だいぶ遅くなってしまいましたが、2019年の総括になります。
<2019 購入作品一覧>
<1月>
・さくら、もゆ。
・ソーサレス*アライヴ!
<2月>
・はぴねす!2
・イブニクル2
・ネコ神さまと、ななつぼし。
・金色ラブリッチェGT
・僕の未来は、恋と課金と。
・夢と色でできている
<3月>
・Pieces/渡り鳥のソムニウム
・アオナツライン
・リアライブ
・青い空のカミュ
<4月>
・はるいろはるこいはるのかぜ
・Missing−X−Link
・グリザイアファントムトリガー5.5&6
・缶詰少女ノ終末世界
<5月>
・ガールズ・ブック・メーカー
・タマユラミライ
・恋嵐スピリッチュ
<6月>
・黄昏のフォルクローレ
・月の彼方で逢いましょう
<7月>
・ココロネ=ペンデュラム
・宿星のガールフレンド3
・流星ワールドアクター
・恋愛、借りちゃいました
・抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?2
<8月>
・ろけらぶ 電車×同級生
・わんこの嫁入り2
・若葉色のカルテット
<9月>
・きまぐれテンプテーション
・スタディ§ステディ
・千の刃涛、桃花染の皇姫−花あかり−
・同じクラスのアイドルさん。
<10月>
・アイキス
・クロスコンチェルト
<11月>
・どっちのiが好きですか?
・真愛の百合は赤く染まる
<12月>
・喫茶ステラと死神の蝶
・アイコトバ
・あにまる☆ぱにっく
・MUSICUS!
<クラス別本数>
<SS>2本 <S>8本 <A>12本 <B>14本 <C>5本 <総計>41本
<所感>
新作数としては去年より少し減りましたけど、目標ラインは越えてしまいましたし、色々旧作なども手を出していたので、物量的には多分そんなに変わっていないですね。
プレイ後の今になって振り返れば、これ買わずとも良かったな、というラインの作品はそこそこありますし、アオナツラインみたいに評判見て追いかける形でもいい、と割り切って、今年は更に新作発売日買いに拘り過ぎないようにします。
ちょっと今年は更に生活環境なども変わりそうで、落ち着くまではなかなか腰を据えて、とはいかないでしょうし、名作・良作をピンポイントで拾える目を養いたいですね。
同時に、なんだかんだで好みの方向性は決まっているので、あまり新作で冒険せずに、上手く過去作リプレイなどと折り合いをつけながら、ゲーム生活を楽しんでいく予定です。
今年も去年同様に縮小型のアワードですが、流石に去年のは突貫過ぎて読みにくいな、と思ったので、情報量自体は同等でも、もう少し視覚的にわかりやすい書式を意識してみます。
かつ、評価の高いものとそうでないもので、一言コメント密度も調整して、明快なランキングらしさも出せればと思っています。
<2019 私的PCゲームアワード>
<シナリオ部門>
第1位 MUSICUS!
オーバードライブの最終作にして、音楽ゲーの究極系だと思います。
選択肢がそのままプレイヤーの人生観すら投影してしまう恐ろしさと、その先に待つ可能性、カタルシスを存分に味わわせてくれる快作です。
第2位 さくら、もゆ。
フェイバリットらしく、沢山延期したもののそれに見合うクオリティでした。
錯綜する様々な伏線を乗り越えた先に見える、登場人物の切なる想いや意志に打たれる、感動を呼ぶ名作ですね。どうしてもとっつきにくいのが難点ですが。
第3位 抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?2
1も未プレイだったので一気にやったのですが、噂に違わぬ熱量とメッセージ性が光る傑作でしたね。
タイトルとは裏腹に純愛色は強く、こちらも屈折した環境の中から立ち上がる主人公やヒロイン達の、一筋縄ではいかない奮闘劇が存分に楽しめる、熱中度の高い作品だと思います。
第4位 Missing−X−Link
2019年一番のダークホースと言ってもいい、非常に奥行きのある、読ませる作品に仕上がっていたと思います。
変えられない人の業と、それを追いかけるAIの悲哀、それぞれの幸せの在り処をしみじみと考えさせられる、非常に繊細なガラス細工の様な作品ですね。
第5位 アオナツライン
誰もが羨む青春がここにある!と思わせてくれる作品ですね。
特に海希ルートで語られる友情と愛情の線引きの難しさ、依存からの脱却の過程は本当に胸熱く、見事なストーリーに仕上がっていたと思います。
第6位 はるいろはるこいはるのかぜ
ナインシリーズは、ナンバーを重ねるごとに加速度的に面白くなっていきますね。4月のゆきいろが本当に楽しみです。
第7位 金色ラブリッチェGT
ややご都合なところもありますが、理亜の幸せな未来を紡いでくれただけで大満足、の一品ですね。
第8位 恋愛、借りちゃいました
カジュアルな作りの中に込められた、切なる愛情の色付けが本当に眩しい、個人的にヒロインとセットで諸にツボった作品です。
第9位 月の彼方で逢いましょう
ロングスパンでの恋愛とそこからの生活を彩る、このメーカーらしいコンセプトに、うまくSFが絡んで奥行きのある作品でした。
第10位 喫茶ステラと死神の蝶
こちらもご都合主義は多いものの、人生観の変転を上手く世界に投影させて、キャラゲーとしての魅力と両立させたのは見事でしたね。
第11位 Pieces/渡り鳥のソムニウム
独特の世界観とその謎が、上手く全体の関係性や想いと噛み合っている、総合力の高いシナリオでしたね。
第12位 タマユラミライ
この作品もヒロインの在り方と世界像のトリックが上手でしたし、その中で切々と訴える情念がとても綺麗物語でした。
シナリオ総括
もう時代の流れとして、ある程度時間を食わないロー〜ミドルプライスの尺での作品がどんどん増えてきて、フルプライスはどこで勝負すべきか?という明確なビジョンが問われてくると思います。
その中で去年の、ここで取り上げた作品は全て、単純なキャラゲーとは一味違うシナリオ面での工夫や意図がしっかり見えて、かつそれをある程度以上成功させている、とは言えるでしょう。
勿論昔から評価されるフルプライス、というのはその方向が強いですけど、昔より初動が掛からない、という厳しさの中、やはりある程度内容が評判を呼び、後追いの購入者が出てくる、という形を作っていかないと、フルプライスとしてリリースする価値と、採算性がない、という傾向は強まっていくはずです。
純粋なイチャラブエロスを楽しむなら安い作品、あくまでもシナリオを噛み締めたいならフルプラ、という棲み分けは進んでいく中で、クリエイターの能力が更に問われる時代にはなるのでしょうね。
ただ、イチャラブメインでも恋借りとか、あとランキングには入らなかったですけどどっちのiとか、読み手を楽しませる複層的な価値を持たせることは可能だとは証明されていますし、逆にロープラでも、色々考えさせられる作品は出てきています。
去年で言えば、黄昏のフォルクローレやアイコトバなどはかなり良かったと思いますが、ただやはり総合的に見て、ワンイシューである程度ひとつの作品にまとめられるロープラですと、流石に真っ当なフルプラより高い評価を、というのは難しいのですよね。
その意味で、作品を評価する上でも、フルプライスとロープライスでは判断基準を分離させるべきではないか?とは考えますし、こういうアワード形式で書く場合に、ロープラ部門、と独立させて評価すべきかもなぁ、とは思いました。
と言いつつ面倒だからやらないのですけど(笑)、今後購入作品の比率がよりロープラ寄りになるならば、今年以降の課題として意識はしておきたいですね。
<キャラ部門・作品別>
第1位 喫茶ステラと死神の蝶
安心安定のゆずクオリティでしたし、ナツメと涼音とのぞみんがさいっこうに可愛かったです。
第2位 さくら、もゆ。
癖はあるけれど、過酷な人生の中でも精一杯に誰かに優しくありたいと願うヒロイン達、特にクロは最高に健気で愛らしかったと思います。
第3位 金色ラブリッチェGT
FDながらも、しっかり本編以上のキャラの魅力を引き出してきましたし、理亜とミナの可愛さ、そして安定のシルヴィが素敵でした。
第4位 抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?2
奇抜なキャラ設定の中からじわじわ滲み出る可愛さとポンコツさがいいですね。文乃と桐香が大のお気に入りです。
第5位 恋愛、借りちゃいました
正直個人的には八純ゲーとしか言えないくらい、八純のいじらしさと一途さが刺さりましたし、勿論ギャグキャラゲーとしても秀逸でした。
第6位 Missing−X−Link
遊璃さんマジツンデレ可愛い。
第7位 スタディ§ステディ
突き抜けたイチャエロが素敵。葉月大好き。
第8位 はるいろはるこいはるのかぜ
どんどん横の繋がりが増えていくのと、春風先輩のギャップが凄かったです。
第9位 どっちのiが好きですか?
ささやかとはいえ、二面性を楽しめるつくりは魅力的でした。
第10位 アオナツライン
衝突するのもまた青春よね。
<キャラ部門・個別>
<金賞(殿堂入りヒロイン)>
第1位 四季ナツメ[喫茶ステラ](98点)
見た目・性格・CV・シナリオと全てがドツボで、こういう明確な理由づけのある後ろ向きヒロインには滅法弱いのです私は。
立ち絵の破壊力もえげつなかったですし、澄ました顔とぐぬぬ顔のギャップが本当に可愛過ぎて最高でしたね。
第2位 天満八純[恋借り](97点)
にゅふふ笑いの影に隠された切なる想いと一途さ、臆病さと大胆さのバランスの悪さなど、恋するヒロイン、って感じで最高でした。
見た目もCVも最高でしたし、私の飴川さんラヴが、このヒロインで決定づけられたと言っても過言ではないですね。
第3位 クロ[さくら、もゆ。](96.5点)
この子も純粋さと一途さでは誰にも引けを取らないですし、好きな相手にも素直になり切れない臆病さが可愛いです。
シナリオ的にも相当重いものを背負わされていますし、きっと出るはずのFDでは、幼馴染としてのイチャラブを目一杯堪能したいですね。
第4位 僧間理亜[金恋GT](96.5点)
一昨年の殿堂ヒロインでもありますが、新たなルートも増えて流石の真ヒロイン、という魅力を更に掘り下げてくれました。
こちらもぶっきらぼうな中に潜む優しさと一途さ、いじらしさが最高ですし、小鳥居さんボイスが本当にフィットしていて最高です。
第5位 佐倉雨音[月かな](96点)
レインちゃんは本当に不器用で臆病だけど、心を許した相手に対する献身とひたむきさは本当に光ってましたね。
シナリオ補正も含めてすごく大人編も魅力的でしたし、3月のFD心待ちにしております。エロスは学園編が多い方が嬉しいけど。。。
第6位 佐竹鹿子[宿ガル3](95.5点)
待ちに待ったヒロイン昇格ですし、期待通りに杓子定規の中に見せる優しさや個性が魅力的でしたね。
ややシナリオの方向性がヤンデレ寄りなのが個人的には勿体なかったですが、ポテンシャルとしてはやはり素晴らしい可愛さでした。
第7位 琴寄文乃[ぬきたし2](95.5点)
むべむべで一世を風靡した文乃の魅力に一年遅れで追いつきました(笑)。
過酷な生まれでも誠実に生きる信念とひたむきさは本当に素晴らしく、強くとも守ってあげたいと思わせるヒロインでしたね。
第8位 朝森みつき[恋課金](95点)
せ〜んぱい♪と愛らしく懐いてくる様があまりの破壊力で最高でしたね。
この子のせいでアイドルさんまで買ってしまったくらいの(笑)、とても魅力的な後輩ヒロインでした。
<銀賞(殿堂までもう一歩!)>
・安藤千和[さくら、もゆ。]
千和ちゃんマジちわっこくてとっても可愛かったです。
・ミナ[金恋GT]
飾らない中にも気品ある、とても可愛いお姫さまでしたね。
・桐ケ谷璃乃[はぴねす!2]
ツン過ぎない距離感が、杏璃の上位互換って感じで超好きでした。
・君原結愛[Pieces]
気難しさの中に見え隠れする純粋さがとっても可愛かったですね。
・向坂海希[アオナツ]
幼馴染の難しさと、それ故の魅力を万全に発揮している希有なヒロインですね。
・水城遊離[Missing]
たまに見せる照れ屋で善良な部分の破壊力が凄かったですよねぇ。
・九鬼瑞穂[恋嵐]
ザ・出来る妹って感じの雰囲気と愛らしさ、エロ可愛さがとても良かったです。
・乙部すぴか[黄昏]
退廃の影に潜む、情熱と寂しさの在り方が非常に魅力的でしたね。
・岬栞奈[月かな]
こんな純粋な人と大人の恋愛出来たらいいですよねぇ。可愛い。
・冷泉院桐香[ぬきたし2]
エリートとポンコツのギャップを、悲壮にならずに上手く醸してる愛嬌満点のヒロインですね。
・館ノ川つむり[ココロネ]
マイペースゆえの不思議さと、照れた時の破壊力が最高ですね。
・掛川葉月[スタステ]
友達感覚の心安さと、髪を下ろした時の雰囲気のギャップが超好き。
・桜田杏[アイキス]
ダメな子と見せかけて、実は一番常識的で乙女、ってとこが可愛かったです。
・八重垣瑠璃[クロコン]
過酷な運命の中でも、妹としてのアイデンティティを全うする在り方が好き。
・上ノ山芽愛[どっちのi]
テンション系だけどしおらしさや頑張り屋な面もあって素敵ですね。
・花井三日月[MUSICUS!]
めんどくさかわいいの極致、って感じですけど、自分では付き合えないなぁ(笑)。
・木下卯月[アイコトバ]
妹と恋人の二重性が、特殊な環境下で上手く機能している愛らしい子でしたね。
・汐山涼音[喫茶ステラ]
この人の仕事人としての矜持はとても感じ入りましたねー。可愛いお姉さんは好きですか?
・墨染希[喫茶ステラ]
気の置けないやり取りの楽しさを、CVの魅力が更に倍!ってしててとても良かったです。
<銅賞(心に残ったヒロイン)>
・ユズリハ[ソーサレス]
・ハル、十夜、ましろ[さくら、もゆ。]
・ありす[Pieces]
・カノ、プラチナ、ロナ[イブニクル2]
・莉央、菜々[恋課金]
・恋[夢と色]
・姫風露、ひな、QP[Missing−X−Link]
・眠[リアライブ]
・春風、ゴースト[はるいろ]
・蛍[青い空]
・糸世、エリーゼ、翼[恋嵐]
・アリス、アンデルセン[ガールズ]
・由岐奈[タマユラ]
・サリ、咲[缶詰]
・麦[黄昏]
・聖衣良[月かな]
・結、ことね[アオナツ]
・ヒナミ、スス子[ぬきたし2]
・メリッサ[ワールド]
・絵未、月、桃子[恋借り]
・菜砂[ココロネ]
・鳰[ろけらぶ]
・アイ、ひより[若葉]
・アンネ[きまぐれ]
・このか、茉衣[スタステ]
・鏡花、美加、綾[クロコン]
・リサ、ハンナ、小柚子[どっちのi]
・弥子、未来[MUSICUS!]
・瑠音、友菜[あにまる]
・愛衣、栞那[喫茶ステラ]
キャラ部門・総括
去年も沢山の魅力的なヒロインに出会えることができて至福でしたね。
理亜と鹿子ははじめまして、ではないとはいえ、一応殿堂も8人いて豪華な布陣ですし、それ以外の層も分厚くて、ざっくりでも選定にはそこそこ苦慮しました。
去年の場合は、キャラそのものとシナリオが噛み合って好き、というヒロインが結構多かったのも嬉しいところですね。
特にナツメと八純は本当に超ツボだったので、今年もこれくらい好きになれるヒロインが出てきてくれるといいなぁと思います。
とりあえず掲載方式としては、今までにない段階式を採用してみましたが、それなりに見やすく出来たのではないかと。
実のところ、歴代ヒロインのところ2年前から更新さぼってるのは、あの形だと一々差し込んでいくのがめんどくさいから、ってのもあって、この際もう少しふわっとした序列で済むように一回作り直そうかな?とも思ってます。時間がないのはないんですけどね……。
ちなみにCV的には、去年の上位3人は飴川紫乃さん、夏和小さん、くすはらゆいさんですかね。
次いで小鳥居夕花さんに猫村ゆきさん、後は遥そらさん、藤咲ウサさん、歩サラさんあたりが印象に残るキャラやってたかなーと思います。
まあ大体いつものラインナップですけど、飴川さんが自分の中で一気にきましたね。夏和小さんはクロとナツメを擁しているのがえぐいです。
<CG部門>
第1位 喫茶ステラと死神の蝶
まぁそりゃそうだ、って感じで、安定のゆずクオリティはやっぱり最高の可愛さと萌えを提供してくださいました。
いつもながらファッションや、立ち絵に滲む個性などすごく繊細な仕事ですし、ナツメのぐぬぬ顔や拗ね顔、照れ顔が一々可愛過ぎて大満足です。
第2位 さくら、もゆ。
総合力の権化たるフェイバリットらしい、非常に幻想的で愛らしい、質の高いCGだったと思います。
総合イメージが確固としているからこその見せ方も非常に優れていて、クロのへにゃ笑いがめっちゃ可愛くもいじらしくて最高でした。
第3位 金色ラブリッチェGT
こちらも安定したキャラ萌えと、世界の儚さ・美しさをしっかり投影した見事な絵柄になっていますね。
FDだけに取り立てて上積みがあるわけでもないですが、やはり総合力は素晴らしく、ミナは特に可愛くて嬉しかったです。
第4位 青い空のカミュ
独特の世界観イメージをすごく精緻に、絶妙なバランスで配置していて、その手触り感がすごく印象的でした。
可愛いけれどおどろおどろしさもある、という、中々食い合わせの悪そうな所をしっかり噛み合わせてくる技術と発想は素晴らしいですね。
第5位 スタディ§ステディ
立ち絵がグリグリ動く故の仕草萌えの破壊力もありますし、土台の絵柄もとてもエロカワでよろしいかと思います。
個人的に葉月の立ち絵が本当にツボに嵌っていて、それ故に同ランクの中で敢えて高く評価したいところですね。
第6位 きまぐれテンプテーション
こちらもやはりエモートの威力が存分に生かされていて愛らしくも愛嬌のある雰囲気を出せています。Hシーンパッチも搭載して完璧に。
第7位 若葉色のカルテット
絵はいいんですよね、絵は、という典型的なところ。アイは大変に可愛い。メイド服もいいものだ。
第8位 宿星のガールフレンド3
華やかさとエロスのバランスがやっぱりいいですよねぇ。鹿子ちゃんマジ天使。
第9位 Pieces/渡り鳥のソムニウム
幻想的な世界観と、愛らしいキャラが上手く噛み合っていますし、ラストの一枚絵がインパクト抜群でしたね。
第10位 恋嵐スピリッチュ
シンプルにキュートでエッチぃところは流石です。瑞穂の黒スト最高やで。
<CG部門・総括>
ここは去年同様、個々にやりはじめるとえらい時間食うのでスルーさせていただきます。
まあ結局、どこまで行っても私は骨の髄からロリコンなので(笑)、どうしたって肉感的な方向性よりは、可愛い系の絵柄を好むというのは出てしまいますしね。
その意味で、購入の方向性を基本的には広げ過ぎずに絞った分だけ満足度も上がっているとは思います。今年も購入条件としての優先度は、とにかく見た目に可愛いと思えるか、ロリぃヒロインが多いか、という部分を高くしていく所存です。。。
<BGM部門・作品別>
第1位 さくら、もゆ。
正直2強のデットヒートでしたが、長らく聴き込み続けている愛着もありこちらにしました。
ボーカル、BGM共に一切の隙がない完璧な布陣で、幻想的な世界観のイメージを見事に後押しする素晴らしい音楽群です。
第2位 MUSICUS!
圧倒的なボーカルの物量と完成度は本当に凄まじい意欲だったと思います。
音楽ゲーとして相応しいクオリティになっていると思いますし、例年なら文句なくトップですが、今年は相手が悪すぎましたね。
第3位 アオナツライン
流石に2強とは大分離れますが、こちらもシナリオ性に合わせた情緒豊かな音楽に仕上がっていましたね。
特にボーカルの完成度が高く、染み入るようなメロディが内容を想起させて素晴らしいと思います。
第4位 月の彼方で逢いましょう
こちらも物量が優れているのと、やや寂寥感のある空気を上手く投影した音楽は魅力的でした。
第5位 Missing−X−Link
有機と無機の調和と不協和の色合いがじんわり染みてくるのが好きですね。そして12分のボーカル曲はすごい。。。
第6位 クロスコンチェルト
こちらもいつものように丁寧な音楽づくりで、特にOP曲の情緒満点なメロディラインがお気に入りです。
第7位 はるいろはるこいはるのかぜ
連作なので新規としてはあまり多くないのですが、それを補って余りあるOPのカッコよさに痺れます。
第8位 ソーサレス*アライヴ!
バトルものらしい迫力と熱量が全体に満ちていて、いい味を出していますね。
第9位 流星ワールドアクター
音楽だけはいいんですよね、音楽だけは……。
第10位 Pieces/渡り鳥のソムニウム
メルヘンで幻想的な世界観にすごくマッチする音楽になっていて好きです。
<BGM部門・ボーカル曲>
<金賞(殿堂入り曲)>
第1位 さくら、Reincanation[さくら、もゆ。](98.5点)
メロディの柔らかさと奥行き、叙情豊かな味わいと余韻、全てにおいて物凄く気に入っている一曲ですね。去年ほぼ毎日聴いてましたし。
第2位 ぐらぐら[MUSICUS!](97.5点)
MUSICUS!の魅力の突端になる、強烈な掴みのインパクトと、心を揺さぶる旋律の波の作り込みが最高だと思います。
第3位 Blue,Summertime,Blue[アオナツ](97点)
青春ならぬアオナツを経て、変化の痛みを抱えつつ未来を望む想いが綺麗に投影された神曲だと思います。
第4位 With tomorrow[月かな](96.5点)
ずっと共に在りたい、そんな切実で強い想いがストレートに投射された、インパクト充分の素晴らしい曲ですね。
第5位 さくら、もゆ。[さくら、もゆ。](96点)
永遠を超えて届け、という祈りが綺麗に映し出された、切なく綺麗な愛の歌ですね。
第6位 ハルトキ[はるいろ](95.5点)
非常にスタイリッシュでありつつも情緒的で、ふくよかさを感じるメロディラインの虜です。
第7位 輪廻[さくら、もゆ。](95点)
運命の非情と、それを乗り越える強さを歌った、物語の変転に相応しい力強い曲ですね。
第8位 僕らのWatercolor[どっちのi](95点)
この軽やかさと透明感、真っ直ぐな恋に対する勇気と覚悟がすごく胸に染みて好きなんですよねぇ。
<銀賞(殿堂まであと一歩!)>
・終わらない物語、花あかりの時[さくら、もゆ。]
・The Blue Sanctuary[Missing−X−Link]
・完璧な世界[青い空のカミュ]
・蒼い月[ワールドアクター]
・クロスコンチェルト[クロスコンチェルト]
・はじまりのウタ、Calling、MagicHour、幸谷学園校歌、ラヴェンドラ[MUSICUS!]
<銅賞(心に残った曲)>
・ソムニウム[Pieces]
・これくらいで[夢と色]
・Missing−X−Link[Missing]
・雛鳥の子守歌[リアライブ]
・そして愛になる[はるいろ]
・月の階段[青い空のカミュ]
・ココニイルカラ[タマユラ]
・終末の少女[缶詰]
・after rain、僕たちの詩[月かな]
・アオナツライン、海岸線[アオナツ]
・君との軌跡[恋借り]
・with you……[クロスコンチェルト]
・アイコトバ[アイコトバ]
・Bloom[あにまる]
・Pandora、Everlasting、HOMEsweetHOME[MUSICUS!]
<BGM部門・総括>
去年はボーカル曲は当たり年と言えるでしょう。
まあその大半をさくら、もゆ。とMUSICUS!が量産してくれていますけど、それ以外でもちらほら好みの曲は多くて、しっかり聴き込む時間がないのが本当に勿体なく、申しわけないところです。
どうしても今はBGMまで全て隅から隅まで聴く時間がないので、結構ツボに嵌った曲も多かったですけどランキングとしてはスルーさせていただきます。
システム部門は去年同様にオミットします。
<2019 総合ランキング>
第1位 MUSICUS!(97点)
非常に緻密なテキストとプロット、そこに息づいた音楽観と人生哲学、それは決して甘いものだけではないけれど、それを乗り越えた先にある感動や可能性をしっかりと投影した、音楽ゲーとして完璧な出来だったと思います。
非常に怖い作品でもありますが、創作を志すもの、思索を好む人には断然おススメの大傑作ですね。
第2位 さくら、もゆ。(97点)
いつもながらにADV・総合芸術としての傑作をしっかりと作り込んできますね。
MUSICUS!がVN方式を採用している事から考えて、この作品も本質的にはもっと読ませる形の方が没入感はあるのかもですけれど、それを差し引いても素晴らしい出来と、非常に奥行きのある伏線の引き方が秀逸の一言ですね。
第3位 Missing−X−Link(93点)
こちらも非常に示唆に富むところの多い、総合力も高い傑作に仕上がっていたと思います。
様々な切り口で楽しめると思いますし、実用性まで含めて実にエロゲ、としての意欲作だと思いますね。その点で言えば前の二つはやっぱり文学寄りですからね。。。
第4位 抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?2(92点)
続編でありつつ、これ一本でもしっかり成り立つだけの熱量とメッセージ性が込められていますね。
きちんと本編からのテーマを引き継ぎ、アップデートしている部分も含めて正統的ですし、タイトルイメージだけで手にしないのは損する、と久しぶりに思わせてくれた会心作だと思います。
第5位 はるいろはるこいはるのかぜ(92点)
ループ的世界観の連作ならではの財産はあるにしても、ここまで加速度的に面白くなるのは凄いですね。
改めて紹介作に留まってしまった1作目ヒロインのみゃーこちゃんの不憫さも募るのですが(笑)、次のゆきいろも本当に楽しみですし、出来ればトータルでのFDとかも出して欲しいなぁ。
第6位 喫茶ステラと死神の蝶(92点)
シナリオは賛否両論出そうな感じですけど、キャラゲーをメインとしつつ、これだけシナリオ性を組み込んできたのは評価していいと思います。
総合力の高さは言うまでもなく、個人的には名作判定です。
第7位 アオナツライン(91点)
これも後追いにしてしまったのが申し訳ないってくらいの名作でしたね。
爽やかで切ない青春を楽しみたいなら、海希ルートは必見の出来です。
第8位 恋愛、借りちゃいました(90点)
基本アサプロらしいギャグゲーなんですけど、設定の噛み合い方がすごく良かったなと。
八純というヒロインありきの評価ではありますが、これは本当に物語としても好きですね。FDがクッソ短いのはうーん、だけど。
第9位 月の彼方で逢いましょう(90点)
こちらはトゥーンらしい積み重ねがしっかりした作品ですし、じっくり腰を据えて楽しみたいところです。
レインちゃんマジ可愛いので、FD超楽しみですねー。
第10位 金色ラブリッチェGT(90点)
極端にご都合になり過ぎない範疇で、理亜を幸せな未来に導いてくれたのは評価です。
それにミナがとっても可愛かったですしね。総合力含めて流石の出来でした。
第11位 Pieces/渡り鳥のソムニウム(89点)
渦巻の本気、中々やるじゃんと思わせた作品。これもFDは楽しみですね。
第12位 タマユラミライ(89点)
これもシナリオはかなり良くて、味わい深い伝奇ものに仕上がっていますのでお勧めです。
第13位 クロスコンチェルト(88点)
こちらも伝奇的要素と素朴なキャラ萌え、あっぷりけらしい要素がギュッと煮詰まったいい作品ですね。
第14位 リアライブ(88点)
悲しい現実に向き合うための勇気、となるとリトバスっぽいですが、色々らしさもあって中々楽しめる作品です。
第15位 青い空のカミュ(88点)
凌辱があるので好き嫌いは出るでしょうが、非常に儚く繊細な世界観はとても惹かれるものがありましたね。
<2019年総括>
これを書くのに、ある程度前年の書式も参考にしつつ進めているのですが、そことの比較でも、個人的実感でも、去年は心に響くいい作品が多かったなと思います。
採点的にもSランクまでで10位を占めるというのは歴代でもレアレースだと思いますし、Piecesやタマユラあたりでも、2018年なら4〜5位くらいには食い込んでくるわけですからね。これは嬉しい事です。
勿論あくまで個人的所感なので、絶対的な事は言えないですけれど、シナリオでも書いたように、もはや生半可なフルプライスは採算的に出す価値が低くなっている時代性が、より中身のないものの淘汰を余儀なくしている面はあり、その証左として魅力的な作品が増えた、と考えておきたいところです。
その意味では、時代の流れについていけない古参勢の私としては、数は少なくとも力作が増えてくれるのは嬉しいですし、そこをしっかり見落とさず、効率のいいエロゲライフを追求していきたいですね。
あと去年は、CFでの作品がふたつリリースされました。
個人的な信条として、あまりそういう試みには参加したくないという閉鎖性があるので、その恩恵だけ毟り取る形にはなってしまいましたけど(特にMUSICUS!など、普通あの値段で出していい内容ではないですからねぇ)、これも善し悪しはありそうですよね。
流石にCFまでやって出す以上、それこそ生半可な作品は作れないでしょうし、それ故にCFをはじめてからリリースまでのスパンは長くなりがちで、そのあたりもう少し上手く、スピーディーに展開できるようなシステムは出来ないか、業界全体としても模索して欲しいところです。
例えば何社かで提携して、CFをプール金みたいな形で融通するのはアリでしょう。
それにあたって資金提供するユーザーに、そのお金でこういう作品を作りたいとコンペ形式でいくつか企画案を出しておくなどし、もしも圧倒的支持を受ける作品があれば、全社である程度知恵と技術を融通して完成までのスパンを短くするとかは可能ではないかと思います。
或いは支持が分散するようなら、その割合に応じて資金分散するとかでもいいですし、コアなユーザーは希望に合致する作品ならきちんとお金を出してくれる、というのも確かですから、手段と保険としてこういうシステムは考えてもいいと感じています。
その辺はともかく、個人的には今年こそ本当に、最低でも月3本のライン、出来れば30本前後までプレイする新作の本数を減らしたいとは思っています。
リプレイしたい作品もどんどん増えていきますし、また1作ごとにしっかり隅々まで楽しみ切れるように、という意味でも、ある程度事前での冷徹な審査と割り切りは必要だな、と思います。
その分きちんと感想やアワードに、以前ほど、とは言わずとも、今日書いたレベルでのフィードバックは出来れば、と思いますし、上手くバランスを取っていきたいですね。