2020年10月19日

<感想>ろけらぶ♡神社×先輩

 今日の感想は、Frontwingの低価格シリーズ、ろけらぶの最終作となる神社×先輩、ですね。

 個人的な趣味としては八千代が一番好きではあったので、楽しみに待っていました。
 前の2作とも、非常に濃密な甘々イチャラブをギュッと楽しめる仕上がりでしたが、さて今作はどうだったでしょうか?


★超私的採点・一言コメント

・シナリオ(19/30)
  イチャラブは最高だけど、伏線に寄りかかり過ぎな気はする。

・キャラ(20/20)
  貞淑幼妻は最高です。

・CG(18/20)
  添い寝可愛過ぎ。SDもいつもながら可愛い。

・BGM(15/20)
  改めて聴くとOPEDいい曲だけどね。

・システム(8/10)
  至極標準的。前作準拠。

・総合(80/100)
  ワンパンチ足りない感じ。締めのタイトルとしてはやや微妙。

★テキスト&ルート構成

 テキストはいつもの保住さんです。
 誠実で真っ直ぐで、善良で、それでいて等身大の青さや乙女感満載で、端々にらしさが出ていて楽しめました。

 今回も鳰と同じように、しっかり古風に躾けられて貞淑な思想性を持つヒロインだったので、その点での一々の言い回しがあまりにも男心を擽る感じ。
 特に引っ掛かるところもなく、楽しく読破できました。



 ルート構成はシリーズ通じて選択肢なしの一本道ですね。
 分作でもあるし、イチャラブメインだからあまりゲーム性を求めても、という面はあります。

 ただ一応ろけらぶシリーズのラストで、細々引いてきた伏線もあったので、そのあたりをもう少し有機的に活用しても?という気持ちはなくもなく。

★シナリオ全般

@期待通りの甘イチャは健在
 シリーズ通して、主人公のアパートが浸水して使い物にならず、という展開は一緒で。
 そこからの派生として、神社に居候は、ある意味では一番妥当な選択肢だと思います。
 正直いきなり女の子の一人暮らしの家に押しかけとか、誠実っぽく振舞っててもその時点で狼じゃね?って気はしなくはなかったしね。。。

 鳰ルートの時のように遠距離通学もアリだけど、元々後見人でもあり、期間限定、という面も踏まえれば、なんですよね。
 ただそれに対して気乗りがしなかった、というのは八千代パパに対する遠慮と苦手意識はあって、だとは思うわけで。

 その意味では、その妥当だけどうーん、となる選択を選ぶにあたってのワンクッションはあっても良かった気はします。
 結果論的に、八千代の神社が不名誉な噂の影響でかなり繁忙である、という状況を知って、肩入れせざるを得ない、とはなるのだけど。
 でもどちらかと言えば、その状況を見て、義を見てせざるは勇無きなり、とばかりに踏み込んでいく、八千代の助けになりたい!と勇躍する方がカッコいいよね。



 というのも、居候がはじまって、日々の挙措や甲斐甲斐しさに触れて、他のルート以上にあっという間に、主人公が八千代にぞっこんになってるんですよね。
 勿論元々の関係と想いはあるし、そのステップが他の二人より短縮されるのは文句はないです。

 ただ入りの部分ではその想いが一方的で、かつ八千代の方は、そもそも自分に恋愛なんて無理、とコンプレックスを拗らせていて。
 そういう想いを覆すのに、ああいうエロハプニング契機で、ってのはちと勿体ないし、その前に主人公を見直した、的ななにかはあっても良かったなと。



 まあその点は気になるけど、一度お互いを意識してしまえば、転がるように関係が進展していくのは、元々憎からず、であれば当然で。
 かつポンコツ神様の余計な後押しもあって、その辺りの使命感とセットになって、どんどん退路がなくなっていくと言うか、それが満更でもない、という空気感は結構好き。

 それでもきちんと締めるべきところは、というのが保住構文と言うべきで、それを踏襲しての告白と、親との直談判のあたりはベタベタだけど好きですねー。
 そうやって後ろめたさをなくしてまっすぐ進むからこそ、甘々な関係にもどんどん拍車がかかるし、八千代が感じ入ってどんどん溺れていくのも、となります。

 元々憧れはあっても諦念とセットだった面もあり、一度箍が外れると凄い、というのは、鳰といい勝負してますね。
 イチャラブに関しては共通する部分も多くありつつ、それでも三者三様、という色合いがあって、今回も満足できる仕上がりでした。

A恋愛の流れと、周りとの連関性はやや薄め
 ただ上でも軽く触れたように、恋愛に至る上での葛藤やすれ違い、悩みとか、そういう面がほとんどないのはちょっと残念です。
 むしろそれを神様の依頼、という部分で強制的に枠に組み込んでしまった感もあって、それは確かに伏線ではあるのだけど、そういう方向に必然が誘引されるのは微妙な気もしました。

 特にお守り関連での勘違いや誤解なども相俟って、他の二人との関係性がある意味では断絶してしまうのは寂しいですよね。
 裏を返すと、二人分の切なる想いと信心を託された、とも言えるのですが、今回は勘違いさえさせてもらえない小鹿ちゃん不憫やで。

 結果的にそれは、いざ付き合い出して、困難に直面した時に、ささやかに頼れる相手がいない、という事にもなっていて。
 前の2作は比較的そういう、さりげない後押しとかアドバイスとか、八千代が上手く担っていたので、その点でのバランスも勿体ないと言えばそうですね。

 とりわけ、シリーズ通じて他の二人の為人も読み手にはわかっているわけで。
 ちょっとした手助けなどで、あぁ、いかにもこの子らしいな、って思わせてくれるイベントとかあるのが、シリーズものの醍醐味のひとつじゃない?って。

 結局そういう部分を全て、サクッと神様復活に対するアレコレに集約されて、綺麗にまとめ過ぎているんですよね。
 その分全体像としてやや拍子抜けというか、食い足りなさが出てしまってるきらいはあるかなーと思いました。

B連作物における、シリーズを貫く伏線の扱いの難しさ
 小鹿ちゃん編でも鳰編でも、地味な形ですが、お守りを通じての微かな信心が、それ相応のささやかなご利益をもたらしてくれていました。
 だからその神様を司る神社の娘である八千代編が、シリーズ全体の伏線の総決算になるのは想定しやすい話です。

 実際に結構頻繁に神様が絡んでアレコレ、というのはありますし、その背景と、それに対して義侠心を抱く二人、という構図も悪いものではありません。
 加えて、元の関係性の深さと信心の強さ、そして二人から託されたものもあれば、今まで以上にその恩恵を受けられる可能性は高かったのも確かです。

 ただ実のところ、それってシリーズ全てを網羅してプレイしてないと、印象付けとしてかなり弱い面ではあるのですよね。
 でもナインみたいな、露骨に続き物ミステリー感ある作品ならともかく、このイチャラブメインのシリーズで、最終作の為に前の二人を復習しよう、って人がどれだけいるものか?と。

 結局二人のルートでの苦難と奮闘、それに対するささやかな支えの流れを見た上で、シームレスにこのルートに入れば、その力の源も、因果もすんなり納得できる面はあるでしょう。
 ただそれなく、普通に久々にこのシリーズやるぜー!のノリだと、あーそういや神様があれこれやってる展開あったかもなぁ、程度の認識で進んで、その結果の最後の神様パワー満開のハッピーエンドなわけで。

 どちらかと言えばあの展開、特に小鹿ちゃんルートで見たようなすったもんだがまた来る!と身構えた人の方が多いと思うんですよね。
 でもそこで綺麗に肩透かしを食らわせてきたと言うか、確かに悶着がないに越したことはないんだけど、物語の伏線の締めとして、そこまで恣意的に力を使っちゃっていいの?って気にはなります。

 せめてその辺もう少しステップを踏むなり、という気はしますし、値段少し上げてもいいからもうちょい全体像の中でのシナリオのバランスを、という気分になっても仕方ない、とは思うのですよねー。
 まあシリーズとして大団円なのは確かですし、イチャラブが主軸ですし、お値段もお値段なので贅沢は言えませんけど、個人的には釈然としない気持ちはどうしても残ってしまいましたね。

★キャラ&CG

 オチの部分の超スピード決着には置いてけぼりを食らったものの、そこまでの八千代ちゃんのエロ可愛さは素晴らしかったですとも。
 必殺のあなたの女モードをバリバリに吹かして、どこまでも理想の妻たらんと張り切る八千代の愛らしさは最強でしたし、本当に一々反応が初心くて可愛いですよね。

 CGもそういう八千代の可愛さは存分に味わえる仕様です。
 枚数的にもシリーズ踏襲、とにかくロリでありつつもきちんと艶めかしく、女である矜持が滲み出ているような絵柄は、やっぱりななかまいさん独特の味わいで好きですねー。
 上でも書いたけど、とにかく事後の添い寝CGが死ぬほど可愛かった。あれだけで満足度は相当に充填出来てます。

★BGM&システム

 新規はBGMがちょいと、あとEDは毎回マイナーチェンジはしてるんですね。
 流石に新規分の少なさから点数的には、ってなるけど、改めて聴くとOPもEDも凄く味わいがあっていい曲だなーって思います。

 システム面はシリーズ準拠。
 特に派手な演出もないし、システムも不自由はないけど痒い所に手が届くとまでは言えない、実に普通、というラインです。

★総括

 総プレイ時間3時間。
 まあこのシリーズ大体この位の時間なので、値段相応、と言いたいですけど、他のロープラと比較してもやや短めなのはあるのですよねー。

 特に今回は最終作なので、それをまとめる上でのなにか、はあっても、と思う所で。
 けど特に温度差なく、ヒロインに向き合ってのイチャラブ特化で、同時に元々の立ち位置からも、八千代に傾倒してしまえば外郭的な要素が薄くなるのも必定で。

 個人的には神様ネタとセットで、そういう部分の補填ももう少しあって欲しかったなーとは思います。
 結局点数的にもシリーズが進むごとに漸減、という形にはなっちやってるし、八千代は本当に好きなんだけど、なんとも奥歯にものが挟まって取れないような感覚での感想執筆となりました。

 その点でも、どっちかと言えば、シリーズまとめて三本一気にやった方がいいのかもですね。
 その内まとめてお買い得パックとか出てきそうですし、ヒロインが可愛い、と感じるならその辺りで手を出してみるのはアリかな、と思います。


posted by クローバー at 05:00| Comment(0) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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