2019年06月14日

タマユラミライ

 ぱっと見のキャラデザが好みだったのと、体験版やって見て上質な伝奇譚だな、と思えたので素直に購入。


シナリオ(24/30)

 歪みと渇望の果ての景色。


★あらすじ

 深野の街は、古来より様々な妖異が棲む土地でした。
 であるが故に、妖異同士、或いは妖異と人の暮らしの調和を取る為の役割、すなわち魔法使いの存在がこの街では珍重され、主人公は若いながらもその勤めを担っています。

 かつて助けた恩義で誠実に仕えてくれるサキュバスのみだりや、主人公が通う学園のトイレに棲みつく花子、妖異の事はなにもわからないながら、常に前向きな笑顔で主人公を支えてくれる姉的な存在の幼馴染・白などに支えられて日々のお役目を全うしていましたが、そんなある日、主人公は途方もない力を持った女の子の存在を感知します。
 その少女・由岐奈は才能だけなら主人公を遥かに凌駕するものの、力の使い方をまるで学んでこなかったせいで、かえって妖異に纏わりつかれ、人からは迫害される不憫な運命を背負っており、同じ境遇の蒔奈と共に、生まれ故郷のこの街に戻ってきたのも、それが理由の一端となっていました。

 間の悪いことに、トイレの花子さんと会っていた直後、女子トイレから隠密に忍び出てきたところを目撃されてしまった主人公は、中々彼女の信頼を得る事が出来ずに苦心しますが、しかし彼女という圧倒的な霊力を持つ存在が現れた事で巻き起こる様々な異変の中で、少しずつ信頼を深め、やがて彼女を魔法使いの弟子として迎え入れることになります。
 そんな彼女は、この街にかつて落としたなにかを探しに来たと言い――――。

 これは、古き時代より連綿と続く人の営みと妖異との関わり、その歪が生んだ、哀愁に溢れる絆と勇気の物語です。


★テキスト

 全般的に神秘性が強まるように、強調すべき語句の繰り返しや雅色の強化などが特色的に浮かび出てくる感じで、すごく雰囲気のあるテキストになっていますね。
 勿論エロゲではあるので、その特徴たる簡素でリズミカル、軽妙なやり取りなどもしっかり担保していますが、それとバランスを取りつつ独特の世界観、舞台設定としては和の伝奇譚と見せかけて、ルーンなど洋的なものも取り入れており、そのあたりの和魂洋才ぶりが斬新な味わいを残してくれている、とも言えますね。

 東西の古典を下敷きにした部分も散見して、知的要素も有る程度充足させつつ、しっかりゲームらしい外連や韜晦など、程よく技巧的な読み口にもなっていて、全体として完成度の高い文章ではないかなと思います。


★ルート構成

 基本的には好感度蓄積型のオーソドックスな構成ですが、選択肢自体は少ないですし、ゲーム性としてはほぼ期待出来ないつくりですね。
 ヒロインとしては、白が完全ルートロックで最後確定で、他の三人は誰からでもプレイできるようですが、話の繋がり、という点を鑑みても、由岐奈ルートは白の直前に持ってくるのが間違いなく通りがいいですし、この作品を最大限楽しむ上で最適だろうと思います。


★シナリオ(大枠)

 基本的にはどこか厳しく切なくも優しい伝奇譚、としての色味が強い作品ですね。
 主人公の役割である魔法使いは、その地の調和を整える事が最大の仕事とされていて、それは解きほぐすと、それぞれの自然な生体の形を崩すようなものは、いずれその歪さが膨らんで後の世に厄介をもたらすから、その芽を最初の段階で摘んでおけ、という事になると思います。
 またその、あるがままを逸脱したものは、どうしようもなく魂の流れそのものからも逸脱し、人であろうと妖異であろうと、その生を、或いは輪廻の中の魂そのものを健全に全うできない、という観念が強く出ていて、けれどその理に諍っても手にしたいものがある、という妄執の結実がどうなるのか、というのが一つの主題になると言えるでしょう。

 物語としても、妖異や悪魔など多彩な伝承的生物が絡んでくる関係で、因果関係の糸のスパンが非常に長く、数百年、或いは数千年のレベルで緻密に入り乱れており、その年月の重みそのものが、それだけの時間を経てなお色褪せない想いの在り方が、ある意味で物語の説得性を高める要素にはなっているのかな、とも思います。
 加えてその因果と着地点の結び付け方、想いの繫げ方が中々に巧みで、かつ本筋においての伏線の紡ぎ方、開示の仕方も非常に見事です。
 ただ上でも書いたのですが、本筋はあくまで由岐奈⇒白ルートで、実際的にこのルートで発現する事は、それ以外の二人のルートに進んでも、短いスパンでの先送りは出来たとして、いずれ魔法使いとしては絶対に向き合わねばならない課題、という形で突き付けられています。

 畢竟その伏線の開示もその二人のルートに集約されていて、その点でもやはり後半にプレイすべきかな、と思いますね。
 勿論そのルートを見ておくことで、他の二人のルートでちょっと引っ掛かった部分などがスッキリ解釈できるなどの恩恵もあるのですけど、それでも最初に由岐奈をこなしてしまうのは勿体ない構成にはなっていると感じます。
 逆に言えば他の二人のシナリオは、あくまでも個々人の問題に依拠した、かつやや外的要因の要素も強いもので、そこまで手放しで褒められたものでもない、というラインではあって、そのあたりを総合的に勘案すると名作ラインにちょっと足りないのかな、という評価になりましたね。


★シナリオ(ネタバレ)

 シナリオ評価としては、由岐奈>白>>みだり=共通>花子くらいでしょうか。
 全体的に出来はいいと思いますが、一番爆発力があったのは間違いなく由岐奈ルートで、その分ラストの白ルートは期待値が上がった中で、いざプレイしてみるとそこまででもない、という感触にはなりました。
 総合的に見て、家族やそれに近しい関係性の存在との絆の在り方が主題のひとつとして見え隠れしますが、それを長いスパンで、かつ錯綜した関係性の中で紡いでいるので、やや解釈に戸惑う所もあり、そのあたりをどう考えるかもポイントでしょう。

 共通はヒロインの紹介と主人公の仕事、調和の在り方を、当地の妖異同士の問題から浮き彫りにすると同時に、後々妖異側から手助けしてくれる存在を確保しておく、という意味を持っていて、それ故にかしっかりとそれぞれのドラマを描き出していると言えますね。
 どちらも本来は長く交わらぬもの、けれどその垣根を超えて紡がれた友情や愛情の、ほつれをもたらさない着地点を定めている、と言う意味で、その後の個別ルートの方向性にも筋道をつけていると言えますし、特にゴンゲサマ絡みの話は個人的には好きでした。

 花子は個人的にはもう少し龍神の娘との関わりが全面的に出てくるのかな、と思っていたのですが、それ以前の彼女の在り方が影響して、という方向性になっていますし、またそれが外的要因なのも気掛かり、という感じです。
 そもそも彼女が主人公と恋をしてみたいと願ったのも、かつての主である龍神の娘が、その姿を変えてなおゴンゲサマを想い続ける在り方に触発された部分はあるはずで、その割にはその恋愛要素と、その後の障害の置き方に一貫性がない、という見立ては出来てしまいます。

 勿論それはそれで面白味はあったとは言えますが、ただやっぱりそこまでにない要素を持ってきてしまうのは、特に彼女が過去にしでかしたなにか、という程のものでもない、それを見ていた側の勝手な期待や渇望に振り回されて、となっているので、その辺はスッキリしないものはありますね。
 まあ恋愛にうつつを抜かしていなければ、自分一人でさっくり解決できたのかな、と言う意味では、そこまで整合性に気を払う必要はないのかもですけど、ちょっと味付けがちぐはぐですし、雑味も多いシナリオだったと感じています。

 みだりは逆に、向き合う問題は最初からずっと提示されていたのですけれど、その克服がもっと重い試練になるのかなと思いきや、そこ自体は意外と軽くて、あくまでもみだり自身の家族との向き合い方に主題が充てられているのは、逆に小綺麗にまとまり過ぎていて盛り上がりにやや欠ける、という感触はあります。
 無論無駄に結びつきを阻害されてゴタゴタするのも嬉しくはないですが、最低限のスパイスとしてもう一歩くらい試しの要素はあってもいいのかな、と思いました。

 みだりの主人公に対する愛と、それ故に一族の掟を逸脱してもなお生きていくという覚悟、そしてそれを披瀝するための家族への手紙のくだりの、周りの優しい視線と協力、そしてその結実としての神秘性は見事だったと思いますし、恋愛もの、としては一番良く出来ていると言ってもいいくらいです。
 ただ反面、伝奇譚としての色合いは一番薄い感じで、そのあたりのバランスでもう一匙工夫があればもっと面白い話になったと思いますね。
 あとここまで家族との関係を重視した内容にするなら、実際に立ち絵付きで出してよ、と思わなくはない。特にマリアンヌとか、最後わざわざ訪問機会があるのにスルーしないで、ちゃんとロリサキュバスに搾精されるシーンを出そうぜ(笑)。

 由岐奈ルートに関しては、素直に圧巻の出来、と言って差し支えないでしょう。
 まず面白いのは、きちんと恋愛要素としてもしっかり段取りを踏んで丁寧に紡がれている事と、けれどそれがこのルートの展開に対して決定的な要因となるのは慎重に避けている、というバランス感ですね。
 このルートだけ見ると、由岐奈と恋仲になった事で急速にその問題が表面化した、という色合いも帯びているのですが、白ルートとの比較で見ればわかるように、主人公が積極的にこの問題に介在する意思があれば、そこに恋愛感情がなくても同様に進捗するもので、それは裏返せば、遅かれ早かれ対処しなくてはならない問題だ、という意味でもあります。

 上でも触れたように、花子やみだりを選んだ場合は、その期間積極的に彼女達の問題に介入しないから、ギリギリのところで進展が留まっている、という見立てでいいと思いますし、確かに恋仲になった事はより蒔奈を安心させる要素にはなったでしょうが、それは普通に魔法使いの弟子として親身に関わる、というラインでも成立する、というのは確かです。
 基本的にこういう伏線で雁字搦めになったシナリオってのは、その愛の力で奇跡的な何かを引き寄せて、という解釈で綴られる場合が多いのですけれど、このルートはラストルートではない、という面もあり、あくまでそうでなくても大丈夫、というバランスの中で、より論理的に組み立てられているからこそ逆に凄味がある、と言えますね。

 そして、このルートでの伏線の開示と使い方も凄く良かったと思います。
 勿論由岐奈側の、一番目さまから連なる血の宿業と、オツキサマにまつわる因縁などもすごく興味深く、蒔奈がああいう存在である根底的な部分の切実さと重さも含めて、すごく歴史の重みを感じさせるもので、これはこれで本当に面白かったなと思います。
 けどそれ以上に、主人公側の秘密がサラッと開示されていくところでの驚きは中々のもので、確かにフェレスという悪魔の存在や、主人公の在り方、白の立ち位置など考えるとなるほど、と膝を打つものはあるのですけど、残念ながらそこに至るまでその発想を全く思いつかなかったのもあり、非常に面白い構成になっているなと感心しきりでしたね。
 白があんな風に方言的な言葉を多用したり、もっと古い言葉を聞き分けられたりなど、他のルートからの伏線もしっかり生かしているのは驚きで、丁度イメージとしては魔女こいにっきの「なんだいなんだい」と同列の、記号的要素でその存在の不自然さを自然にアピールするというテクニカルな要素が綺麗に物語性に嵌っている、と言えます。

 ただ一番目のモデルとしては、やっぱりメフィストフェレスが付いている以上元々のファウスト、史実における錬金術士としてのファウストを想定しているのかな、と思いますけど、如何に時代性が合致しているとはいえ、紙幣の発明までトッピングするのは牽強付会、という感じもしなくはないですけれどね。
 そもそもそういう説ってあるのか、あくまでも錬金術士のペテン性の具象化として利用したのか、その辺りは定かではないですが、記号的な意味としては、この世の叡智を極めていた彼が、はじめて得た感動や絆の中で違う価値観を見出し、メフィストフェレスを裏切っていく過程の人間味と、けれど元々の契約が残した歪が、総合的に後世に影響を及ぼしているのは確かなのでしょう。
 ともあれ、そのあたりの伏線を非常に上手く使いつつの、オイテケとの対峙、向き合い方においての覚悟など、非常に味わい深いものになっていて、シナリオとしては私は断然こちらが好きです。

 といって無論白ルートがしょぼい、というつもりは毛頭なく、ただ由岐奈ルートの出来が良過ぎたのでハードルが上がって、その割には、という感覚ではありますね。
 もっともこのルートは、全ての謎が開示された上で、であり、どうしても劇的な要素は由岐奈ルートで消化しきってしまっているので、それを踏まえての家族の絆を確かめる、という、方向性としてはみだりに近い、伝奇譚としての意外性とは乖離した内容であるのとも言えるので、そういう方が好き、という人にはむしろ最適な構成なのかもしれません。

 ただ結局、白と結ばれる、その執着を失わずにここまできたというのは、当然主人公の契約の完遂と表裏一体であり、それに対する二律背反的なフェレスの想いもあって。
 更には、二人が本来の人の生の在り方を既に逸脱している、という歪に対し、より超越的な方向で着地するのではなく、あくまでも物語の主題のひとつである調和、その観点に則っての最低限の奇跡、というラインに留めているので、これが純粋なハッピーエンドか?という部分では解釈によって変わってくるものはあるのかなと感じます。

 勿論そうであるからこそ、ずっと長い間寄り添ってきた二人の魂が綺麗に昇華していく様は神秘性を伴い、味わい深く噛み締められますし、紅との関わりにおいても最後のシーンで何を感じているのか、そもそも誰の子なんですの?的な視座も含めて色々妄想は捗るところで、これはこれで綺麗なまとめ方だとは思えます。
 あるがまま、あるべき姿、という意味での正しさは、きちんと由岐奈に受け継がれたものもある、という意味でも複層的な響きがありますし、けれど正しさに拘って想いを簡単に捨てるのもまた人の情として薄っぺらい、という、そのバランスをすごく意識した物語であり結末だった、と言えるでしょうね。



キャラ(20/20)


★全体評価など

 基本的には心優しい存在が多く、勿論現実の厳しさ、切なさを痛感させられるような場面や想いにも遭遇する作品ではありますが、それで傷つき、削れてもなお、想いを捨てずに前向きに運命に立ち向かう有様がすごく輝かしくうつる、そんなイメージをキャラ性からも受け取る事が出来ます。
 個々の性格付けにしても、ある程度その境遇から来る方向性が明確に出ていてわかりやすいですし、だからこそその枠を超えての勇気が光る、そんなイメージですね。

 一番好きなのは、シナリオ補正込みで由岐奈になったかなぁと。
 わかりやすい素直になれない系ヒロインではありますけど、根底の優しさと前向きさ、そして脆そうに見えても実はしっかりしている芯の部分など、人間的な魅力も大きい上に、ヒロインとしての可愛らしさも十二分に備えていて、シナリオ上も本筋においてはいずれにせよ重要な役割を担って存在感抜群でした。
 あと最近、ここまで素直な黒髪ロングヒロインってあまり見なかったから、その点でもグッとくるものがあったりね。

 白も可愛いとは思うけど、結局ああいう限定的な在り方はいくつもの枷に縛られたものであった、というのがあるし、ヒロインとしては元々の土壌があるにしても、シナリオとしては性急な関係性の進展ではあったし、総合的に見てヒロインっぽくはないんだよなぁと。
 裏を返すと既に主人公と熟年夫婦感があり過ぎるとも言えますが(笑)、ともあれヒロインとしての総合的では由岐奈に一歩譲る感覚でした。

 みだりも花子もそれぞれに可愛かったし、蒔奈や紅などの脇を支えるキャラも良かったですね。勿論妖異もそれぞれに味わい深い個性で盛り上げてくれましたし、トータルで見てすごく温かい印象が持てるキャラたちでした。
 やっぱり強いて言えば、マリアンヌ立ち絵付きで出して欲しかったけど。。。


CG(18/20)


★全体評価など

 二人原画で、それぞれの持ち味はちょっとベクトルが違う感じはあるけれど、それでもしっかり可愛い事に間違いはなく、作品イメージともそれなりにきちんとマッチして、高いレベルで安定していると思います。

 立ち絵に関しては全般的に可愛いけど、特に由岐奈の正面と白の正面向きが好きですねー。特に白の、口元を微妙にもにょっとさせている顔がとても好き。
 一枚絵は通常80枚にSD12枚なので量としてはほぼ水準、質も抜群、とまでは言いませんが充分に可愛らしいですし、高いレベルの中でも時折ハッとするほどきれいなのがあって、インパクトもあったと思います。
 お気に入りは由岐奈のはじめて愛撫、パフェ、水着パイズリ、みだりの相合傘、花子の添い寝、立ちバック、白の膝座りあたりですかね。


BGM(18/20)


★全体評価など

 こちらも舞台設定に合わせた神秘性の強いBGMと、それに付随した方向性のボーカルのバランスが良く、全体的に高いレベルでしっかり仕上がっている感覚ですね。

 ボーカル曲は全部で3曲で、OPの『ココニイルカラ』の疾走感とスタイリッシュな雰囲気もかなり好きですし、OPほどではないですがED2曲、特にグランドの『Re:promise』はじわじわと心に染みてくるいい曲ではないかなと思います。
 BGMはインスト込みで27曲なのでまず水準ライン、その中で出色なのはやっぱり『タマユラミライ』ですかね。タイトル通り作品のテーマ性とリンクした、立ち止まれない哀切と寂寥が上手く彩られた曲で、これはすごく気に入ってます。
 それ以外ですと3.6.12.13.18.20番辺りの曲はかなりいい味出しているのではないかなと思いますね。


システム(9/10)


★全体評価など

 演出は目立って素晴らしい、と言う程ではありませんが、要所要所では凄く効果的に雰囲気を盛り上げる効果を引き出せていると思いますし、雰囲気の組み立てが上手、という部分は高く評価したいですね。
 OPムービーも曲調に上手くマッチした、色彩的でありつつもどこか浮世離れした気配を程よく醸していて、バランスのいい仕上がりになっていると思います。

 システム的にも特に使いにくい部分はなく、無難に仕上がっていますね。


総合(89/100)

 総プレイ時間18時間くらいですね。
 共通が5時間くらいとやや長めで、各個別は基本3時間前後、ただ由岐奈だけは4時間弱くらいあったかな、という所で、やはり本筋は由岐な⇒白の終盤にある、と言って過言ではないでしょう。
 といってそれ以外が緩んでいるかと言えばそこまでではなく、むしろ共通のストレートな妖異譚的な風景はもっと楽しみたかったくらいに面白く、むしろ個別に入るとその方面がルートによっては薄れてしまうのが残念なくらいではありました。

 結構構成が大胆で面白い仕掛けを施しており、それを踏まえてのシナリオもしっかり理路が立っていて、個人的には期待以上に当たりだったな、という感覚です。
 ただ総合的に名作ラインに乗せるにはもう一歩、心を捻じ伏せるような迫力が足りなかったイメージで、惜しいと言えば惜しいところもあり、それでもキャラに惹かれるものがあるならばプレイしてみて損はしない作品だったと思います。

posted by クローバー at 05:46| Comment(0) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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