2020年10月16日

<感想>鍵を隠したカゴのトリ

 本日の感想は、Cabbitの、鍵を隠したカゴのトリです。

 まあこの作品を語るのに、多大なる延期は触れないわけにはいかんでしょう。
 元々の発売予定から一年あまり、しかも小刻みに延期したので、その点で非常に印象が悪いのは否めません。

 元々メーカー的には、そこまで進行管理が杜撰なイメージはありませんでした。
 だからまぁ、内情含めて色々大変だったんだろうなぁ……と邪推もしてしまいますが、それはそれ。



 Cabbitブランドとしても実に6年ぶりになる本作。
 これまでも独自の切り口と味わいで、魅力的な作品を作ってきましたが、今回はどこまで「らしさ」が感じられたのか、見ていきましょう。


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2020年10月13日

<感想>さくらの雲*スカアレットの恋

 本日の感想は、きゃべつそふとの第四作となる、さくらの雲*スカアレットの恋です。

 なんだかんだと処女作から全てのタイトルを購入しているメーカーですが、今作はかなり期待して待っていました。
 というのも、メーカー二作目の傑作である、アメイジング・グレイスのライターさんの作品だからですね。

 その前のクインスでの、もののあはれもかなり面白かったですけど、やはりアメイジングで見せた奇抜なトリックと発想にはかなり魅せられたものです。
 今回は舞台からして大正タイムスリップ、SFミステリィという事で、その特性を存分に生かした作品になるという予想は安易に出来ます。

 果たして今回は、いかなる驚きを提供してくれたのか?
 解釈の難しい作品ではありますが、私なりに読み取った形を言語化、していきましょう。


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2020年10月05日

<感想>ハミダシクリエイティブ

 今日の感想はまどそふとの、見過ごしがちな青春を探す学園恋愛ADV・ハミダシクリエイティブです。

 まどそふと、と言えば、世間的にも個人的にも、やはり一番著名なのはワガママハイスペックになるでしょう。

 ブランドコンセプトとして連ねているのは、女の子の特殊な個性をピックアップしての日常系恋愛ADです。
 デビュー作のナマイキ、2作目のヤキモチと、どちらも一定の評価は得ていたと思います。
 が、やはり原画さんが交代してのワガママハイスペックが、一躍人気メーカーに押し上げた最大の原動力なのは間違いないと感じています。



 かく言う私も、まどそふとの作品はワガハイから入っています。
 ワガハイでは未尋が大変お気に入りになり、今でも時々掛け合いシーンを再起動するくらいにハマりました。

 FDのOCも大変面白く、その流れで前作のラズベリーキューブも購入したものの、これは原画とラインが違うせいか、もうひとつパンチが足りない感じで。
 そこから二年、満を持しての宇都宮さん原画と、新規単独ライターさんと言う組み合わせでリリースされた本作。
 非常に魅力的な体験版ゆえの期待値に、しっかり応えてくれる本編となっていたのか、語っていきたいと思います。




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2020年09月29日

<簡易感想> 殻の少女・虚の少女(共に新装版)

 今回の感想は懺悔から始めないといけません。

 そもそも私、Innocent Greyの作品って、気になっていたけど中々手が出せなかったのですよね。
 今回取り上げる二作品は、初出が2008年と2013年ですが、その辺りは本当に、手当たり次第にエロゲばっかりやってました。

 でも逆に、手を広げ過ぎて購入量がとんでもなくなっていて、同時にやっぱり、基本的に趣味が萌えゲーには偏っていたのですよね。
 だからそれとは完全に作風が違うイノグレには、興味がなくはなかったけど、手を伸ばす余裕がなかったのが正直なところです。

 それに、本文でも書きますけど、殻の少女自体が、ある程度カルダグラの続きものでもあります。
 その情報は知っていたので、余計に手を出すハードルが高かった、というのもありますね。

 結局イノグレの筆降ろしは、筆の使いどころがない(笑)全年齢のFlowersシリーズからでした。
 それも2017年の話で、春〜秋まで一気プレイして、冬だけ新作で購入した形ですね。
 そういう背景なので、まずイノグレについて、熱く深く語れるほどのバックボーンがない、というのはあるのです。



 その上で、天の少女発売を前提に、殻と虚のリメイク版が発売されるというので、それは買おう、とはなりました。
 が、去年殻の少女プレイしたのに、旧作だから、という理由で感想スルーという暴挙に出てしまったのです。

 本当に去年から今年の前半にかけての私はやる気レスでした。虚無でした。クズでした。
 まあ今も別に、際立って以前ほどの情熱が戻ってきたわけでもないですが、それでも最低限やるべき事はやっとけ、と後悔しております。

 今回の虚の少女も、作品のレベルからすれば、しっかり内容を吟味した感想を書いて然るべきではあります。
 でも前作と完全な続きもので、その前作をスルーしたまま、これだけガッツリ書くのも、それはそれで難しいのですよね。

 なので物凄く中途半端な処置にはなりますが、今回は殻と虚の<カラ>シリーズふたつまとめて、サクッとした感想で折り合いをつけます。
 特に殻の方は、朧な記憶を引っ張り出しながらになるので、雑にはなってしまうでしょうが、自分の気持ちに区切りはつけたいのでご容赦あれ。


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2020年09月24日

<感想>青春フラジャイル

 パープルソフトウェアは、消長の激しいエロゲ業界においては、充分に老舗と名乗っていいメーカーであろう。

 元々当たり外れの大きいメーカーでもある。
 古くは秋色恋華、明日の君と逢うために、などがスマッシュヒットしているものの、地雷のイメージも強い。(あるととか、プリミティブリンクとか)。

 特に明日君以降、ハピメア辺りまでは、色々内的にも外的にも迷走していた感はある。
 パヒメア以降は持ち直し、作品の質や進行管理など、比較的しっかりしたメーカー、という印象になるだろうか。
 個人的にも、アマツツミが死ぬほどツボに嵌った事もあり、最近は信頼して購入している。


 今回は、メインライターに鏡遊さんを据えてきた。
 オールドファンにとっては、明日君のメインライターとしてのノスタルジーの方が強い。
 が、同時に、未来ノスタルジアでのゴタゴタの当事者でもあるので、ハラハラもしてしまう。

 体験版は普通に面白かった。
 だが同時に、それこそ明日君の頃を彷彿とさせる独特の掛け合い構文、キャラ文法は、令和の時代に受け入れられるのか?という懸念も感じた。

 正にどう転ぶかわからない、「フラジャイル」なイメージを背景に重ね持つこのタイトル。
 果たして如何なる出来だったのか見ていくとしよう。


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posted by クローバー at 08:50| Comment(0) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする