2019年02月07日

ソーサレス*アライヴ!

 まあ体験版の時点では色々二番煎じな雰囲気が否めなかったですけど、新規メーカー応援と、ユズリハ@小鳥居さんが魅力的だったので購入。


シナリオ(22/30)

 土台の発想は見事でした、が。


★あらすじ

 主人公はごくごく凡庸な学生生活を送っていましたが、ある日学園の窓から外を見た時、大きな隕石が自分に向かって降ってくるのを見つけてしまいます。
 その驚きに硬直している内にみるみるそれは近づいてきて、そして大きな衝撃を受け――――次に目覚めた時、主人公は見た事のない場所に立っていました。
 もしやこれは異世界転生?と期待と不安を胸に抱えつつ、すぐ近くにいた、クラスメイトによく似た女の子に声をかけるも最大限に警戒されてしまい、成り行きで無礼を働いてしまった事で、彼女が突如召喚した剣に叩き切られそうになります。
 けれど逆にその剣が暴走しかかって、咄嗟にそれを支えようとすると、彼女にも制御できなくなっていたそれは突如大人しくなります。

 色々と不思議な現象はありつつも、身元不明の不法侵入者として処分されそうになった主人公は、この時の事を盾に自分に秘めたる能力があると主張して、なんとかこの学園の小間使いとして生きていくことを許されます。
 しかしこの世界は明快に女尊、純粋な男女比も大きく偏った魔法世界であり、自分で魔法を使えない存在のカーストは底辺で、そこから脱するために何をすればいいのか途方に暮れている時に、主人公はこの世界で大切な競技とされているレイヴ、すなわち魔法を使った格闘技戦の存在を知ります。
 そのルールがかつての世界で嗜んでいたFPSのゲームと酷似している事もあり、その競技に愚直に勤しむ、最初に縁付いた少女・アキナの粗も沢山見えてしまって、主人公は彼女の所属する万年最下位の弱小チームを強くすることで今の立場を改善しようと考え、学園長に直訴して監督という立場を手に入れます。

 しかしアキナのチームには、ミアとアズーリア二人しかチームメイトがおらず、既定の4人すら割り込んでいる有様で。
 更に、アキナには最初のいざこざですっかり警戒されており、中々打ち解けるのも難しい中で、主人公は自分の世界の知識をあれこれ駆使して彼女達との関係性を改め、同時に4人目のチームメイトとして、謂れなき噂で誹謗されクラスで孤立している少女・ユズリハを迎えようと東奔西走するのでした。

 果たして彼女達のチームは、様々な困難を乗り越えて目標の大会で希望通りの成績を上げられるのか?
 その過程で結ばれた絆の形は、どんな風にこの世界と、ヒロイン達の秘めた謎に影響を及ぼすのか?
 その先に見えてくるこの世界そのものの謎と、本当に倒すべき敵の正体とは?

 これはレイヴという競技を通じて絆を育み、その力でより巨大な壁に立ち向かっていく、信念と成長の物語です。


★テキスト

 基本的にはシンプルな文体で歯切れよく進んでいく感じですね。
 あまり小難しい説明に尺を割かずに、会話の中でふんわりと雰囲気を掴む程度でおさめ、あくまでもキャラ同士の関係性やレイヴを中心としての頑張りに焦点を置いているので、それに見合うスピード感と熱量のある文体を意識しているのかな、と思いますし、ゆえにあまり深みや情緒はないですけれど、わかりやすく、時に青臭く、王道的に盛り上がれる読み口とは言えます。
 無論色々足りないと感じる部分はありますし、個別によってだいぶ情念的な部分での温度差があったりなかったり、もう少し安定感は欲しいなと思いますが、まぁ総合的に悪くない出来でしょう。


★ルート構成

 選択肢自体はそんなに多くなく、かつシンプルなヒロイン選択なので、狙った子を続けて選んでいけばそれでルート確定します。
 ヒロイン攻略がメインのソーサレス編は基本的にロックはない上に、あまり相互連関もないストーリー性になっていますので、誰からやっても問題はないのですが、最後に出てくるトゥルー、アライヴ編との連続性で考えると、個人的にはミアとユズリハを先に片づけておいた方がまだマシなのかなー、と思ったりはします。その辺の詳細はネタバレで、ですね。

 ともかく4人クリアで真ルートが開陳され、それは基本的に一本道ですが、最後でまた個々のヒロインルート+αへとエンディング分岐がある、という、思った以上に奥行きはある構成でしたね。
 一応そのエンディング分岐にもロックがあって、本当のトゥルーには誰かクリアしてからでないと入れないようになっていますが、まあそこまでラストに拘る必要があるかな?という程度ではあるので、その辺は自分の趣味優先でもいいかもしれません。


★シナリオ(大枠)

 体験版やった時点から、すごく設定的に恋剣乙女っぽいなー、って思ってましたけど、やっぱり特にソーサレス編での設定や展開などは酷似している部分がありましたね。
 ただ個人的に恋剣よりはっきり良く出来ているな、と思う部分は、ソーサレス編ではあまり社会的なあれこれに不用意に踏み込まず、あくまでも個々のヒロインが抱える問題にフォーカスしての多様性のある展開を見せていて、その流れの中で蓄積された伏線や謎、読み手の欲求不満にもなる部分を、きちんと最後のアライヴ編で、少なくとも感情面ではしっかり全てフォローしてきている、という点に尽きるでしょう。

 それこそ恋剣なんて本編ではほとんど土台の設定が生きないまま、個々のルートで乱雑にそれをつまみ食いする程度でしたし、それを踏まえてのFDでのコトナ編でも、本当におざなりにラスボス的に出しましたよー、ってだけで、設定を上手く活かしての作り込みでは全くなかったわけなので、それを比較すればストーリー性の堅牢さ、明快さは雲泥の差と言えます。

 ソーサレス編で個々のヒロインをクリアしている段階ですと、それぞれのルートで外的要因が乱発し過ぎて雑な構成に感じるのですけれど、でもそれすらもアライヴ編の真相解明の中である程度納得できる位置に落としてくれる、それを可能にする世界観構成は見事な発想です。
 それ自体も完全に新味があるとはいえないですが、こういう異世界ファンタジー的な構図の中で、面白い要素の繋ぎ合わせがとても上手に出来ている作品だとは言えるでしょう。

 ただ一方で、ストーリー性の面に強く比重を置いている事で、ルート毎のヒロインのキャラ性などにおいては少しばかり整合性が取れていなかったり、連続性の面で首をかしげるところもあったりします。
 ぶっちゃけて言えばこの作品、要所でヒロインと言えどマイナス感情を抱きかねない展開が突っ込まれているのですが、それを緩和させる為の工夫はちょっと足りないな、と思いますね。
 同時に、様々な外的要因、状況の変化に介在できる存在の情念の部分に依存し過ぎているのも気掛かりで、上でも書いたようにその力によって普通なら違和感のある外的要因も、社会性も、一定レベルでの説明はついてしまうのですけど、そこに胡坐をかいてしまって、純粋な状況の中で不自然さを糊塗する説明を放棄しているのは決してプラスではなかったと感じます。

 トータルで言えば、根本的なストーリーテリングは上手ですし、ラストの展開まで含めてとても意外性や面白味のある見事な構成でしたけど、その肉付けにおいて情念の部分に依拠し過ぎて、理屈の面での納得をやや無視してしまっている感じなのと、ヒロインの魅力を減損しかねない展開に対する緩衝材的なつくりを徹底出来ていないのが勿体無い、という感覚です。
 そのあたりからのフォローがもっとしっかり出来ていれば、名作レベルの出来には間違いなくなったと思うのですが、あくまでも精神性の部分と、それがもたらすブースト的な面が強く出過ぎていて、時折胡散臭くなってしまうのが残念な感じでしたね。


★シナリオ(ネタバレ)

 あまりじっくり書くつもりはないですが、一応全体像を踏まえた上での個々のヒロインルートと、アライヴ編に至る上での理屈の面での不満などは触れておきたいと思います。
 ちなみにルート評価としては、アライヴ>>ユズリハ>アズーリア>アキナ>ミアくらいです。

 まずミアルートとユズリハルートの相対的な不満としては、彼女達が実はクーデター派に所属していて、目的意識を持って学園生活に臨んでいる、という部分を、一切仄めかすところもなく進めてしまっている部分でしょうか。
 特にミアの場合は、元々主人公の妹で、主人公と同様に不完全ながら転生を続け、過去の記憶も保持しながらここまで来ている、という二重の抑圧がある中で、それをほとんど露呈する事なく、あんな風にシンプルな主人公の不思議な力の取り合合いに終始してしまうのはなぁ、ってなりますね。

 無論ミアとしては、クーデター<お兄ちゃんでしょうから、恋人関係に至れたことでそれ以外を放棄してしまっても、という面は出てくるかもですけれど、それならそれで、その決別を想起させるようなイベント構成にはして欲しかったですね。
 そしてこのルートはアキナとアズーリアのキャラもおかしいというか、特にアズーリアは自分の立場を考えれば、そんな火遊びやってる場合じゃないでしょ、ってなるし、面白味も足りないルートだったなとは思っています。

 アキナルートは恋愛観絡みでのドタバタが行き過ぎているのと、それが決着してからのお家騒動的な流れも含めて恣意的な面が他のルートよりかなり強く、話の流れそのものとしてはしっかりしていますけど、その見せ方が下手だな、という印象が強かったですね。
 どのルートにおいても、外的要因の発動にはある程度ユーミの意思が介在できる、という前提がこの作品にはあるのですが、このルートの倍二人が恋愛関係になろうとならなかろうとそれには直面せざるを得ないのでは?という部分が一番強かったのも、あまり高く評価出来ない要因ではあるでしょうか。

 あとこのルート、レイヴにおいてのユズリハのキャラ設定が気に食わなかったのはあるのです。
 自分のルートだと、あくまでも自分が虐げられるのは我慢できる、けど大切な人まで傷つけられるのは許せない、という優しさの線引きが明快にあったのに、あんな風に軽い挑発に乗って、復讐心を表に出して戦うユズリハはなんか違うなー、ってなるし、もうちょっとあのアローレインのCGの表情差分なんとかならんかったか、って思うのですよ。
 あんな風に怒りと憎しみしか表に出てこない在り方は、たとえそれがその後のアライヴ編で敵対する流れの中でも違和感があるし、それを説得的に使いたいならユズリハルートでの在り方から合わせていかないとダメでしょ、とはなるのですよね。
 勿論マザーストーンの影響などもあるから一概にダメ、とは言い切れないけど、優しいユズリハが好きな私としては、アキナの成長と相対化する中でユズリハの精神性が低く見積もられているのは許しがたかった、という話です。

 アズーリアの場合は元々の問題である婚約云々がしっかりフォーカスされる中での、勧善懲悪的な展開はすごくスカッとするものでしたし、本人が諦めていた問題に真摯に取り組んでくれる主人公に対し惹かれていく過程も含めて面白かったと思います。
 勿論婚約者の嫌がらせ展開も外的要因ではあるので、単純に見るとなぜこのルートだけ?ってなるけれど、その辺はユーミが抑え込めるラインかな、とも思いますし、このルートでの不満は、誘拐から助けてくれたお礼という形での姉妹丼がなかったことくらいかな(笑)。
 だってだってぇ、妹ちゃんめっちゃ可愛いじゃん!!なぜエピローグで娶っていないのか小一時間問い詰めたい。。。

 ユズリハに関してはかなり雰囲気が異色の話にはなっていて、ほとんどレイヴ関係ない社会的な要因に足を突っ込んでいるのが賛否ありそうですけれど、ただユズリハというヒロインの心情面の細やかな拾い上げと、それを許せない立場との軋轢、対立の構図の緊迫感そのものはすごく良く出来ていたと思っています。
 他のルートに比べても圧倒的に悲劇的な色合いが強く出てくる道中だけに、その分ユズリハというヒロインの優しさと強さが見えてきますし、この子の場合は元々立場はあっても、それにミアほど乗り気ではあれないところはあるはずなので、その辺りの葛藤含めての憂鬱を、上手く表層的な問題の陰に隠しながら積み立てられている面も含めて評価しています。

 そしてこの作品、個別を総合的に見た時に、その影にユーミ=美由紀の心情や情念が大きく影響を及ぼしていると考えられます。
 アライヴ編で明らかになるように、彼女の持つ根源的なマザーストーンの力は、世界そのものを意図的に改変できるレベルにあるわけで、その上で長年の孤独の影響も含め、主人公に対する思慕と執着はかなりの強度になっています。
 故に共通でもあれこれちょっかいを出してくるシーンはありますが、彼女の正気と狂気は、個人的な解釈としては、個別においてはヒロインとの幸せを祝福したい気持ちと、それに対する妬心、という面で一番色濃く出るのだろうと判断しています。

 常に観察していれば、主人公が誰に思慕していたかは見えてくるし、それを妨げないように余計な要因は排除して、けれど時に狂気に浸って、その関係性にトラブルを呼び込む操作もしてしまったり、そういう意識で見ていかないと流石に恣意的に過ぎる展開は多いんですよね。
 勿論主人公の魂が見ている夢、という前提も含めれば、無限の可能性の中ならどれだけ微小でもそういう流れはあり得る、という解釈も可能ですけれど、私としてはある程度は美由紀の心情の揺れがもたらしたもの、と解釈したいです。
 特にそれが顕著なのはクーデター発生の時系列のズレにあるかなと思っていて、困難を乗り越えて恋人関係になった二人を祝福したい気持ちで、世界を破壊するのを抑え込んでいたけれど、日に日に募る妬心にやがて負けてしまって、結果的に遅れてクーデターが発生する、と見立てるとスッキリ納得は出来るんですよね。

 そのあたりを踏まえた上でのアライヴ編ですが、やはりこれはインパクト重視の為に、敢えて個別で決勝戦の描写をスルーしていたというわざとらしさも含めて、ちょっと出だしは気に入らないのはあります。
 勿論それは彼らが抱える悲劇性をより明快に見せる為ではあったにせよ、それでも私みたいに、直前にユズリハルートやってから、いきなりあの裏切り展開に唐突に突入されると唖然とするしかないですし、キャラの魅力を毀損してしまうのはあるなと思います。ミアとユズリハルートを先にやっといた方が、ってのはつまり、まだ間にクッションがあったほうがダメージ少なくないかなって配慮です。

 ただその見せ方が気に入らないだけで、話の構図としてはなるほど、と感心するところは大きかったですし、幾度かのループ的な展開を経ての世界観の解明においてもインパクトは充分でしたね。
 まあその設定自体はISLAND的だなー、とは思いましたし、あとやはり敢えて言うなら、実は異世界転生ではなく地続きの世界だったんだよ、的な流れに持っていく上で、もう少し世界環境に対する配慮は必要だったろう、とは思いました。

 これが異世界なら、どれだけ文明が歪な偏りを見せていてもそういうものだ、と神の視点からの捻じ伏せが有効ですけれど、あくまでも現代社会を起点としての変化、というならば、その断絶がどういう必然を以て発生したのか、という部分はもう少し理屈で納得できる素材を用意すべきだったと思います。
 例えば過去の隕石事件で、壊滅的なダメージがあったのは精々20kg圏内で、世界そのものが崩壊したわけではないのに、言語や食性、文明レベル科学レベルなどあらゆるものが衰退し、情報すら残っていない有様は不自然ではないのか?って話ですよね。
 そもそもこの世界観での国、のスケールもどこまでなのか、って思いますし、海が出てこないのと移動距離的な面からしても、それこそここで語られる7つの領邦は日本の本州の半分くらいのスケールじゃね?って感覚で、じゃあそれ以外の世界はどうなった?など、突き詰めていくと疑問はいくらでも出てくる強引な設定なのは確かです。

 未来を描いた作品、という類似性で言えば、木漏れ日のノスタルジーカ、という作品がありますが、あれの場合はきちんと環境的な世界の変化と科学の発展方向、そしてそれがもたらした災厄によるインフォクラックという情報分断が明快に定義付けられています。
 この作品の場合はそういう面を理屈で汲み取れるだけの材料がまるでなく、あくまでもマザーストーンの影響と、そしてその女王たる美由紀の、主人公好みの世界を作りたいという恣意性、情念の部分に完全に依拠して終わりにしてしまっているのは、流石に片手落ちではないか、と感じる部分でした。

 まあそれはそれとして、そこから本当の意味で世界を救おう、という話の流れ自体は熱く面白いものでしたし、そりゃラスボスは最初からバレバレに近かったですが、その想いなども含めて感情的には充分楽しめる流れにはなっているかなと思います。
 それこそ上で書いた不満なども含めて、美由紀の視点でのこの世界の変遷と想いの蓄積を組み込めていればより面白かったろうなと、丁度今、そういう面ではしつこいくらいに重厚なさくら、もゆ。が佳境なだけに余計に思う向きもありますが、最終的にタイトルそのまま、テーマ性にしっかり連動した物語の着地点を紡げているのは高く評価したいところです。
 総合的に、もっともっと面白く出来た作品、だとは思いますが、最低限設定をしっかり使い切れている事と、その中で感情面での納得にはい至れるだけの熱量・迫力を提示出来ていますので、新規メーカーの処女作としては合格点は充分出せる内容ではないでしょうか。



キャラ(19/20)


★全体評価など

 シナリオで触れたように、ストーリー性を最重要視する中で、どうしてもキャラ性においての整合性や連続性が微妙な部分が多く、ヒロインの魅力を万全に引き出せている、と評価するのはちょっと厳しいだろうと感じています。
 まあ負の面も避けずに向き合っているのは評価出来ますけれど、それでももう少しばかり見せ方があったと思いますし、個別との温度差も含めて総合的にはすこ割り引いておきたいところですね。

 個人としてはやっぱりユズリハが断然好きでした。
 常にさみしさを湛えつつも優しさを失わず、情に厚くて仲間を大切にする気持ちの強さは目立っていましたし、やっぱりこういうもの静か系の小鳥居さん好きなんですよねー。
 他だとアズーリアとリリが意外とお気に入りで、あとチャイナ軍団が地味に可愛かった。。。


CG(17/20)


★全体評価など

 量的にはCG93枚で立ち絵などもそれなり以上の物量ですが、質的にはややばらつきがあった感じですね。
 全体的に見るとアズーリアが一番安定して綺麗だったかな、と思いますが、要所ではやっぱりユズリハの素朴な可愛さに惹かれるところが多かった気はします。ネムネムな顔が死ぬほど可愛かったです。。。

 あとシナリオでも書いたけど、一枚絵での感情表現にやや行き過ぎというか、違和感を感じさせるものが結構あって、せめて同じ構図でも立場によってもう少し差分をつけるとかの工夫は欲しかったな、という印象ですね。


BGM(19/20)


★全体評価など

 音楽的には質量ともにかなりのものでしたね。
 ボーカルはOP、2ndOP、グランドED曲がかなりお気に入りですし、BGMも50曲近くあって、バトル曲や哀愁漂う曲など作風と世界観にマッチした奥行きのある楽曲が作品をとても盛り上げてくれました。
 最終バトルで流れる2ndOPのインストバージョンがめっちゃカッコいいのであれが一番お気に入りですかねー。


システム(9/10)


★全体評価など

 演出はバトルものとして秀逸、とまでは言いませんが、それなりに素材量も投下して頑張っているなとは思います。
 ムービーの出来もそれぞれかなりのレベルですし、もっと全体的にメリハリがあればなお良かったとは思いますが高く評価出来るラインでしょう。

 システム的にも特に不便なところはなく、必要なものはしっかり完備していますから文句はありません。
 …………あー、強いて言えばやっぱり、DMMプレイヤー必須だと起動までの時間がかかり過ぎるのがネックと言えばネックですかね。


総合(86/100)

 総プレイ時間23時間くらいです。
 共通が4時間、個別が2,5時間ずつくらい、アライヴ編の本筋が8時間くらいで、そこからの個別派生などの回収で1時間程度のイメージですね。
 正直個別がサクサク終わる上に、整合性を無視したつくりで大丈夫かなー、と思いましたが、まぁ最終戦敢えてスキップするあたりキチンとトゥルーはあるのだろうとは思えましたし、実際にそのアライヴ編の出来は、言いたい事もそりゃありますけどプレイ中は素直に熱中できるだけのものでした。

 尺的にも期待以上のものがありましたし、名作、とまでは言えないまでも、力作という評価は確実に与えていい内容だったと思います。
 正直あまりネタバレしないほうが面白い作品なのは間違いなく、まだ未プレイならこの結論だけ見て、意外とおススメなんだなーと思ってもらえれば丁度いい塩梅かなとは思いますね。ファンタジーものが好きならば、基本線としては充分楽しめる作品でしょう。



posted by クローバー at 06:13| Comment(0) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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