2017年11月14日

キャラソンあるある

 ノラととはさっくり共通からパトルートだけクリアしてとりあえず満足しました。
 流石にここだと序盤はすんごくドキュンなパトではあるんだけど、あのグダグダの展開から愛の芽生えでチュウして眷属化とか、改めて見てもチョロ過ぎて可愛いしすんげぇ展開だなぁと思ったりね。そしてこっちの序盤だと普通に未知パイはダブルヒロイン的な存在感があるのに。。。
 まぁ基本的にこういう、ベースの性格が恬淡としているというか、素直クール的な感じのキャラやってるときの小鳥居さんが一番好き、ってーのもあるし、その分余計に感情の振れ幅が大きく出た時の可愛さが引き立つんだよなぁー、と改めて思いましたとさ。あぁぁパト可愛いよパト。

 ともあれ、こっちクリアして流れで音楽鑑賞とか特典のキャラソン・ドラマCDとかも一通り聴き込んでいったんだけど、やっぱり今回クライングハート以外のボーカル曲を作中以外で聴けるとこないじゃん!1のほうは普通に主題歌以外は聴けるのにどうしてこうなった。。。そして相変わらず月はBGMバージョンも含めて神曲。
 それとこのクライングハートも、普通のサントラのほうはショートしか収録されてないのに、キャラソンバージョンの方は全部フルコーラスなわけで、そうなると流石に普段聴きはこの中から選ぼうか、って話になるのですけどね。

 んで一通り聴いてみた書簡を一言ずつまとめれば、未知&シャチは流石優等生コンビで超無難、ユウキ&ノブチナは自由奔放、アイリス&ノエルは声質の噛み合わせ良くって安定的に上手、エンド三姉妹はお姉ちゃんが全く妹達を立ててない(笑)。
 本編のアイリス&パトバージョンの噛み合わせも悪くはなくって、従に入るとそんなに気にならんのだけど、Aメロ小鳥居さんは…………やっぱしめっちゃ小鳥居さん、って感じなんだよなぁ。

 キャラソンってある程度キャラのイメージに寄せて歌うものか、それとも純粋に歌唱力で押すのかってのは場合によるかもだけど、基本的に小鳥居さんって地に近い感じは、他の作品とかキャラコメントとか聞いてても元気系の方がマッチングしてるっぽいから、ぶっちゃけノラととシリーズで歌ってるのはすごくパトっぽく感じないのが勿体無いとこなんだよなぁ、とか思いつつ、素直に普段聴きはアイリス&ノエルにしときましたとさ(笑)。

 さて、ちょっと色々寄り道しちゃいましたが、今日からはファルネーゼを開始しました。
 さしあたり2章までクリアしたんですが、うーん、つまんなくはないけれど色々とキャラの性格とかが微妙っちゃ微妙。
 とりあえずファルが人の話聞かな過ぎて、ごくたまに役に立つけれどそれ以外はウザいだけなのが、メインヒロインとしてはちょっと辛いな、ってのがあるし、イヴやオリヒメなんかはとても可愛いんだけど、話の経緯の中で好感を抱くのが簡単すぎるだろー、ってのはある。

 あと法廷モードの理路の積み立て方はともかくとして、事前の相手側の調査の杜撰さはなんとかならんのだろうか?
 1章はまだあの傲慢双子だから、ってんでいいにしても、2章は普通にイヴが相手で、なのにあんな先入観と一方的な証言、印象だけで決めつけちゃってまともに捜査してないのはどうなん?とは思うよねぇ流石に。勿論まともにやられたらそもそもこの法廷自体が成立しないんだけど(笑)、あの魔力残滓の調査が占星弁護士側の専売特許ってわけでもないんだろうし、この世界ほっといたらどれだけ冤罪が横行するかわかったもんじゃないぞ、って戦慄が。。。
 そこはともかく、今のところは特に寄り道とか浮気せずに真っ直ぐミスなく、というかミスしたらすぐ巻き戻して正道で進めてます。無論その内味方の側の星狩りシーンとか、浮気エンドとかも拾っていきますけど、さしあたりは一人クリアしてからだなぁ。

 今のところルートロックがあるのかとかはわからないけど、イヴを最初にしようかなと思ってます。
 当然ファルネーゼはラストがいいだろうし、オリヒメは最初に持ってくるには好み過ぎて勿体無いので三番手、ってイメージですね。

 恋愛事情、更新。
 これは7/8のテストの夜の酒場打ち上げのシーンの、リィンがいなくなった後の続きのお話ですね。
 というか、基本的にリンデ&ヴィヴィで何が書きたいって、リンデの黒ストナース服がエロ過ぎたのでこの格好でのシチュプレイ、しかも姉妹丼をば、って下劣極まる発想が原点なので(笑)、意外とそれに導くだけの前提的な証拠をこじつけるのが難しかったり。
 あと槍玉に上げる形になってるアリサはほら、やっぱしあのスカートでオーバルギアに乗るとか正気の沙汰じゃないと思うんだ(笑)。
posted by クローバー at 19:08| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

閃の軌跡V外伝 戦う乙女の恋愛事情 リンデ・ヴィヴィ#T

ベッキー
「んぐ…………っ、んぐ…………っ、ぷっはぁ〜、この一杯の為に生きとるで〜!」
リンデ
「も〜、ベッキーったらおじさん臭いわよ」
ベッキー
「ええやないか、折角の集まりなんやし、今夜は無礼講や!」
ロジーヌ
「ですが、飲み過ぎは身体にも良くありませんよ?」
ベッキー
「なんや二人してお堅い事ばっかり、そんなんじゃリィンみたいなけったいな性格になってまうで?ほんにあいつ、あないでちゃんと息抜き出来てんか?」
ミント
「なはは、どーだろねー、元々学院生時代も、人助けが趣味、みたいなとこあったからねぇ。むしろああしないと落ち着かない、とかなってるんじゃないかなぁ?」
リンデ
「あはは、それは本当にありそう」
ロジーヌ
「えぇ、リィンさんですからね」

 次々と豪快にジョッキを傾けながら、ベッキーがつい先程チラッと顔を出したリィンさんの生真面目さを俎上にあげてつまらなそうにくさすのを、みんなで口々に宥める。

 確かに今日はテスト最終日、採点作業があるとしても少しくらい気を抜いて羽を伸ばしても、とは思う。
 勿論より気が抜ける生徒達が羽目を外さないか、あるいはいつものように街で困り事や厄介事が起こっていないか心配して、ああして律儀に見回りをしているのはいかにも教官らしく、それ以上にリィンさんらしい在り方なのかもしれないけれど――――。

ベッキー
「なんやなんや、みんなして随分とお行儀のよいこっちゃな!大体なんやねんあんたら、折角のプライベートゆうのに、揃いも揃って仕事着のままやってくるとかどないな了見や!?」
ロジーヌ
「と、言われましても、私は普段からこの格好ですし、これが一番落ち着くといいますか」
ミント
「あー、そいや昔からロジーヌがおしゃれしてるとことか、ほとんど見た記憶がないなぁ」
リンデ
「そういうベッキーだっていつもの服のままじゃない」
ベッキー
「うちのは基本折衝などでも恥ずかしくない格好やで、街中に溶け込んでもさほど違和感ないやろが!せやけどあんたら、こんな場所でシスター服とナース服とか、場違いにも程があると思わんのかい!」

 ベッキーの剣幕に、私は思わずロジーヌと目を合わせて苦笑い。
 まぁベッキーの言う事も一理ある、とは思うけれど、この格好でいると身が引き締まるというか、自分の役割とプライベートを切り離して考えるのは、実のところ中々に難しいのだ。

 …………それは、或いは未だに引きずる私の弱さの現われ、なのかもしれない。
 立場に縋って構えている事で、独りでいることの寂寥からなるべく目を逸らしていられるように――――。

ミント
「でもさぁ、ベッキーはさっき、二人の格好が色っぽくて眼福だー!って喜んでなかった?なぁんかダブルスタンダードー」
ベッキー
「ちゃうねん、それとこれとは別、って奴や。確かに二人の装いはエロい。特に公共の場で、周りに同じカッコのもんがおらん中では、その艶やかさも一方ならぬもんがあって実にけしからん!」
リンデ
「エ、エロいってどういう意味かなぁ?むしろ私もロジーヌも、二人に比べれば全然露出が少ない方だと思うんだけど?」
ベッキー
「かぁーっ、これやからネンネちゃんは困るわぁ!えぇか、うちらももうこないに酒かっくらえる歳になったんや、内面から滲み出る色香、っちゅーやつを磨かんとならんし、その上で男の欲望を掻き立てるありよう、っちゅーのも理解しとかんと、気付けばあっという間に行き遅れやで!!」
ロジーヌ
「そうは言われましても、私はもうこの身を空の女神に捧げていますし…………、それに仮にも、そういう俗なる欲望を鎮めるのが役割だと心得ているのですけれど…………」
ミント
「あー、でもまーベッキーの言いたい事もわかるよ?聖性を帯びた衣装の持ち主が俗世に紛れていると、その清らかさを穢してやるぜ〜、げっへっへ〜、ってつい妄想しちゃうって事でしょ!」
ベッキー
「それや!単に露出が多ければ男の気が引ける思うたら大間違いやで、むしろ普段からべらぼうにガードの固そうな装いの方が艶めかしく見えたり、その防御が寸時崩れてチラリと覗く柔肌の白さに、男っちゅーしゃーない生き物は劣情を覚えるもんなんや!」

 そう熱弁されて、改めて私は視線を下げて薄桃のナース服にストッキングという自分の格好を顧みる。
 正直最近まではウルスラ病院で、半分以上が同じ服を着ている中で働いていたので、その特殊性など意識の片隅にも及ばなかった。
 けれど確かに思い返してみれば、学院でも少なからず好奇や何らかの熱が籠った視線を向けられたりはしていたし、街中を歩いていても以前より注目されている気もする。

 思えば昔は、そんな風に誰かの視線が向けられるのが怖くてヴィヴィの影に隠れてばかりいたのに、我ながらあの内戦を経て、ちょっとは逞しさが身についたのかな、なんてことを思う。
 とはいえ、その注視の根底にある感情にまでは意識を向けた事はなかったし、いざそう指摘されてしまうと身が縮こまるような羞恥が押し寄せてきて――――。

ベッキー
「それにほれっ、そういう仕草もやっ!今のリンデの恥じらいを覚えて身を抱える様子、きっと大抵の男は庇護欲か征服欲をそそられてイチコロやっ!」
リンデ
「えっ、えぇーっ!?」
ミント
「うんっ、自分では意識してないだろうけど、抱きしめる仕草でおっきい胸が更に強調されてるのもポイント高いよ〜♪」
ロジーヌ
「…………確かに、ナース服は結構はっきり、身体の線が浮き彫りになりますよね」
リンデ
「あぁっ、ロジーヌさん裏切ったわねっ!?自分だって普段はそうやって身体の線を隠してるけど、実は脱いだらすっごい着痩せ体質なの知ってるんですからねっ!」
ベッキー
「ほんまかっ?ウチそれ見た事あらへん、ちょいと触って確かめてみてもえぇかっ!?」
ロジーヌ
「だっ、ダメに決まってますでしょうっ!」

 半ば本気で両手をワキワキさせながらにじり寄るベッキーから、ロジーヌが珍しく少し慌てたように身を離す。
 その時に無意識的に胸元をガードするような格好になって――――あぁ確かに、これはそういう目で見るアンテナがあれば、確かにグッとくる仕草なのかもしれないと気付かされる。

ミント
「なはは、ホントロジーヌってば宝の持ち腐れだよねぇ〜。要らないならそのスタイルの良さ、ちょっとくらいあたしに分けて欲しいよ〜」
ベッキー
「…………まぁなんや、ミントの格好も一部の層には需要がある思うで。そのオーバーオールの隙間から見えちゃならんものが見えそうなチラリズムとか、中々いい線ついとるとは思うわ」
ミント
「ぶー、一部ってなにさ〜。まっ、別にいいけどね、あたしにはまだまだそーゆーのは早いって思うし」
リンデ
「…………ふぅ、けれどベッキーったら、いつの間にそんなおじさんくさい思考回路になっちゃったのかしら…………?」

 ドリンクで喉を潤してからふとした疑問をそのまま口にする。
 たまさか今はこの街で職に就いている同級生、というだけで、学院生時代にはそれぞれクラスも部活も違ったから、元からの気質をそれほど深く知っているわけではないのだけど――――。

ベッキー
「それは心外やなぁ、ウチかて別に好き好んでこういう気質を学んどるんやあらへんで。全ては商売、商売の為や。畢竟商いゆぅもんは、どれだけ人の欲望を喚起する事が出来るかが秘訣やきに、なら相手によって、どないすればそれを揺さぶることが出来るか、研究するのも当たり前やろ?」
ミント
「ふぅん、ならベッキーの今の格好も計算ずくなの?」
ベッキー
「あたりきや、男に対しては女の武器をさりげなく生かし、せやけど同性には媚びとると反感を抱かれないギリギリのラインを追求した結果やで!」
リンデ
「そ、そうなんだぁ…………。確かにカッチリし過ぎてはない、けどタイトなスーツ姿って私から見てもカッコいい、って思ってたけど…………」
ベッキー
「それや、同性からはカッコいい、って憧れを向けられるのが程よい線、っちゅーやつや。その線引きをはき違えると、浅ましい、思われるようになる。…………リンデは見たかいな、クロスベルでのアリサを」
リンデ
「え?えぇ、本当にすれ違ったくらいだけど…………あぁ…………」

 記憶を辿って、申しわけないくらいに明快に、ベッキーの言いたい事がわかってしまった。

ミント
「えーなになにっ!あたし見た事ないけど、今のアリサってどんなカッコだったのっ!?」
ロジーヌ
「学院生時代は…………比較的健康的な格好を好んでいましたが、程度は弁えていたような…………?」
ベッキー
「あぁ、せやけど今のあいつはあかん、愛に飢えて見境っちゅーもんがなくなっとった」
ミント
「見境っ!?ねっねっもっと具体的にっ!」
ベッキー
「どないいしよかなぁ?プライベートな話やし、情報も武器のひとつやさかいなぁ?」
ミント
「むーっ、こんな時に阿漕な商人気質を発揮すんなーっ!いいもんっ、リンデなら教えてくれるよねっ!?」
リンデ
「え、えぇ…………っと…………、そのね、如何にもキャリアウーマン、って感じのビシッとしたスーツにタイトスカートだったんだけど…………えっと、胸元の開き方とか、スカートのスリットとかが、その…………ちょっとやり過ぎだった、かなぁ…………なんて…………」
ベッキー
「くっくく、そないに無理していない人間のフォローせんでも、素直に常軌を逸しとる、と言ってしまってええんやで」

 私が苦労して言葉を選んで説明するのを、横からニヤニヤといやらしい笑みを浮かべながらベッキーが台無しにしてくれる。
 というかこれ、わざと私に説明させてその反応を楽しんでたに違いなくて、ちょっと睨みつけても素知らぬ顔だ。こういう所の意地悪さも相変わらずではある。

ミント
「うわぁ〜、ベッキーの言い分は話半分、って思うけど、リンデまでがそんなに口を濁すならよっぽどだったんだねぇ」
ロジーヌ
「そ、その…………き、きっと久しぶりにリィンさんに会えるからって、張り切り過ぎてしまっただけではないでしょうか?」
ベッキー
「それや、報われない愛をこじらすと碌でもない、って証左やな。でもな、例えば男の立場に立って考えてみぃ、自分の好いた女子が、誰彼構わず行き過ぎた露出で誘惑を振り撒いているのを見たら、普通どうやねん?」
リンデ
「…………少なくとも、いい気はしない、かもしれないよね?」
ベッキー
「普通はせやろな。とはいえ相手はあの仙人じみた朴念仁や、それくらいなりふり構わんと気も惹けん、嫉妬もしてもらえんとなれば同情の余地もあるんやけどなぁ」
ミント
「あっはは、ま〜リィン君だもんねぇ〜」
リンデ
「リィンさん、かぁ…………」

 個性的で芯がある、魅力的な男子が揃っていた旧Z組の中でも、とりわけ彼があちこちから秋波を送られていたことは間違いない。

 常に誠実で、性別や年齢の別なく親身に寄り添い、その内面をしっかり見ようとしてくれて。
 以前にヴィヴィが悪戯で入れ替わりをした時にもすぐに見抜いてくれたし、内戦時にも様々な形で骨を折ってもらって、そういう意味では私とて、今こうして同じ職場で働けていることが心の弾みにならない、と言えば嘘になる。

 ただ、今に至っても全く変わっていないその気質は、博愛の度合いが強過ぎて、中々特定の誰か、というベクトルを持ちにくいのかもしれない。
 そしてそれは彼の生まれや、トールズ入学以来の経験で彼が背負ったものに起因しており、その本質に特に近しいところにいたZ組の面々は、より切実にその支えになりたい、という気持ちが強く出てしまうのだろうと思えば、少しだけ胸の奥でチリチリするものがあって――――。

ベッキー
「おっ、なんやその色っぽい溜息は?さてはリンデ、あの朴念仁の争奪戦に参加する気ぃか?意外と地の利や白衣の天使の魔力を存分に生かせばチャンスあるかもしらんで!」
リンデ
「えぇっ、ないないっ、そんな気もチャンスもないからっ!た、ただね、こういう時代に生きている以上悩むこともあるだろうけど、それでも好きって気持ちが確かなら、躊躇わずに結ばれるべきなんじゃないかなぁ、ってちょっと思っちゃって…………」
ロジーヌ
「確かに私達の頃も、今の学院も、現実的な色恋沙汰は少ないですよね」
ミント
「そうだねぇ、あたしたちの時代でもはっきり恋人になってたのって…………ブリジットとアラン君くらい?」
リンデ
「そうじゃないかしら。こんな風に振り返るのって歳を取った証拠みたいでちょっと嫌だけど…………でも、学院生時代だからこそ出来る恋や、異性との触れ合いってのもあったのかなぁ、なぁんて…………あ、あははっ、やだなぁ、香りだけで酔っちゃったかなぁ…………っ!」

 もっとも、あの頃の私はヴィヴィにべったりで、それを抜きにして異性関係を進めるなんて思いもよらない事だった。
 だからあくまでも詮無い愚痴でしかないのだけど、それぞれに思うところはあったのか、静かに頷いて賛意を示してくれる。

ミント
「…………こないださぁ、学院にエリオット君が遊びに来てたんだよね」
ロジーヌ
「いらっしゃいましたね。わざわざ教会までリィンさんと一緒にご挨拶に来てくださいました」
ベッキー
「ふぅん、ウチは会っとらんなぁ」
リンデ
「私も」
ミント
「うん、二人が学院に来るちょっと前の話だから。それで色々一緒に見て回って、折角だからって軽音部の機材をちょっと借りてセッションなんかしたんだけどね…………それがなんか、泣けそうなくらい懐かしくってさ。あの頃は、こんな大切に思える時間をいつでも味わえたのに、って」
リンデ
「…………エリオットさんって、今音楽界で大旋風を巻き起こしてるんですよね?天才新人ヴァイオリニストって、出すレコードが軒並みヒットしているとか」
ミント
「そーそー、それでも実際会ってみると昔みたいに物腰は柔らかくって童顔で親しみやすいんだけど…………それでも一角の立場を得て、自信や覚悟が滲み出てたっていうか、その超然さがちょっと遠いな、って感じたりもして…………」
ベッキー
「なんやなんや、こんな事ならあの頃にツバつけとくべきやったーと悔んどんのか?」
ミント
「そ、そこまで露骨には思わないけどさっ、ただ最近はティータとよく一緒にいるからかな、あの子の自然に滲み出る思慕の強さに、柄にもなく感化されるところもあったり、なかったり?…………なははは、あっ店員さーん、追加の注文お願いしまーす♪」

 最後は誤魔化すように照れ笑いを浮かべて、この話は終わり、とばかりに近くを通りかかったジーナの妹さんを呼び寄せる。
 なんかちょっとだけ、お酒飲んじゃおうかな、という気分にもなったけどそこは我慢し、ミントの注文に便乗してめいめいにドリンクや軽食を補充する。

 やっぱり、同窓というのはこういう時に話が尽きず、歳も近い分無闇に気を遣わずにいられるから楽しい。
 大人になった私達が、ほんの束の間でも子供でいられた時代の空気に浸れる――――それはきっと、この世知辛い時代を生きていく中では必須の心の栄養なのかもしれなくて、今度は必ずヴィヴィも、そしてリィンさんやトワ先輩とも一緒出来たらいいな、と思う。

ロジーヌ
「…………それぞれに立場は違っても、時にこうして触れ合える、これも女神の導きなのでしょう」
ミント
「もー、またそうやって説法臭い事を言う〜。ロジーヌだってその気になればモテモテなのに、ホント勿体ないよねぇ」
ベッキー
「ま、いいんちゃうか?それぞれが所帯持ちなんぞになったら、余計に集まれる機会も減るやろうし、まだまだウチらの歳なら、独り身の気楽さを楽しむ余裕があってもええやろ」
リンデ
「また都合のいい…………さっきは気を抜いてたらすぐに行き遅れだって危機感を煽ってきたくせに」
ベッキー
「誇大広告と舌先三寸での詭弁は商売人の特権や!人は大抵見たい現実しか見ぃひんし、裏を返せば摂理さえわかっとれば何事も為せば成る、ちゅーことやっ!」
ミント
「うーわ、開き直ってるし。いいよね〜、そうやって泰然としてるように見せて、いざとなればヒューゴ君って安牌がいるんだからさぁ〜」
ベッキー
「なぁっ!?あ、アホ言うなっ、あいつは宿命のライバルやっ、何が悲しゅうてあんな因業なやり口をのさばらせる冷血漢と…………っ!?」
ロジーヌ
「ですが、喧嘩するほど仲がいい、とも言いますし」
リンデ
「だよねぇ〜、いっつも張り合ってて、けど今以上に活き活きしてて二人ともすごく楽しそうだったもん」
ベッキー
「せ、せやかてなぁっ、今更あいつの軍門に下るようなみっともない真似が出来るかいっ!今のあいつは帝国政府べったりの官憲の犬なんやで!?」
ミント
「いいじゃん、ロミジュリみたいで燃えるじゃん!それかいっそ、懐に潜り込んでの内部改革とかカッコいいじゃん!」
リンデ
「そういうドラマチックなのもいいよねぇ。…………だけど現実的には、立場の差を踏み越えて愛を貫くのもすごくエネルギーが要るんだろうし、近しいところでいい人を見つけて、平凡だけどあったかな幸せが手に入ればいいって、そうも思うなぁ」
ロジーヌ
「えぇ、波乱万丈な生き方が合うかも人それぞれですし、平和の中で心安らかに愛する人と寄り添えるならば、その上で身の丈に合った形で社会に貢献できるなら、それも素敵な生き方だって思いますよ」
ミント
「ん〜、でもそれって聞きようによっては妥協しているようにも思わない?後になって後悔するかもしれないし、それにそんな身近にゴロゴロ、いいな、って思える人が転がってるわけも――――」

 ――――カラーンッ!

 ミントの台詞の途中で入り口のドアベルが鳴り響き、思わずみんなで同時にそちらを振り向いてしまう。
 そこにやってきたのは――――。

ムンク
「やーやーごめん、ははっ、中々仕事が抜けられなくってさぁ」
ミント
「…………ほら、そんな都合のいい話はないんだって」
ベッキー
「まぁ、確かにないな」
ロジーヌ
「ふ、二人とも失礼ですよ…………」
リンデ
「あ、あはは…………」
ムンク
「なにさこの空気。あぁうん、なんとなく僕が貶められているのはわかるけどさ」

 そういう運命的な間の悪さも含めての、人と人との関係性なのかな、なんてちょっと哲学的な事を思いつつ、私達はいそいそと椅子をずらして、彼の為の席を用意する。
 うん、女同士の際どい話題はもう出せないだろうけど、それでもまだ宴は酣、せめて今日くらいは目一杯楽しい時間を過ごそう――――。

posted by クローバー at 13:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月13日

戦略的ルート退行。。。

 ノラとと2は残り3人のエクストラをクリアして無事にコンプリートです。
 ここはある意味、キャットシンクほどではないにせよ一発ネタ的な要素も強いので、それぞれに持ち味の特殊な語彙作成能力センスが存分に発揮されて大変に面白かったですわ。戦略的幼児退行とか、性欲の冬とかどういう発想をしたら思いつくセンテンスなんだ(笑)。

 ともあれ、続編、という形で既存ヒロインのアフター的要素はかなり薄かったものの、その分新規ヒロインのボリュームは新作並で、かつ1の内容や批判なども反映したと思われる贅沢盛りの仕上がりには流石だなぁと唸らされるところでしたね。
 しかしアレだ、最後の最後までパトのエクストラを温存しておいたら、もうこの短い尺でもパトが可愛過ぎて可愛過ぎて仕方ないのですよ。どうしたって続編の中では、どこか超然としてシナリオを動かすキーキャラとしての存在感を圧倒的に保ちつつも、関係性の面においては特別に見ざるを得ない相手を誰かに譲る、という面での切なさも噛み締めつつにはなっていくわけで、その哀愁の余韻が残る中でのこの恋人モードは破壊力あり過ぎました。

 つかあり過ぎたので、ついうっかり勢いで、今更に1をリプレイしはじめちゃいました。。。普通続編プレイする前にやるだろ、って話なのですがね。まぁ共通とパトルートだけにするつもりではありますが。
 どの道感想を書くのに、まだ音楽聴きこんだりとか考察を深めたりとか、色々準備したい事もあるので、執筆は木曜になるかな、と思っています。
 しかし今回、あれだけゴテゴテ特典は付いているくせに、ボーカル曲自体はOP以外リプレイ環境がない…………だと…………?1もそうでしたっけか、でも月とか結構聴きこんだ覚えあるんだけどなぁ。
posted by クローバー at 19:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月12日

親がなくとも/親がなくては

 ノラとと2はアイリスをクリアしました。
 中々これはまた設定を荒唐無稽に吹っ飛ばして、観念的かつ情緒的な話にまとめてきたなぁ、というイメージですかね。スッと話の筋書きが入ってきにくいふわついたつくりでもあり、それでもしっかり前を見て、真実を求めて走り続けるアイリスと、それを支えるノラ及び仲間たちの交流っぷりはやっぱり面白く、そしてどこでもパト活躍するなぁ、流石メインヒロイン。
 一方でどのルートでも海外に追いやられて出番のない未知さんかせ非常に不憫ではありますが、確かにあの子がいると色々余計に面倒な事になりかねないからなぁ(笑)。

 正直過去の重さと結びつきがどのくらいアイリスにとって比重を占めているのか、ってーのがわかりにくいのもあって、案外ちょろくノラに転んでるよなぁ、ってのはあるのだけど、その気持ちを大切に育てつつ、全てを受け止めていく覚悟を少しずつでも紡いでいくのは素敵な構図です。
 まあ面白さだとノブチナの方が、って気もするけれどね。あとこの子もひたすら愛が重いわ!どんだけ愛が重いヒロインばかりやねんこの世界は、つか胸のサイズ=愛の重さなのかと穿って見たくなる。。。
 ともあれ、後はアイリス・ノエル・パトのエクストラだけですので、今夜中に頑張って終わらせたいと思います。

 みらーじゅの新作はなんとも緑茶っぽさが出まくってるけれど(笑)、夏彩同様に義理の妹@桃山いおんさんがかなり好みっぽいので気にはなる。まあ体験版待ちかな。
posted by クローバー at 17:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月11日

バカはイヤ!

 ヤミと祝祭のサンクチュアリの感想をようやくアップしました。
 実のところまだ体調が戻ってこなくて難儀してるんですが、いい加減書かないと新鮮味がなくなっちゃうし、構成的には意外とファジーなのでそんなに難しく考えずとも書ける、という点では助かりました。
 大体イメージとしては触れた通り、ひとつひとつのシナリオとイチャイチャのバランスは悪くなくて、尺もしっかり用意されていて面白いんですけれど、総合的な部分でもう一工夫は欲しいな、ってのが正直なところです。
 まあでも個人的には音楽の出来と悠里だけでも満足は出来ましたし、一先ずちゃんと書けただけでホッとしました(笑)。

 ノラとともチマチマ進めていますが、まだアイリスの途中ですね。
 ここはパトリシアとの対立構造が明らかになったり、より獣化の進行がスピーディーな中での特効薬的な存在のアイリスとの距離を結構露骨に縮めようとしてたりとか、ノリが非常にコミカルで面白いです。
 アイリス自身もこう気高さと善良さ、或いはチョロさが上手く噛み合っていい味出していますし、CV的にもかなり頑張ってはっ茶けてる感じで、先が楽しみではありますね。なんとか今夜中に片づけられるといいんですがちょい忙しいので微妙なところ。

 そしてお嬢様は素直になれない、のFDがやっぱり出るようです。
 実のところ今軌跡の創作に入っているのでアイデアだけで置き去りだけど、これが出てこなかったら自分で若葉ルート書いちゃろうか、と思ってたりしたので、公式で出してくれるなら万々歳というところです。もっともどのくらいの尺になるかなんて心許ないですし、それを見て逆にもっと、ってなるかもですけれど。。。
 Heartのディザーも出ていて、白もちさんの絵は前回も非常に愛らしくて素敵だったのでホイホイされそう。

 バロックは1月ですか、体験版も今月中に出るようですし、少し異色な作品としてかなり楽しみにしてるのでなんとかプレイする時間を作りたいですな。
 アオイトリもカウントダウンはじまったし無事に出そう。後は自分のスケジュールを上手く整えるのみ…………って、それが一番難しいというドンマイぶり。
posted by クローバー at 15:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする