2017年08月23日

グリザイア ファントムトリガーvol,3

 まぁ買い始めてしまいましたし、今回のメインターゲットのトーカが好きなので。

シナリオ(17/30)

★概要

 本作は2017年4月発売のグリザイア ファントムトリガー vol,1〜2の続編になります。
 今回はメインヒロインの4人の内トーカを主軸に置きつつ、仲間も増えた美浜メンバーの交流などを綴った、シリアス成分やや低めでコミカル色強めな構成になっていたかと思います。

★テキスト・ルート構成

 改めて書くこともなく、ですかね。前の感想をそのままコピペすれば事足ります。。。
 選択肢もなく一本道です。

★シナリオ

 ぶっちゃけここも敢えて書くほどの事もなかったんですけどね。。。

 まぁ折角ですのでサラッと見ていきますと、前回までの流れでマキが美浜の一員となって、それも含めてのドタバタ感、ちょっと不器用な面々のこそばゆい交流記によりふくよかさが出てきたのと並行して、トーカの過去や今の立ち位置が改めて示されています。
 相変わらず怒ると怖いみんなのママンなクリスや、ミステリアスな雰囲気だけど面白いムラサキ、そこに大飯ぐらいのレナマキコンビも加わって、今までよりトーカは逆におとなしめというか、前作の誰彼構わず噛みつくようなところは少し薄らいでいるように思えます。

 元々そういう部分がどう醸成されたのか、というのは、特殊な環境での生い立ちとその後の生き様がある程度証明してくれていて、それは当然レナマキにも劣らない過酷で凄絶なものではあるのですが、あまり具象的に描かれない事と、本人がそれを当たり前、くらいにあっけらかんと受け入れて平然としている分、シリアスさや哀切度合いは少なめに感じました。
 また人当たりの柔らかさ、とまではいかずとも、少しずつ無意識的に変化が出てきているのも、前作で秋桜里が赴任してきてからの流れの中で、という色合いもはっきりしていて、髪飾りのくだりとか実に愛らしくて良かったですね。

 ストーリー展開としては、まだvol,2ラストでの怪我が治り切らずに療養中、となっているレナマキを置いての海外合同合宿、しかしそこに待っていたのは改めての非業な現実の証左だった、というのはいつものノリですね。
 合同合宿側に問題が発生して、その過程でかつてお世話になった仲間が非業の死を遂げたことを知ることで、トーカが傍目には見えずともこの事件に対する確固たる思い入れを見せている、という事も含めて、都合のいい展開ではあってもやはりこういうサバイバル的な展開、派手なバトル要素はワクワクするものがあります。
 最終的には同じ境遇にあって袋小路に立った後輩を救う、という部分に主眼を置き、専売としての威厳を見せつける…………のはいいんだけど、あの最後の射撃スタイルに笑うしかなかったのはある。。。ムラサキもなんだかんだで付き合いいいよなぁ、ってのはあるし、トーカ自身本当に仲間と認めた相手に対する寄りかかりは自然に出来ている、というのを改めて見せてくれる、それが相手との差にもなっているのがわかる構成です。
 しかし今回、秋桜里先生は何の為に連れていかれたのか、って話ですよね。文字通り足手纏い要因か(笑)。いつもながらに不憫な人ですけど、なんだかんだたくましくはなってきてますよね。。。

 今回も結局上層部の愚かしい綱引きや対面ごっこの果てに、厄介者になったその子を美浜で引き取るー的な展開になるわけで、この感じですと後々はそれぞれのヒロインに対になる存在が出てくるのかな?そことの相対化で改めて自己を確立していく何かが問われるのかな?というイメージですね。
 ハルトにその子の世話を丸投げされて、狼狽えながらも自分の過去を参照して優しく接するところなんか、うんうんトーカ可愛いし優しいねぇ、とほっこりしますし、次からはもっと懐かれて辟易してみせつつどこか嬉しそうなトーカが見られるのかな、と思えば楽しみが膨らみます。

 一方の御留守番組のレナマキ食道楽編も中々面白かったですし、二人の絆と自然体のありようもいい感じでしたけど、しかし聖エール過去回想編での牛丼屋話もそうですけど、仮にも花も恥じらう年頃の乙女に、ガテン系の雰囲気漂う漢くさい食の楽しみを投影するってのも中々に暴挙ではあるなぁと思ったり(笑)。
 まあレナマキはそれが似合う感じはあるけど、あの先輩はどうなん?って感じでしたけどねー、私は正直そういうガッツリ系の食べ方に心惹かれないタイプなので、その辺での温度差もあったかもですけれど。

 ともかく、相変わらず周辺状況がきな臭い中でも、今を前向きに生きている彼女達の活躍はまだまだこれから、というところで、今回はタナトスさんも出番少なめでしたし、先が楽しみ、と思える内容ではあったと思います。
 無論これ単独ですと評価のしようとしても難しさはあるし、お茶を濁したラインにしかならないですけど、次はクリスらしいですしそれはそれで楽しみですね。

 …………というか、改めてこれ一本だけで感想書くのって難しいわ。。。


キャラ(20/20)

★全体評価など

 新キャラも含めて個性が強く面白い面々が揃っていますし、それが決して心地悪い方向には動かない、殺伐とした世界観の中でもカラッとした割り切りを見せて溌剌と生きているのがこのシリーズらしい魅力ですよね。

 一応メインだったトーカの新たな魅力もそこかしこに見られましたし、基本的には満足です。


CG(17/20)

★全体評価など

 1枚絵は20枚でSD5枚と、ほぼいつも通りの配分・量ですね。
 出来もまぁそれなりに安定していますし、特に可もなく不可もなくってところです。

 それなりに好きだなー、ってのは、トーカとレナの寛ぎに、ヘリからのロープ降下、ムラサキ土台にしての射撃に最後のチャーハン、あたりですかね。


BGM(15/20)

★全体評価など

 新規は多分ボーカル1曲にBGM2曲。
 ただボーカルはいわゆる色物系で、マグロマン系列のものですしなんともー、で、BGM新規も少ないので取り立てて評価としてプラスできるかと言うと微妙なライン。

 ただ『Stargazer』はかなりいい曲だと思います。


システム(9/10)

★演出・システム

 基本的には1〜2同等で、評価もそこを遵守、というところですかね。
 射撃での銃弾の軌跡を追い掛けるムービーなんか贅沢な仕様とは思うけど、確かに迫力はあるしうまく組み合わせて面白いつくりでしたね、と。
 けれど相変わらずEDムービーの違和感が半端ないぞ…………。これに慣れる日が果たしてくるのだろうか?


総合(78/100)

 総プレイ時間3,5時間くらい。やっぱり話そのものは短めですし、大枠での話がガラッと動く状況でもないからダイナミズムも小さめで、どちらかと言えばキャラ同士の交流や触れ合いを楽しむ要素の方が強かったですね。
 単品で評価してしまうとどうしてもこの程度になりますし、やっぱりシリーズがある程度まとまってからのほうがいいのかなぁと思わなくもないけれど、逆に言えば感想書くのにすごく簡素で済むのでまぁいいか、とも。

 勿論コンプリートボックス出てからでプレイするのは充分じゃない?って前回の結論から特に変化はないんですけどね。面白いですけどコスパとしていいかはかなり微妙なラインですしねぇ。
posted by クローバー at 04:22| Comment(0) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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