2019年01月01日

宿星のガールフレンド2

 普通に第一弾の宿星のガールフレンドは面白かったですし、その連作ものですから買わない理由はないですね。


シナリオ(22/30)

 守るべきものの為に。


★あらすじ

 基本的な舞台設定などは第一作に依拠する形ですが、今回はその流れの中で夕里と接点が出来ず、主人公が介在しない事で夕里とマーヤの戦いも拮抗状態、という状況下で少し季節が進み、そこから主人公とマーヤに接点が出来て、という流れで、序盤は魔族側のスタンスからスタートするという構成になっています。
 1の時に、次にどう辻褄を合わせるのか懸念した部分は上手くクリアできていますし、ただし戦うべき相手はすり替わって、という部分でしっかり配慮も出来ていて、ともあれこの流れの中で二人の運命がどう導かれていくのか?を楽しむことになります。


★テキスト

 1と同様にコミカルでリズムよく、それぞれのキャラの個性が色濃く華やかに反映された読みやすい文章ですね。
 そのあたりはやはり熟練ぶりを感じますし、状況としては結構シリアスでもそれを上手く中和して、しっかりシナリオゲーとしての部分とキャラゲーとしての部分を絶妙に釣り合わせているのは流石だと思います。
 相変わらずミーハーというか、時代性に則した語彙など取り入れるのが好きだなー、と笑ってしまう部分もあったりですが、そこも含めて評価していいのだろうと思いますね。


★ルート構成

 今回も一本道です。選択肢はありますがキャラの反応を楽しむ程度で、おそらく攻略には一切関係ないと思いますので、ゲーム性という意味では期待はしない方がいいですね。
 個人的には、マーヤの物語ではありますがちゃっかりペトラとの3PがあったのでGJ!GJ!!って感じです(笑)。


★シナリオ

 今回はマーヤにフォーカスしたシナリオなので、序盤は魔族側の意識や活動ぶりが主軸になっていって、ただそこで単純にスターズと対立する構図ではなく、新たな敵対勢力を設定して矛先を逸らしているのが、ご都合的ではあれ読み手の印象としてはマイナスに振れない配慮がされているな、と思います。流石にガチでスターズとバトるのはやっぱり前作やった後だと勘弁ってなりますしね。
 また1以上に、二人が一蓮托生、同棲生活を余儀なくされる流れも力技ではありましたし、それこそ3の鹿子ちゃんの時はどうすんだろうなってそこは興味津々ですけれど、少なくともそのシチュに至るまでは強引でも、その状況を最大限に生かしてヒロインの魅力を引き出す、という意味では1同様、ある意味ではめんどくさちょろかった夕里よりも、最初からストレートに親身になってくれるマーヤの破壊力は高かったかも、と感じました。

 マーヤと共にある中で、必然的に惹かれていきつつ、その分彼女の過去や今に色々懸念や煩悶も抱いてしまうのは自然な形ですし、緩やかに魔族との関係をスターズの協力・貢献もあって断ち切っていく部分と、ペトラというキャラに集約されるマーヤの過去と、そこに映し出される高潔さは非常に魅力的で、シンプルながらも奥行きと複層性を感じる内容に仕上がっていましたね。
 最終的には元の契約主の魔族に上手く状況を支配されていて、その結果として苦戦するも主人公パワーで打倒、というのはある程度1の焼き直しにも思えますが、よりスケール感が増した中での面白さは上積みされていたと思いますし、総合的に1より楽しくハラハラドキドキできる内容に仕上がっていたように感じました。

 マーヤとペトラもとっても可愛かったですし、それでも総合的に言うと私はこのシリーズではやっぱり鹿子ちゃんが断然好きなので、今から3がとてもとても楽しみなのです。7月まで待ち切れないー!
 ただ鹿子の場合はサブナクが親の仇、という重い設定があって、基本スターズ側で戦うわけで、更に時計を進めた時点からのスタートになるらしいですけれど、その場合どういう状況設定なのかな?とは考えちゃいますよね。
 一応2を踏襲するなら、マーヤは洗脳を解かれてこちら側、ただサブナクはパワーアップしていて、それを打倒する決め手はないまま苦戦している、みたいなスタートになるのかな、とは思うし、そうなると12よりはより重さが出てきそうですけどね。あと夕里大好き過ぎる鹿子ちゃんがいかにして主人公になびいてくれるのか、そのあたりも楽しみで仕方がないのです。

 ともあれ、取り立ててここが素晴らしい!とピックアップするほどでもないのですが、全体的に凄くバランスが良く、1作目の魅力もしっかり引き継いでスケールアップした内容になっていますので、評価としてもその分上乗せ、という感じにはなりますね。


キャラ(20/20)


★全体評価など

 基本的なキャラの魅力は言うまでもなく、そこそこシビアなシナリオの中でもマイナスの印象をほぼほぼ払拭してくるバランス感も含めてとても良かったですね。
 夕里はサブに回るとポンコツ感が薄まってより楽しい子でしたし、相変わらず鹿子ちゃんは天使だし、そういう下支えがある中でマーヤの純誠さが極めて光っていましたし、賑やかしとしてのペトラの存在感と魅力も素敵でした。まぁそこは個人的に小鳥居さんパワーが大きいっちゃそうなんですけれど。。。
 あと地味にサテライト達が個性豊かで面白い。知力全振りがそこまでこけ続けて、最後に大逆転なんてのもお約束だけどやっぱり憎めない面白さがありますしね。


CG(18/20)


★全体評価など

 こちらも1と変わらず、可愛い・華やか・フェティッシュの三点セットで実に魅力的でしたし、素材的には1から引き継いでいる部分も多いですけれど、それでもマーヤの新規立ち絵や衣装、ペトラの立ち絵などとてもいい出来栄えでした。
 一枚絵も質量ともに1と同様で安定してクオリティ高いですし、完全新規でない分少し割り引きはありますけれど感覚的には同等の良さがあったと思っています。
 特にみんなで着替えの鹿子ちゃんと、黒ストお尻ドアップと、あとペトラと3Pがとても好きです。ってあれ、あんまりマーヤにフォーカスしてないや。。。


BGM(16/20)


★全体評価など

 新規はボーカル2曲にBGM2曲で、しっかりボーカルを新たに投入してくるだけでもロープラとしては評価していいでしょう。
 ただ質的には、OPEDともに悪くはないけれどもう一歩インパクトはなく、ちなみにこの曲数比較をするために1も久しぶりに開いてみたのですけど、やっぱりこの1のOP超好きだわ、と。大抵感想書くときは、裏でその作品のBGM流しているのですけど、今はつい1のOPを無限ループさせていたりするのでした。。。


システム(9/10)


★全体評価など

 ここはほぼ1に準拠でいいでしょう。
 相変わらず演出は華麗でいいですし、システム的にも使いやすくバランスが取れていますね。


総合(85/100)

 総プレイ時間4時間くらい。
 尺としてはもう少し欲しいな、と思わなくもないですけれど、ただ今回はある程度前提条件をすっ飛ばせる点もあって、その分本筋の中での盛り込みもしっかりしていたとは思います。
 また面白味のある要素もしっかり引き継ぎつつ上手く活かせていたと思いますし、1がとても楽しかった&夕里が好き過ぎてプレイするのが怖い、という人でもネガティブな印象を受けないつくりになっているのは流石の一言です。

 総合力の高さは間違いないですし、プレイして損のない作品なのは間違いないですね。
 一応7月に3が出てシリーズとしては完結するっぽいので、そこでまとめて、という選択肢もアリだと思います。
 3までは少し制作期間が長くなっていますし、シリーズ集大成としての盛り上がりと、そして個人的最愛ヒロインの鹿子ちゃんの魅力を全力で発揮する素敵な物語にしてくれると嬉しい限りで、今から首を長くしてお待ちしております。


posted by クローバー at 07:03| Comment(0) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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