなんぞしてないなあと(笑)。もうちょっと進んだらスペースで一時停止、常に相手の動きと状況の変化に対応しつつ、じっくり検討しながら進めた感じで、その意味ではマス移動のSLGを更に細かくしたような気分でした。
 つかぶっちゃけ、リアルタイムクリアとかしようと思ったら相当にハードル高いですよね。やりこみプレイの制約としては面白いかもですが、流石に私はそれは出来そうにありません。頭の回転鈍いから即時対応なんて無理だし、そもそも出来ること多すぎるからそれ把握するだけでも大変ですし。。。

 戦略・戦術性としても中々に楽しめる要素は多く、勝敗条件なども含めて、どうすれば攻略できるか、一番損害を少なく済ませるにはどうしたらいいか、などと考えて、伏兵や囮、待ち伏せなどに上手く敵が嵌ってくれたときの快感は中々のものがありましたね。
 操作性も、万全とは言えないまでも、私はほぼパッチが出きってからのプレイだったのでそれなりに爽快でしたし、逆に言えば如何に乱戦になって状況把握が難しくならないように気を使うか、という部分まで含めて楽しみ方かなと思えました。

 戦闘で特にお世話になったのは、当然主人公とアルに加えて、やはり圧倒的な回復の必殺を持つリューンとエルファティシアあたりは常に一軍パーティーでした。というか、どうしても1周目で仲間になったキャラに対する愛着が強いですよね。。。
 ただ、全員がある程度以上育って思うに、結局ある程度成長にランダムかませているとはいえ、本当に強いキャラは固定されちゃってるなあと。無論属性要素などもあるので、戦場と時期、相手によって上手く使い分けるという部分はあるでしょうが、結果的には主力の紋章変更あたりで押し切ったほうが楽だったりもするのが複雑なところ。コロナとかネネカとか使ってあげたいけど、紙装甲過ぎて先陣切れないから、足の速さ生かした囮にしか出来ないし(笑)。

 ともあれ、ゲームシステム総体で見ると、実にやり応えがあるし、刻々と周囲の状況も変化していって、それが自国の状況にも波及していくから気が抜けない市で、特に1周目はすごく神経使いながらのプレイでしたね〜。とても熱中度が高く、ちょっと戦国ランスを髣髴とさせる面白さでした。こうなると本当に睡眠取らなくても平気になるから実に危険なんですよね。。。


 以上、全体でシナリオが11,5/15、システムが14,5/15という配点です。
 シナリオが完全にメインの作品ではないとは言え、今回は中々質が高いですし、正史ルートも魔法ルートも個人的にあともう一工夫あれば更に化けたと思える部分があったのが勿体無いですが、十二分に楽しめたと思います。システムもこの面倒さが癖になるというか、あまりサポートし過ぎないつくりだったのが個人的にはすごく良かったと思いますし、私がプレイしたエウの作品の中では一番楽しめたとはっきり言える面白さでした。


キャラ(20/20)

 今回ここまで楽しめた背景の大きな要素の1つに、本当にキャラが好みだったというのはありますね。戦が絶えない社会を舞台にしているが故の、生きることに関する静謐な覚悟というべきものを誰もがしっかり持っている感じで、その上に各々の個性が生きてくるからすごく思い入れが強くなりがちで、好きなキャラ多すぎて目移りしてしまうくらいでした。

 けれどやはり一番好きなのはリセルですね。この子の献身は素晴らしいの一言。
 どこか抑制的で、それなのにそこまで息苦しさを感じさせないバランス感がとっても魅力的であり、それは特にアルと関わるようになってからの様々な絡みによって醸成されている感があって、主人公との関係に至るまでそこを端緒にしているので、ある意味今回の戦争によって一番大きな恩恵受けてませんか(ずれたオルファンの親心が巡り巡ったともいえるか)、と思うくらい。
 とにかく、普段の勤勉さも、女の子らしい愛らしさも、凛々しさと芯の強さもすべてが愛おしく、またその愛情の深さは疑うべくもなく、見た目も絶好球でCV的にもツボで、全く隙のないヒロインだったなあと思います。

 そして、次に好きなのがエイダ様なんだよなあ。ホント好きだわこのロリババ・・・おっと。。。
 自身の信念に殉じる覚悟は持ちつつも、それ以上に和を尊ぶ想いが強くて、周囲との軋轢や重責を抱え込んでいるところにそっと手を差し伸べると、すっと心を寄りかからせてくれるところなんかとっても可愛いというか、隣にいて、支えが欲しいと思ったときに支えてあげたいと思わせるキャラでした。
 そして、魔導ルートでのオルファンの独断専行が目立つのに対して、魔法ルートでの清々しい振る舞い、そして万が一を踏まえて打った手が結果的に大団円的な流れを導く決め手となっているあたりに、実に誠実で上に深いところが透けていて本当に惚れましたね。
 故にこそ、正史エンドでは・・・なんですが、まあそれは仕方ないか。

 そしてエイダ様の相方のリューンも最高に可愛かったですね〜。魔導巧殻の中ではダントツで好きです。
 常に明るく、周りの心配ばかりして、それでも自分の生き方や楽しみをないがしろにすることもなく、素直に好意を表に出せるところに、癖のある性格ばかりの面々ですごく映えていた部分があったかなと思います。
 そして、純粋に戦闘で使うことが多かったせいもあるけれど、この子の戦闘ボイスが一々可愛すぎるんだよと。「またつまらぬものを斬ってしまった・・・ですの♪」とか何この愛らしさ、と聞くたびに悶えるレベル。粒揃いのこの作品でも、萌えキャラ度はNo,1だったのではと。

 んで次がエルミナとパティ、というより彼女たちは三銃士+ギュラ様、という括りが一番しっくり来る気もしますが。
 ツンデレ、元気っ子、策略家と個性は分かれていますが、それが噛み合っての会話のテンポとかリズムとかがすごく好きですし、そこに傍若無人なギュラ様が入ってくるとまた一段と面白いですよね。。。
 無論仲間になってからのイベントでの可愛さも格別ですし、特にエルミナの散歩イベントでの歯軋りっぷりが可愛くて堪りませんでしたね。

 ネネカも獣人キャラの割に粗暴な雰囲気が薄く、本当に素直で真っ直ぐ愛情を向けてくるところとか、友情や信義に厚いところとか、物凄く可愛かったなあと思います。何気に一番回想シーンが多いとか、シナリオにも力入ってたりとか、優遇度が高い気がしますね。好きだから嬉しいけど。

 エルファティシアもかなり魅力的。彼女もロリバ・・・うおっと、ではあるのですが、やはり種族的に精神面の若さと悪戯好きな雰囲気が実に愛らしく、それでいてその心に背負っているものは世界の誰よりも重い真実であり、それを共有する相手が出来たことで緩んでいく心と、そこから更に導かれる覚悟の在り方が実に素敵でした。

 コロナの癒しパワーも素晴らしかったです。まあ裏側もあれはあれで嫌いじゃないけど。。。マルギーもあの無垢さと真っ直ぐさがすごく可愛いし、アルの声もだんだん癖になってくるし(笑)、ベルの乙女モードとかもニヤニヤ出来るし、本当にキャラ満足度は高かったです。
 強いて言うなら今回はモンスターキャラとの交流がなかったのが惜しいなと。ティエネーとかユイチリとかニールとか、めっちゃくちゃキャラデザイン可愛いのにねぇ。

 男キャラではダントツでギュラ様が好き。
 奔放でありながら緻密な部分も持ち合わせていて、何より仲間を大切にする熱滋養は素晴らしいものがありましたね。独特の個性と感性の中で主人公と絆を深めていく過程も、他のキャラとは違ってあくまでギュラ様からのアプローチという部分が卓絶した個性を際立たせていて、実に味わい深かったです。

 主人公もまた素晴らしい個性でしたね。
 まあ女たらしが過ぎるのはあるにせよ、きちんと誰に対しても誠実な思いやりを持って接し、けれど元帥としての厳しさ、罪に対する罰の観念では公正さと厳正さを持ち合わせていて、でも最終的には情理によって信念を貫く、何より決して諦めたり妥協したりしないように自身を強く戒め、陶冶している感じがすごく立派に思えました。
 もっとも、これだけ女遊びしていてきちんと国が回るのか、とは思ってしまいますが(笑)。余程リセルが優秀なのか、と思いつつも、リセルはリセルでアルいじりばっかりしている印象があるしなぁ。。。


CG(18/20)

 いつも通り、可愛くて肌の質感と誘ってくる目つきがエロいなあと(笑)。ボリュームもたっぷりですし、満足度は高いですね。

 立ち絵に関しては、純粋なADVではないので仕方ない部分もありつつのやや少なめ。
 ポーズは1人1種類ずつですね。それなりに個性は反映されていて可愛いんですが、多少は差分欲しかったなとは思ってしまいます。
 お気に入りはリセル、エイダ、エルファティシア、リューン、ネネカ、コロナ、パティ、リリエッタあたりですね。

 服飾もやはり1人1種類ですね。まあ着替える必然性が少ないゲームですけど。。。あ、魔導巧殻だけは裸もあるか(笑)。
 お気に入りはリセル、ネネカ、パティ、エイダ、ベル、くらいですか。

 表情差分もポーズ数に見合った量ですね。これもらしさは出ているので良しとしましょう。
 お気に入りはリセル真剣、笑顔、困り笑顔、エイダ困惑、笑顔、照れ、リューン笑顔、不安、エルファティシアジト目笑い、悲しみ、コロナ怒り、笑顔、ネネカ笑顔、ジト目、拗ね、ベル驚き、冷笑、マルギー真剣あたりですね。


 1枚絵はアペンド含めて169枚、勿論キャラ絵でないのも多いですが、それでも圧巻のボリュームと言えるでしょう。出来も安定して高く、文句はないですね。

 特にお気に入りは2枚。
 1枚目はリセルとお菓子。このあまりに幸せそうなリセルと、お菓子に対する熱情っぷりがすごく好ましくて大好きですね。
 2枚目はロリっ子サンドイッチ、徐々に快楽に飲み込まれていくパティの雰囲気が物凄く好きです。

 その他お気に入りはページ順に、整備、月を見上げて、4体の語らい、ユン・ガソルの矜持、アルの笑顔と別れ、リセル糾弾、四元帥酒盛り、リセル戦闘モーション、アル読書、リセル初H愛撫、自慰、髪コキ、バック、エイダ采配、三銃士デート、エルミナ膝を抱えて、初H愛撫、正常位、パティバック、フェラ、娼婦二穴責め、3P1、3枚目、マルギー介護、髪の手入れ、手淫、娼館愛撫、屈曲位、李・アネス自慰、ネネカ戦い、子供と戯れ、エルファミアフェラ、目隠しバック、ネネカ騎乗位、背面座位、娼館3P、犬猿、ラクリールぬいぐるみ、愛撫、正常位、エルファティシアバック、コロナのんびり、正常位、フェラ、脚コキ、リセルと誓い、ギュラ様出陣、ネネカとともに、リセル&エイダH、娼婦エルミナあたりですね。


BGM(19/20)

 全体的に緊迫感と迫力、荘厳さが上手く噛み合っていて、すごく好みの楽曲群でしたね。
 ボーカル曲は2曲。
 OPの『月女神の詠唱〜アリア〜』は神曲ですね。出だしから迫力と勢いに満ちていて、程よく切なさと悲しみと、その先にある未来の姿を塗した音の流れはすごく作品とマッチしています。特にサビのメロディ・歌詞は物凄く気に入りました。
 EDの『果てなき夜、紡がれた詠』は、透明感の中に郷愁と、語り得ない歴史の重みを沈めた印象で、一貫してそれが最後まで貫かれているあたりに意味を感じるところですが、まあ曲としてはいい曲だけど、というところですね。

 BGMは全部で38曲、量も充分ながら、今回は特に戦闘シーンの曲がかなり気に入ったのが多かったです。
 
 特にお気に入りは2曲。
 1曲目は『宿命、交わることのない未来』、どうしても戦いで雌雄を決せずにはいられない悲しい運命と、それでも戦うことに精一杯の意義と覚悟を漲らせている悲愴感と、そういう感情がたっぷり曲の雰囲気に乗っていて、終盤に至っての走り方もまた、すごく覇気と熱情を感じさせてめっちゃくちゃに好きです。
 2曲目は『勇猛無比』、正しく精鋭の進軍、といった雰囲気の凛々しさと力強さ、整然とした雰囲気と迫力がない混ぜになって、すごく印象に残る曲だなあと思います。

 その他お気に入りは、『戦乱の中のひと時』『うたかたの平穏』『志を胸にして』『胎動』『覇道』『抗争する闘志』『小勢と千の刃』『強豪たちの激闘』『不退転の決意を以って』『闇の月女神は導国で詠う』あたりですね。


システム(9/10)

 演出は充分でしょう。
 それなりにADVシーンでも動くし、戦場シーンでも見やすく効果もわかりやすく演出していると思いますし、作品としての勘所は押さえていると思います。
 ムービーはしかし、相変わらずパートアニメーションが浮いている気がするのは気のせいでしょうか・・・。全体的に作りこみはかっこよくて好きなんですけどね。

 システムも特には問題なし。
 ADVとしても必要なものは揃ってますし、ゲームパートの作りこみも、まあパッチありきの部分は多いかもしれませんが、ここは改善して欲しいなと強く感じるほどの部分はなかったですし、あれだけの動きをスムーズに動かせているので文句はないです。


総合(92/100)

 総プレイ時間、1周目だけで40時間くらい、そこから周回で全エンド回収するのにもやっぱり40時間くらいプレイしていた気が。。。とにかく次々にやりたいこと、やるべきことが見出されていくので、1ターンごとにかかる時間がとっても長く、恐ろしいまでの没入度でした。
 無論今回はキャラに対する愛着の深さにも影響されたのはありますが、それでも個人的にはプレイしたエウのゲームの中では一番楽しめたとはっきり言えますね。シナリオも良かったですし、名作でした。
posted by クローバー at 06:04| Comment(0) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。