2018年06月19日

トラウマ持ちの宿命よね

 約束の夏、まほろばの夢の感想をアップしました。
 全体像としては正直雑だなー、って所が大きくて、プロット自体は結構しっかりしてるのにそれに付随する諸々の面白要素を各ルートで活かし切れている幅に差があり過ぎる、というイメージでしょうか。悪くはないけどシナリオの善し悪しの振れ幅も大きいし、ヒロインの魅力も引き出し切れていたかと言うと微妙なラインで、まあ総じてツッコミどころは多い内容だったのは否めませんかね。

 恋フラグは汐織と美咲をクリアしました。
 どうしてもこの作品、主人公がトラウマ持ちでやや世を拗ねた感じだから、宿命的にいざくっつこうとなるとそれが邪魔してめんどくせぇー!ってなるわけだけど、そのあたりが相手によって多少なり替わってくる、というのが見えやすい二人ではあったなー、と。

 とりあえず汐織は、序盤の序盤だけ本当に嫌味でウザいキャラやってたけど、いざみんなと打ち解けてくれば普通に可愛くいい子で、それでいて主人公にとっては外から来た相手、でもあるので、なまじ自分の傷を知られている相手よりも距離を縮めやすい要素はあった、とは言えるでしょう。
 その点は桔梗もそうなんだけど、彼女の場合は元々人ではなくて、縁結びが完了するまでの関係性、という期限があらかじめ予告されているところもあるから、それこそそういう意味で踏み込みにくいところはある筈で、そこをどう工夫してくるかは当人ルートの課題であり楽しみなところでもありますが、どうあれ少なくとも距離を縮める、という一点において一番アドバンテージがあったヒロインなのは間違いないですかね。

 ただ汐織は汐織で自分の身体の事もあるし、どこかそんな自分がまともな恋愛なんて出来っこない、的な諦念を持って生きてきたところもあるから、互いに踏み込み切れないのは一緒で、それ故のカッコカリ、というのはまぁ普通ならヘタレの一言で断じるけれど、この二人なら妥当な落としどころなのかなぁ、とは感じます。
 その上で、二人ともにまともな恋愛を忌避していた分だけ、内に閉じ込めていた好奇心の強さは大きくて、という所からの爛れた生活への雪崩れ込みもまぁそれっぽい青々しさではあって、基本的に開き直った感じの汐織が鬼のように可愛いのもあってその辺都合がいいとは思いつつとても楽しめましたね。
 勿論棚上げしていたところは最終的に圧し掛かってくるけれど、前向きになった時の汐織のバイタリティは本当に眩くて、チラッとそういう気風の良さは次の美咲ルートでの喝破でも見せていたけれど、とにかくトラウマに対する向き合い方、意識の持ち方をある意味強制的に塗り替えるという力技で何とかしてるのは、ヒロインの個性や魅力という観点でも納得のいくところではありました。
 総合的にシナリオとして特別な面白さはないけれど、全体的に主人公もヘタレ過ぎてはいないし(あくまでも相対的にってところはあるけれど)、汐織が本当に可愛過ぎてそれだけで大満足って感じですかねー。いやーホント、この立ち絵の破壊力ヤバすぎでしょ、めっちゃ可愛くていくら眺めてても飽きんわ。無論1枚絵もエロ可愛くて、やっぱりるちえさんのロリキャラは最高でございました。

 翻って、流石に美咲シナリオだとそれほどの熱量を持ってのプレイ自体が出来ないのはあるけれど、ただこちらも絵そのものの出来はすごく良かったし、そりゃストライクゾーンではないけれど中々に魅力的だったとは思います。
 でもこのシナリオ、ぶっちゃけなんか介護してるみたいな印象が強いなぁって。。。とにかく汐織シナリオに比べると、今までの距離感を崩す怖さもあるし、そもそも距離を縮めるために必要な手段が限られているから、とにかく主人公のウジウジっぷりが半端なく、それでいて正論嫌味キャラがベースだからそこは厳しいなぁと。やっぱりトラウマ系って、それをバネに普段の性格は淳良だけど、いざって時に踏み込めなくなるみたいなかにしのタイプがいいと思うんですけどね。
 ともかくそんな相手に対しての美咲の気持ちってのも、ぶっちゃけ最初は憐憫から入ってない?ってくらいで、とにかく献身的に尽くすのが好きであるから、そういう庇護欲を満足させる相手の主人公がやっと振り向いてくれたことに対して思った以上に感情が爆発している感はありますよね。まあそれが純粋な恋ではない、と断じる気はないけれど、ただどうしても色々なものが入り混じっての幼馴染的な難しさはそこにも浮き彫りになっているとは思う。

 そういう中での打開策としては色々まあ稚拙というか強引というか、結局自分の力で自分に向き合って、ってカッコよさが最後まで皆無に近いのでその点はやっぱり汐織ルートで見せた行動力や素直さに比べると美咲が不憫に感じるところもあるし、オチとしても弱い感じではあるものの、まあおっぱい魔人の美咲のエロエロ介護をたっぷり堪能する、という意味では充実した内容だったのかなとは思います。
 少なくとも私がプレイしても全くそそらない、ってことはなかったわけだし、ツボにはまる人にはいい感じでしょう。今回結構エロシーンは頑張ってる感じで、基本連戦ベースで回想数としても6回確保してるから、はにクロ寄りで一応のシナリオ要素も、というイメージかな。そう言えば夏彩のアペンド…………ブランドロンダリングってえぐいね。。。

 残りは桔梗と悠香で、この順番でやるつもりだけど、どちらもやっぱり恋愛に踏み切るのに敷居が高いヒロインなのは確かなので、美咲ルートに劣らないウジウジぶりが発揮されないかはちょっと心配。
 そしてやはりちょっと聖ルートが欲しい私。ぶっちゃけあの子が本気出したら速攻で寝技に持ち込んで、快楽漬けにして無理やり前向きに差せそうな感じはあるから、物語にならないかもしれんが(笑)。
 ともあれ桔梗さん、脇にいても時折きらりと光るボイスにときめきが高まっているのですごく楽しみは楽しみです。時々テンパった感じになった時の悲鳴感がホント好き。なんか久しぶりにゴルマリやりたいわー。

posted by クローバー at 18:54| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

約束の夏、まほろばの夢

 さして体験版が面白かったというわけでもないのだけど、一応全体の設定やヒロインズにはそれなりに魅力があったし、折角なので買ってみようかな、と。


シナリオ(17/30)

 土台作りが弱すぎて。


★あらすじ

 主人公は色々と訳あって今も地元の名家・蒼森家で居候生活をしており、そして同じように一つ屋根の下で暮らしている幼馴染が三人いました。
 そして主人公を含めた四人には、全く同じ日の生まれ、という共通点に加えて、当事者四人の間でしか通用しない、夢幻の様な特殊な能力が備わっていました。

 主人公のそれは、他者の感情の操作ができる「こころえのぐ」。
 渚沙のそれは、意識的にテレパシーができる「ひみつでんわ」。
 星里奈のそれは、無秩序に未来を言い当てる「みらいよほう」。
 陽鞠のそれは、相手の嘘を見抜く事が出来る「うそおおかみ」。

 ファンシーな名前とは裏腹に、ひとつ扱いを間違えると危険な能力ではあり、暗黙の了解で彼らはその力の使用を最低限に抑えつつ、それでもその秘密を共有する意識で長らく普通の幼馴染以上に深く繋がっているつもり、でした。
 しかし近頃では、星里奈と陽鞠が少しずつ、同じ家の中にいてもどこか疎遠な関係になっていて、それを主人公や渚沙は寂しく思いつつ暮らしていました。

 しかし、学園の夏休み直前のある日、主人公は地元の神社で不思議な舞を踊っている見かけない少女に出くわします。
 地元は狭いので同じ年頃の人間なら大抵は見知っているわけで、その少女が都会から来た相手なのは間違いないのですが、その姿にどこかノスタルジーのようなものを感じ、それは相手も同じようで、けれど記憶を揺さぶってもなにも出てこないもどかしさが募って。
 そして決定的な事は、色々噛み合わない会話がヒートアップする中で、不意に用いてしまった「こころえのぐ」が、幼馴染にしか通用しないはずの能力がその少女・りんかに通用してしまった事でした。

 その日から街をふらつき、何かを求めて彷徨うりんかにたびたび遭遇する事になった主人公達は、少しずつ新たな関係性を築くと同時に、やはり自分達の過去には何か関わりがあったのだという確信を強めていきます。
 それはある日、地元に戻るタイムリミットが迫っていたりんかと主人公達4人が揃って神社に集まった時に、りんかの能力が「にっきけしごむ」という、他者の記憶を消してしまうものである事を思い出し、そしてりんかと似た姿の不思議な巫女の存在に遭遇する事でより明確なものとなり、改めてその秘密を探るために、りんかは夏休み一杯を使ってこの街に滞在する事になって。

 それまで少しずつ変化はしつつも、安定した形で整っていた幼馴染の関係性に、りんかという存在が大きな波風を立てて、その影響力は多かれ少なかれそれぞれの面々の想い、覚悟のありようを変貌させていく――――これはそんな、一夏の大きな想いの激動を綴ったファンタジックでノスタルチックな物語です。


★テキスト

 全体的に掛け合いは軽快で、ただかなり反応が斜め上でわざとらしい雰囲気も醸すくらいであり、時にギスギスしたりもするので、そのあたり雰囲気が朗らかで温かく、スイスイ読み手も波風なく読み進められるタイプとはちょっと違いますかね。
 少なくともそういうぶつかり合いや探り合いの中でしっかり段階を踏んで感情の源泉を探り出すようなテクニックは悪くないですし、言葉の選択としても無難でこなれてはいて、読みにくい、ということはないのですが、独得の癖はあるのでその辺は体験版やってみて肌に合うか見ておいた方が無難なタイプではあると思います。

 また当然ながら個別はライター複数になるので、ある程度統一感は醸していてもレベルの差やテンポの違いは出てくるところはあって、それも好き好きなところはありますが、全体の仕組みの中で押さえておくべき要素をしっかり表現できているか、という視座ではかなり雑な面も目立ち、トータルで見てそこまで出来がいい、とは言い難いのが実情ではないでしょうか。


★ルート構成

 選択肢は一か所だけで、そこで対象ヒロインを選ぶだけでルート確定という最低限の仕様です。
 個人的にこれは、共通時点での幼馴染の関係性のありようから考えればあまりに軽率なつくりではないか、という考えはありますし、単純にゲームとしても深みがないのは間違いありません。
 またシナリオ的にはやはりりんかがメインとなる構成でありつつ、最初からクリア可能なつくりでもあるので、そのあたり全体的な作り込みとしてはやっぱり少し甘いですし、ルートによってはおまけ感の強いものも…………という感じにはなってしまうのですよね。

 作品全体の納得感を強める意味でも、共通でいくつかの選択肢を経て感情の天秤をしっかり揺らした、と読み手に感じさせる必要があるルートはそれなりにあったはずですし、そのあたりの手抜き感が酷いので、ルート構成としては本当にしょぼいなぁ、というのが率直なところです。


★シナリオ(大枠)

 ルート構成でも書いた通り、この作品はまず前提としてりんかルートがグランド的な立ち位置にはなっていて、一応他ルートに入った時でもその根幹的な問題は時間をかけて解消していく気配は感じさせるものの、その必然性や強制力を無視して他のルートに流れていく為には、共通の時点でそれなりの説得力を有していないと難しい、少なくとも内的要因としてのフックがないと厳しい、というのは感じます。
 特に星里奈と陽鞠は、それぞれの立場的に元々の時点で主人公が恋愛的な意味で好き、というイメージは持ちにくく、また渚沙のそれがかなりあからさま故に(無論主人公は鈍感を装ってそれに気付かないふりを続けるお約束も待ち受けていますが)、どちらかと言えばこの二人が疎遠になりつつあったのは、そこに気を使った証左ではないか、というイメージは持てます。

 なので全体像として、流れに身を委ねるだけなら本質的にはりんかルートに入るのが正当で、それに歯止めをかけられるとしたら渚沙、という構造は結構明確だと思いますし、その二人のありようを飛び越えて他の二人のルートに入るのはどこか必然性が薄いものにはなってきます。
 ですから本来は、そこに説得性を有するために共通時点での主人公側の当該ヒロインに対する今まで違った感情の蓄積が必須になってくるのですが、この作品はそういうのを一切無視して、単なる川遊びの一幕でのラッキースケベ的なイベント一つでルート確定してしまうのであまりにも雑です。

 りんかに関しては、元々出会いのシーンからあれこれと恋のときめきをもちらすドラマチックさに満ちているので、そこまでなにか特別な要因が要らないのは確かですが、せめて他三人には道中で、りんかの登場によってあれこれ変化していくものを噛み締め、今のスタンスを確認していく、という作業の中で、主人公がその相手のありようにどう思ったか、という好感度蓄積型の選択肢をしっかり組み込んで欲しかったですし、贅沢を言うなら元々の距離感を踏まえて、渚沙は少なめ、他二人はそれを多めに獲得しないとルートに入れない、くらいのゲーム性のバランスは欲しかったところです。
 加えて、今の感情だけでなく、失われた過去の中から当時のそのヒロインに対する印象や感情を拾い上げて、そういう思いだせた部分をフックにして関係を深めていく、という多層的な誘引要素がないと、りんかというヒロインの引力を振り切って迄、という説得性が出ないのは確かだと感じますね。

 総合的に見た時に、そこの作り込みの程度がそのままシナリオの納得度や完成度の差にも繋がっている感じです。
 その点を委細配慮せず、なぜかいきなり主人公と互いに好き同士になっている星里奈ルートはちょっと論外ではあり、陽鞠ルートは一応過去の影響からの内在性を関係の変化に組み込んでいて、それが間接的に主人公と陽鞠の距離を縮める契機になる、という配慮は出来ているのでまだいいのですが、それでも陽鞠が背負っている想いを踏まえるとまだ軽く、かつ渚沙と祭の関係性の変化などはかなり恣意的だったりもするので、少し甘さはあったかなと。

 渚沙に関しても、りんかの登場で危機感を覚えて、という発端自体は絶対にどのルートでも発生する感情なはずであり、だけどどうして自分のルートでだけはそこから一歩勇気を出して踏み込めたのか、という部分での説得性がやや足りません。
 契機として過去の記憶を使っているのはやはり恣意的であり、他ルートではどうしてそれを見なかったのか?という説明がつかないので、そこの部分を主人公の記憶の想起と連動させる、などの最低限の工夫があれば、一応この子だけは元々の幼馴染ズの中で一番恋愛情緒が濃厚に育っているわけですからそんなに文句はなかったんですけどね。

 ともあれ、そのあたりでの不用意さが目立つファジーなつくりなのは、まあいかにもどみるらしい適当さだなー、と思いつつ、またその後のシナリオにおいてもそれぞれの能力の特殊性をある程度踏まえた展開になっていて、どれも発想としてそんなに悪くはないんですけれど、なんだかんだで全員の能力の在り方とそれに対する想いを適切に網羅してフォロー出来ているシナリオが少ない、というのはあります。
 その点流石にりんかルートは出来が非常にいいのですが、他のルートはどちらかと言うと当該ヒロイン以外のそれを阻害したり、配慮に入れなかったりしている感じは強くて、とりわけ陽鞠の立ち回りに対する違和感というか、敢えてそういうスタンスを取っている本質的な理由に対しての配慮は是非に欲しい設定なので、それが薄い星里奈ルート、あるけど微妙な渚沙ルートはなぁ、とはなりますかね。

 物語のファンタジー部分の発想としては大体予想がつく範疇ではありますし、結末としてもそこまで不穏さはなく温かな形で悪くはないですが、一応りんかルートの終わり方を正統的に捉えた時に、他のルートでそれが自然に解決していくだけの必然性を有しているのか、というのは一つ感じるところでもあります。
 少なくともあの巫女さんの姿を見る為の必要条件として、一番確実なのは全員が神社に揃っている時にはなりますし(そうでなければ自宅で
あれこれしている時でももう少しアプローチできたはずなんですが)、陽鞠ルートからすればより神域に近い、所縁がある場所でなら、より関係性が強い面々が揃っていれば、という見立ても出来そうです。
 ただどうあれ、本来それは自然消滅する力ではなくて、意識的にそれを回収する必要があるというなら、他ルートでそれが為された必然がどこにあるのか、その上でりんかはりんかたりえているのか、という部分の安心が足りない、とは言えるでしょう。

 少なくともシナリオの構成として、二人の関係がきちんと恋人として確立するためにその力は必要不可欠なものだった、という意識があるのなら、それがなくなる事に対しての意識もしっかりエピローグあたりで組み立てて欲しかったですし、そういう部分を踏まえても、本来はりんかルートがロックシナリオで、最後に回されるべき構成なのは確かだと感じます。
 総じて言えば、本来そんな風にシナリオの構成の中で一貫性を保てるような順列と配慮が不可欠な設定なのに、そこを蔑ろにしているせいでルート毎の温度差がかなり大きいし、本来は解決のシーンで常にりんかが一役買っていく、その結果として裏では何が起こっていたか、というのを披露するりんかシナリオ、という流れを組み立てる努力を放棄していると感じるのが勿体無い作品ではありますね。



★シナリオ(個別・ネタバレ) 

 まあ敢えてネタバレにするほど深い話でもないっちゃないですが(笑)、一応上の前提を踏まえた上で個別評価に移りましょう。
 出来としてはりんか>>>陽鞠=渚沙>>星里奈くらいで、やはりこの組み立てですとどうしてもりんかシナリオだけが逆に浮いてしまうくらいにはなっていますね。他ルートもそれぞれにやりたい事はわかるのですが、全体像としての細やかな配慮が足りない分中途半端だったり、そもそもの設定的に重くて面倒だったりと、マイナス面を最終的にプラスに転じるだけの仕掛けと工夫が足りなかったとは思います。

 個人的にやはり断然評価出来ないのは星里奈シナリオですね。
 共通の時点でああいう竹を割ったような気性と距離感を見せておいて、それでいて実は乙女なんだよー、最初から主人公が好きだったんだよー、というのは如何にも雑過ぎますし、主人公としても彼女の今の関係を崩したくない、という想いに共鳴する誘因がそもそもない上、関係を崩したくないと思っているくせに自分達が結果的に率先してラブラブしてそれを崩す最初の契機になっている、という部分でなんともなぁ、というのがあります。
 無論それも見せ方次第で何とでもなると思うのですが、とにかくこのルートはその感情の機微や襞の部分の表現力が拙くて、強いて言えば幼さの表現でもあるかもなんですが、あまりにも互いの互いに向ける思慮の薄さと自分本位な思考性が気に食わない為に、序盤からある説得性の薄さと相俟ってどんどんマイナスが積層していく感覚がありますね。

 構成として関係性を崩したくない、と思う事がそもそも変化の端緒なんだという仕組み自体は悪くないですし、いずれその事実に気付いてそれを否定しようと煩悶・奮闘する構図自体は面白くなる要素はある筈なのに、どうしてここまでつまらなく出来るのかと不思議なくらいで、やはりそこは横の繋がりや想いに対する頓着・配慮のなさと、それ故の有機的なアドバイスなどの連動性が足りないゆえだろうと思います。
 二人がそれぞれに独り善がりで、良かれと思いつつ悪い方向に転がって反発して、というのを延々見せられるのは本当に不愉快ですし、その前提の感情からして納得しにくいとなるとやはり評価はしづらいですよね。
 加えて「あしたよほう」の精度という意味でも、色々設定としてファジーな部分が残るままですし、それを理由にして一度はくっついてもまたいざこざが起こる、なんてのはお約束ですがベタベタすぎて面白くなく、外側から見るとどこまでも身勝手に見えるのに、それを全て優しさの発露なんだよ、という力技で押し切ろうとしている魂胆があまりにも稚拙で、ただ状況だけを並べて、細かい部分の感情の動きや行動などでそれをフォローする気も感じさせないテキスト面の無法さには溜息しか出ませんでした。

 最後のシーンであんな風におためごかしに友情っていいね!的なオチだけくっつけるのも馬鹿にした話で、そういうのはそこまでの流れの中でそうする必然と意思をきちんと感じさせる前提がなきゃ意味がないですし、幼馴染だから当然、なんてところに胡坐をかいている構成に救いはないと断じます。正直このシナリオは徹頭徹尾不可解で不愉快でした。

 渚沙は上で触れたように、思い切って距離を縮めよう、と思い切る形そのものはいいですが、それが他のルートでは発現しない、という事実に対する差異性をもっと明確にしないと良くなかったろう、とは感じます。
 ただそういう、序盤の渚沙の乙女感満載のアプローチの数々の破壊力は中々のものがありましたし、最終的にめんどくさい方向に進むだろうと予期させる材料が出揃っているシナリオで、最初に渚沙というヒロインに頑張っている、といういい印象を徹底的に与える、という方向性そのものは的を外していないと思います。

 でもその貯金があっても、終盤のめんどくささをめんどくさ可愛い、という水準で抑えられたかは微妙なラインで、りんかのキャラ性も含めてもうちょっとやりようはあったのかな、とは思います。他の二人はほとんど蚊帳の外、って感じでもありますし、そのあたりからのフォローや支え、特に陽鞠はこのルートでは使いようによってはかなりキラー的な役割を果たせたと思うし、それでいて実はそれが本意ではない、という印象も植え付ける事は出来たと思うので、その点は惜しいなと感じます。
 結構この作品において、陽鞠が「うそおおかみ」の実態に対して吐いている嘘の影響は大きいと思っていて、その気になれば嘘を見抜くどころか、考えていること全てまるっと読み取れるという読心能力に対する陽鞠の態度と想いが、どのルートでもどこかしら滲んでいた方が印象操作としては安全だとは思うんですよね。

 一応自分のルートや、それにりんかのルートでは、陽鞠がその力を心底疎んじていて、だからなくなって凄く朗らかにしている、というシーンがしっかり描写されるのでいいのですが、他のルートではそれまでの孤高を保って不必要に他者の感情に容喙しないスタンスを維持しているわけで、そうなると実は内心何を考えているの?とか、実は当事者の心を見透かして、その幼稚さや独り善がりっぷりに呆れてるんじゃないの?的な腹黒キャラを想起させてしまうのがマイナスだとは思うんですよ。
 無論トータルで見て、その力への嫌忌故に無碍に用いない、というのはひとつの正着ではあるのですが、折角そういう設定があるのだから、そういう負の印象はあっても、それでも好ましい幼馴染の二人がぎくしゃくしている、そのすれ違いの根本的な原因も見えてしまっている、だから自分に出来る限りでのアドバイスを、という方向性はあっても良かったと。
 そうする事で陽鞠というヒロインの奥深さと魅力は更に増したと思いますし、またそのキャラ性に対して疑問や勘違いを誘発する危険も排除できたと思うだけに、そもそものそこまでの土台として論外な星里奈シナリオはまだしも、この渚沙シナリオではそこは組み込んで欲しい要素でしたかね。典型的な三角関係だけで終始するのは勿体ないシナリオでした。
 まあでも、記憶の段階的な回復と、それに付随する感情のうねりが、どうしようもなく今に影響を与える、という構図そのものは面白かったと思いますし、これはそんなに悪くないシナリオだったと思います。

 陽鞠に関しては、ある意味一番まともに恋愛するのが難しいヒロインなのはその能力の根幹からして間違いなく、一応それを意識しての内在性の組み立てには気を払っていたと思うのですが、これでもまだ不十分だったと個人的には感じます。
 関係性の中で、本来一番恋愛に近いところにいるりんかと渚沙の排除の仕方が正直かなり強引で恣意的とは感じますし、あぶれ者同士が感じる寂しさの共鳴、という所でも、そもそもそれを今更に陽鞠が痛感する、という部分で本来はもっと温度差が出てもいいはずですし、主人公側のアプローチがもっと明確で積極的ならまだしも、互いに等間隔でそれを詰めていく、というスタンスには、陽鞠がそこまでに宿していた想いや立ち位置からはちょっとそぐわない感じはありました。

 ただ敢えて考えられるとしたら、陽鞠がどうして幼馴染たちと距離を置き、山歩きを趣味にしていたか、そこの契機を掘り下げておけば、というのはありますね。
 基本的にこの読心能力は幼馴染にしか発動しないものではあり、そして幼い頃は文字通り「うそおおかみ」としてしか発現していなかったわけで、その箍が外れた契機がどこにあるのか?と考えた時に、思春期ならではの感情の変遷はひとつ大きな要因にはなっていたと思います。
 つまりどこかのタイミングで陽鞠が主人公を男として意識する瞬間があり、そういう想いの発露が今の関係性を崩す危険性がある、という点を理解し、かつ渚沙のそれがそうである、と自覚するところから能力の制御がおぼつかなくなった可能性はなくはなく、結果的に主人公が近くにいてくれるようになって、その頃の想いが再燃した、という見立ては出来るかもしれません。まあそれならそれでそういうエピソードを組み込むべきだとは思いますし、それを行間で読み解き、そうだと納得のはちょっと敷居が高いですけどね。

 ともあれ、結果的にその関係性の変化を受け入れて、けれどそうであればこそ今までの秘密をこれ以上隠しておけない、というのは、見た目の能天気さが作りものであり、実は色々考えていて、かつ善良な精神の持ち主である事実を露呈しているので悪くはないのですが、ただ当人も吐露しているように、それを不気味に感じられても仕方ない面はどうしても出てきていて。
 そこの部分を互いの能力で補完し合って、という発想に至るのはかなり良く考えられたつくりだなと思いましたし、他の面々もなにかしら空気を読んでの介入があって、全体的なバランスとしても悪くない内容だったと思います。それにヒロインとしてはやっぱりいちばん素直に可愛かったですしね。

 りんかシナリオに関しては、全体の謎をしっかり読み解きつつ、その過程での恋愛要素のステップも含めて実に王道的、それぞれ他の幼馴染の葛藤や想いもある程度反映させ、そこにも着地点を見出しつつの物語の終息をしっかり組み立てているあたりで、やはり他のルートとは一線を画した出来だと思います。
 互いに惹かれる要素としても前提の部分でこれ以上なく出揃っていますから、やはりその面での違和感のなさ、スムーズさは他ルートにないものですし、二重性の想いの構築の中で、それでも今のりんかが異邦人である、という前提がもたらす波乱や苦難に対する向き合い方、今のりんかの家族の懸念とその不合理さも含めて面白い内容でした。
 
 大枠的には田舎の風俗、土着の宗教的な部分での諸々が反映された内容ではありつつ、今ではそれが既に廃れ必要とされなくなっている現実と、それでもその在り方に執着する想いのすれ違い、という点でもなるほど、と思わせるところはありますし、出来ればもう少し民話的な部分でのエピソードの掘り下げがあってもいいな、と思ったくらいですが、まあそこはやり過ぎると間延び・退屈要素にもなるので、そもそも尺的に短めなつくりの中では踏み込めないところかな、とは。
 むしろそこを踏み込むくらいなら、他のルートでの整合性の構築に気を払え、って面が強いですし、それを為した上でルートロックを設け、美しい伝承的な要素まで取り込めていればシナリオとして名作にすらなれるポテンシャルはあったかもしれないのですが、そこまで精緻なシナリオを作ってくるどみるなんてどみるじゃないんでしょう(笑)。

 丁度最近、八咫烏シリーズの「玉依姫」を読んだばかりだったので尚更に思うのですが、こういう神の代替的な力を持つ巫女の存在と、それを連綿と血の系譜の中で維持していく事に対する反発や忌避感というものは確実に近代に進む中で出てくる要素ではあり、実際りんかの両親はそれを嫌ってこの街を離れた部分もありそうなだけに、その面での抵抗を具象的ななにかでしっかり跳ね返すくらいの山谷はあっても良かったんですが、結果的に謎の解明だけで手一杯になってしまっているのも惜しいといえば惜しい要素ですかね。
 ともあれ、この作品の総合的な加点要素としてはほぼほぼこのりんかルートの出来に尽きますし、明確なマイナス点もあるので判断は難しかったですが、このルートだけなら良作、と読んで差し支えはないと思います。
 でも総合的には足を引っ張る部分が多い、明確に手抜きを感じさせるところも多いですし、点数としてはこのくらいが妥当な線かなと。




キャラ(19/20)


★全体評価

 それなりに賑やかしも多いし楽しい面々ではあるけれど、やっぱり肝要な部分でヒロインズの魅力を引き出し切れていないというか、特殊な能力持ちという設定がもたらす心情面のフォローとか、細かいところでの整合性が足りないのでどうもブレがあるし、結果的にめんどくさい話が多いのでそういう部分でのマイナス面をフォローできるだけの匙加減が上手く出来てないな、と感じるところは多かったので、少し割り引いておきたいところですかね。


★NO,1!イチオシ!

 と言えるほどでもないのだけど、総合的に見えない部分の心情を全てプラスに汲み取っての陽鞠、になるかなと。
 天真爛漫でちょっと無思慮なお馬鹿さんを装っているところはあるけれど、その裏での細やかな配慮と思い遣り、自己嫌悪のありようなどかなり複雑なヒロインではあり、その襞の部分を全て魅力に転化して見せ切れたシナリオだとは決して思えないのだけれど、その辺を自己裁量で都合よく組み立てると、やっぱり本当にいじらしくも可愛い子ではあるなぁと思えるのですな。

 まあ正直ちょっと恋人としての魅力は思い切りが足りないし、艶技に関してはかなり微妙なのでその辺でもネックはあるのだけど、それでも他と比較すれば、かなやっぱり。


★NO,2〜

 渚沙はアプローチモードの乙女チックルネッサンスぶりは素敵だったけど、過去のあれこれに振り回されての自虐モードやら嫉妬モードやらはやっぱりめんどくさいが先立つかなぁと。
 りんかは別に悪くはないし、森谷さん大好きだからその点でも追い風のはずなんだけどうーん、なんだろう、総合的に少しキャラとして角があり過ぎてしっくり好みにフィットしなかった面はあるのかなぁ。結構傍若無人だしね。

 サブではホタルなんか、ちょっと強引に迫って気弱な面を引き出してみたいとか嗜虐性を刺激する感じだったけど(笑)、まあ総じて面白おかしい面々で悪くはなかったと思います。


CG(17/20)


★全体評価

 ヒロインそれぞれに絵師さんが違って、総合的なバランスとしても統一感としてもちょっと弱い感じはあり、またトータルでの質量としてもやや弱いので、好みの部分はそれなりにあったけど評価としてはここどまりかなぁと。


★立ち絵

 ポーズはヒロインで2種と腕差分など、サブは1種類でそんなに多くなく、そこまで極端に個性あふれる、という感じでもなかったのでイマイチ、かなぁ。
 陽鞠のやや左向きでの指差しポーズとか、渚沙の正面くねりとかは結構好きでした。

 服飾はヒロインで4種類前後、サブは2〜3種類とこちらもそこまで多くはなく必要最小限ですかね。
 お気に入りは陽鞠の部屋着と制服、渚沙の水着、ホタルの私服くらいでしょうか。ちなみにここの立ち絵鑑賞は、攻略出来ないサブヒロインの裸立ち絵も搭載しているのはグッド。だが泉実のまであるのは解せぬ(笑)。

 表情差分もそれなりの量ですし、遊びもそこそこで全体的に無難な出来に終始しているイメージ。
 陽鞠のニヤリ顔とげんなり、ジト目、渚沙のドヤ顔と照れ笑いなんかはかなり好きでした。


★1枚絵

 全部で77枚、SDもないのでやや寂しい枚数ですかね。
 質自体も、まず単純にやっぱり星里奈の絵は劣るな、ってのがあるのと、他も少なからずバランスを欠いたり雑な印象もあって、それぞれの持ち味や良さが発揮し切れていないイメージはなくもない、という感じです。むろんピンポイントにこれは!ってのはあるのですけど。

 特にいいなと思ったのは、渚沙の告白と水着立ちバック(しかしなんでこの子、やたらと後ろからのシーンが多かったのかしらん)、りんか対面座位、陽鞠おんぶ告白あたりです。


BGM(17/20)


★全体評価

 こちらも質量ともに悪くはないけど突出したところもなく、平均的な無難な出来、というイメージではありますかね。もう少し音楽面で牧歌的な空気や神秘的な部分のフォローが出来ていれば、と思う向きもありますし、もう少し頑張ってほしかったところ。


★ボーカル曲

 全部で2曲。
 OPの『約束の夏』は、どこか青空が透けて見えるような爽快さと疾走感がありつつ、ふわっと神秘的な雰囲気を塗して、総じて夏らしさが良く出ている曲だと思います。ボーカルの力強さもいいマッチングですね。ただ個人的にややサビの入り方とメロディラインが微妙だったり。
 EDの『まほろばの夢』は、より神秘性と荘厳さを深めた、悠久の想いの決着点というイメージが濃密に出た曲ではあり、ただ強いて言うとやっぱりこれ、りんかルートの結末にしかピッタリマッチしないイメージではありますね。理想的には他ルート用のEDがあって、ロックのりんかルートのグランドEDとしてこれ、という方が良かったなぁとは。
 曲的には緩やかなメロディの中でしっかり情緒を噛み締める空気感が良く出ていますし、OPよりは曲として好きです。


★BGM

 全部で25曲とそこまで多くはなくギリギリ水準くらいでしょうか。
 出来としても安定はしていますが、突き抜けたこれ!という感じの曲はなく、全体的にもう一歩ですかね。

 一応のお気に入りは『夏の記憶』『一面の星空の下』『セピア色の記憶』『夏が終わっても』くらいでしょうか。


システム(8/10)


★演出

 まあそれなりにコロコロとキャラは動きますし、SEなんかもここらしい独特の味わいが出ていていいんですけれど、ただどみるならこの部分はもっともっ良く出来るだろ、ってのはありますかね。単純に過去作との縦の比較の中で、少し物足りなさを感じる部分はありましたし、精度にばらつきがあったなー、というイメージです。
 ムービーも悪くはないけど単調でイマイチですし、もうちょっと頑張れ、とは。


★システム

 こちらはいつものどみるシステムで特に不備は感じなかったですが、新味もないので伸びしろとしては、ですかね。
 元々の完成度は高いので評価的に迷うところはあったのですが、演出面で食い足りなかった部分を重視していつもより割り引いてみました。


総合(78/100)

 総プレイ時間16時間くらい。共通4時間で個別が2,5〜3,5時間ほど、流石にりんかはチョイ長めでしたが、全体的に短めの作品ではありますね。
 尺的にもう少し欲しいのは内容的にもそうで、方向性というかプロット自体は結構しっかりしているのだけど、それを物語として統一感ある形で見せる為の擦り合わせや細かい部分のフォローが決定的に足りなくて、その辺細々加筆するだけでも大分印象の違う作品になるのでは?と惜しく感じる向きが強いです。

 少なくとも現状ではどうしてもりんかルートだけ浮いている感じが強いですし、ヒロイン像としても能力にまつわるマイナス要素がそれなりに色濃くて、それを払拭するだけの魅力がヒロインと作品にあるか、と問われるとうーん、と唸ってしまう感じで、総合的に見れば平凡な出来、あまり積極的にお勧めは出来ないかな、というイメージです。まあ体験版やってりんかが超好み、とか言うなら充分元は取れると思いますね。

posted by クローバー at 14:13| Comment(0) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月18日

まぁ最低限はね

 恋フラグをはじめて、まだ共通の二つ目の選択肢が出たところなんだけど、どうもこれでルート確定っぽさしか漂ってこないなぁ。。。
 まあ一応そこまでにヒロイン一人一人にフォーカスしたエピソードが織り込まれて、横の繋がりも含めてそれなりにしっかり関係性は作れていると思うし、元々縁結び云々を意識させられる環境だから、きっかけ一つでコロッと傾斜する可能性はある、というところでの最低限は、って感じですかねぇ。
 やり取り的には相変わらず主人公がいい感じにスレていつつも女の子との距離感に惑う感じがいかにもだし、感情の行き違いなどでのぶつかりなんかは生々しさがいかにも緑茶……おっと違うんだっけ、ともあれそれっぽくて善し悪しではあるかなと。特に汐織なんかはどうしても最初はぶっきらぼうに、ってところからのギャップ狙い満々だけど、その刺々しさの匙加減の調整が相変わらずここって下手よねぇ、とは思う。

 あと体験版でも思ったけど、びみょ〜に日本語の文字通りとしてスッとしないところが多かったり、そもそもセンテンスが近年のエロゲにしちゃはっきり長めで、そのあたりで展開に勢いはあるのに、テンポの悪さとかぶつ切り感は感じるなぁと。許容範囲ではあるけど、少なくとも読んでてスッと頭に入ってくる文章ではない。
 台詞欄も4列あるのはかなりレアだし、テクニカルな話をすればここまで長いと文字通り「読む」必要性が強くなって、どちらかと言えば「見る」ことで楽しめる緑茶的演出との噛み合わせも良くないんじゃないかなぁ、という気はするんですけどね。それともアレか、これはワード数の節約なのか?だとしたら世知辛いにも程があるけれど。

 そんなこんなで諸々不満はなくはないけど、流石に絵は大変可愛らしくて素晴らしいですな。ヒロインの毛先がグラデーションしてるのは前からだったっけ?地味にオシャレで可愛いし、勉強できないロリっ子二人の愛らしさだけでも十分満足できるというもの。CV的にも鉄板度高いしね。
 あと地味にCV上原あおいさん結構久しぶりだから、その意味で桔梗もかなり好感度高いし、どうしても一人だけ別の絵でボインちゃんな美咲だけ自分の中でアウトローのワンバウンド、て感はあるけれどね(笑)。むしろ普通に聖の方を攻略したいし。。。
 ともあれ、最初は汐織にしようと思います。特に美味しそうなのを最初と最後に配置するのだー。
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2018年06月17日

やっぱしそこだけ

 ナツユメは無事にコンプリートです。結局隅から隅まで堪能しちゃったい。
 まあ大枠の仕掛け自体ははっきり覚えてたし、それでもしっかり感動できる辺りは名作の貫禄というべきか、切ないけれど本当にいい話ですよね。
 ただ昔の感想でも触れてたけど、突き詰めていくとその後にその思い出を力に変えて前向きに幸せになっていけるのが全員か?ってのと、つかさ絡みのキャラがどうしてこの夢に囚われたか、という部分に納得いく説明がつきにくいのは難点かな、とは。それでも十分にいい出来だし、今なら普通にシナリオで名作ライン、トータルでもSにはする作品だろうなあと思います。

 歩も今回はそれなりに魅力的だと思えたのは久々ふーりんの魔力もあったろうけど、その点でも良かったかなあと。
 でもやっぱりどうしたってこれ、音々が可愛過ぎてなのに絶対攻略出来ない仕様だからなぁ、ってあたりでの不満が、相対的にヒロインでしかあれない歩に対して向かっていた過半は否めないですな。ぐぬぬ、音々とイチャエロしたいのぉ……。

 ともあれ、とりあえず名作噛み締めて精神的に満たされたので、次はまずシナリオには期待出来ないであろう恋フラグに進もうと思います。。。
 目覚めの方はある程度シナリオとしては楽しみがあるので、るちえさんのロリっ子を全力で堪能するのだ。それ以外は知らん。。。
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2018年06月16日

約束された栄光

 うーむやっぱりゲームプレイしてる時間はなかったり。

 とりあえず今日のトピックとしては、エウシュリーの新作、封緘のグラセスタに尽きるかなぁと。
 20thアニバーサリー作品らしく、今まで頑なに一年一作ペースを崩さなかったエウが一年半近い時間を費やして満を持して送り出す新作ですし、近年はどうしても色々な要素が相俟ってか作り込みが甘く物語としても…………というのが多かったのを天結いで立て直して、ここで完全復活となるかは大注目ですな。
 まあざっくり概要眺めてるだけでもこれは非常に奥深く面白そう!って思えるし、メインヒロインのリリカが絶妙に私好みでもあるからそれだけでも期待値高いですかねぇ。魔導操殻って設定も、私の好きなあの作品を彷彿とさせて良し。

 あとアペンドの天使軍団も超素敵。高貴お茶目のエリザスレインにへっぽこツンデレのメティサーナ、クール系可愛いのミクシュアナとか過去作天使軍団の中でも私が指折りに好きな子ばっかり集めてくれちゃって最高じゃないですかー!
 発売日が10月というのも非常にタイミング良くて、間違いなく9月末から10月半ばにかけては閃の軌跡Wで灰になっているので(笑)、その余韻が消えた頃に、というのは有難い。まあ他の作品がどのくらいあるかで修羅場ってる可能性も高いっちゃそうなんだけど。
 その頃にはアトリエも出そうで、こうなると出来ればアトリエが11月になってくれれば完璧な秋シーズンだなぁ。そこまで上手くいかないにしても今年の秋は本当に楽しみな作品目白押しになりそうで嬉しい限り。なんとかその頃までにはお仕事の修羅場状態を意地でも脱却せねば…………!
posted by クローバー at 17:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする