2013年06月18日

Magical Charming!

 最初は今月買うもの多すぎるから夏くらいまで我慢しようと思ってたんですが、ついついどこぞの煽り文句に負けた・・・(笑)。まあ基本的に絵は当然好みだし、それでシナリオにも見た目以上に奥行きがあるというなら、プリッち大好きな私が見逃せるわけもなく。。。


シナリオ(23/30)

 その想いが結実するまでの・・・。


 幻創庭国イスタリカ。
 世間一般には、孤島に存在する名門女子校、しかしその実態は、未だ世界の各地に残る、魔法を使える人間を隔離し、魔法の制御を学び、その枯渇を待つことで社会との軋轢を防ぐために作られた魔法学園が存在する国。

 主人公はある日、目覚めると突然その学園に編入されていました。
 というのも主人公は、本来女子しか使えない魔法を使える世にも稀有な男子であり、その実態を調べることと、想いの源泉を見出して、他のみんなと同じように魔法が使えなくなるまで保護するために、この国の姫であるオリエッタによって連れてこられたのでした。
 心からの望みを考えろとオリエッタに急かされて、彼女が作りたいと馬鹿正直な答えを返した主人公に、オリエッタはクロノカードという、主人公の行った場所や経験、記憶を蓄積していつでも引き出せる便利な魔法のカードを与え、それを駆使してなるべく早くに彼女を作れと大真面目に命令してきます。

 かくして名門女子校の皮を被った魔法学園、とはいえ男子は自分1人という特殊な環境下で、魔法の勉強をしつつ彼女探しに邁進することになった主人公、この学園には幼い頃に引き離された妹、諷歌がおり、そのルームメイトの先輩の姫百合とも早々に距離は縮まり、更には人間界から親友である秋音が性別を偽って学園に編入してきたりと、とりあえずのきっかけ作りというステップは無難にクリアした主人公。
 主人公は恋愛に際して、段取りズムという独自の観念を大切にしており、それに乗っ取っての清く正しい男女交際のステップを刻みつつ、その過程でヒロイン達の抱える資質や特性、想いの方向性などを知り、その過程でカードを集め、その力も借りつつ溝や痛みを埋めていくことで恋愛関係を構築していきます。

 これは、想いを目に見える力に変えて、望んだ未来を引き寄せる物語です。


 と、一応のあらすじはこんなところですね。
 大枠としては、カードを使って切所で出てくる選択肢の中からヒロインの心に沿う形の選択を繰り返していくことで、正しく相手を意識し、距離を縮めていく過程を楽しむ、それを告白に至るまで綿密に積み上げていくことになります。

 ・・・というか、あらすじにしても大枠にしても、表面的な部分に終始すると書けること少ないんですよね。実際このパッと見のイメージによる奥行きの薄そうな印象が、迷わず手にすることを躊躇させた原因でもあるのですが、結果的にそれだけでは終わらなかったことでこの作品はいい意味での驚きを提供し、かつ完成度としても中々に充実したものになっています。

 テキストはまあプレーンに近い印象です。
 この人の主人公って概ね奇抜な印象が強かったですが、今回の主人公はそこまででもなく、自分の思想に拘るあたりの頑固さはともかく、ヒロインへのあたりなどは柔らかく平常な反応なので、まったり明るく会話を楽しめるという感じです。その分笑いの要素は少なくなっているかもですが、作品コンセプトを踏まえれば間違っていないかなと。
 ただ、とある特殊なルートのみ、ちょっと異常なほど文学的な情緒と思想性を全面に漂わせていて、好き嫌いは出そうですが、その意味では一粒で2度美味しい、といえるかもしれません。

 ルート構成は、ヒロイン4人は誰からでも攻略可能であり、好感度ゲージが存在して、カード選択によってそれが上下、更に告白シーンでは選択によってかなり乱高下します。とはいえ、相手のことをしっかり見ていればすごく難しい選択肢というわけではなく、そのあたりはちょっと歯応えがあり、実地的に擬似恋愛を楽しむ仕掛けとして効果的、という程度です。
 
 ただこの作品の肝は、そのカードが魔法の産物であり、時空を越えて引き継がれる点にあります。要するに1度獲得したカードはそのまま他のヒロインルートでも使えて、それにより選択肢の幅や特殊なエンディングに至る道筋が広がるんですね。
 無論会話パターンが増えるという点だけでも有用であり、特に一番最初に攻略するヒロインのときはほぼ手持ちのカードがない状態なので、ある程度集めてからリプレイすれば全く違った方向からの攻略、なども可能だったりします。
 そして、何より面白いのは、そのカードのありようが、きちんと作品設定に反映したものという点です。このあたりは下記のシナリオ項目でネタバレし過ぎない程度に詳述しますが、とりあえず言えるのは、全部クリアしたあとで、OHPの魅力の、カード紹介の注を読むと、伏線の奇抜さと周到さにハタと膝を打つこと請け合いだってことですね。

 シナリオに関して、まず普通のヒロインシナリオですが、これはカードによる攻略過程と、恋人になってからのラブラブ生活が完全に切り離されたつくりになっています。よって恋人になってからは、カード選択による恋愛内容の幅を作れるわけではなく、このあたりは人によって賛否あるかも。
 ひまなつの詠&雛ほどではないにせよ、どうしてもイチャイチャが後日談的に詰め込まれてしまうので、恋愛に至って尚絆を深めるための試練が頻発するようなシナリオ構成を好む人には、増してカード選択で自分でそこに介入できると楽しみにしていたら、それはちょっとがっかりかもなあと思いますが、個人的にはカードの使用目的が恋愛の成就にある以上これでいいのかなとは思います。

 まあ基本的に元々のヒロイン好感度が高い、或いは思い入れがあったりと、その点1からスタートと言えるのはオリエッタくらいで、主人公の段取りズムが効力を発揮しているのもオリエッタくらいだなあとは思ってしまいますが、それでも地力で手探りで恋愛してる感はそれなりに楽しめるし、何よりヒロイン達がとっても可愛いので満足は出来ます。

 とはいえ、もしこれだけで全てだったらせいぜい16〜7点しかつけられなくて、やはり肝になるのは、カードを沢山揃えて様々な選択肢を試す中での特殊なエンディング、特にその中で、世界観の解明と根治的解決に至るトゥルーエンドの存在ということになります。
 ただ、便宜的にトゥルーという言葉を使ったものの、ある意味でこれをそう読んでいいのかは個人的に迷うところはあり、そのあたりも後々触れていきたいです。
 
 ともあれ、テキスト面で触れた雰囲気の違うルートとは当然これで、それまで謎になっていた部分が解決すると共に、カードの本当の存在意義、そして魔法の制御、明確な数値化という、共通ルートに授業という形で挟まっていた説明がここで伏線として生きてくるなど、複合的な要素が噛み合って面白さを醸成しており、落とし所としても読後感のよい形で着陸します。
 やや根本的な世界の構成に至る過程に強引さがあったりするものの、経緯はどうあれ此処に至るまでの想いの純然さというものは確かであり、このルート1つで名作判定に手を伸ばしてもいいというくらいには楽しめたのですが・・・。

 以下ネタバレすぎるので白抜き。
 このルートの白眉は、魔法の力(≒想いの力)を数値化して落とし込んでいるところであり、かつ、このルート自体で主人公サイドにおいては新たな想いを発現する事無く、あくまで過去の蓄積のみで解決に至る部分にあると思っています。
 特に恋人の記憶のカードが最後の切り札になるあたりの構成の説得性は素晴らしいと思うんですが、でも、そのきちんと枠に収めて、決してそれ以上ではないつくりが、反面マイナス点にもなっていないかと思うんですよ。
 
 きちんと勉強していたり、カードを沢山集めていなければそもそもクリアできないというシビアなつくりも特色ではありますが、そのシビアさも過去の主人公たちの在り方に反映していて、このトゥルーの時空においての努力や想いは、直面する危機に手持ちの武器を駆使するという戦略思考以外は用いられていません。
 そしてそれは、巻き戻しの魔法と記憶封印の魔法の相乗効果なのか、例えキーアイテムで記憶を取り戻しても、その時の感情は取り戻せないという特殊性に依存しています。
 
 少なくともオリエッタルートでの巻き戻しのときはそのまま感情も引きずっていたので、単純に巻き戻しで、ではなく、一時的に記憶を封印されたことによる、今の自分との連続性を断ち切られたことによる弊害だとは思いますし、またそこで恋愛感情が残っていればシナリオ上面倒なことになるのでの便宜的措置、とも見ることは出来ます。
 ただそれでも、いくら状況以上に感情の記憶は残りにくいとは言え、恋愛という特殊で鮮烈な感情を、さっぱりない、と言いきれるだけの根拠はあるのか、という疑問はあります。個人的には、実感を伴わない、くらいのマイルドさでもいいような気がしますが、そこはちょっと明確な答えを見出せなかった部分。

 ともあれ、それを前提にした場合、論理的に考えると、ゼロの世界の記憶、オリエッタが鍵を基点に想起し、みんなに見せた本当の世界の記憶もまた、連続性を失っている以上、当時の実情は理解できても、その時自分が何を思ったか、類推は出来ても実感はない、ということになるはずで。
 とすると、一同がイスタリカを助けようと決心するその源泉は、あくまで義侠心とか或いは一種の反骨心めいた観念であり、過去の蓄積そのものは作用していないと言え、何としてでも、という痛切で悲壮な覚悟や、切迫した強固な意志は持ち得ないんじゃないかって。

 そういう視点で見た場合、全てが過去の蓄積で結実する、という構成は、あくまでクロノカードの作られた理由そのものに籠められた想いの反映であり、大きな枠で見ればそれはイスタリカの世界を知りたいという想いの間接的な結実であって、少なくともこの時系列での主人公たちの想いの力ではない、無論カードを介して反映はしているとはいえ、関係の発展性を伴うわけではないところに、トゥルーと言い切りにくい面が隠れているかなと。

 この、数理的で演繹的な構成の徹底振りは、それはそれでよく思いついたなあと感嘆できる要素ではありますが、どうしても前半部の恋愛シミュレーションADVとしてのテーマとの食い合わせが悪いなあと思うんですよ。
 元々こういうループ世界に突入した主因がオリエッタの感情の爆発だったのだし、ただ上で証明したように、こっちの記憶だけは感情の連関性があります、というのは都合が良過ぎるわけで。
 その好きな人を失いたくないという痛切な感情そのものはこのトゥルーの展開を乗り切る上で必要とされていないことは、総じて今のヒロイン達の連帯意識、絆の力で事態を乗り切るという色合いをも削っていて、本当にゼロを築く物語としてしか作用しないんですよね。

 魔に魅入られし(このへんタイトルのダブルミーニングかなあとも思う)ものの束縛からの解放、それは言ってみれば、魔法なんてものを使わない、本当に正しいステップでヒロインとの関係性を紡いでいく為のスタートラインであり、だからこそある意味紛い物の元々の恋人関係の精神性は遮断されているのではないかと勘繰れば、この物語ははじまりのはじまりと定義できるのではないかと私は思っています。
 
 敢えてEDクレジットを作っていない部分も含めて、確かに読後感はいいんだけど、これで終わった、という感じがしないんですよね結局。この作品の本来の目的は、ヒロインと触れ合い、イチャイチャすることじゃないの?と、改めてここからオリエッタとの別の恋人ルートが欲しいと思ってしまうあたりが、手放しで賞賛できないもう1つの理由でもあります。
 ・・・というよりむしろ、ここからイスタリカルート作ってくれませんかね。ぶっちゃけオリエッタより好みなんですが(笑)。贅沢すぎるのはわかっていますが、そのへんが素直な心情です。


 テーマに関しては、記憶と感情の関係について軽く。
 記憶が常に感情を伴うか、というと決してそんなことはなく、むしろ過去の出来事などは、それ自体は覚えていても、その時にどんな気分だったか鮮明に思い出すのは難しいというのが普通ではないかと思います。
 それは事象よりも感情のほうが記憶を想起するトリガーを構成するのが難しいからではないかと思えるのですが、しかし反面、強烈な感情を伴う記憶は、いつまでもその感情を含めて保持されるものでもあって、それが悪い記憶だった場合はトラウマ、と言われますよね。

 今回のトゥルーでの、いくら魔法の介在があるとはいえ、恋愛という鮮烈な感情を一切排除してしまう構成は、そういう人間性をもオミットしてしまった感があって、無論ちゃんと一貫性を持って最後まで構築されている以上、構成そのものに不満はないんですが、ちょっと切なさを感じてしまうのも事実で。
 それこそ、昔好きだった人を思い出すときに、甘酸っぱい想いは涌いてきても当時の恋心そのものには囚われないように、人は今の自分の感情と齟齬をきたす感情は大概無意識的にカットできるようになっています。
 でも、やはりそこに完全に感情はない、というより、強い実感を伴わない複雑な想い、とするくらいが本質的ではないかと思うので、その複雑さを全部カットしてしまったことは、やはり恋愛シミュレーションゲームとして何か大切なものを切り落としてしまっていないかと感じましたね。


 以上、ごくごくシンプルにヒロインとのラブラブを気楽に楽しむゲーム・・・、と思いきや、最後の最後に様々なことを考えさせられる、それでいて構成の妙が光るシナリオを持ち込んだりと、この一筋縄ではいかない感じは何も知らないで突入できればより衝撃的だったと思いますが、それでなくとも充分楽しめました。
 ただ、上で触れたように、トゥルーにおいて恋愛要素とその素因を全て表面上削り取ってしまった構成はすごく冒険的だと思うし、私としてはそれはちょっと物足りないし強引だなあと思うところがあったので、点数としてはここで抑えておこうと思います。

 
キャラ(20/20)

 シナリオで触れたように、ヒロインの魅力がそれぞれの個別のみでほぼ完結してしまっている部分は勿体無くも思うんですが、それでも十二分に可愛かったですし、最後にダメ押しもありましたしね。。。

 一応総合的にみて一番好きなのはオリエッタですね。
 ナチュラルに気位が高くて強気で高飛車ではあるけれど、誰よりも純粋で真っ直ぐで誠実でもあって、特に恋愛というものに実感がないこと、その精神性の幼さにもきちんと理由があり、それが明確にステップを踏んで恋愛をするという主人公のイズムと上手く合致して関係が発展していくところに、メインヒロインとしての面目躍如を感じました。
 好きを自覚すればわき目もふらずに一直線だし、でもそこに横たわる痛みに悩んだりはしつつ、最後には自分の素直な気持ちを貫くところはトゥルーに至っても反映されていて、見ていて気持ちのいいヒロインですし、こっそりエロくて実に可愛いです。。。

 同じくらいに好きになったのがイスタリカ。ヒロインじゃないけど(涙)。
 私の解釈では、トゥルーはイスタリカの潜在的な心情と慈愛的な世界との対峙がもたらした結末であると思っているし、どうしても思考の硬直は否めないながら、それを選択した想いの美しさは魅力ですね。
 何より可愛いし。メッチャ可愛いし。このビジュアルで清楚な佇まいとか全力ツボでしたし、是非にFDでのその後の物語を熱望する次第。。。

 んで諷歌ですね。
 妹キャラだけど離れていた時間が長い分だけヒロインとしての距離感が明確だったし(むしろ主人公の中で秋音より最初からヒロイン扱いだよね。。。)、意地を張っている理由とかもすごくいじましくて、コンプレックスなども含めて色々面倒だけど、それが可愛いと思える妹ヒロインでした。

 秋音も可愛かったです。特に女の子バージョンの見た目の可愛さ、清楚さは中々の破壊力で、でも口調は元通りなあたりのギャップがまたいい個性を演出していたかと。
 姫百合も世話焼き系お姉さんの割に構えたところがないし、優雅でありながら気さくという中々に稀有な資質を発露していて、特に男子に免疫のないところを素直に吐露してくれるあたりは可愛かったですね〜。

 先生方も個性的で面白かったし、しかしJ子のトゥルーからのはみっぷりが笑えた。。。


CG(18/20)

 あからさまに今回等身が低くなって、タイトル通りチャーミングな雰囲気を存分に前面に押し出していて、うん、大好物でしたと言わざるを得ないですね。量的にはそこまでではなかったけど、質で充分補えていたと思います。

 立ち絵に関しては水準級。
 ポーズは1人2種類ずつ、腕差分などもないのでこれはちょっと物足りないところですね。特に個性的でもないのでもう少し何か欲しかったです。
 お気に入りはオリエッタやや横、イスタリカ正面、諷歌正面、秋音正面、やや横あたりですね。

 服飾はヒロイン1人4〜5種類、ここは無難にまとめた感じ。デザインも可愛いですし、全般的に露出は多目ですけどイメージを損っているわけではないからいいかなと。
 お気に入りはオリエッタ私服、パジャマ、イスタリカドレス、諷歌水着、パジャマ、秋音女子制服、私服、水着、姫百合浴衣あたりですね。

 表情差分はかなり数があり、感情を豊かに彩ってくれていると思います。ただ比較的横で画一化している部分もあるので、この子ならでは!という強いイメージには今一歩かも。
 お気に入りはオリエッタジト目、膨れ、拗ね、半泣き、笑顔、照れ、苦笑、焦り、イスタリカ微笑、半泣き、泣き笑顔、焦り、照れ、秋音むくれ、笑顔、苦笑、どんより、ジト目、線目泣き、目逸らし、諷歌ジト目、ギャグ怒り、半泣き、大泣き、笑顔、困惑、キラキラ、姫百合怒り、諭し、照れ焦り、グルグル、笑顔あたりですね。


 1枚絵は通常81枚、SD12枚に回想2枚で計95枚。まず水準ですね。絵は前作に増してとにかくキュートで愛らしくロリっぽいので素晴らしく好みでした。出来も安定してますしね。

 特にお気に入りは4枚。
 1枚目はオリエッタキスの練習。自分の感情に戸惑いつつも素直に身を委ねる愛らしさが素晴らしくかわいいですね。
 2枚目はオリエッタを抱き寄せて。やはりこれも、突如湧き起こった感情に振り回されるオリエッタの愛らしさが特筆ものの愛らしさです。
 3枚目は秋音告白&キス、この透明で美しい表情と、不安と喜びがコロコロ切り替わるところが絶妙の可愛さです。
 4枚目は姫百合告白&キス、後ろの光源と少し首をかしげた愛らしさのバランスがすごく好きですね。

 その他お気に入りはページ順に、オリエッタ豆乳、アクアリウム、ぬいぐるみ、マフラー、3人でピクニック、初H愛撫、パイズリ、正常位、私服H騎乗位、パジャマHクンニ、バック、秋音ラーメン、女の子登校、お弁当、観覧車、紅葉デート、水着H愛撫、バック、フェラ、諷歌精霊との戯れ、胸囲測定、漫画、ライブ、ドレス、告白、肩車、水着、パイズリ、素股、初H正常位、水着H背面屈曲位、パイズリ、姫百合水着で夕日、プリクラ、手繋ぎデート、線香花火、指輪、水着Hバックあたりですね。


BGM(17/20)

 全体的にポップな雰囲気ながら、要所で切ない系の曲が嵌っていてバランスのいい出来ですね。

 ボーカル曲は3曲。
 OPの『Graceful Anomaly』は、出だしのイントロが実にしんみりしていて好きなのですが、曲が始まるといかにも佐倉さんだなあと(笑)。でもこのリズミカルさと高音域の相性の良さはさすがだし、全体的に結構好きな曲ですね。
 EDの『Sugar Ripple』は、EDの割にテンポ良く疾走感があって、かつ未来への膨らみを感じつつ、でもそれがどちらかと言うとOP的な無限性を含んでいる感じで、作品の構成を考えるとさもありなんなんですが。個人的にサビ前半パートのラストのつなげ方がすごく好きで、全体的にもかなり好きです。
 挿入歌の『無慈悲なレクイエム』はいいネタ。。。意外と真面目に切なくいい旋律だけど、でもこれ歌ってるのスタッフじゃないの?

 BGMは全部で30曲とピタリ水準クラス。
 特にお気に入りは『幻創庭国イスタリカ』。この悠久をたゆたうようなゆったりした雰囲気と、郷愁を誘う切なさのコンボの破壊力は素晴らしく、このライターさんのイメージする魔法世界の幽玄さと無常感を完璧に引き出しているように思えますね。
 その他お気に入りは『Magical Charming!』『静寂の彼方』『その先の歴史』『悲しみの連鎖』『Crossing Desire』『このままじゃ嫌だから』『だからって諦めない』『夢見る魔法のクロニクル』『かつての向こうへ』あたりですね。


システム(9/10)

 演出は中々ですね。
 前作の余計なもっさり感はやや薄れ、独特ながら軽快な演出を含みつつ、普段の演出もきちんと立ち絵同期やアイコンなど多彩に駆使して彩っていると、背景演出も効果的に使われていて、平均的に水準やや上でまとまっている印象。
 ムービーもカードを基調とした煌びやかな雰囲気がいいですね。やたら印象のこい原色を用いていますが、これもまた前のときよりは違和感なく嵌っている感じで結構好きです。

 システムもおおよそ文句はないですね。クイックパックジャンプがあるので選択肢の総当たりも比較的苦にならないし、スキップもまずまず速いので。
 そしていつもながら回想モードのコンパクトさと親切さは模範にして欲しいくらいの出来。個人的に特にムービーと歌詞がついてくるのは嬉しいですね。ここはオフィ通でしかサントラくれない仕様だから特にねぇ。。。


総合(87/100)

 総プレイ時間23時間くらいですかね。共通1時間、個別が選択肢総当たりなどのリプレイ分、ステディモードまで含めて1人4,5時間くらい、トゥルーが4時間ちょっと(そのうち1時間半くらい相殺戦にかかったのは不徳の致す所ですが。。。)という塩梅です。
 とにかく積極的にプレイヤーの好みで会話パターンに介入できる余地が多いし、その選択のためにしっかり考えたりと、それなりにゲーム性も高いのでだれる事無くプレイできるし、最終的に単なる萌えゲーで終わらせなかったその事自体は高く評価できると思います。
 個人的に少し引っかかる部分があって名作判定までは出せなかったものの、その他の要素も高いレベルでまとまっているし、何より発売前からの伏線の作りこみの巧みさは見事なものがあるので、私みたいに公式のイメージで敬遠しているなら騙されたと思ってやって見ると一興ではないでしょうか。
posted by クローバー at 07:21| Comment(0) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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