2018年11月02日

ろけらぶ♥ 同棲×後輩

 ななかまいさん原画で保住さんシナリオのイチャラブ特化低価格路線となれば、そりゃ買わずにはいられないでしょうと。


シナリオ(21/30)

 糖分過剰摂取に注意です。。。

★あらすじ

 主人公は両親の仕事の都合で一人暮らしをしていた、ごく普通の思春期青年。
 ある日、住んでいたアパートで事故が起きてしばらく住むところを失うことになり途方に暮れていたところ、バイト先の可愛い後輩である小鹿日和に、困っているなら自分の家に仮寓しないか、と誘われて。
 元々ちょっといいな、と思っていた女の子の一人暮らしの家に誘われて色々妄想も募りつつ、けれどその真意を問いただせずにぎくしゃくと擦れ違いつつ、それでも共に暮らしていく中でそれぞれの今まで見えなかった点も見えてきたりと、心惹かれる事が増えていって――――という、ベタな同棲シチュでのイチャラブ特化ゲーです。


★テキスト

 いつもの保住さんらしい丁寧さとテンポの良さ、そして相手を立てる独特の文章構成で、とても暖かく、面白く読み進められました。
 近年のエロゲですと、手を変え品を変え、という創意工夫の中で少しばかり論脈が複雑になり過ぎている時もあったので、こういう低価格路線で余分な装飾を付け加える余地の薄い中で展開されるド直球の甘々なイチャラブテキストは素晴らしい破壊力だった、と思いますし、続く2作品にも大いに期待が持てる内容でしたね。


★ルート構成

 選択肢なしの一本道です。余分な事は考えず、存分に小鹿ちゃんの可愛さを堪能してください。
 

★シナリオ

 お値段2000円ポッキリのエッセンスを凝縮した作品だけに、特にシナリオ面に深みはなく王道的な構成だったと言えるでしょう。
 序盤のすれ違いの真相やお互いの想いの爆発に至るまでの経緯、そこから反動的に繰り出されるイチャラブのバーゲンセールぶりは非常にテンポよく、けれど保住さんらしくその流れの中で最低限の心情や気質の方向性は付与していて、きちんと噛み締めると説得性の強い内容にもなっているかな、とは思います。

 無論尺の問題もあるので全ての痒い所に手が届く、というわけではなく、特に終盤の二人の関係の危機に至る経緯の伏線などは流石に少し軽すぎた印象で、せめてきちんとラブラブになってからもう一度弟妹イベントは差しはさむべきだったかな、とは思いますが、総合的に見て些末な問題とは言えるでしょう。

 とにかく生来の気質に端を発する小鹿ちゃんの甲斐甲斐しい幼妻っぷりが凄まじい破壊力になっていて、それに対し主人公も当然誠実に、真っ直ぐ気持ちを返し、ぶつけ合って、その木霊が互いの想いをもっともっと増幅させていく、相手の為に何でもしてあげたいという切実な思いに繋がっていく構図はすばらしいの一言ですね。
 本音を言えばもっと背景を掘り下げていきたいレベルの素敵な子なんですが、そういう純朴な子だからこそある意味では頓狂で、世間的な目からするとやや眉を顰めるような状況に躊躇いなく乗り込んでいける、とは言えて、「せんぱい♥」呼びに象徴される年下の愛らしさと、とにかくお節介が好きで甲斐甲斐しく立ち回る事に生きがいを感じるような母性感とのバランスが絶妙なヒロインだったなと思います。
 ある意味トランジスタグラマー的なスタイルもその気質から敷衍したような感覚もありますし、そりゃまぁ私の率直な好みとしては年下ヒロインはスレンダーの方が好きですけれど、この子に関してはそのスタイルがベストマッチだったな、というイメージですね。同じ保住さんヒロインだと、ちょっと根源的な気質の上でキッキングホースののばらを思い出させるところはあります。

 あと一応、シリーズ全体としての伏線として街を見守る神様的な色付けもあるのかな、という感じで、演出的にも一部それが波及したようなものはありましたし、そのあたりは最後の巫女ちゃんルートで詳らかになるのかな、と思います。
 今後あと2作品リリースされるこのシリーズですが、それぞれのヒロインもチラッと出てきて、どちらも面白いヒロインになりそうだな、って感覚はありますね。今の時点でイチャラブに溺れそうに見えないのがどこまで変転するか、という楽しみは存分に持てる配慮の効いた東上のさせ方ではあったのかと思います。
 でもひとつ思うのは、主人公同一で進める時に、そもそも小鹿ちゃん、ゲームスタートの時点で主人公にぞっこんラヴなのに、他ルートだと報われない恋に終わるのかー、という切なさはね。。。それこそ宿ガルみたいに、最初は恋愛感情はなかったけれど、特異な状況の中で過ごしていく内に、というパターンの方が、前の作品のヒロインに対する義理立ての感覚のハードルは低くなると思うわけで、そのあたりどういうフォローをしてくるかな?というのも注目ポイントだと感じます。

 尺としてはかなり短いですし、物足りなさがないとは言いませんが、イチャラブ・イチャエロのどちらも非常に質が高く、糖度というか密度の高い内容にはなっていますので、甘党の方はぜひ、という内容ですね。


キャラ(20/20)

★全体評価など

 保住さんらしく、全体的に嫌味のあるキャラがいない善人ワールドでの物語ですし、その上で想いを貫く強さや愛の輝きなど、要所で素敵なものをしっかり見せてくれていますので満足度は高いです。
 当然ヒロインとしては今回は小鹿ちゃん一択にならざるを得ませんが、いずれ、を考えた時に妄想の翼を膨らませやすい空気感と取っ掛かりをしっかり残している部分も含めて、キャラ性としては高く評価出来ますね。

 にしてもほんっっっとーに小鹿ちゃん可愛かったです。
 小柄だけどスタイルにメリハリ抜群で印象度高く、かつすごく活動的で快活で真っ直ぐで、それでいて誠実で献身的でちょっと天然ドジなところもあって、なんというか本当に理想の若妻を具現化したような存在感でしたね。
 その海のように深い愛情と愛らしさのジェットストリームに、短いながらもたっぷり溺れさせてくれる感覚は中々ですし、もっともっと二人の生活を眺めていたい気持ちにさせられる、強く幸せをおすそ分けしてくれる素敵なヒロインでした。


CG(18/20)

★全体評価など

 基本的に今回は小鹿ちゃんの素材しか重点は置かれていないですが、それでも値段からすると質量ともに満足いくレベルでしたし、素朴に可愛く、程よく意外性もあって、そしてきちんとエロいという万全の心配りでしたね。SDもすこぶる可愛いですし、癖のある絵柄なのは確かですが総合力はいつもながらにすごく高いな、と思います。

 立ち絵でお気に入りは小鹿ちゃんの睨みとゆる照れ、はにかみあたりで、あと私服とバイト服、パジャマも可愛かったです。

 1枚絵は通常20枚にSD5枚なので量的には充分水準はクリア、Hシーンとの比率も含めて綺麗にまとまっていますね。
 お気に入りは家への誘い、添い寝、あーん、空も飛べる、正常位、背面屈曲位、騎乗位あたりです。あとSDのパンツ拾いシーンは超好き。


BGM(18/20)

★全体評価など

 一応シリーズ展開見据えてなのか、この時点で言うならボーカルもBGMも値段以上の質量を備えていて、勿論内容としても良かったと思います。
 
 ボーカル曲は2曲で、OPの『Summer Amuret』はすごく透明感と素朴さが煌いていて、サビの伸びやかさもすごく綺麗でとてもいい曲です。
 でも地味にタイトルで使われているインストVerの方が伴奏的な意味ではより好きかも。
 EDの『Marry Me!』も勢いと幸福感がすごく乗っかった素敵な曲で、イメージ的にゆきこいめるとのEDを彷彿とさせますし、この作品のボーカル曲は甲乙つけがたく質が高くて好きですね。

 BGMはインスト込みで22曲と中々のボリューム感ですし、質もしっかり高いレベルでまとまっていて悪くないと思います。
 特にいいなと思ったのは『夏の香り』『そよ風アネモネ』『そして彼らは』あたりですねる


システム(8/10)

★全体評価など

 演出としては最低限は押さえていますけれど、あまり派手に動くでもなく、シーン演出もそれなりの出来ではあるかなと。
 ムービーの出来は結構良くて、OPとすごくマッチしているのでそこは評価しています。

 システムもいつも通りのつくりで、取り立てて使いやすいとも言えず、といって明確にダメなところがあるわけではなくですかね。ただ最近のこのインストールまでのステップの多さは厄介。ゲームプレイするまでが長いというのは中々、ね。


総合(85/100)

 総プレイ時間2,5時間。
 低価格としても尺はかなり短め、ではあると言えますが、最低限の説得性の中でスピーディーに、かつ濃密にイチャラブを展開してくれていますので、時間単位的な満足度は相当に高いと思いますし、本当にとことん小鹿ちゃんが可愛いので特に文句はないです。
 シリーズとしてあと2本、ヒロインとしては巫女ちゃんの方がそりゃ好みですけれどどちらも楽しみと言えますし、ゆきこいめると好きの私としてはこのコンビでの作品がまた楽しめているだけでもわっほーい!という感じですね。
 本当にイチャラブの最大瞬間風速と、その持続力はすばらしいものがありますので、現実に疲れた貴方には良い処方箋ですよ(笑)。

posted by クローバー at 04:19| Comment(0) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: