2017年05月18日

廻るセカイで永遠なるチカイを! −巡り来る春−

 本編感想でも血の涙を流して語った、当時は攻略不可の末の妹春廻ちゃんが攻略できるアペンドという事で、まあきっとコスパ悪いんだろうな、とは思いつつ買うしかなかった業の深さよ(笑)。
 ちなみに今回の採点は、アペンドディスクという扱いですので、これが本編とセットだったらどのくらい上増しされるか、という数字にさせていただきます。ランスクエストマグナム方式ね。

シナリオ(22+1/30)

★概要

 この作品は2016年12月発売の廻るセカイで永遠なるチカイを!のアペンドディスクになります。
 コンテンツとしては新規ヒロインとして四女の春廻攻略ルートが追加され、また既存ヒロインとの追加イチャラブシーンも搭載されました。
 またモンスターや技、攻略マップなどもかなり追加され、より敵が強くなるシステムなど、ゲームとしてより奥深く、長く遊べる仕様が組み込まれた、という感じです。

★テキスト・ルート構成

 テキスト面は本編とライターさん変わってないので味わいは一緒ですね。癖はあるけど味わいもあり、普通に面白いです。

 ルート構成は、まず既存ヒロインの追加シーンは、もしも本編プレイ時の個別ヒロイン毎のゲームクリアデータが残してあれば、それをラスボス戦直前から再開する、でロードすればすぐに見ることが出来ます。
 基本的に日常シーン2つにHシーン1つだけの簡素なものなので、本編のシナリオ性に深みを加えるような奥行きのあるものではなく、おまけ程度です。

 しかしこれ怖いのは、もし固有クリアデータない場合、追加イベント見るためだけに最初から全マップ踏破せんといかんの?って疑問が消せないところですね。。。
 春廻も横並びで終盤に日常イベントとHシーン投入されてる感じはありましたけど、多分そこまで辿り着かないと見られない、というのは確かっぽいので、残してない人にはご愁傷さまですの一言しかない不親切仕様です。

 春廻編に関しては最初からスタートしてみると、本編ではヒロイン三人分だけだったキャラ選択肢に追加されていて、そこから春廻を中心に選んでいくと道々固有イベントが発生する、というつくりになっています。
 中盤までは本編の流れに+α、という感じなのでやや億劫なところもありますが、中盤の、本来のヒロイン決定&結婚イベントのあたりから、序盤の伏線が上手く生きてきて話の展開が変わり、春廻固有のシナリオが展開されて、それに合わせて攻略イベントやマップも完全新規に刷新されるので、そこからは普通に楽しめる感じですね。

★ゲームシステム

 ここは相変わらずめんどくさいですねぇ。
 本編の時にも書きましたが、リプレイ用のクリアしたマップスキップ機能とか、せめてボスの目の前までショートカットとか作って欲しかったです。
 失礼な話ですが、おそらくこのゲーム新作で買って、改めてアペンド買った人が、じゃあまた一からやり直すかー、と思う可能性は皆無に近いと思うので(笑)、そのあたりのユーザビリティはもうちょい配慮して欲しい、というのはありますね。

 あとまぁ、さもありなん、ではありますが、春廻も追加で戦闘キャラになりますけど、その時点でのマップ攻略推奨レベルあたりからのスタートなので、基本強くてニューゲームではじめていると、20Lvくらいは参入時に差があります。
 でも一気にそのレベル差を埋めるための術はほぼないんですよね。
 一応経験値アップの装備とかはあるにせよ、結局どのレベルでも経験値の入り方が一律、という仕様はこの点厳しいなと。

 勿論色々データとして組み込むのにめんどくささもあるのかもですが、エロゲでもランスシリーズなんかは、同じ敵を倒してもキャラレベルが高ければそれに応じた経験値、低ければ一気に稼げる、というアルゴリズムを組み込んでいるわけで、昨今のRPGも大半はこれに近いとは思うので、そこは踏襲して欲しかったなと。
 これは春廻だけの話でなく、モンスター育成面でも後から加入したり、或いは捕まえていたけど育ててなかった子を、とか考える時に、このレベル差を埋める有益な術がない、ってのはやる気を減衰させる負の要素になるので、この辺最悪今からでも。パッチでどうにかできるならした方がいいです。ホント厄介です。

 まあモンスターレベルを上げる、というところを選んでいない限りは、春廻だけレベル低くても他の5人で力押しで何とかできる範疇ですし、実際私もそうしましたけどね。。。
 ただこの辺はゲームとして長く楽しんで欲しいと思うなら、モンスターやマップ、武器アイテムなどを追加する前に根本的になんとかすべきでしょう。ついでに言うなら終盤必ず7匹敵が出てくる仕様もせめてランダムに出来なかったものなのかと。

 あと、一応バトルのオートモードが追加されたんですけど、これがまた使い物になりません。。。
 基本的に覚えた技の一番上のものを機械的に連打するだけなので、相手の弱点とか適性に合わせてどうこうなんて一切考えてくれないですし、ぶっちゃけ終盤でオートにしてたら、一番上に最強技並べていても相性次第では普通に負けるんじゃね?って危惧がありますもんこれ。
 せめて経験値習得システムの柔軟性があれば、弱い敵のところで半分強いキャラの全体攻撃でタコ殴り、なんて戦略も有り得ますが、それすら出来ないのでうーん、ですね。

 総合的にゲーム性に関しては、根幹のシステムがイケてないのでここでも辛い、とは記載させていただきましょう。改善する意思はなくはない、んでしょうけど、徹底的にユーザーが求めるものとピントがずれてる気がするんですよねぇ。

★シナリオ

 ただ新規シナリオ自体は中々面白かったです。
 要は燃えゲーで良くある、ヒロインが変わってそこでの選択が変わることで、世界の流れが大きく変化してラスボスすら変わってくる、という構造を組み込んでいて、ここはてっきり一律横並びのままかと思っていたので嬉しい誤算でした。…………まぁそれが出来るなら本編でやろうよ、と思わなくもないですが。。。

 ともあれ、春廻という一番メンタリティも幼いヒロインが、姉達と肩を並べる立場にまで勇気を出して踏み込む過程の見せ方もかなり丁寧でしたし、その葛藤や触れ合いの中でしっかり後々の伏線も担保しているのは、流石にしっかりしているなと。
 その上での状況の変化が、より春廻と結ばれる上での後押しになりつつ、中盤以降の情勢をガラッと変化させているのは、後付けで作った(と思いたい、最初から春廻アペンドありきで温存してたと考えるとなんかもやるし)割には整合性も説得力も高く見事でした。

 ただそこで、本編の流れの中でどうしようもなく救われなかったキャラの救済イベントなのかな、と思ったのですがそこはさにあらず。
 むしろより混沌とする中であくまでも踏み台は踏み台として露と消えていくあたり容赦ないなー、と苦笑いしつつも、それを乗り越えて新たな未来を切り拓くためにより明確な意思を宿す、という構成は王道的でしたね。

 その上で一応元の三姉妹それぞれにも、自分のシナリオで鍵になっていた心の鬱屈を少しでも前向きにする契機が用意されていて、より前向きに事態に立ち向かう柔軟性を確保して、より奥行きと広がり、大袈裟に言えば彼女らの生き様を投影する展開の中で見せ場を作れているなと。
 そういう相乗効果ももたらしつつの終盤は実に面白かったですし、ホント贅沢を言えば姉妹それぞれでこういう仕掛けが出来ていれば名作クラスまで行ったのになぁ、というイメージですね。

 総合的にはこれ一本で図抜けて素晴らしい、って事はなく、やっぱりRPGメインなので薄味なのは確かですが、最低限アペンドでこの値段を取るだけの意味を見出せる内容にはなっていたと思います、かね。


キャラ(19+1/20)

★全体評価など

 まあ基本的に春廻は紛う事なき天使なので、彼女の出番が増えて癒しを振り撒きつつ、ちゃんとエロスもたっぷり堪能できる攻略キャラになってくれただけで加点してもいいよね、って話です。。。
 それに新規ルートで三姉妹もそれぞれにらしい味わいをしっかり見せてくれていたし、追加イベントもそれぞれにらしく可愛かったので総じてみれば、ってところですね。


CG(16/20)

★全体評価など

 まあこちらは、アペンドでの追加分が通常27枚、SD4枚なので、コスパ的に見ても質的に見てもプラス採点が出来るほどではないかなとは思います。
 立ち絵素材などにはほぼ追加はないと思いますし純粋に1枚絵だけで、まあそりゃ春廻はとっても可愛いんですけど相変わらず絵に安定感はないなー、って感じで、ここを目当てにどうこう、というのはちょっと厳しいかもですね。

BGM(16−1/20)

★全体評価など

 音楽面に関してはむしろマイナスでもいいかなと思うくらい。
 基本的に追加されたのは春廻イメージ曲的な『巡り来る春』1曲だけですし、ホントせめて今からでもED曲くらい追加してみぃや、とは思わなくはないのです。
 基本FDでも、新規追加が乏しければマイナス勘定するシステムですので、それを踏まえるとこれでも甘いくらいかなぁ、とは。

システム(8/10)

★全体評価など

 本編と一切変わりなし。まあそりゃそうですね。


総合(81+1/100)

 アペンド分の攻略時間は、強くてニューゲームを使用し、特に春廻を鍛えることなくイベントだけ拾って、新規マップも駆け足で進めて10時間、というところですね。
 勿論じっくりやればもうちょいかかると思いますが、そうさせるだけの魅力がゲームシステムにないのは辛いところです。この辺の根本的な改善がない限りどうにもならんなぁ、とは思いつつ、シナリオ面では結構楽しいから評価に困る作品ですよねぇ。

 少なくともアペンドとして5980円はたっかいなぁ、と思うし、本編同梱版も随分な値段設定で、敢えてプレイする価値があるか、と言われると、正直コスパに見合わないなぁ、とは思います。
 純粋にプレイ時間的なコスパはまだしも、精神的な充足という意味でのコスパはかなり低い、それの大半を戦闘システムの厄介さが担っているので、その辺でマゾプレイ大好きだぜ!って言い切れる猛者か、それでも子のヒロインとの物語が見たい!って思えるだけの気持ちがないと中々、ですね。

 まあ個人的には、変態ロリコン野郎として春廻を攻略できたのは満足ですし、シナリオ面でも違う味わいを見せてくれたので損したとまでは思いませんが、残念ながら人様にはとても勧められんなぁ、というところです。
  
posted by クローバー at 11:01| Comment(0) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

フィリスアフタークエスト <敵を知り、己を知れ!強敵撃破の為の装備を整えよう!>

フィリス
「うぅぅ〜〜〜っっっ、っとにもぉ〜〜〜っっ、なんなんだよぉあれぇ〜〜〜っっ!!」
イルメリア
「…………あのね、悔しいのはわかるけど、いい加減冬眠前の熊みたいに唸りながらウロチョロするの止めなさいっての」
フィリス
「なんだよぉ大人ぶってぇっ!イルちゃんだって悔しくないのっ!?」
イルメリア
「そりゃ悔しいわよ。だからこそ次に失敗しないように、建設的に対処法を考えていかないといけないんでしょうが」
フィリス
「うぅーっ、リア姉もイルちゃんも割り切りが早過ぎっ!さっきだってもうちょい粘れば活路が見出せたかもしれないのにさぁっ、すぐそうやって無難な方に走るんだもんっ!」
イルメリア
「…………そんな言い方はないでしょ。私はリアーネさんのああいう冷静な状況判断は尊重するし、それに結果的に、状況を濫りに悪化させたのは私達じゃない。その反省もなしに、感情だけで文句つけるのよしなさい」
フィリス
「そ、そりゃそうだけどぉっ!でもわたしたちには、一刻も早くこの不可思議を解明して、町の安全を確かなものにする使命ってものがあるでしょっ!」
イルメリア
「それにしたって、別にフィリスがそんな気負って一心に責任しょい込む必要もないでしょう?この町の事は、この町に住むみんなで解決すべきことよ」
フィリス
「それっ!またそうやって正論っ!俯瞰的に考えればそうかもだけどっ、わたしにはどうしたってそんな風に思えないもんっ!そこんとこもっとわかってよっ!!」
イルメリア
「…………っっ、それを言うならっ、あんただって私達があんたを心配する気持ち、全然わかってくれてないじゃないっ!すぐ熱くなって、無茶しようとしてっ、さっきだって攻め気に逸って危うく直撃食らいそうになってたくせにっ!!」
フィリス
「ふんだっ、別にあれくらいどうにでも出来たもんっ!紙一重で交わして反撃するつもりだったのに、あんな風に過剰に心配してさぁっ、わたしだって色々経験積んできたんだから、もちょっと信頼してくれてもいいじゃんかっ!!」
イルメリア
「信頼はしてるわよっ、ただ咄嗟の判断を信用してないだけでっ!」
フィリス
「それのなにが違うってのさっ!も〜馬鹿ぁっ、イルちゃんの分からず屋っ!!」
イルメリア
「なによっ、フィリスの意地っ張りっ!!」
フィリス
「がるるるるぅっ!!」
イルメリア
「むぅぅぅぅっっ!!」
ソフィー
「あーもぅっ、ストップストォーップっっ!!」

 文字通り角突き合わせて睨み合うわたしたちを見かねたか、先生が平泳ぎするみたいにわたしたちの間に両腕を差し込んで、無理やり引き剥がす。

ソフィー
「もー、イライラする気持ちはわかるけどね、だからって二人がいがみ合わなくてもいいでしょ?」
フィリス・イルメリア
「だってイルちゃんがっ!」「だってフィリスがっ!」
ソフィー
「あははぁ…………なんだかんだ二人ってどこか似た者同士よね…………うぅっ、リアーネさん助けてぇ〜…………」

 けど喧嘩の仲裁なんて慣れていないのか、そもそも争い事が苦手なのか、わたしたちの剣幕に本気で困った顔をしている先生を見ていると、確かにこんなことしてる場合じゃない、って気にはなってくる。
 まぁそれに、八つ当たりとわかっていてもある程度好き勝手がなり立てたことで、ようやく胸の内のもやっとしたものは晴れかかってきたし――――。

イルメリア
「…………はぁっ、ごめんなさいソフィーさん。ついついフィリスのテンションに釣られちゃって、うぅ、私もまだまだ未熟だわ…………」
フィリス
「あー、またそうやって人のせいにする〜。そりゃ確かに?私だって同じ土俵に立って欲しくて、ついついしなくてもいい八つ当たりしちゃった自覚はあるけどさぁ…………」
イルメリア
「一緒に怒って欲しいから人の気持ちを逆撫でするって、一体どういう了見よ…………。…………まぁ、こんな風に感情を吐き出した方が切り替えやすい、ってのもわからないではないけど…………」
フィリス
「そだよぅ、イルちゃんってすーぐ自分の胸の内にあれこれ溜め込んじゃうもん、わたしの前でくらいそうでなくてもいいじゃん」
ソフィー
「あ、あれぇ…………?えっとぉ、こういうのも雨降って地固まる、とか言っていいものなの?まいっか、仲良きことは美しきかなっ!」
イルメリア
「…………ソフィーさんはソフィーさんで、いくらなんでも太平楽に過ぎません?」
フィリス
「うん、わたしも大概楽観的な事に自信はあるけど、時々先生の飛躍した前向き思考、ついてけない」
ソフィー
「あれぇっ!?な、なんで今度はこっちに鉾先がっ!?」

 目を白黒させる先生を見て、共謀が上手くいったとばかりに目配せしてくるイルちゃんに、知らず苦笑が漏れ出す。
 なんだかんだで、ああして感情を生のままに捲し立てることで、わたしの留飲が下がることを重々承知してくれているのだ。
 その辺はやっぱりわたしよりずっと大人だな、と感じさせられるし、けど一度ガス抜きさえしてしまえば、それを腹立たしく感じる事はないのだから、わたしも大概都合がいいなとは思う。

イルメリア
「…………コホン、まぁそれはともかくとして」
ソフィー
「挙句あっさり流すのっ!?な、なんか最近、イルちゃんまであたしの扱い雑になってない…………?」
フィリス
「まーまー先生、それもイルちゃんなりの親しみの証ですよ」
ソフィー
「う、うーん…………それ慰めになるのかなぁ…………?まぁいっか、兎に角、くよくよしててもはじまらないから打開策を考えよう!って事だねっ!」

 そう、わたしたちには打開策が必要だ。
 さっきだって、確かにいきなりの戦闘ではあったけれど、それなりにきちんと連携は取れていたと思う。
 それでも全く歯が立たなかった、という事を鑑みれば、今まで以上にそのあたりを研ぎ澄ませていく必要が出てきたのは自明の理、というもので――――。

イルメリア
「…………一先ず、あいつの弱体化、或いは無力化に繋がりそうな情報を調べるのは向こうの調査組に委ねるとして。私たちが考えるべきは、もしそれが見つからなかった場合、どうやってあの番人の壁を突破するか、よね」
ソフィー
「だねぇー、しょーじき手も足も出ない、ってわけではなかったけど、ジリジリ劣勢に追い込まれていく感じだし、しかもある程度ダメージ通したらブーストするとか、お約束だとは思うけど反則的だよねぇー」
フィリス
「うーん、となるとやっぱり、ああいう強敵に対処するのに特化した特別な装備を新調しないとダメ、ってことだよね?イルちゃん的には何が足りないって思う?」
イルメリア
「兎にも角にもスピード、ここに尽きると思う。一撃の威力に差があるのに、手数や立ち回りでも負けてたら話にならないわ」
ソフィー
「同感。後は攻撃目的の明確化だね。中途半端にダメージ与えてもダメなら、いっそ足止め専用の攻撃と、一気にダメージを通すための攻撃の二極化を徹底して、そしてそれを最大限に生かすための戦略が必須。属性面の有利不利や、連携面での効率化も同時に組み込んでいければなおいいと思う」
イルメリア
「ですね。卑怯かもしれないけど、相手の手番をチマチマ削って、上手く能力的に弱体化させてから、連携効果を最大限に引き継いだ強烈な攻撃を集中して畳み込む!これがベストじゃないかしら」
ソフィー
「後は防御面だけど…………これもスピードというか、装甲要素はこの際軽視して、回避前提にしちゃうのもアリだと思うな」
イルメリア
「…………それ、リアーネさんとかが許しますかね?確かに一か八かの場面での勝率は上がりますけど、逆に言えば一撃でやられちゃう可能性もあるわけで…………」
ソフィー
「そこはそれ、発想の転換というか、デコイ的な?」
フィリス
「デコイ、ですか?」
ソフィー
「うん。プラフタとか、それこそリアーネさんでも、多少なり耐久力の強い人が回避特化で囮になってくれてる内にドーン!みたいな」
イルメリア
「その上で危うい場面でしっかりサポート、回復に入れる体制を組み込めていればなお良し、ってことですね」
フィリス
「おぉ〜…………。そんな風に突き詰めて考えてくと、わたしたちって今まで、ちゃんと協力してるようでも結構ざっくばらんだったのかなぁ?」
ソフィー
「でも普段からそれだと、幅広い状況に対処できないからねぇ。これは相手が一体、って時にこそ最大の威力を発揮する戦法だと思うし…………」
イルメリア
「確かに、敵がわらわらいるところでは効果は薄いし、こちらの守りも限定的になるからかえって危ないわね」
フィリス
「なるへそぉ〜、そこはケースバイケースで対処しなきゃ、って事だね。…………となると、今ある装備を元にグレードアップさせるというよりは、完全に一から組み立てないと駄目っぽい?」
イルメリア
「ダメっぽい、わね。ったく、次から次へと難題が降りかかってくるんだから…………」

 ずっと同じ姿勢で喋っていたので疲れたのか、イルちゃんが軽く首を回しながら、微かに重い息を吐く。
 言うように、確かにあれやこれやと試される事が多くて大変だけど――――。

フィリス
「ふふふ、でもこういうのワクワクするっ!ピンチをみんなの力を合わせて覆すって、すっごく燃えるシチュエーションっ!」
ソフィー
「あははっ、実はあたしも。ここしばらくずっとプラフタと二人だったし、あんまり冒険的な事はご無沙汰だったからねー、腕が鳴るって感じ」
イルメリア
「…………はぁ、二人とも血の気が多いというかなんというか。ま、それでないと、とは思うけど」
フィリス
「なんだよー、ノリ悪いぞイルちゃ〜ん!うりうり、もっとシャキッとせんかーい!」
イルメリア
「ひゃんっ!?あ、あんたねぇっ、そうやって適当な言い分に託けて人をつっつくの止めなさいっての!」

 頭の上で両手を組んでの、どこか冷めた態度が気に入らなかったので、隙だらけの腋の下を突っついてやると、可愛い声を上げ、身悶えしながら睨んでくる。

 ふっふー、でもそれくらいで懲りるわたしじゃない。
 頬を赤らめながら自身を抱きしめて、がっちりガードを固めるイルちゃんに、更なるちょっかいを仕掛けていく。

フィリス
「やーだよーん、ほれほれっ」
イルメリア
「だ・か・ら・っ、やめっ、なさいっ、てのっ!!」
ソフィー
「…………(うずうず)」

 懲りずに横から突っつきを繰り返すわたしに業を煮やしたように、少しずつこちら側に身体を傾け、その魔の手を振り払う事に専心するイルちゃん。
 くくく、計画通り!さぁっ、後はわかってますよねっ、先生っ!

ソフィー
「…………えいっ♪こちょこちょこちょっ!」
イルメリア
「あひゃっ!?」

 わたしの攻撃を跳ね除け、その結果がら空きになった反対側の腋の下に、先生がそーっと手を伸ばしてちろちろっ、と擽りを仕掛けると、イルちゃんらしからぬ頓狂な悲鳴が上がる。

ソフィー
「ふっふー、油断大敵だよイルちゃーん♪ほーれ、こしょこしょこしょ〜♪」
イルメリア
「ひゃふっ、あは、きゃははっ、やっ、ちょっ、わっ、きぃっ、よわ、いっ、からっ、あはははっ、やっ、やめっ、てぇっっ!」
フィリス
「わー、先生ってば容赦ないなー。にひひ、それにしてもイルちゃん、腋の下が弱点だったんだねぇ」
イルメリア
「みてっ、んんっ、ないでっ、あはははっ、とめっ、なさいよっっ!!ソフィーさん、もっ、いい加減にぃ…………っ!!」
ソフィー
「はーい」

 涙目で睨まれ、ようやく先生が擽りの手を止める。
 あぁー、肩で息しながら目を潤ませてフルフル震えてるイルちゃん、可愛いなぁー。

イルメリア
「…………はぁーっ、はぁー…………っ、あ、あんたたち、ねぇ…………っ!」
フィリス
「ふふん、これが心をひとつにして、目的を達成するための連携、ってやつだよーだ。一人だけそんなお澄まししてようったって、そうはさせないんだから」
ソフィー
「あははぁ、ごめんねイルちゃん、でもフィリスちゃんが目でやれやれっ、て促してくるからさぁー」
フィリス
「あっずるい先生っ!わたしがそう仕向ける前からちょっかいかけたくてうずうずしてたくせにっ!」
イルメリア
「どっちもどっちよっ!ったく、酷い目にあったわ…………、やっぱりリアーネさんかプラフタさん、もう一人ブレーキ役がいてくれないと時々手に負えない…………はぁ」

 もう一回疲れた溜め息を吐かれるけど、でも口元は緩んでいるので大丈夫だろう。
 まあそれに、連携云々が建前で、単にイルちゃんを弄り倒して遊びたかっただけなのは否定できないしね、なんちって。

ソフィー
「よっし、気分もリフレッシュした事だし、お仕事に取り掛かろっか!」
フィリス
「そうですねっ!あっ、今度はわたしが採取に行きたいですっ!」
ソフィー
「うーん、まっ、順番だもんねー、じゃあ今回はあたしが下準備係ってことで」
イルメリア
「…………なんでまた自動的に、また私がロードマップ作りに確定してるのよ?」
フィリス
「だぁってぇー」
ソフィー
「ねぇ」
イルメリア
「またそうやって曖昧に信頼感醸して誤魔化そうとして…………っ!はぁ、まあいいけどね、流石に鍵づくりより難解なんて事はないし、ある程度方向性は決まってる以上、必要な素材や引き継ぐ力の種類も絞られてくるし…………」
フィリス
「だからイルちゃん愛してるっ!」
イルメリア
「またそうやって口先ばっかり調子のいい…………」
ソフィー
「とか言いつつ嬉しそうなイルちゃんでした。うんうん、仲良きことは美しきかな」

 かくして役割分担も決まり…………

「ひとっとびー♪」


 わたしはリア姉をお供に空飛ぶ船で各地を回って…………

「ひーろいっ、とー♪」


 全員分に入用なだけの素材をかき集めてアトリエに戻り…………

「やったー!で〜きた〜っ!!」


 イルちゃん監修の元、ひとつひとつ意思を込めて作り上げ…………

イルメリア
「…………ふぅっ、とりあえずこれで完成、ね」
ソフィー
「うん、出来たね。あたしたちの――――」
フィリス
「強敵殲滅特化装備っ!!」

 全てが終わった時には、夜が明けようとしていた。

リアーネ
「ふふっ、こんな時間までお疲れ様。はい、胃に優しいスープを用意したわ」
フィリス
「わっ、リア姉ありがとー!」
イルメリア
「すみません、いつもいつも無茶に付き合わせて…………」
ソフィー
「いっただっきまーす!…………んん〜っ、おいち〜っ!!これぞ五臓六腑に染みわたるっ!ってやつだねっ!」
イルメリア
「…………はぁっ、本当に、じんわり沁み込んで、疲れを癒してくれるわ…………」
フィリス
「でっしょー!昔っからわたしが無茶してると、決まってこれ作ってくれたよねっ!」
リアーネ
「ええ、滋養強壮にすごく効くのよ。でも本当はこんなのに頼らないで、きちんと休むべき時は休んで欲しいんだけどね…………。それは、フィリスちゃんが気が逸るのもわからないではないんだけど」
フィリス
「へーきへーきっ!これさえあれば元気百倍っ!!」

 実際に効果は折り紙付きなだけに自信をもって断言するのだが、リア姉はどこか曖昧な笑みを浮かべたまま、一瞬私から視線を切って、小さく眉を顰める。
 それにちょっとだけ違和感は感じたものの、まあリア姉が心配性なのはいつもの事だ。

 それより、わたしの心を支配しているのは――――。

フィリス
「それでそれでっ、この装備の力、早速試してみたいんだけどっ!」
ソフィー
「うんうん、これでどのくらい上手く戦えるか気になるねぇ」
イルメリア
「えぇー…………別にわざわざ実戦投入しなくても…………こういうのはいざって時の備えで、みだりに使おうとするものじゃなくない?」
リアーネ
「私もどちらかと言えばイルメリアさんに賛成よ。必要もないのにわざわざ危険な目に遭うのはどうかって思う。だってこれ、それこそ相当に強い敵が相手でないと、その真価を体感する事なんて出来ないんでしょう?」
ソフィー
「まーそれはそうですねー、弱いモンスターなんて瞬時に倒せちゃうくらいには機動力と破壊力特化ですから」
フィリス
「え?ふつーにあのゴーレムにリベンジすればいいじゃん」
イルメリア
「それこそ危険すぎるじゃない!大体そっちは今全力で弱点探しも並行して進めて貰ってるんだから、そっちの成果がひと段落する前に梯子を外すような失礼な真似しちゃダメでしょうが」
ソフィー
「うん、あたしもいきなりゴーレム戦はちょっと怖いなー。この装備で出来る限界をきちんと確かめてからならともかく」
フィリス
「…………ぶー。…………んーでも、だからってなぁー、危険が少なくて、だけど歯応えのある戦いができる相手なんて、そんな都合のいい存在がゴロゴロいるわけでも――――あーーーっ!!」

 みんなの反対に意気を挫かれつつ、なにかないかと頭を回転させたところでふと思い出す。

イルメリア
「なによ、いきなり素っ頓狂に」
フィリス
「思い出したっ!負けても特に困らなくて、気負わず戦えて、しかもすっごく強い子っ!パルミラちゃんっ!」
リアーネ
「パルミラ…………あぁ、あの神域の?確かにあの子なら、いい練習台になってくれるかもしれないわね」
フィリス
「でしょでしょっ!それにねそれにねっ、アンネさんが言ってたけど、あの子ってこの大陸を統べる精霊達の王女様みたいな存在なのかもしれないんだって!だからあの子に訊けば、今各地で発生してる天変地異の原因が見えてくるかもしれないって!」
ソフィー
「へぇっ、あの子ってそんななんだ?確かにかなり浮世離れしたおかしな子だなー、とは思ってたけど…………うん、そういう理由もあるんなら、あたしも賛成かな。久しぶりに遊んでもあげたいしね」
イルメリア
「…………ま、フィリスにしては抑制の効いた、いいアイデアと認めてあげなくもないわ」
フィリス
「なんだよもー、賛成するならもっと素直に認めてくれればいいのにー」
イルメリア
「だって私は消極的賛成だもの。そんな野蛮人でもあるまいし、敢えて戦いたい気持ちなんてないの」
リアーネ
「そうね。折角新たな力を得たから使ってみたい、って気持ちはわかるけど、安易に力を奮う事の危うさはフィリスちゃんもちゃんと意識しておくのよ」
フィリス
「…………はぁい」

 渋々頷く。
 まぁでも、そんな風に心配してくれるのは嬉しい事だし、力の暴走が、如何に根底に正しさを秘めていても歪みを生じさせるものだというのは、今回の事態の裏側が見えてくる中でつくづく実感するところなので、わたしもこの感情の先走りはちゃんと制御しないといけないな、と戒める。

 わかってても、中々上手くいかないから困るんだけどね。

ソフィー
「そしたら、まずはみんなしっかり睡眠をとって、体力を回復させた上でパルミラちゃんの元に向かう、ってことでいいかな?」
リアーネ
「ええ、それでいいと思いますけど…………私達だけで平気かしら?」
フィリス
「いいんじゃない?パルミラちゃんのとこまではもう特に苦労なく進めるし、まずは四人できっちり連携の精度を高めるって方向で」
イルメリア
「…………ふぅ、そうね、やるからにはなにか、次にしっかり繋がる成果は上げないとね」
フィリス
「だいじょぶじょぶ、わたしとイルちゃんの愛のパワーを見せつけてあげよー!」
リアーネ
「フィ、フィリスちゃん、お姉ちゃんとの愛は…………?」
ソフィー
「フィ〜リ〜ス〜ちゃ〜ん、師弟愛も忘れないでね〜」
フィリス
「あははっ、わかってますって!」

 不謹慎だって思っても、このワクワク感は止められない。
 う〜っ、こんなに神経が尖ってて、この後ちゃんと眠れるかなぁ?久しぶりにパルミラちゃんにも会えるし、楽しみだなぁー!

posted by クローバー at 04:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月17日

どっちみち踏み台

 とりあえず色々気分を切り替え直してめぐはるの続き。
 中盤までは時々追加イベントが入るものの、ほぼ本編の踏襲だったので大分ダレるところはあったのですが、中盤のヒロイン選択確定イベントあたりからはしっかり話が分岐して、本編とはまた別の位相の物語に変異していっているところは、最低限アペンドとしての特殊性を打ち出せているかな、という感じですね。

 そこからは春廻も戦闘キャラとして使えるようになり、でもやっぱり、流石に1ではなかったにせよかなり低い数字での参入だから扱いに困るというか。。。使ってあげたいけどレベル上げする気力はないので、終盤をそれで乗り切れるかはやってみないとわからんなぁ、という感じですね。
 更にひとつひとつのイベントマップや展開もきっちり刷新されたので、そこでの面白味はあるんですけど、しかしわざわざこうして物語の筋道を変えた以上、最終的に本編で救いをもたらせなかった部分に光を、とかいう味付けになるのかと思いきやさにあらず。
 まだ因果関係は不明ながら、敵の配役が変わった上に、本来巣食いたかったはずの相手はこっちでも踏み台と、とりあえずどこに走っていきたいのか混沌としてまいりました。。。

 まあでもヒロインとしての春廻はとってもとってもプリチーだし、あぁロリコン変態さそれの何が悪い!と開き直りつつ、甘々ボイスを堪能しております。
 一応クエストレベル的に終盤には入ってきたと思われるので、明日の早い段階ではクリアできそう、かな。明日は色々書きたい事も多いし、その上でいい加減マジ恋Aに入るぜ!とは思っているので、横道にそれないようにガンバリマス(👈胡散くさい。。。)。

 そしてアレだなぁ、桜ひとひらは出来ればそっとじしておきたかった案件なのに、きっちり小鳥居さんが名を連ねておられる。。。うーんまぁ体験版はやろうそうしよう。
posted by クローバー at 18:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月16日

昔からだもん。私、流されやすいので有名だもん。

 新妻LOVELY×CATIONの感想をアップしました。
 まあどうしてもこのシリーズは純粋にシナリオのメリハリで勝負するタイプの作品ではないから、私のスタンスとしては無味乾燥な感想になってしまう、と言い訳をしつつ、それでも最低限の今回のゲームシステムとシナリオとの折り合い面での違和感とか、難しさには触れられたかなと思います。
 実際どうなんでしょうね、ここまで全体的に作業性が強くなった時に、従来のシリーズ愛好家様たちはこれこそ、と思うのか、それともコレジャナイ、と思うのか。私なんか好みだ、って思えて絵が可愛いところしかつまみ食いしてないですし、それが結構奇跡的に評判のいいところにマッチしてる(ラブリケ2とプリティケ2ね)感じではあるので、そこからの比較でなんとも、としか言えなかったわけですけど。

 あと感覚的に、同じイチャエロ特化型ならやっぱりシームレスなADVのほうがいい、とこいのすとの比較で思い知ることになりました。あれはあれでユーザビリティでちょい的がズレてる印象もあるのですけどね。。。
 ともあれ今作においては発売直後からバグで話題独占、基本世情に疎い私の耳にも流れてくるレベルだから相当なんですが、その辺のマイナスイメージもありつつ、現状のパッチならほぼ大過なくプレイできますし、ヒロインに素直に好感を抱けるのと、作業性を楽しめる素地があるなら、絵はとても素敵なので吶喊してもいいんじゃない?と思います。

 んで今日はめぐはるの続き…………をやるはずが、我ながら思いもよらぬ展開に。。。
 というのも、感想書いてからちょっとラブリケシリーズで気になることがあってチマチマ検索かけてたら、たまさか引っ掛かったツイッターで、ウィザーズコンプレックスフルボッコ座談会なんていう実に興味をそそるイベントの告知を見つけちゃいましてね(笑)。
 こちらがそのブログページになるんですけど、まーこれが一度読み始めたら止められない止められない。。。ウィザコン擁護派の私でも神妙に頷かざるを得ない罵詈雑言の中に深い知見と熱量が等しく介在していて、今でもこんな議論を出来る人たちはちゃんといるんだなぁと感心した次第。

 基本的に私ずっと引きこもりオタクだし、ツイッターもやらんし評価サイトとかにも登録してない、特別に評判も気にしない我が道を行く唯我独尊タイプなので、あんまり人の話真に受けてどうこう、ってのはないんですけど、このレベルまで行くと流石に触発されるなぁ、って。
 そのせいで午前中ずっとこれを読み耽る羽目になり、そして午後にウィザーズコンプレックスアイリスルートをリプレイする羽目になって今に至ります(笑)。やー、どう言われても私の目にはアイリスはめっちゃ可愛い健気な子にしか映らん。これが愛の為せる色眼鏡の威力というやつか。。。
 …………まあ平たく言えば、めぐはるの作業プレイ再開するの億劫だなー、って思ってたところにお誂え向きの面白そうな餌が奇跡的に舞い降りてきたので飛びついて、時間ないのに貴重な一日を食いつぶした、って話ですけど、うんでも後悔はしてない。なんだかんだすっごく楽しかったしねー。

 そして朝の内は書ければ書きたいと思ってたフィリスちゃんももごめんなさいー、明日…………は厳しいけどなんとか明後日には頑張りまっす。
posted by クローバー at 18:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新妻LOVELY×CATION

 若干シリーズ的に食傷感はあるので買ったり買わなかったりなんですけれど、今回はヒロインが好みだったので購入。

シナリオ(16/30)

 ゲーム性への寄りかかり。

★あらすじ

 主人公はしがない社会人の駆け出し。
 日々がむしゃらに働き少し余裕も出来てきた頃、同じマンションに親戚の家族が引っ越してきて、その子供である穂花の可愛さと、家族という存在の温かさに、自分も一念発起してまず恋人を作り、いずれこういう過程を築いてみたい、と思うようになって。

 そこに折よく訪れる、いくつかの出会い。

 穂花の通う保育園の保育士である愛子。
 町中で偶然出会い、行きつけになった喫茶店で再会した乃々。
 仕事で定期的に通うことになった学園で、場所の関係で交流が出来た雪。

 彼女達と出会い、心にときめきと潤いを覚えて、もっと近づいてみたい――――そんな想いを抱いて、生きる場所や時間の違いの制約を超え、少しずつ距離を縮めていく事になります。
 これは、出会いから恋愛、結婚から家族まで、一人一人との関係性をロングスパンで丹念に綴り、かけがえのない絆を育んでいく正統派の恋愛シミュレーションゲームです。

★テキスト

 基本各ルート毎にライターさんが分かれているので、それぞれに味わいがありますし、それでいてゲームとしての整合性を崩すほどの冒険や色は出し過ぎていない、という職人的なテキストになっているイメージですね。
 基本的にどのルートもテンポや雰囲気はいいですし、作風的に深いシナリオ性は一切ないのでその分行間も軽くはあるけれど、逆に難しいこと考えずにスラスラ読める利点もあって、物足りないと思うところはなくはないけど普通には楽しめました。
 個人的にはやっぱり雪ルートが一番肌には合ったかなと思います。

★ルート構成

 基本的にただ恋愛を確定させるだけなら、マップ上のアイコンを追い掛けていればいいだけなので楽ちんです。
 それこそ無印ラブリケの頃と比べるとそのあたりの難易度は大分下がっていて、好感度を上げるのにキーアイテムが必要でもそのヒントがわかりやすくなってるなー、と思いますし、システム慣れしている限りは特に引っかかるところはないと思います。

 また今回はヒロインルートが恋愛編と新妻編に区分されていて、特殊シチュのHシーンなどは全て新妻編の方に割り振られているので、そこからアイテム収集しても遅くはない、という点も楽にはなってます。
 アイテム確保の方法もかなり画一的な所はあるし、多少時期限定イベントなんかもあるので全てを一発で網羅するのは流石に難しいでしょうが、ある程度セーブロード駆使して行き来すればそれでCG埋めるくらいは難しくないつくりですね。
 勿論恒例のステータスボーナスなどもあるので、どこまで拘るかによりますけれど、相対的に難易度は下がっていると感じました。

★シナリオ

 ここはどうしてもゲーム内進行の枠組み、制約の中でやらねばならない、というところで、どうしても画一的な印象は強く出てしまいます。
 元々結婚願望があった、とはいえ、付き合いだしてからプロポーズまでのスパンにあまり大きなドラマ性を組み込めない構成になってしまっていますし、結婚後もそれは同様で、基本的に新婚生活のイチャラブを目一杯堪能するのが主軸、その上で微かにスパイスを利かせる程度のシナリオ要素、という塩梅になります。

 かつその要素自体も画一的ではあり、これも当初の目的である、温かい家族を作る、という部分に集約はされてしまうので、それぞれの立場での悩みや葛藤はあるにせよ、ゴールは常にひとつで、そこに至るまでに決して後ろ向きだったり、負の要素を組み込まない制約までついて回るので自由度がないこと夥しいです。
 なので正直、これだけガチガチに外殻が固まっている中でシナリオも面白くしろ、というのは無理筋だなー、って思いますし、新妻、というスタンスを明示してしまった事で、よりその傾向に拍車はかかってしまったのかな、と思いますね。
 ここでも強いて言えば雪が、立場的にも性格的にも、その設定をある程度上手く踏み台にしての情緒的な面を醸してくれているとは思いますが、やはりそのあたりを普段は決して重く感じさせない匙加減は徹底されているので評価に困るところではあります。

 その分当然ながら日常の一コマを切り取った風景やイチャラブ、エロスの充実ぶりは流石なのですが、その辺完全に選択制のつくりなのがネックと言えばネックなんですよね。
 元々こういう、ただひたすらにイチャイチャするだけに特化した作風に対して、ヒロインが可愛ければ別に他意はないけど、それに前のめりに傾倒できる性質でもない、ってのはあるのと、あと地味に思うのは、同じようなイチャラブ特化のこいのすで、けどあちらは完全なADVで日常とイチャとエロが全てシームレスに展開されるわけですよ。
 その連関性のおかしみを体験してしまった直後だと、一々自分で行動を選んで、細切れに日常とエロスを拾い上げていく、という作業性が、その二人の空気感に対する没入性を多少なり損なっている部分はあるのかな、と感じる向きはありました。

 勿論元々ラブリケシリーズはそういう趣向ですからそれ自体に文句はないんですが、ただ無印ラブリケの頃はもちょっとシナリオにも柔軟性はあったし、ゲーム性とのバランスが対等的だった気はするんですよね。
 それがここまでいくと、ゲーム性ありき、のつくりになってしまっていて難しいな、って感じたのはありましたし、それをゲーム内時間のスパンが長い、という構成が助長してしまっているとは思います。

 敢えて言うなら、こういうイチャラブてんこ盛り、って構成は、時間軸的な部分での密度もそれなりに大切なのかな、と改めて認識させられます。
 恋人になって常に一緒にいたいと恋い焦がれて、のべつまくなしベッタベタベッタベタしてるような学生恋愛とは一線を画した、大人ならではの恋愛模様がここには投影されていると感じるのですが、それならそれで大人ならではの社会的責任を果たした上でのイチャラブのレアリティ、という味わいを醸すのに、合間のお仕事シーンとかはどうしてもシステム的に薄味になっちゃうところでの難しさもあったろうと。

 やっぱり本当に好き合ってるんだな、っていう実感を強く印象付けるためには、どこか一点集中的に時間的にも行為的にも濃度の強い蜜月を作っておかないと厳しいのでしょうか。
 どうしてもこの構成だと、恋人編では最低限のイチャラブしかせず、はじめて以外のまともなHシーンもなしにいきなり結婚まで飛躍してしまうし、新妻編になってからは一週間スパンでふたつみっつトピックを拾って、という希釈感が出てしまうなぁ、と、今更ながらにこのシリーズの根底的な作りの部分に疑義を感じてしまった私なのでした。。。

 まあ裏を返せば、それだけ今まで以上にシステマチックな印象が強くなってしまった弊害、とも言えますし、こういう一人のヒロインにより重く、ロングスパンでスポットを当てるという試み自体は決して悪くないと思うのですが、ただこの発想がこのラブリケシリーズの根幹的なシステム面との相性としてはあまり親和性がなかったかもしれないなぁ、と言うところです。
 銀色、遥かみたいに、一定の時期に関係性の転換をギュッと濃縮していく構成もそれはそれで難しさはあるとは思いますが、それでもやっぱりこういうのは純粋ADVで自由度を高く持っていた方が感情移入できるな、というのは率直な所感ですね。

 …………まああと、シナリオとは直接関係はないですけど、その感覚に拍車をかけていたのがシステム面でのバグの多さに尽きるのかなとは思います。
 これまでシリーズ通じてここまで不安定なのははじめてだと思いますし、どうしてこうなった感半端ないですよねぇ。逐次的にパッチが出てくるのはいいのですが、それを当ててもまだ安定していないし、かつその都度既読判定がリセットされるめんどくささにも中々プレイへの意欲・没入感を削ぐものはあって、今からやろうかと思っている人には、せめて完全体のパッチが出てからにした方がいいよ、と心からの忠言をさせていただきます。。。

 とまぁ、あれこれ書いていくとなんか不満だらけになってしまっていますが(笑)、別に全く面白くないという事はなく、プレイ中はなんだかんだで楽しめてましたね。
 ただ同じようなイチャエロ特化ならこいのすのほうが尺的にも没入感の意味合いでも有能だったな、というところは正直ありますし、このゴールはひとつ、という予定調和が生むワクワク感の薄さも付き纏うので、評価としてはここまでになってしまうかなぁ、という感じです。

 あとこのシリーズはきっとこれから一年かけてアペンド配信がされていくと思うのですが、しかし今回のアペンドってどういう扱いになるのか難しさはありますよね。
 今まではあくまで恋人としての日々の延長で、ただ季節的な情景などを含めたイチャラブをしてればいい、というのはありますが、今回の場合それぞれのシナリオのラストから時間軸的に連続して一年、と考えた時、ぶっちゃけネタバレですけど大半妊娠期間じゃん?っていう(笑)。

 なのでその辺ガチに書いていくのか、それともあくまでパラレル時空的な感じで、出産・最初期の子育てまでは時系列をスキップして、ちっちゃい子供がいる幸せ家族生活の中で、その目を盗んでイチャエロする、という形にするのか、そこは地味に注目しているところです。。。
 やまぁ、アペンドできっちり横並び的に妊娠期の介護やら、安定期の腹ぼてHやら、感動的な出産イベントやらと綴られても、それはそれで扱いに困ると思うんですがね(笑)。

 ともあれ、基本的に波の少ない、日常感の強いお話にはなっているので、そういうまったりしたのが好きって人には噛み合うと思いますし、ゲーム性の面でも難易度が下がっているので敷居は低いかな、と思います。
 その分以前ほどの、創意工夫しての自力攻略感は薄いのかもしれませんし、画一性はかなり高いのでフルコンプすると食傷、という可能性も否めませんが、最悪コスパ考えずに一番好きな子だけ吶喊!という感じでも楽しめるかなと。


キャラ(20/20)

★全体評価 

 シナリオ面での小難しさを放棄している分だけ、キャラの個性の奥行きにはしっかり気を払っているなと思います。
 出会いの頃と恋人になってから、そして結婚して共に生活するようになって、少しずつ見えていく個性とその幅の広がりは、どんどん絆と関係性が深まっている証左として読み手にもしみじみ実感をもたらしてくれますし、かつそれぞれ性格的な差異はあれ、みんな善良で甲斐甲斐しく可愛らしい部分にブレはないので、特に割り引く必要性は感じない安定した出来だと思いますね。

★NO,1!イチオシ!

 まあここは私的には雪になっちゃいますね。。。
 幼妻、という部分のステータスや見た目の好みも大きいですけど、性格的にもこの子みたいに古風できっちりしていて、だけどどこか不器用で危うさがあるタイプってのは本当に好きですね。なんとなく私の中ではウィッチズガーデンの涼乃を彷彿とさせます。
 そういうタイプだからこそできる飛躍の踏み幅の大きさとかも含めて、非常に情味があって良かったなと思いますし、基本完璧でありたいと思いつつ、気負い過ぎたり、時にくだらないミスをして凹むのを慰めて支え合っていく、なんて空気感もまた微笑ましく、その未だ未完成の良妻感がすこぶるバランス良く表現されていて満足でしたね。

★NO,2〜

 次いでは愛子ですねー。
 一番年上ではあるし、スタイル的にも大人の女性をイメージさせますが、実態的にはかなり無邪気で可愛らしいところも強く、雪のように肩肘張らず自然体で良妻でいられる、というところに得も言われぬ魅力が溢れていたと思います。
 意外と愛嬌や度胸もあるしノリもいいので、その点でもすごく相性の良さを感じさせるのが素敵でしたし、期待以上に楽しめた、というのが率直なところですね。

 無論乃々も可愛かったです。
 他の二人に比べて将来の夢はお嫁さん〜的な比率は低いですし、自分の夢に向かって邁進する姿、それに触発される主人公という味付けは他二人とは一線を画していたりと、これはこれで良さが溢れていました。
 ただそういう設定だと尚更にシナリオ面での波風のなさは気にかかるし、作中でも言及があるように、新妻感よりは相棒感の方がより強い、友達感覚ヒロインではあるので、コンセプトとの噛み合わせという意味で他二人に一歩譲るところはあるかなと思いましたねる

 そして穂花ちゃんの立ち絵がないバグはどのパッチで直りますか(笑)。
 まあ作業量的にも、シリーズのスタンス的にもそれが望めないのはわかっていましたけど、やっぱりこういう子が快活無邪気に飛び回る立ち絵があれば可愛いのになぁー、と、ロリスキーとはまた違うベクトルでの、シナリオスパイス的な意味で子供スキーな私としては切なく思ってしまうのでした。。。


CG(19/20)

★全体評価

 ラブリケ2からこのシリーズに入った身としては、やっぱりこの絵は馴染むなぁ、というのはあります。
 全体的に可愛らしく清潔感があり、それでいて艶めかしさも兼備しており素敵だなぁ、と思いますし、立ち絵のエモートセットで作業量多そうな中で相変わらずの安定感で、その辺は高く評価できるなと感じますね。
 
 ただホント、サブの立ち絵実装はあって欲しいなぁ、とは思うんですけどね。どうしてもヒロイン同士が交流するわけでもないから、その辺で見た目の寂しさはあるというか。

★立ち絵

 ポーズはヒロインで2つずつ、腕差分もあるけれど素体自体は少なめですね。
 ただそれをベースにエモートであれこれ動くので自由度は高く、色々なアクションをイメージできる汎用性もあるのでその点は流石の出来です。
 特に雪の正面向きからの反応が愛らしくてグッドでした。

 服飾は10〜12種類と流石の素材量でありました。
 無論全部がバランス良く使われるわけでもないですが、しっかり季節感なども反映しつつ、それぞれのヒロインらしさを残しつつエロゲらしく露出は多めの扇情的なものが多くて、目に楽しい揃えでしたね。
 特にお気に入りは雪冬制服(黒ストー!)、部屋着、乃々の水着あたりかなぁ。でも基本的にどれも美しく可愛かったですね。

 表情差分はある意味組み合わせ無限大的な所はあるので一概には言いにくいですが、基本的には個性にマッチした反応、仕草、表情を展開してくれていますし、見ていて違和感があるところもなかったので良かったと思いますね。
 特に雪の拗ねたり半泣きになったりの顔、愛子の困り笑顔あたりは抜群に可愛かったです。

★1枚絵

 全部で90枚、ヒロイン均一30枚という割り振りですね。
 かつ、まぁ微エロいのもありますが基本的に日常とHシーンが半分ずつ、その代わり1シーンにつき1枚、という素材量になっていて、ここも画一的な感は強いですが、でも日常シーンが5割、という比率自体は個人的には嬉しかったです。
 出来も非常に安定していて可愛くもエロく、実に満足でした。

 特にお気に入りは5枚。
 1枚目は愛子スケート、このおっかなびっくり感が可愛いですし、出来た時の嬉しそうな感じとのかみ合わせが好きです。
 2枚目は愛子水着正常位、背徳感を噛み締めつつの雰囲気とボディラインが好みでしたね。
 3枚目は雪告白、この情感溢れる光景と歓喜の涙の組み合わせは反則的に可愛くもいじらしいです。
 4枚目は雪騎乗位、スレンダーな子のペタンとした騎乗位大好きです。
 5枚目は乃々と一緒にお風呂、この健康美とリラックス感がなんかツボでしたね。

 その他も基本的に全部好きですね。やっぱりこのエロスは唇に宿ってる気がするなぁ。


BGM(17/20)

★全体評価

 季節感や情緒、キャラ性を加味しつつ、バランス良く質量ともに安定している出来とは思いますが、反面どうしても突き抜けたものはなくこじんまりとまとまっている感じもありますね。
 決して悪くはないですが、シナリオ面での山場が少ないという点も含めて、音楽が強く印象に残る場面がなかったのも、改めて聴いてガツンと来ないところに影響しているかもしれません。

★ボーカル曲

 全部で4曲、EDがキャラ別になっていますね。
 OPの『幸せなキスを』は、まぁタイトルそのままに柔らかく輝かしい世界観の中で、純粋無垢な色味での幸せをそのまま象ったような澄み切った印象です。
 曲としてもバランス良く構成されていますが、逆に強く印象に引っ掛かるフレーズもなくてスーッと耳元を心地よく素通りしてしまうようなイメージですね。

 EDはそれぞれキャラの個性を強く反映した内容になっていますし、純粋な音楽性の面ではやっぱりどうしても一歩引いてしまうのはあって、悪くはないですが特に染み入るほどでもなかった、というところです。

★BGM

 全部で32曲と水準はクリアしていると思います。
 質的にも穏やかにゲームの雰囲気を下支えしていて、特にでしゃばるところもなくその意味では優秀ですが、逆に特別感や、ここ一番でのインパクトもなかった、という印象です。

 お気に入りは『陽の溢れるこの町で』『幸多き毎日に』『Snow Planet』『Activity』『あぜ道だって君となら』『君に、あなたに』『触れ合って』『真っ白な雪みたいに』『大好きという花束を』『冬、寒空の下で君と』『永遠の誓いを』あたりですね。


システム(7/10)

★演出

 基本的には良好ですね。
 立ち絵は当然コミカルかつ愛らしく動きまくりますし、1枚絵も多彩な差分と効果的な演出で情感はたっぷり感じさせて悪くはありません。
 ただどうしてもシナリオ面での表現に限界はあるし、あくまでヒロインの魅力をとことんまで引き出すことに特化した演出、という観点で間違いないですし、その意味では素晴らしかった、というところです。
 OPムービーも爽やかさと幸福感をしっかり裏打ちした情景が紡がれていて中々ですね。

★システム

 まず基本的な操作項目としては、特別優れたところはないけど必要なものは揃っている感じですね。
 操作性の面でも難しさはなくいつも通りですし、ただジャンプ系統はないのでその辺リプレイ時には面倒さが出てきます。

 そして今回はとにかくシステム面でのバグ、不具合が多発していて辟易しました。
 ボイス反応とかセーブ箇所の不具合くらいならまだしも、強制終了が頻発するのはうわぁ…………って感じでしたし、段階的に対症的なパッチが出るもののそれでも直り切らず、しかもかえって既読判定が全部リセットされてプレイ感としてはめんどくさくなる始末なので、これは正直困りものです。
 これまでシステム面でここまでドンマイだったことはないはずなので、なんでこうなった?とは思いますか、ともあれ上でも触れたように、今からやろうかな、と思っている人は、これで大丈夫です!というアナウンスが出ているパッチが揃うまで待機しておいた方が無難だと思いますね。


総合(79/100)

 総プレイ時間22時間くらい。共通は1時間程度で、後は各ヒロイン結婚までで2時間ちょっと、新妻編で5時間弱、という感じではないかと思います。
 話を進めるだけなら特に難しいところはないですし、シーン回収もある程度ステータス確保したところでヒントに沿ってアイテム収集に努めればいいだけなので、CGを埋めるだけならそこまで難しくはなかったですかね。ただシーンの差分まで全部は拾い切れてないと思うので、完璧を期すならもう少し時間が必要かもです。

 あとどうしてもバグに足を止められた所は多いので、それが解消されないと、ただでさえ没入感が強くない所に余計に阻害要因となるので注意ですね。総合的にもそこが足引っ張ってのこの点数、って感じはありますし。
 総じてコンセプト的に面白味はあるものの、このシリーズのシステム面との親和性が微妙な事もあり、個人的には面白かったけどうーんもうちょっとなぁー、と不満に思うところも相応にあった、という感じですね。
 ヒロインも3人でフルプライスとあまりお得感はないですし、3人の内2人はかなり好み、くらいの配分なら吶喊してもいいかな、という印象です。目当てがひとりだけだとシナリオの画一性にマンネリ感を覚えてしまうかも、というところで、お勧め度はそこまで高くないですかね。
posted by クローバー at 05:29| Comment(0) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする